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ロンドン五輪出場目指す“元祖女子レスリングの女王”山本美憂が3度目の離婚

 来年開催のロンドン五輪出場を目指し、6月に7年ぶりの現役復帰を表明した“元祖女子レスリングの女王”山本美憂(37=白寿生科学研究所)が、6月に3度目の離婚をしていたと一部メディアが報じた。

 ロンドン五輪出場を期した美憂は、10月16日に開催された全日本女子オープン選手権で優勝を果たし復調ぶりをアピール。現在は五輪への出場権が懸かる全日本選手権(12月21〜23日)へ向け、練習拠点のカナダで合宿中。この件に関し、美憂は「現役復帰とは関係ない。こういう形(離婚)の方が、お互いがんばれると思う」と語っているという。2男1女の3人の子どもの親権は美憂がもつ。

 父はレスリング・ミュンヘン五輪代表の山本郁栄氏で、総合格闘家の山本“KID”徳郁、同じく女子レスリング世界覇者の山本聖子の姉に当たる美憂は、浜口京子とともに、日本女子レスリング界の黎明期を支えた。91、94、95年と3度世界選手権を制し、全日本選手権V8の実績を誇る、まさに“元祖女子レスリングの女王”。その美貌もあって、少女期から注目度も高かった。

 美憂は94年にJリーグ・浦和レッズ(当時)の池田伸康と結婚し引退。その後、第一子となる男児を出産するも、99年に離婚。同年に復帰し全日本も制したが、総合格闘家のエンセン井上と再婚し、00年に2度目の引退。04年アテネ五輪で女子レスリングが初めて正式種目になることを契機に、2度目の復帰を果たすも、五輪出場はかなわず、同年4月に3度目の引退。その後、エンセンとも離婚したが、06年にアルペンスキー五輪代表の佐々木明(30=チームエムシ)と3度目の結婚。佐々木との間に第二子(男児)、第三子(女児)をもうけていた。

 プライベートでは身軽になった美憂は、五輪出場の夢に向け、12月の全日本選手権に自身のキャリアのすべてを懸ける。
(落合一郎)

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