スポーツ
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スポーツ 2019年11月05日 22時30分
「目標は武道館」ノア清宮海斗、執念の猛虎原爆でGHC王座V6
プロレスリング・ノア『NOAH the BEST 2019〜美学のある闘い〜』▽2日 東京・両国国技館 観衆5,523人(満員) プロレスリング・ノア今年最大のビッグマッチ『NOAH the BEST 2019〜美学のある闘い〜』が2日、東京・両国国技館で開催された。ノアは今年2月から親会社が変わり新体制に。旗揚げから続いた緑のキャンパスを白に変更、選手のコスチュームも一新するなど、少しずつ変化した。駅のコンコースなどに巨大なポスターを掲示するなど「まずは知ってもらう」という方針を明確に打ち出している。今大会もSNSなどを使った発信に積極的で「ノアが気になってきた」と会場に足を運んだファンも多いという。 そんな新生ノアの象徴としてトップを張っているのがGHCヘビー級王者の清宮海斗だ。まだ23歳にして、来年20周年を迎えるノアの象徴として、日を増すごとに輝きを増している。対角線にはライバルの拳王が挑戦者として立った。34歳と年齢はひと回り上の拳王だが、みちのくプロレスから移籍し、ここまで上り詰めてきた自負はある。前哨戦となった10.22アクトシティ浜松大会のメインイベントで、拳王はダイビングフットスタンプを放ち、動けなくなった清宮からレフェリーストップ勝ちを収め、清宮を欠場に追い込んでいる。清宮は「あいつの覚悟が伝わった」と振り返っていたが、まさに覚悟の一撃だったと言えるだろう。 試合は、拳王が負傷箇所である首を中心に攻め続けた。ノアの源流である全日本プロレスで、故・三沢光晴さん、川田利明さん、田上明さん、小橋建太さんの四天王プロレスを彷彿とさせるようなエプロンや、場外、トップロープも使った危険な技を繰り出したが、清宮はこれらをしのぎ、ドロップキックで形勢を逆転させていく。最後は尊敬する三沢さんの代名詞、タイガー・スープレックス・ホールド(猛虎原爆固め)2連発でカウント3。清宮が6度目の防衛に成功した。特別立会人を務めた小橋さんからは、新調された新GHCヘビー級王座のベルトが贈呈された。かつて絶対王者と言われた小橋さんから渡されたのは感慨深かっただろう。 「オレは本気で、業界2位といわずに、業界1位にいきたい。みんなで一緒に一番まで駆け上がっていきましょう!」試合後、マイクをつかんだ清宮は「勝ったら何を話そうか決めてたんですけど、忘れてしまった」そうだが、ノアを新日本プロレスを超える業界1位に押し上げると宣言した。 インタビューブースでは「1位になるにはライバル団体もたくさんある」と他団体も意識。「僕らが目指してるのは日本武道館ですから」と、ノアが定期開催していた日本武道館への帰還を目指す考えを明らかにした。フィニッシュの猛虎原爆固めは狙っていたようで「オレにとってはとても大事な技。これからも大事にしていきたい」と口にした。今後も大一番で出していくことだろう。 ノアは来年1月4日、5日に東京・後楽園ホールで2連戦を行う。4日は新日本プロレスの東京ドーム大会と時間も丸かぶり(5日はノアが昼興行のためハシゴは可能)で、業界1位の団体と興行戦争となった。2020年も清宮にかかる期待は大きい。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月05日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「中西学」新日エース候補から愛されキャラへ!
恵まれた肉体に五輪出場の実績。トップスターの資質を十分に兼ね備えながらも、中西学のプロレス人生は決して平坦な道のりではなかった。G1制覇からIWGP戴冠まで10年を要し、その中でエリート選手は、いつしか愛されキャラへと変貌していった。※ ※ ※ 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」第9回大会。1999年8月15日、両国国技館6連戦でその最後に勝ち名乗りを上げたのは中西学だった。 武藤敬司のテクニックに苦しみながらも、力任せに十八番のアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、14分43秒、武藤の口から「ギブアップ」の声が発せられた。 バルセロナ五輪レスリング・フリースタイル100キロ級日本代表の肩書きを引っさげ、新日入りして7年目。それまでシングル戦での実績が皆無に等しかった中西は、G1でもまったくのダークホースであったが、はち切れんばかりの筋肉をまとった体は説得力十分で、この勝利は新時代の到来を強くファンに印象づけた。 翌年の第10回大会においても、決勝こそ佐々木健介に敗れはしたが、ここでも準優勝と結果を残した中西。永田裕志、天山広吉、小島聡といったいわゆる“第三世代”の中から一歩抜け出して、天下を取るのも間近かと思われた。「この時期の中西が新日にプッシュされた理由は、総合格闘技進出に向けて名前を売るためでした」(プロレスライター) 実際に水面下では、あのヒクソン・グレイシーに対戦オファーを出していたという。「結局、ヒクソン側が断ってこの対戦は頓挫したようです。新日側が主催興行での対戦を主張したものの、ヒクソンとしてはプロレスのリングではやりたくないということだったのですが、それに加えて中西の肉体とパワー、そしてレスリング実績を考慮したときに“負ける危険性もある”との判断があったとも言われています」(同) だが、それはヒクソン側の杞憂にすぎなかった。確かに中西の肉体や潜在能力はヒクソンを凌駕していたかもしれないが、不器用さという致命的な弱点があり、とりわけ打撃への対応力はほぼゼロだった。「筋肉が付きすぎて腕をスムーズに動かせず、顔面をガードしようにも、どうしても隙間ができてしまう…なんていう嘘のような話もありました」(同) ともかく、防御センス皆無というのは結果が示していて、2003年6月のK−1大会ではアマチュア相撲出身のTOAと対戦(K−1ルール)し、顔面へのパンチでKO負けを喫している。 実のところ、中西の踏み台として用意されたような相手だっただけに、この結果には関係者たちもさぞかし落胆したことだろう。★バラエティーで天然キャラ炸裂 格闘技への進出失敗と機を同じくして、その後の中西はプロレスラーとしても長く低迷することになる。「不器用なのは格闘技に限ったことではなく、プロレスにおいても同様でした。得意技のアルゼンチンにしても、いつも技の入り方がバラバラだから受ける相手はタイミングが取れない。それでいてパワーは人並み外れているので、『ケガしそうで危ないから中西とはやりたくない』という選手が何人もいました。そんな仲間内の評判もあって、次第にトップクラスで試合が組まれる機会が減っていったのです」(同) 不器用ということでは若手時代のアメリカ遠征においても同様。映画監督の黒澤明にちなんで「クロサワ」と名乗ったものの、試合中のアクシデントでホーク・ウォリアーの腕を折ってしまい、そのため長く試合を干されたという武勇伝(?)もある。 そうした経緯もあって、2003年以降はケンドー・カシンにいじられたり、エンタメプロレスの「レッスルランド」で海賊男ガスパーに扮するなど、中西は“おもしろレスラー”の道を進むことになる。 同時期に出演していたバラエティー番組『さんまのSUPERからくりTV』では、天然キャラが好評を博したため、これをプロレス側で利用したという面もあった。この時期、集客に苦しんでいた新日としては、どんな形であれチケット販売に直結する材料を必要としていたのだ。 その結果、中西に久々のチャンスが巡ってくる。 2009年5月6日、後楽園ホール。当時、IWGP王者の棚橋弘至が直前の3日に防衛を果たし、急きょ中西を挑戦者に指名したのだ。ゴールデンウイーク最終日でチケットの売れ行きが今ひとつだったため、タイトル戦で盛り上げたいという意図からのものだった。 ともかく、またとないチャンスに奮起した中西は、これまでのプロレス人生を温かく見守ってきてくれたファンの声援に押され、特大☆中西ジャーマンで見事にピンフォール勝ちを果たす。G1制覇から10年を経て、42歳にして初、ようやくのIWGP戴冠であった。中西学**************************************PROFILE●1967年1月22日生まれ。京都府京都市出身。身長186㎝、体重120㎏。得意技/アルゼンチン・バックブリーカー、逆水平チョップ。
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スポーツ 2019年11月05日 20時08分
「コーチはクビにした方がいい」巨人・丸に元日本ハム・新庄氏が“喝” 日本シリーズでのバックホームに「まず刺せない」と苦言
元プロ野球選手の新庄剛志氏(元日本ハム他)が自身のユーチューブチャンネルに先月29日に投稿した、巨人・丸佳浩の守備について取り上げた動画がプロ野球ファンの間で話題を呼んでいる。 今回新庄氏が動画内で取り上げたのは、先月19日に行われた日本シリーズ第1戦・6回裏一死満塁の場面。丸はソフトバンク・中村晃が打ち上げたフライを捕球しホームへ返球するも、三塁ランナー・牧原大成のタッチアップを防ぐことができなかった。 この丸の守備を見た新庄氏は、「誰か分からないけど、日本シリーズでセンター守るってことはいい選手だと思う。でも、この捕り方、投げ方をもしシーズン中からしているなら、巨人のコーチはクビにした方がいい」と丸、そして巨人のコーチ陣をバッサリ。 また、「守ってる時にバッティングのことを考えていたのかも」と推測すると同時に、「彼、こういう捕り方してバックホーム投げるのかな」と丸の守備に違和感を抱いたことも明かした。 さらに、新庄氏は「多分、彼は1回ジャンプをして早く投げようとしたと思う。けど、この捕り方は早く投げれるけど勢いがなくなるの。(中継に入る)カットに素早く投げる時や送球の距離が短いときはまだ通用するけど、あの距離でバックホームをあの投げ方でするとまず刺せない」と丸のミスを具体的に指摘。 その上で、「もっともっと後ろからチャージして捕った場合、三塁コーチャーが『走るな』ってなっていたかもしれないし、走ったとしても刺せた。そうしたらセンターの子(丸)も乗ってくるし、チームも『よし行こう!』っていう気持ちになる。全部つながっているの、野球っていうのは」と該当場面でとるべきだったプレーについて解説した。 今回の動画は5日18時時点で、再生回数約3万7000回、高評価数365件を記録。また、動画を視聴したネット上のファンからは「新庄が言うとものすごい説得力がある」、「フライの捕り方一つでここまで変わるものなんだな」、「素人にも分かりやすい説明でかなり面白かった」と称賛する声が多数寄せられている。 現役時代は外野手として、ゴールデングラブ賞を10回(阪神時代7回・日本ハム時代3回)獲得した守備の名手として知られる新庄氏。動画内では丸のことを全く知らないような口ぶりだったが、同じ外野を守る後進のプレーに一言物申さずにはいられなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について新庄剛志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCjt6NPFj7irkSHbntZyxMKw
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スポーツ 2019年11月05日 18時00分
巨人 ヤクルト大砲・バレンティン獲得へ「40億円大補強」
5年ぶりにセ・リーグ王者の座を奪還したものの、日本シリーズでソフトバンクに屈辱的な4連敗を喫した巨人。これでパ・リーグは今年のソフトバンクの3連覇を含め、7年連続で日本一の座を獲得したことになる。これに苛立ちを隠さなかったのが、読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡邉恒雄氏だ。「昨日は飲みすぎた」 シーズン報告に訪れた原辰徳監督を前に、その前夜、東京ドームで敵将の胴上げを見せつけられてのやけ酒を告白した渡邉氏。交流戦も、2005年の開始以来、セが勝ち越したのは’09年の1度だけ。もはやセ・パの実力差は歴然だ。 打開策について原監督は、「セもDH制を使うべきです。相当、差をつけられている感じがある」と進言。シリーズや交流戦ではホーム側の規則に合わせるシステムになってはいるが、投手の代わりに大砲が入るDH制に慣れたパの投手は「鍛えられ方が違う」と訴えた。 山口寿一オーナーは「来年に向け、球団として取り組むべきことは色々ある」と支援を約束。野球協約改訂の際、継続協議となっているセの「DH制採用問題」を一気に進める考えだ。 さらに、毎年恒例の「巨大補強」も怠らない。最優先補強策として、ヤクルトの主砲ウラディミール・バレンティン(35)獲得に方向転換したのだ。 今季が33本、日本で通算288本塁打を放ったバレンティンは、言わずと知れた国内屈指の大砲。狭い東京ドームなら40本も期待でき、守備面には課題を残すものの、DH制が導入されればこの問題も解消する。 スポーツ紙デスクが言う。「今年8月に国内FA権を獲得したバレンティンは、来季から日本人扱いとなり、外国人枠とは関係なくなる。今季、国内FA権を取得した広島の菊池涼介二塁手は来季の海外FAへ舵を切り、會澤翼捕手も残留が決定した。昨年の丸佳浩や浅村栄斗のような大物がFA市場にいないことから、打撃面ではバレンティンを一本釣りする作戦。課題の中継ぎ陣には、1年契約だった中日のロドリゲス、今季FA権を取得したロッテのクローザー、益田直也を狙う」 今季の年俸が4億4000万円のバレンティンに対し、すでにソフトバンクが2年10億円程度の条件で獲得に名乗りを挙げている。しかし、昨年は40億円超を投じて巨大補強を敢行した巨人。“赤っ恥”をかかされた恨みも絡み、マネーゲームも受けて立つ構えだ。
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スポーツ 2019年11月05日 17時30分
ケニー・オメガDDT凱旋!継続参戦に含みも「竹下、遠藤は…」
DDTプロレス『Ultimate Party 2019〜DDTグループ大集合!〜』▽3日 東京・両国国技館 観衆5,869人(超満員札止め) ケニー・オメガがDDTマットに帰ってきた。3日、5年ぶりにDDT時代のテーマ曲に乗って姿を現すと、両国国技館はこの日一番の大歓声に包まれた。日本のマットも、新日本プロレス1.4東京ドーム大会以来、10か月ぶりの登場となる。昨年の今頃はIWGPヘビー級王者として、G1覇者である棚橋弘至との一戦に備えていたと考えると、この1年間でプロレス界の流れも早くなっていることが分かる。 AEW女子王者の里歩とのタッグで、ケニーも先月獲得したばかりのメキシコAAA世界ヘビー級のベルトを持って来た。相手はアントーニオ本多&東京女子プロレスの山下実優が務める男女ミックスドマッチ。「試合前のプレッシャーが凄過ぎて」と試合後に思わず泣いてしまった山下だが、ケニー相手に物怖じすることなくキックを放っていく姿は、見ている者の胸に響くものがあった。試合はDDT時代の懐かしいムーブメントを披露しつつ、Vトリガーなど当たりの強い技も効果的に決めていき、里歩のサポートもあって、最後は片翼の天使でアントンからカウント3。ケニーがDDTマット凱旋マッチを完璧な勝利で収めた。 コメントブースで、ケニーは「やっぱり、これはDDTスタイル。他の団体にはできないスタイルですよね。すごく楽しくて、もしDDTという団体がなかったら、里歩さんという友達、味方がいなかった。今日の試合はすごい感謝したい、嬉しい、幸せですよね。あんまり言葉出ない。本多さんと一番最初のロックアップしてて、なんか、懐かしいなって気がしました。で、どんどん試合をしたら、全部懐かしい感じがした。お客さんの反応は、それはDDTファンですよね。と感じました。うん。だから、色々変わった部分とかあります。ファンでも変わったかもしれないですけど、ファンはDDTっぽくて、優しかった。そして、ビックリしたけど、ファンのほとんど?半分かな?私のこと、覚えてた!(笑) 実は里歩さんの次のライバルを探してるんですけど、ワガママなこと言ってもいいですか?もっとミックスドマッチしたい。本当に。里歩さんもミックスドマッチしたいなら、先にそれを探したいです。その探しながら、ミックスドマッチやりながらいろんな選手を試して、そのままAEWに増やすことができます」と試合の振り返りからAEWでの展望まで語り尽くしていた。継続参戦に関しては「メインを見てから」と含みを残していたが… 翌4日、東京・神田明神で行われた一夜明け会見では、かつて飯伏幸太とのゴールデン☆ラヴァーズでも対戦していたDDT時代の後輩で、近未来エースである竹下幸之介と、竹下のライバルである遠藤哲哉について、「僕がDDTの未来を託して新日本に移った。託された若者たちがどういう風に変わっていったのかを見るのに関心があった。もちろん、それは竹下と遠藤のことを指している。正直『興味深いね』ということぐらいしか言うことがない」と名指して斬ると、「身体的な変化はもちろんあった。じゃあハートが変わっていたかというと、まったく変わっていなかった。彼らは入場してファンの前に現れた時に、DDTのファンの心ですら掴めてなかった」「竹下はすごく大きくなっているし、遠藤もボディービルダーに見紛えるような体型になっているけど、リングの中でやっていることは全く何も変わってない」「彼らは世界に向けているのか。あるいはIWGP、G1を獲れるのか。東京の外に出てどのくらい認知度があるのか?」と辛辣な言葉に終始した。竹下はメインでHARASHIMAに敗れており、遠藤はビッグマッチにもかかわらず第5試合に甘んじている。ケニーはそれが歯痒かったのだろう。 HARASHIMAとは、メイン終了後に言葉を交わしているが、今後のDDT参戦については、「もちろんあるだろう」とした上で、「僕は世界中にミックスドマッチを広めたい夢がある。ミックスドマッチで、DDTが相応しい相手を用意してくれればもちろんやる」とミックスドマッチを極めたい気持ちが強いようだ。 高木三四郎社長は「ケニーも忙しいのでスケジュールが合えば」と、今後もケニーにオファーを出していく方針を明らかにしている。(どら増田)
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スポーツ 2019年11月05日 17時00分
巨人・原監督に他球団ファン大ブーイング! “人的補償は撤廃”発言に「説得力無い」「金満球団が得するだけ」の声
複数メディアによって5日に報じられた巨人・原辰徳監督の発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、1993年オフから球界に導入されているフリーエージェント(FA)制度についての発言。報道によると、原監督は4日「FA移籍自体は明るい話なのに、人的補償が絡むと暗い話になる。他球団の参戦を促すためにも人的補償は撤廃すべき」という旨の発言をしたという。 現行のFA制度では、元球団の旧年俸順位でAランク(上位1〜3位)、Bランク(上位4〜10位)に位置する選手を獲得する際、獲得先の球団は28人のプロテクトから漏れた選手(外国人選手やドラフト指名の新人を除く)の中から、元球団が指名した1人を人的補償として譲渡しなければならない。原監督はこのルールを改めることで、FA市場が今以上に活性化すると考えているようだ。 しかし、93年の制度導入以降、昨年までに12球団で断トツの26人(2位はソフトバンクの13名)を獲得した球団の監督による発言に、ネット上のファンからは「それは虫が良すぎる、金満球団が得をするだけじゃないか」、「巨人のことしか考えていない身勝手な意見にしか聞こえない」、「毎年FAで選手を乱獲している巨人が言っても何も説得力が無い」といった批判が殺到。 一方、「選手じゃなくてドラフト指名権が補償ならよくない?」、「人的補償は無くしてもいい、その代わりにドラフト指名権を渡せ」、「Aランクならドラ1、Bランクならドラ2の指名権を譲渡するっていうのはどうだろうか」といった声も見受けられた。 「アメリカ・メジャーリーグでは、元球団が優先的に提示するクオリファイング・オファー(QO/リーグの年俸上位125名の平均額を年俸とした1年契約)を拒否してFAとなった選手が移籍した場合、獲得先の球団は補償として元球団にドラフト指名権を譲渡しなければならないというルールが存在します。もし人的補償を撤廃するなら、代わりにこの制度のようなドラフト指名権を使った補償を認めるべきと考えているファンは少なくないようです」(野球ライター) 多くのファンが拒絶反応を示している原監督の発言だが、こうした対案にも言及していればまだ納得の声を得られていたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年11月05日 12時00分
張本氏『プレミア12』に「名前を変えるべき」“1位にはダイヤモンド”贈呈と提案?
3日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が野球の国際大会「プレミア12」について苦言を呈したことが物議を醸している。 張本氏は「プレミア12」について、「プレミアって名前つけてるでしょ、金銀銅、オリンピックじゃないんだからね、名前を変えたほうがいいわね」と指摘する。 そして、「興行の1つなんだから、例えばダイヤモンドシリーズと。1位はダイヤモンド、ビンゴ全部配るとか。儲かってるんだから、2位は翡翠、3位はオパールとか。ちょっと今、あった方が面白いと思うんだけどねえ」 と名称変更を提案。さらに、 「やっぱり名誉であるけども、プロだからね。何か還元するものがないと、なかなかトップクラスは出てこないんですよ。11月12月は身体を休める時期なんですよ。9か月心身ともに疲れ果ててるんだから。1か月以上かかるんだ、元に戻るのは。それでプレーをせいと言うんだからね、多少見返りはないとね。これから考えてもらいたいわね」 と、プレミア12の体制を独自の視点で問題提起する。関口宏は話を聞くと、ゲストの元読売ジャイアンツエース・斎藤雅樹氏に「斎藤さんどうですか?」と質問。同氏は笑顔ながらも張本氏の持論は口にせず、日本チームを冷静に分析し、話題を次に移した。 張本氏の発言に、ネットの反応は賛否両論。「選手にとっての見返りはあるべき」「メリットがないから辞退者が相次いでいる」「1シーズンの疲労がある中でプレーするのに何もなしではやる気にならない」と賛同の声もあったが、「意味がわからない」「ダイヤモンドシリーズはダサい」「国の名誉という大きな使命があるのでは」という反論も出た。 プレミア12は世界大会ながら、認知度は低く、その価値も高いとは言えない。価値を上げていくためには、大会を継続させるしかないはず。多くの選手を参加させるためには、張本氏の言うように、「見返り」を設定するべきかもしれない。
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スポーツ 2019年11月05日 11時33分
巨人の期待を裏切った「キューバの大砲」がプレミア12参戦 事前に衰えを見抜いていた球団、それでも獲得を決断した事情とは
東京五輪出場の予選も兼ねているプレミア12が始まり、日本はベネズエラとの初戦を迎える(日本時間11月5日)。しかし、他の出場国のメンバーを見て、ちょっと驚かされた。ドミニカ共和国、メキシコなどには、12球団所属の外国人選手や元NPB選手が多くいる。そして、野球王国とも称されるキューバにも、NPBプレーヤーがいた。中日のライデル・マルティネス投手、アリエル・マルティネス捕手(育成)、元千葉ロッテのロエル・サントス外野手。そして、元巨人のフレデリク・セペダ外野手もいた。 セペダと言えば、「キューバの大砲」として期待されたが、それを大きく裏切った“ダメ助っ人”だ。 「巨人を退団したのが15年オフ。その後、コロンビアのウインターリーグに派遣されるなど、今も国内リーグで現役を続けている話は聞きましたが」(NPB関係者) セペダは39歳。今季限りでの引退を表明した阿部慎之助は40歳である。 セペダが巨人入りしたのは、2014年だった。キューバの国家政策が変わり、これまで「海外プロリーグでの活動は認めない」とする規則がなくなった。これまでは、メジャーリーグを夢見るキューバ選手は亡命するしか手段がなかった。しかし、それが改められ、セペダはその正規ルートに則った「海外移籍第一号」となった。 「変化球主体の日本のプロ野球に合わなかったのか、2年目の15年は打率ゼロで終わりました。09年の第2回WBCではメジャースカウトが大絶賛していたスラッガーでしたが。巨人に移籍した時は30代半ば、体力的ピークを過ぎていたのかもしれません」(米国人ライター) その後、DeNAと契約したユリ・グリエルや、千葉ロッテを経て、現在ソフトバンクに在籍中のアルフレド・デスパイネら後輩たちが活躍しただけに、巨人ファンはガッカリだった。 「キューバ国内リーグで復活したという話は出ていません」(前出・同) 前回の第4回WBCでも、セペダは代表チーム入りしている。前出のNPB関係者によれば、キューバの野球人口、レベルはともに落ちているそうだ。海外移籍を認める正規ルートができても、「亡命によるメジャーリーグ挑戦者」は後を絶たず、それがファン離れにもつながったそうだ。 「セペダはキューバでは英雄です。社会的影響力も持ったカリスマ」(米特派記者) 巨人と契約した当時を知る関係者が、こんな舞台裏を話してくれた。 「巨人の渉外担当もセペダを見て、すぐにピークを過ぎていることは見抜いていました。でも、キューバ野球連盟や国家が、正規ルートで海外に挑戦する第一号は、彼でなければ困るんだと泣きつかれたんです」 巨人サイドが折れた理由は、「今後の良好な関係を構築したい」に尽きる。 キューバ選手、正規ルートによる移籍はNPBに定着しなかったが、セペダは今も現役を続けている。成績はイマイチだそうだが、代表チームのまとめ役、精神的支柱でもあるそうだ。キューバは予選D組、日本はC組に振り分けられたので、セペダとの再会はともに決勝ラウンドまで勝ち上がってからとなる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年11月05日 06時30分
ロッテ、ドラフト1位・佐々木に「24時間サポート体制」を約束したワケ スカウトが危惧する“消極性”も原因?
千葉ロッテが令和の怪物・佐々木朗希(大船渡=3年)への指名挨拶を済ませたのは、10月29日だった。井口資仁監督(44)も同行するほどの熱の入れようだが、「将来の侍ジャパンのエースが自軍から出るかも」となれば、「早く会いたい」と、気持ちが高まるのもわからなくはない。 しかし、気になる情報も明かされた。挨拶後、ロッテ首脳陣は取材陣に「怪物育成のプラン」を質問され、こう答えている。 「24時間体制を整え、佐々木クンの体をしっかりとサポートします。パフォーマンス的にも相談するつもりで…」 大学病院とも提携し、メディカル、フィジカルなどを含めた万全の医療体制を構築していくという。佐々木個人のためとなれば、エコ贔屓以外の何物も無いが、全選手が対象のようだ。プロ野球界は大物新人の入団ともに育成システムが見直されるようだ。 昨季、根尾昂(19)の指名抽選に成功した中日もこんな改革を行っていた。 「食生活が見直されました。シーズン中の遠征先宿舎での食事を始め、ビジター球場やキャンプのケータリングの食事の中身など、専属栄養士を加えて改められました」(名古屋在住記者) 与田剛監督(53)は「疲れは内臓から来る」の持論だった。専属栄養士のいる侍ジャパンのコーチも経験し、“食育”の重要性をさらに深めたのだろう。 「昨季、ロッテが1位指名した藤原恭大(19)は入寮の際、40万円の電動リクライニングベッド、100万円の超音波治療機器を持ち込み、関係者を驚かせました」(スポーツ紙記者) 放っておいても、自己管理が徹底している選手はメディカルケアができるというわけだ。藤原の入団以降、千葉ロッテは怪我防止に対する意識を変えたとも聞くが、これが選手全体に伝わればいいのだが…。 佐々木と面談した他チームのスカウト、指名に失敗したい球団スタッフからこんな話も聞かれた。 「彼は大人しい。友人たちの前ではよく喋るようだけど、練習やグラウンド外の自己管理にはあまり関心がないみたい。何に対しても受け身の姿勢が気になる」 1年先輩になる藤原、独立リーグの不十分な練習施設から這い上がってきた角中、育成から支配下を勝ち取った西野、他球団選手との自主トレで成長のヒントを得た種市など、話を聞くだけでも勉強になる先輩はたくさんいる。令和の怪物にとって、医療メディカルのサポートも大切だが、まずは“意識改革”からスタートすべきだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年11月04日 22時30分
ジャガー横田が悪のクライシス興行開催!ガッツ石島対井上京子実現
女子プロレスラーで、タレントでも活躍している女子プロレス界の“リビングレジェンド”ジャガー横田。彼女が率いる悪のヒールユニット「クライシス」が自主興行を開催することを発表した。今年2回目で9カ月ぶり。11月16日、神奈川・川崎25Dスタジオが舞台だ。 「本当は3カ月に1回のペースでやりたいんだけどねぇ」 年に4回開催するのが理想と前回大会終了後に話していたジャガーだが、メンバーのスケジュールなど事情もあって、少し間隔ができてしまったようだ。 「私が敵になることで若い子の壁になれれば。どんどん利用してもらいたい」 ジャガー率いるクライシスはヒールユニットだが、「なかなか光が当たらない弟子と、縁があった男子の選手と組んでいる」という。そのため「反則は5カウントまで。反則負けになったらダメ!」と勝負に影響する反則に関しては厳しい態度を見せる。椅子を振り上げるジャガーには違和感を覚えるが、それも「後進のため」という思いであえて悪に徹しているのはさすがだ。 今大会では注目のカードが発表された。前回大会からクライシス入りをした真GUTS軍のガッツ石島と、ジャガーが所属するディアナの総帥、井上京子の男対女のシングル対決だ。 この2人はガッツがクライシス入りをしてから京子の試合にたびたびちょっかいを出し、京子もこれに応戦。対決への機運が高まっていた。京子はかつてFMWのリングなどで、男子の選手と対等に闘っている。120kgのガッツとのシングルマッチはド迫力の展開になるのは確実。ガッツは現在、インディー統一を掲げており、かつて女子プロレスにとどまらず、インディーマットでも暴れ回った“井上京子”というピースは埋めておきたいところだろう。 またクライシスのファイトスタイルに疑問を抱いている女子プロレス界の“希望”Sareeeは13歳のななみとのタッグで、ジャガー&藪下めぐみのクライシス“最恐”タッグと激突する。この試合を通じてジャガーの真意をSareeeは受け止めることができるのか。注目の一戦だ。 今回も見逃せない大会になりそうだ。『第6回クライシス興行〜クライシスvs.ディアナ〜』【全対戦カード】4.スペシャルミックスドタッグマッチ 30分1本勝負佐藤綾子&新井健一郎 対 伊藤薫&朱崇花3.容赦はしない!魂ぶつけてみろ13歳の挑戦! タッグマッチ 30分1本勝負ジャガー横田&藪下めぐみ 対 Sareee&ななみ2.性別無視のド迫力対決! シングルマッチ 30分1本勝負ガッツ石島 対 井上京子1.遥殴り込み!クライシスの洗礼受けてみろ! シングルマッチ 30分1本勝負KAZUKI(PURE-J) 対 梅咲遥(どら増田)
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義足の美人ランナーがロンドン・パラリンピック出場資金捻出のためセミヌード披露!
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“現役美人女子高生”京川舞の代表加入で、なでしこ川澄ちゃんにピンチ到来!
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極秘キャッチ 阪神・金本・城島を引退に追いやる虎の巻(1)
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キャンプ情報 2012年大混戦の予兆 横浜DeNA編
2012年02月28日 15時30分
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UFC日本大会 秋山もKIDも負け!
2012年02月27日 12時05分
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日本陸連面目丸潰れ! 市民ランナーに続き今度は“無職ランナー”が東京マラソンで好成績!
2012年02月27日 11時45分
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キャンプ情報 2012年大混戦の予兆 オリックス編
2012年02月27日 11時45分
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九重親方ぬか喜びの“ナンバー2”
2012年02月27日 11時00分
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吉本新喜劇に貴乃花親方参戦 暴力団スキャンダルの腐れ縁
2012年02月26日 11時00分
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キャンプ情報 2012年大混戦の予兆 中日編
2012年02月25日 17時59分
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世界最大の格闘技団体UFC日本大会の記者会見で秋山成勲が「日本の人たちに自分の姿を早く見せたい」
2012年02月24日 11時45分
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キャンプ情報 2012年大混戦の予兆 福岡ソフトバンク編
2012年02月24日 11時45分
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日本相撲協会 約49億円の大赤字も悲壮感がないワケ
2012年02月23日 15時30分
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結果的に“デキ婚”だった亀田興毅だが12年間“下半身の防具”着け続けた姿勢は立派!?
2012年02月22日 16時40分