スポーツ
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スポーツ 2019年10月23日 17時59分
巨人、ドラフトも日本シリーズも惨敗? 露呈する投手陣のコマ不足、2年連続のFA補強は必至か
プロ野球の年間スケジュールの話。かつてのように、ドラフト会議が日本シリーズ終了後に行われていたら、巨人の1位指名は変わっていたはずだ。日本シリーズ3連敗、第4戦にエース菅野智之をぶつけるが、今季は不振。ここまでのソフトバンク打線の猛攻を考えると、ロースコアの試合に持ち込むのは厳しいだろう。 今季、原巨人はペナントレースの優勝こそ果たしたが、先発、リリーフともにコマ不足という状況は最後まで続いた。「原辰徳監督がドラフト会議前日の最後の会合でお願いしたのが、ピッチャーの補強でした。将来のエース候補として奥川恭伸(星稜/ヤクルト指名)の1位入札に異論は出ませんでしたが」(球界関係者) ソフトバンク打線にここまで打ち込まれた後だったら、原監督は「ピッチャーの補強」とは言わず、「即戦力投手を!」と訴えただろう。奥川の抽選に外れ、その後、社会人・東芝の宮川哲の再抽選にも外れた。日本シリーズでの猛攻を受けた後だったら、3度目の入札も、社会人か大学生の投手に行っていたはずだ。 巨人が1位指名した青森山田の堀田賢慎投手について、こんな情報も聞かれた。 「佐々木朗希(大船渡/千葉ロッテ指名)がいたから、クローズアップされなかっただけ。スカウトの間では、『東北ナンバー2』なんて言われていました」 これは他球団だが、東北地区担当のスカウトのセリフ。ナンバー1が佐々木で、それに次ぐ潜在能力を秘めたピッチャーだと評価されていたそうだ。 「185センチの恵まれた体。オーバースローで全身がバネというか、腕を振り切った時に飛び跳ねるような躍動感のあるピッチャーです。真っ直ぐも速いし、変化球でもしっかりストライクの取れる好投手ですよ」(同スカウト) 甲子園出場経験はない。しかし、3、4年後には先発ローテーションを狙うピッチャーに成長すると高評価がされていたそうだ。 「どの球団も3位以内の指名を予定していたピッチャーです。巨人は抽選で2度も外れたので、指名を繰り上げたのでしょう。良いドラフト指名だったと思います」(前出・同) 堀田に対する評価はともかく、高校生中心の指名はコワイ。というのも、前出のスカウトは「3、4年で一軍戦力」と言ったが、大半の高校生は一軍戦力として定着するまで5年は要する。つまり、ドラフト指名した監督の任期内に活躍できない可能性のほうが高いのだ。そういった意味では、巨人を始め、今年は多くの球団が高校生中心のドラフト指名を行っており、「次の監督に備えた」とも言える。 優勝を至上命令とされる巨人が指名した即戦力投手は2位の太田龍(JR東日本)だけ。補強しないまま2020年を戦うとは思えない。日本シリーズでの劣勢、ワンサイドゲームのような敗北。これを受け、原巨人は今オフもFA市場での大型補強を考えていると見るべきだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月23日 17時30分
巨人、元木コーチの指示を選手が無視! シリーズ2度目の判断ミス、暴走した増田より批判が集中しているワケ
22日に行われ、日本テレビ系列で生中継されたプロ野球日本シリーズ・巨人対ソフトバンクの第3戦。この試合の9回裏に飛び出た巨人・増田大輝のプレーが、ネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 増田は「2-6」の4点ビハインドで迎えた9回裏、この回先頭でソフトバンク・森唯斗から安打を放った阿部慎之助の代走として登場。その後1死一塁からゲレーロに投じた初球を捕手・高谷裕亮が後逸し、三塁ベンチ方向へボールが転がる間に二塁へと進塁した。 しかし、1点を争うような状況ではないにもかかわらず、増田は二塁で止まらずさらにその先の三塁へ。ボールを捕球した高谷が三塁・松田宣浩へ素早く送球し、増田はあえなくタッチアウトとなってしまった。 増田の暴走に対し、ネット上の巨人ファンからは「点差考えたら二塁でも三塁でも変わらんのに何がしたかったんだ」、「完全に増田の判断ミス、仮に成功してたとしても到底褒められない」、「少年野球レベルの判断能力しかない選手は一軍に要らん」、「こんなしょうもないボーンヘッドしてたらそりゃ勝てんわ」と批判が多数。 一方、「増田が悪いのは言うまでもないが、しっかりとストップをかけなかった元木も悪い」、「元木の指示が遅すぎる、二塁回った後に止まれって言われても止まれんやろ」、「元木も止めるなら片手じゃなくて両手で指示すべきだった」、「選手に指示を無視されるのはコーチとしてどうなの?」といった、三塁コーチャーの元木大介内野守備兼打撃コーチを非難する声も噴出している。 今回の場面では、元木コーチは増田に対し二塁で止まるよう一応の指示はしている。ただ、その指示というのは左手を軽く上げるジェスチャーのみで、さらに出したタイミングは増田が全速力で二塁ベースを蹴った後。増田に指示を無視される形になったのも、ある意味では当然のことだったのかもしれない。 「元木コーチはレギュラーシーズン中から三塁コーチャーを務めていますが、判断ミスで必要ないアウトを献上してしまうことがしばしば。今シリーズでも第2戦の9回表1死満塁の場面で判断を誤り、打者走者・岡本和真の走塁死を招いています」(野球ライター) 暴走後ゲレーロも空振り三振で終わり、後味の悪さをぬぐえぬままシリーズ3連敗を喫した巨人。なんとかして気持ちを切り替えないと、本日の第4戦で終戦を迎えてしまう可能性は高いと言わざるを得ないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年10月23日 11時30分
オリックス高卒3年目の岡崎、58試合出場の鈴木昂ら4人に戦力外通告
オリックスは22日、黒木優太投手、山崎颯一郎投手、鈴木昂平内野手、岡崎大輔内野手と来季の契約を結ばないと通告した。 球団は「まだ何とも言えない状況」とのことだが、黒木と山崎は今年トミー・ジョン手術を受けてリハビリ中なだけに、育成での再契約が濃厚である。 鈴木は2015年、三菱重工名古屋からドラフト7位で入団。守備、走塁、バント、右打ちのスペシャリストとして、4年目の今年は58試合に出場、打率.227、出塁率.333はキャリアハイだっただけに、今回の発表はファンの間からも驚きの声が上がっている。今年はスタメン起用もあったので、それも当然だろう。 また、2016年に花咲徳栄高からドラフト3位で入団した岡崎も戦力外になってしまった。この年は山本由伸がドラフト4位だったことからも、球団が岡崎に期待していたのは言うまでもない。岡崎は花咲徳栄のキャプテンを務めていたこともあり、オリックスは将来のキャプテンを見込んで岡崎を獲得した。ルーキーイヤーから1軍に昇格すると、「高校の時は打てなかった」東北楽天の藤平尚真(横浜高)からプロ初安打を記録。「高校じゃ歯が立たなかったのにプロでヒットが打てるなんて不思議なもんですね」と笑顔で話していたのを思い出す。現在は外野手登録となっている宗佑磨とは、「将来は2人で二遊間を守ろう」と寮で誓い合うなど、チームの近未来を考えていた選手なだけに、2年目以降1軍出場がなかったのは残念である。 オリックスは昨年ドラフト1位で太田椋、今年ドラフト2位で紅林弘太郎と高校の内野手を上位指名している。“打てる”“守れる”内野手の育成は、ここ数年のチームにとって課題となっているが、鈴木のような“スペシャリスト”や、岡崎のような“キャプテン能力”を備えた選手も今後育成していかなければならない。黒木や山崎が育成契約したとしても、支配下登録が確約されているわけではなく、まだまだ伸びしろがある各選手には次のステージを頑張ってもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月23日 06時30分
新日本KENTA「顔がジャニーズ系だから好きじゃない」石井と再戦決定!
「俺、ここ数日、あの彼の風貌?何か好きになれねぇなぁって。何でかなと思ったら、彼って顔がジャニーズ系じゃない?だからああいうタイプは好きじゃないんだよね。会社もSHO&YOH&TOMOで売り出そうというのが垣間見られるしさぁ。YOSHI-HASHIはブスだから嫌いになれないんだよね」 NEVER無差別級王者KENTAはこう言った。14日の新日本プロレス、東京・両国国技館大会で、ジェイ・ホワイト、高橋裕二郎とのバレットクラブトリオで、後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHIのCHAOS勢と対戦したKENTAは、その前にコメントを出したジェイについて「アイツなげぇなぁ」と注文をつけた。「みんな疲れてるでしょ。座りましょうよ」と報道陣に語りかけその場であぐらすると、ジェイに負けない長さで、試合後に控室前で大乱闘を繰り広げた前王者の石井について「俺は大人だから」と冷静に分析している。 8月末のイギリス大会でバレットクラブの介入により、石井から王座を強奪したKENTAに対する石井の怒りは尋常ではない。控室前での乱闘も、一度引き揚げたにもかかわらず、再び出てきて怒号が飛び交った。KENTAは石井を馬鹿にしたスタンスを崩していない。ただ、あの乱闘をしたことで、再戦を受けざるを得なくなったのは事実だろう。 KENTAは「彼の思いが成仏できないのは分かるよ。だから彼が次、やるべきなんじゃないの? ファンのみなさんと彼が一丸となって、これを取り返してくれよ、頑張って」と挑戦を受諾。新日本は『POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』11.3大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会での再戦を発表した。 バレットクラブに入ったKENTAだが、リーダーのジェイにも小言を言える立ち位置をキープしており、利用することはあっても利用されない(されたくない)という気持ちはヒシヒシと伝わってくる。正攻法のスタイルでも石井とは合うはずだが、セコンドを巧みに使いながらNEVERのベルトを死守し、東京ドーム大会にチャンピオンとして臨みたいところ。石井の怒りをあざ笑うKENTAの余裕を石井が丸のみできなければ、今のKENTAから勝利を収めるのは厳しいだろう。(どら増田 / 写真・藤井ギダイ)
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スポーツ 2019年10月22日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「小林邦昭」日本を_熱狂させた“虎ハンター”の軌跡
初代タイガーマスクの三大ライバルとしてダイナマイト・キッド、ブラック・タイガーと並び称される小林邦昭。 マーシャルアーツ風の赤いパンタロン姿で回転蹴りを放ち、禁断のマスク剥ぎにかかるその姿は、今もなお多くのファンの記憶に刻まれている。※ ※ ※ 悪役レスラーほど善人が多いというのはプロレス界ではよく言われることで、確かに根っからの悪人が凶器を持って暴れたときには、傷害事件にもなりかねない。「反則攻撃などで観客をヒートアップさせつつも、相手に大ケガをさせるような試合に支障をきたさない程度のギリギリの線を狙う。性格の善し悪しはともかく、最低限の常識なり配慮が求められることは間違いないでしょう」(プロレスライター) そのためファンの間でも「実はあの選手がいい人で…」というような噂話がよくされるが、そんな中でも“善人確定”と言えそうなのが小林邦昭だろう。 国民的ヒーローだった初代タイガーマスクのライバルとして、マスク剥ぎをもっぱらとしていた頃は、タイガーのファンから目の敵にされていた。脅迫状やカミソリ入りの手紙が頻繁に届き、それで手を切ってかなりのケガを負ったとの逸話もある。 しかし、引退後は新日本プロレス道場の管理人となり、料理をふるまうなど新人たちの面倒を見ていて、それが10年以上にわたって続いているという。 一時期はスイーツ作りに凝っていたため、練習生たちが太ってしまったという女子力高めのエピソードからは、昭和の時代に“虎ハンター”として憎まれていた頃の姿はうかがえない。 マスク剥ぎも本当に素顔を露出させれば終わりなわけで、そのあたりの程のよさも小林の人間性を表しているようではある。 1972年、高校を中退して旗揚げ直後の新日に入門した小林は、翌年の栗栖正伸戦でプロデビューを果たしたものの、長らく前座生活が続く。特別に体が大きいわけでもなく、ルックスも特段よくもなければ悪くもない。空手をやっていたというが、これもプロで実績を評価されるほどではない。入門時に16歳と若かったことを思えば、じっくり修行を積むのも当然の成り行きではあった。 だが、厳しい前座生活の中で、後輩に追い抜かれるとなると話は違ってくる。小林の入門から3年後に入門した佐山聡(初代タイガーマスク)は、170センチそこそこの小柄でありながら練習熱心で、めきめきと実力を上げていった。総帥のアントニオ猪木にも目を掛けられ、小林に先立って1978年に海外武者修行へ出ることになる。「のちに小林は、当時の佐山に嫉妬していたと話しています。そういうことを素直に言えるのも、また善人である証拠なんでしょうが…」(同) 佐山に遅れること2年、小林も海外遠征のチャンスをつかむ。メキシコではアンドレ・ザ・ジャイアントのタッグパートナーに抜擢され、アメリカのロサンゼルス地区ではNWAアメリカス王座を獲得している。 同王座は、かつてボボ・ブラジルやドリー・ファンク・ジュニア、ミル・マスカラスもベルトを腰に巻いた伝統あるもので、小林が遠征した当時のロサンゼルスは低迷していたというが、それでも若手にとっては堂々の勲章と言えよう。★かませ犬事件で自らも一念発起 だが、1982年10月に帰国した小林に対して、華々しい舞台が用意されることはなかった。久々となる日本での試合は、木戸修と組んでの二線級外国人たちとのタッグマッチ。日本初披露となった新技、フィッシャーマンズ・スープレックスで勝利しても反応はいま一つであった。 この時、ファンが待ち望んでいたのはタイガーマスク…小林の1年先に帰国して一大ムーブメントを巻き起こしていた佐山であった。 この格差に暗たんたる思いでいた小林がメインイベントのリングに目をやると、そこで日本プロレス史に残る大事件が起きていた。やはりこの日にメキシコから凱旋帰国した長州力が、藤波辰爾に食ってかかったのだ。いわゆる“かませ犬事件”である。 年齢は長州のほうが上だが、ほぼ同期ということもあり、その姿に感銘を受けた小林は一念発起する。タイガーのライバルとして名乗りを上げたのだった。そうして大阪でシングルマッチが組まれ、小林は禁断のマスク剥ぎを断行する。 それまでタイガーのライバルだったダイナマイト・キッドやブラック・タイガーが純然たるヒールでなかったこともあり、小林の悪役人気は沸騰。勝ちっぱなしだったタイガー打倒への期待もあってか、すぐに組まれた蔵前国技館での再戦では、タイガーへの声援と変わらぬほどの小林コールも起きている。 翌年8月にタイガーが電撃退団したため、実際の抗争期間は1年足らず。シングル6戦はタイガーの全勝(反則4、リングアウト1、フォール1)でありながら、今なおファンの記憶に残る名勝負を繰り広げることになったのだった。小林邦昭**************************************PROFILE●小林邦昭(こばやし・くにあき)1956年1月11日生まれ。長野県小諸市出身。身長183㎝、体重105㎏。得意技/フィッシャーマンズ・スープレックス。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年10月22日 22時30分
RIZIN大晦日で天心復帰!堀口恭司対朝倉海のタイトル戦実現へ!
先日発表された『ベラトール・ジャパン』12.29さいたまスーパーアリーナ大会から中1日で、大晦日に同所で開催される『RIZIN.20』の概要が見えてきた。 『RIZIN.19』を振り返ろう。首都圏に台風が接近した12日に、エディオンアリーナ大阪で開催された『RIZIN.19』は放送時間を予定より短縮して放送された。だが、RISEの世界トーナメントで優勝したばかりの“ヴァンパイア・プリンス”白鳥大珠と、元K-1ファイター大雅の激闘を急きょ放送するという粋な計らいも。最後は生中継で朝倉海が、佐々木憂流迦の顎を砕くKO勝利でしっかりと締めた。番組としてのまとまりは素晴らしいものがあった。 試合後、RIZINバンタム級王者の堀口恭司がベルトを持って現れ「これは前回(8月18日愛知大会で)俺に勝った君のもの」とベルトを手渡す場面もあった。事実上、大晦日に堀口と、ニュースター朝倉海によるタイトルマッチが行われることが決まったと言ってもいいだろう。ゴールデンタイムでもインパクトのある勝ち方をした朝倉海は、兄の未来(みくる)とともに、スター街道を着実に歩んでいる。 ハム・ソヒと山本美憂の対決はソヒが制し、RIZIN女子ス―パーアトム級王者、浜崎朱加への挑戦権を獲得した。この試合も大晦日で実現するのはほぼ間違いない。ソヒは浜崎を唯一追い詰められる選手と言われている。絶対王者への道を歩み始めている浜崎にとっては、そんな声を吹き飛ばすぐらいの力の差を見せつけて勝ちたいところ。復帰を果たしたRENAや浅倉カンナにも刺激を与えられる存在。ここは踏ん張ってもらいたい。 番組の最後に流された大晦日の予告には、“神童”那須川天心の参戦と、ライト級グランプリ決勝戦の開催も明らかにされている。現在、拳の治療を行っている天心だが、大晦日には復帰すると明言。12日はRIZINの会場で、13日にはONEチャンピオンシップ東京・両国国技館大会でテレビ解説を務め、ライバル・ロッタンの試合も間近で観ている。天心の相手にはベラトールのキックボクサーも考えられるが、RIZINからしてみれば「お茶の間に届く」カードが欲しい。昨年のフロイド・メイウェザー級の選手は難しいにしても、何か面白いカードを考えている可能性は十分にある。 よりワールドワイドなステージを目指す第一歩になるであろう『RIZIN.20』に期待したい。(どら増田 / 写真・垪和さえ)
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スポーツ 2019年10月22日 17時30分
西武復帰が有力の松坂、指導者としての将来は考えていない? 衰えぬ現役への執着心、他選手の背番号への影響もあるか
松坂大輔(39)は「戦力」として復帰することになりそうだ。 中日を退団した松坂に対し、埼玉西武ライオンズが“救いの手”を差し伸べようとしているのは、各紙既報通り。西武投手陣はクライマックスシリーズ・ファイナルステージ(以下=CS)では「4試合32失点」と崩壊し、期待の若手も故障などが重なり、伸び悩んでいる。そこに追い打ちを掛けるように、こんな情報も飛び込んできた。 「後半戦を牽引し、CSで唯一、好投したザック・ニール(30)に米スカウトが熱視線を送っています。米球界では『ネクスト・マイコラス』と位置づけられており、野球メディアも彼の成長を伝えています」(米国人ライター) 前巨人・マイコラスが日本球界を経て、大きく成長したのは有名な話。メジャーに復帰した昨季、最多勝のタイトルも獲得した。「次はニールの番」と、米球界は高く評価している。 「ドラフトでは『ハズレ1位』ながら、即戦力の社会人投手・宮川哲を獲得できました。3位まで続けて社会人、独立リーグの投手を指名したのは、投手の建て直しが不可欠と判断したからでしょう」(スポーツ紙記者) こうした苦しい投手事情を聞かされると、松坂の獲得話は、やはり、“引退の花道”ではないようだ。 「松坂は『平成の怪物』と呼ばれたスーパースターでした。西武出身、同じく西武からメジャーリーグに挑戦した松井稼頭央も帰還していますし(二軍監督)、将来の指導者として球団は見ているのでは」(前出・同) 少なくとも、西武側は「将来の指導者候補」と見ている。しかし、「松坂と直接話をした」と語る元チームメイトは「指導者には興味がない」と語っていた。また、今季まで在籍した中日の関係者によれば、現役に対する執着心、未練には相当なものあったと言う。NPBからオファーがなければ、「独立リーグでもかまわない」と言っていたそうだ。 「松坂の西武時代を知るメンバーは、コーチになっています。若い現役の選手たちは往年の活躍を子ども時代に見ています。渡辺久信ゼネラルマネージャーは『若手のお手本に』とも語ったようですが、若手は恐れ多くて、自分から話し掛けることもできないのでは?」(前出・スポーツ紙記者) 先の中日関係者によれば、松坂は20代の現役投手を引き合いに出し、「150キロ以上の直球を投げるピッチャーは珍しくなくなった。自分は技巧派になって、150キロ主流の球界の中でどこまで通用するのか、試してみたい」と、現役に執着する理由を訴えていたという。 西武帰還が決まれば、背番号のことでちょっとモメるかもしれない。今、背番号「18」は多和田真三郎(26)が付けている。松坂が別の空き番号を探すべきだが、背番号のシャッフルも行われるかもしれない。それを面白く思わない選手も出るだろう。 リリーフ投手の層が厚くない西武では、先発で好投しても報われないという試合もあるだろう。安定したリリーバーも少ないので、ある程度、長いイニングを投げなければならない。だが、強力打線に救われる試合も少なくないはずだ。復活を目指す意気込みはともかく、松坂から「チームのために」の言葉が出て来ないのはなぜだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月22日 11時30分
「世界に羽ばたいて欲しい」佐々木を引き当てたロッテ井口監督の動画が話題に!
今年もプロ野球ドラフト会議が17日、都内のホテルで行われた。 今年の今年の目玉である佐々木朗希投手(大船渡)を4球団(埼玉西武、東北楽天、千葉ロッテ、北海道日本ハム)が入札、抽選で見事に引き当てたのは、ロッテの井口資仁監督だった。井口監督は昨年も藤原恭大外野手(大阪桐蔭)を引き当てており、球団では『GOD HAND』Tシャツの販売を決めている。グッズ担当者は「今年もまたまた幸運の女神がマリーンズに微笑みました!!4球団競合の中、井口監督が見事くじ引きで佐々木朗希投手の交渉権を引き当てた喜びの瞬間をデザインしました!!縁起物でもございますのでぜひご購入ください。それにしても井口監督は凄い。まさに神の手、黄金の右腕です!」と、井口監督の“引き運”について力説していた。 また、毎年恒例となっている球団公式YouTubeチャンネルで、ドラフト会議舞台裏密着の広報が撮影した動画も話題になっており、20日現在、再生回数が28万回に迫る勢いだ。球団広報の話によると、「昨年の藤原選手(大阪桐蔭)、一昨年の安田尚憲選手(履正社)、3年前の佐々木千隼投手(桜美林大学)を超える勢い」だという。同チャンネルの登録数は7万人であることから、163キロ右腕に対して、ロッテファン以外からも注目が高まっているということだろう。SNS担当者は「これは話題がどんどん拡散され継続的に注目されている証拠だと思います。これから、もっともっと伸びていくと思われます。ちなみに昨年、藤原選手の交渉権を獲得した際の動画は最終的(20日時点)に21万再生回数でした」と語り、さらに再生回数が伸びると予想している。 動画は井口監督がスカウト控室に入り、決起してから、抽選を終えて控室に戻った井口監督が交渉権獲得のクジに佐々木に向けたサインを入れるところまでが収められており、スカウト控室での柳沼強担当スカウトに密着。抽選結果を待ちスカウトが祈っている姿、抽選結果が出て喜んでいる姿などの映像が映し出されている。柳沼スカウトが大船渡高校野球部の國保陽平監督に指名の電話挨拶をする場面も見られるのは貴重だ。柳沼スカウトは「アップしてすぐに見ました。大変な反響をいただき温かいコメントを沢山いただき嬉しく思います。あの時はカメラがあることを忘れて興奮してしまいました。今、見ると少し恥ずかしいです。佐々木選手がもし見てくれていたら嬉しいです」と反響の大きさに喜んだ。 球団広報は「意外と控室に置いてあったお菓子(コアラのマーチなどロッテのもの)が皆さんの間で話題になったりしてて驚いてます。これからも佐々木投手関係の動画をアップしていくので楽しみにしてて欲しいですね」と、今後も発信力を強化していく考えを明らかにしている。(どら増田 / 写真提供・千葉ロッテマリーンズ)
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スポーツ 2019年10月22日 06時30分
「邪道ワールド味わってみろ!」大仁田厚が爆破甲子園出場の青木真也にメッセージ!
“邪道”大仁田厚と、DDTプロレスの“大社長”高木三四郎が立ち上げた新プロジェクト『爆破甲子園』が、11月17日に神奈川・鶴見青果市場で開催されることが電撃決定した。同会場はプロレスインディー界の“聖地”のひとつ。同プロジェクトはDDTとは“別枠”とのことで、DDTでは実現できないカードやルールが見られそうだ。 今回、決定カード第1弾として、メインイベント〜爆破甲子園トーナメント決勝戦=電流爆破6人タッグデスマッチ、大仁田厚&新井健一郎&トーナメント決勝進出者A 対 高木三四郎&青木真也&トーナメント決勝進出者Bが発表された。 ドラゴンゲート所属でありながら、首都圏を中心としたインディー団体を渡り歩き、タイトルコレクターとしてインディー団体の壁となっている新井(アラケン)と、高木、青木の絡みは新鮮。そこに爆破というアイテムが加わるのだから、どんな展開になるのは全くの未知数だ。青木もDDTに参戦しているが、13日にはアジア最大の総合格闘技団体ONEチャンピオンシップ東京・両国国技館大会で勝利を収めるなど、格闘家としての力もまだ衰えていない。大仁田もこれまで高山善廣や藤原喜明らUWF系の選手を爆破のリングに上げてきたが、青木が爆破のリングに上がると異彩を放つのは間違いない。 大仁田は青木の参戦にこうコメントした。 「青木選手が爆破甲子園に参戦するそうだな。格闘家として歩んできただろうが、一生一回、邪道ワールドを味わってみろよ。人生の中で無駄なことなんてない。たとえそれが、成功でも失敗でも。失敗もまた真なり」 自身については「俺も爆破甲子園のリングで今まで以上のものを見せるつもりだ。青木選手含めまだ実際に見たことないヤツもいるだろうから、10月24日に電流爆破実験を行う。新しく威力の倍増した電流爆破を見せてやる! 海外からも爆破甲子園に出たいと参戦希望が届いているから、今後の大会の対戦カードにも注目してくれよな」としている。 大仁田は青木に「邪道ワールドを味わってみろ」と言い放った。24日には電流爆破実験も行うという。大仁田がFMWを旗揚げし、電流爆破マッチを始めた頃は、対戦前に電流爆破実験を行っていた。当時のFMWはプロレスラーだけでなく、元プロボクシング世界チャンピオンのレオン・スピンクスなど、いろいろな格闘家が上がってデスマッチをしていたものだ。その頃のFMWを夢中で見ていたのが高木である。今回の『爆破甲子園』は初期のFMWを目指しているようなムードを感じる。 なお、爆破甲子園トーナメント1回戦は2試合(試合形式は電流爆破デスマッチ以外で未定)行われ、今大会は全5試合を予定しているとのこと。今の時代では許されないような破天荒な闘いを期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月21日 23時00分
テレビ各局がラグビー日本代表の快進撃を手放しで喜べなかった理由
NHK総合で20日に生中継された、ラグビーW杯の準々決勝「日本―南アフリカ」の平均視聴率が41.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)、瞬間最高視聴率は49.1%を記録したことを各メディアが報じた。 史上初の決勝トーナメントに進んだ日本代表が、ベスト4入りを目指した一戦。視聴者の関心は高く、今年放送された全番組を通して、13日に生中継されたラグビーW杯「日本―スコットランド」(日本テレビ系)の39・2%(瞬間最高53・7%)を上回り1位となった。 「ベスト4に進んだ場合、日テレが日本戦の放送をする予定。となると、南ア戦以上の視聴率を記録することは確実だったはずで、日テレの幹部はかなり悔しがっているはず」(スポーツ紙記者) 俳優の渡辺謙は桜のジャージを着用して会場で生観戦している様子が中継で映し出され、また、高校時代ラグビー部だったDJ KOOは静岡での仕事を終え、都内で行われていたパブリックビューイングに駆け付け、ファンとともに鑑賞。一夜明けた21日朝の民放各局の情報番組でも大々的に日本戦が報じられた。 「とにかくラグビーは数字が取れるので、うまく他局とかぶらないように時間を割くことが重要だった。しかし、敗戦を迎えたことで、全体的に数字が落ち込むことを覚悟している」(ワイドショー関係者) とはいえ、放送権を持っていたNHKと日テレ以外は、手放しで喜べない理由があったという。 発売中の「週刊現代」(講談社)によると、地上波で試合の映像を自由に使えるのは日テレのみ。それ以外の局は、公式の配信映像を試合結果の報道で使うのは無料だが、試合後24時間を過ぎると番組にもよるが、1分25万円もの映像使用料がかかるというのだ。 どの局もスポーツコーナーの予算は少額で、ラグビーの映像を流せばほとんど予算は残らず。ちなみに、Jリーグの試合映像は1試合3万円からだという。 4年後のラグビーW杯、“ラグビー熱”が盛り上がっていれば、他局も放送権獲得に動きそうだ。
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局地的に盛り上がった今年の日本シリーズ 過去最高の入場料収入!
2011年12月08日 15時30分
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“疑惑”の世界タイトル戦に臨む亀田大毅が“休養王者”清水との対戦を公約!
2011年12月07日 15時30分
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2011年『12球団ペナントレース総括』 エースのお値段! 東北楽天編
2011年12月07日 11時45分
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準強姦で逮捕された元柔道五輪金メダリストの内柴容疑者 “合意の上”主張も形勢不利否めず!
2011年12月06日 16時15分
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柔道 金メダリスト内柴正人が逮捕
2011年12月06日 13時40分
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“市民ランナーの星”川内がロンドン五輪当確も、日本陸連は行かせたくない?
2011年12月05日 15時30分
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亀田陣営が橋下徹新大阪市長に続き、はるな愛も「亀田祭り」に投入!
2011年12月05日 15時30分
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セクハラで大学をクビになった元柔道五輪金メダリストの内柴氏が法廷闘争を視野に入れた!
2011年12月03日 17時59分
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2011年12月03日 17時59分
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2011年12月03日 17時59分
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いよいよJリーグ最終節!全230ページの中に、動画50本、写真も100枚以上!スペシャルコンテンツ「月刊 ガンバ大阪」
2011年12月03日 09時00分
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橋下徹新大阪市長も“参戦”! 亀田陣営が12・7大阪での「亀田祭り」に有名人かき集め!
2011年12月02日 15時30分
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プロ野球12球団がWBC参加を一方的に表明! 反対する選手会と対立に発展も
2011年12月02日 11時45分
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【速報】プロ野球 ディー・エヌ・エーの球界正式加盟が決定
2011年12月01日 18時10分
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亀田大毅の“疑惑”の世界戦を認めた日本ボクシングコミッションに休養王者とされた清水がクレーム! 事態は泥沼化も…
2011年11月30日 15時45分
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スポーツ
稀勢の里が大関へ! 基準満たさずとも大関昇進の裏事情
2011年11月30日 11時45分
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スポーツ
地に堕ちた過去の栄光 元柔道金メダリストの内柴氏がセクハラでクビ!
2011年11月29日 15時30分
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スポーツ
2011年『12球団合同トライアウト』 野球を続けたい! 彼らの願いは叶うか 中谷仁編
2011年11月29日 11時45分
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スポーツ
大相撲九州場所は横綱・白鵬がV21 際立った大関陣のふがいなさ
2011年11月28日 11時45分