スポーツ
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スポーツ 2013年08月20日 11時45分
2013年 夏の甲子園特集 「3年生よりも2年生!」と評される球児採点表
『第95回全国高校野球選手権記念大会』(夏の甲子園大会)が始まった(8月8日〜)。 「改めてチェックするという言い方は難だけど、瀬戸内(広島県代表)の山岡泰輔クン(3年=右投左打)は見ておく必要がある。地元では好投手として名を馳せていたようだが、これまでは大きな大会に縁のなかった投手だからね。県予選決勝戦と同再試合で17回3分の1を投げたスタミナはもちろんだが、昨秋から今夏にかけ、著しく成長している。こんなに良い投手になっていたとは…」(在阪球団スカウト) 高野連にお叱りを受けるかもしれないが、夏の甲子園大会は、プロ野球スカウトにとって、“金の卵たちを見定めるショーケース”でもある。また、今夏は「3年生よりも2年生が面白い」(在京球団スカウト)との声も多く聞かれた。たしかに、今大会は屈指の好右腕・安楽智大(済美)を始め、木更津総合・千葉貴央、横浜・伊藤将司、日本分理・飯塚悟史、前橋育成・高橋光成、大垣日大・高田航生、星稜・岩下大輝など、『背番号1』を付けた2年生も多い。 「大阪桐蔭の森友哉、聖光学院・園部聡、仙台育英・上林誠知といった3年生のドラフト候補たちについては、今夏の勝敗、個人成績がどうであろうと評価は変わらないと思います」(前出・在阪スカウト) 「2年生が面白い」の言葉は、来年のドラフトに備えたデータ集めという意味も含まれているようだ。さらに続けて、同スカウトはこう言う。 「今夏は地方予選で消えてしまった学校のなかに『逸材』が少なくないんですよ。桐光学園の松井(裕樹)クンのように」 近年、甲子園入りするスカウトの表情も変わったような気がする。 「特定の球団以外の指名なら進学する」という高校球児はゼロではないが、もうほとんど見掛けなくなった。「メジャー挑戦」志望は厄介だが、大多数の球児は「指名された球団で頑張ればいい」と考えている。そのせいか、スカウトたちも、他球団を出し抜くような隠しダマを探すのではなく、有名球児を正しく評価しようとしているようだ。 各スカウトには全国規模の大会に縁のなかった3年生球児を再確認する目的こそあれ、他球団関係者と談笑する姿を見掛けるのもそのせいだろうか。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2013年08月16日 17時30分
レッドソックス・上原浩治 ノルマ達成で早くも来季契約勝ち取る
ア・リーグ東地区の首位を走るレッドソックスの守護神、上原浩治投手(38)が8月13日(日本時間14日)のブルージェイズ戦で、2-2の10回裏2死から登板し、1回1/3を無失点で抑えた。自軍が11回表に2点を奪ったため、上原は今季3勝目を挙げた。 この試合で、今季の登板数は55試合に到達。昨オフに上原はレッドソックスと1年425万ドル(約4億1500万円)で契約を結ぶ際、55試合登板で14年の契約延長を保証するオプションを盛り込んでいた。そのため、ノルマをクリアした上原は来季の契約延長が早くも確定した。 また、上原の契約には試合の最後を締める完了数が今季35試合に達すれば、来季年俸が500万ドル(約4億8900万円)にアップする条項も含まれており、あと10試合完了させれば、このノルマも達成し、来季の年俸も跳ね上がることになる。 今季の上原は開幕時、中継ぎでスタートしたが、6月下旬にクローザーに昇格。7月9日からは15試合連続無失点を継続中で、抜群の安定感を誇っているだけに、あと10試合の完了もむずかしい数字ではないようだ。 上原の今季成績は15日(同16日)現在、55試合、54回2/3を投げ、3勝0敗12セーブ、自責点はわずか8で、防御率は1.32。 来季の残留が決まった上原は、「(3勝目は)このチームが自分を必要としてくれたことへの恩返し。これからもどんどん(登板数を)積み重ねていきたい」とコメント。 チームの地区優勝に向け、大車輪の働きをみせる上原。その勇姿を、ワールドシリーズで見ることができるかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月15日 17時00分
“超優良助っ人”中日・ルナが豹変 “サボり病”発症で球団困惑
“超優良助っ人” として評価が高かった中日のエクトル・ルナ内野手(33)に、異変が生じている。 メジャーで、これといった実績がなかったルナは、昨オフ、1年35万ドル(当時約2870万円)の格安年俸で契約を結び、中日に入団。 シーズンに入ってみれば、走攻守ともにそろった選手で、常に全力プレー。5月のセ・リーグ月間MVPを獲得するなど、5月まで打率4割をキープしていた。 群を抜く大活躍で、球団は他チームへの流出を阻止するため、異例といえる早々の契約延長を決め、6月5日、来季から、年俸200万ドル(約2億円)プラス出来高の2年契約(3年目は球団に選択権)を結んだ。 ところが、来季からの年俸が約6倍に跳ね上がり、15年までのプレーが保障されたことで、ルナの心に微妙な変化をもたらしたのは確かのようだ。 7月6日のヤクルト戦(名古屋ドーム)で左ヒザを痛めたルナは、腸けいじん帯炎という軽傷にもかかわらず、「痛い痛い病」を発症し、試合を欠場するようになる。そして、痛みが再発したとして、ついに同16日に出場選手登録を抹消された。 さすがに、オールスター戦には出るものと思われたが、「治療に専念したい」と辞退。これにより、後半戦開幕から10試合の出場停止となった。 それでも、前半戦で残した成績は、打率.369(リーグ1位)、9本塁打、50打点の好成績で、得点圏打率.441(リーグ1位)の高さは目を見張るものがあった。 復帰の際には、前半戦同様の働きを期待していたチームだが、8月4日に戦列に戻ったルナは、豹変してしまい、もはや“別人”。 前半戦の安打製造機ぶりはどこかへ消え、復帰してから同14日まで、40打数8安打2打点で、打率.200と不振。あれだけ強かった得点圏では、ことごとく凡打を繰り返すありさま。おまけに、守備でも緩慢なプレーが目立ち、失策を連発。欠場中、トレーニングを怠ったためか、体がなまって全く切れがない。 同9日には、チームは休養日として、スタメンから外したが、「スタメンじゃないなら出ない」として、代打スタンバイすら拒否し、途中出場をボイコットしたという。 同11日の試合途中には、試合前にできた左手のマメが痛くなったとして、自ら交代を申し出た。投手ならともかく、野手が手のマメでベンチに下がるなど異例中の異例だ。 一時は首位打者を独走状態だったルナだが、気が付けば、復帰後の不振で、打率は.350まで落ち、2位のトニ・ブランコ内野手(DeNA)にわずか7厘差まで詰め寄られ、首位打者のキープも風前の灯となった。 結果論だが、早期に球団が大型の契約延長をしたばかりに、ルナのサボり病が発症してしまった。こんな調子では、来季以降のプレーぶりに大きな疑問符も付く。明確な契約違反でもないかぎり、今さら契約破棄はできない。今後、ルナが前半戦同様の働きを見せられるのかどうか? 中日球団首脳は頭を悩ませているという。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月13日 16時00分
楽天が本拠・宮城での日本シリーズ開催に向け悪あがき! 異例のシーズン中の増席計画発表
プロ野球パ・リーグ首位を走る東北楽天ゴールデンイーグルスが、本拠・Kスタ宮城での日本シリーズ開催に向け、異例ともいえるシーズン中の観客席の増設工事を決めた。 楽天は8月12日現在、2位の千葉ロッテに6.5ゲームの大差をつけており、04年の球団創設以来、初のリーグ優勝が現実味を帯びている。 こうなると、どうしても意識せざるを得ないのが、CS(クライマックス・シリーズ)を勝ち抜いての日本シリーズ進出だ。 そうなった場合、かねて疑問視されていたのが、本拠・宮城の観客収容人員の問題だ。現状、宮城の収容人員は2万3466人で、球団創設時に公約した2万8000人の目標に届いていない。その問題がクリアされないかぎり、楽天が日本シリーズに進出しても、宮城での開催には異論も渦巻くことが予想されていた。 そこで、危機感を感じた楽天は12日、シーズン中にもかかわらず、仮設スタンドの増設工事をすることを発表した。工事は8月下旬からで、9月上旬には使用可能。増設場所は三塁側の外野寄りに936席、左翼の芝生席後方に1249席で、総工費4000万円をかけて、計2185席を増設する。 これにより、収容人員は2万5651人まで増えるが、目標に届かないため、さらに10月までに2万8000人まで増設したい考えだ。 楽天が04年11月に明らかにした球場改修案では、06年3月までに2万8000人までに増やすとしたが、実際にはほとんど実行されなかった“前科”がある。10年12月には加藤良三コミッショナーから日本シリーズ、オールスター戦の開催にあたり、「3万人が最低限」と増設を促される一幕もあった。 これまで、CSに進出した09年(2位)以外、万年Bクラスだった楽天にとっては、日本シリーズはほぼ無縁だった。しかし、今季の好成績で日本シリーズ進出の可能性が広がった。それでいて、本拠・宮城で開催できないとなると、赤っ恥もいいところだ。 立花陽三球団社長は「日本シリーズがこのスタジアムでできる環境づくりをしたい。それに向けて努力することが企業としての姿勢」とコメント。 これまで放置しておいて、対応が遅すぎる感は否めないが、10月までに目標の2万8000席までもっていくことで、楽天はなんとか宮城での開催にこぎ着けたい意向。 この動きに対して、NPB・井原敦事務局次長は「2万8000人が(日本シリーズ開催の)絶対条件ではない。それを目指してくれ、というイメージ。NPBからの働きかけはない。CS、日本シリーズが(増席の)一つのきっかけにはなったのだろう」と話しており、増設が完了すれば、宮城での日本シリーズ開催が容認される流れとなった。 だが、収容人員4万人の球場と宮城とでは、日本シリーズを行った場合、入場料収入で約1億円の差が出ると見込まれている。楽天が増設したとしても、主催者のNPBとしては、宮城開催だと大きく収益が減ってしまうことに変わりはなく、頭が痛いことは確かだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月12日 15時30分
壇蜜の悩殺始球式にヤクルト投手が「ハァハァ」して完全昇天!
真剣勝負のプロ野球公式戦の場で、前代未聞の始球式が行われた。 8月11日、プロ野球セ・リーグのヤクルト対DeNA戦(秋田県立野球場)で、地元・秋田の横手出身のセクシータレント・壇蜜(32)が始球式に登場した。 マウンドに上がる前には、「秋田空港で止められなかったので、このまま入ってきました。私は青島刑事の上司にもなれず、集団グループの真ん中にもなれず、携帯電話のCMも取れず、ただひたすら服を見せるより、肌を見せる感じでやってきたんですけれど、このように呼んでいただいて本当に光栄です。自分からは、生まれてすぐに東京に行ってしまったので、おいそれと故郷とは言えないのですが、このように温かく迎えてくれたことがうれしくてなりません。本日は本当にありがとうございます」とあいさつ。 そして、マウンドに上がった壇蜜はやおら、ヤクルトのユニフォームを脱ぎ出すと、なんと中に着ていたのは青のスクール水着。 セクシー系タレントがプロ野球の始球式を行うことはあるが、せいぜい、タンクトップにショートパンツ程度が限界。常識を飛び越えた壇蜜の露出ぶりに、観客は完全KOされた。 ところが、KOされてしまったのは、観客だけではなかった。水着姿の壇蜜をかぶりつきで見てしまったヤクルトの先発、クリス・ラルー投手(29)は投げる前から、興奮して「ハァハァ」してしまったか、初回から4失点の乱調。その後も、脳裏に壇蜜の悩殺水着姿が頭をよぎって、ピッチングに集中できなかったか、立ち直ることはできず。4回途中で12安打を浴び、8失点を喫して、まさしく完全昇天した。 結局、ヤクルトは7-13で完敗した。この試合はヤクルトにとっては、最下位脱出が懸かった大事な一戦だった。しかし、壇蜜の悩殺始球式で投手が心を乱してしまい(?)、手痛い敗戦となった。 壇蜜によると、水着での始球式は主催のヤクルト球団に事前許可を取ってのパフォーマンスで、了解なしの“強行突破”ではなかったという。 観戦に訪れた世のお父さんたちからは、好評だった悩殺始球式だが、その場は真剣勝負の舞台で、「やり過ぎ」との声も…。許可したヤクルト球団には、賛否両論うずまきそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月12日 11時00分
名古屋場所成績に大甘の横審
期待された大関・稀勢の里は綱取りに失敗、横綱・日馬富士は相変わらずの体たらく−−。 7月行われた名古屋場所の後、大相撲界では一目置かれる存在の横綱審議委員会(横審)が、一体どんなカミナリを落とすのかと注目されたが、まるでただの応援団のような発言が耳についた。 稀勢の里は白鵬の連勝を43で止めたものの、平凡な11勝に終わった。すると内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は、すぐさま「今場所の成績は割り引いて、秋場所、全勝優勝なら横綱にあげてもいい」と未練たっぷりに擁護。 また、優勝争いにはまるで絡めず、10勝にとどまった日馬富士に対しても「来場所の成績いかんによっては“激励”もありうる」と、こちらは5月場所後に聞いた内容と全く同じ発言をして周囲をあきれさせた。 横審は、内規で成績不振な横綱に対して、『引退勧告』『注意』『激励』などを行えることを定めているのだが、内山委員長は前回言った分を無かったことにして、日馬富士に一場所の猶予を与えてしまったのだ。 大赤字を抱え、営業的にどうしても新しい目玉が欲しい協会首脳が、稀勢の里の綱取りに固執するのはわかる。しかし、協会とは一線を画し、第三者的な立場で横綱、大関を厳しく査定する横審がこれでは、協会の御用聞き委員会と言われても致し方ない。 「昔はメンバーに一家言を持つ相撲通が多かったのですが、最近は体のいいファンクラブと化してしまった。平成6年秋場所後、貴乃花の横綱昇進の諮問に横審が内規にそぐわないと言って突っぱねたことがありました。今や昔の感が強いですね」(協会関係者) こんな横審に対しては、ファンから“激励”される日も近いだろう。
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スポーツ 2013年08月11日 11時00分
横浜・中畑監督続投確定の裏で 二軍落ちラミレスがポスト狙い
横浜DeNAベイスターズ“ラミちゃん”ことアレックス・ラミレス(38)の不振は、監督人事にも影響を与えていた。 「フロントは中畑監督を『続投』させる方向で調整を始めました」(関係者) 中畑清監督は「Aクラス入りできなければ辞める」とタンカを切って今季に臨んだ。昨季と違い、3位で後半戦に突入するなど健闘してはいるが、“定位置”の最下位から遠い安全圏にいるわけではない。 「次期指揮官として招聘したい本命もいたのですが、交渉の段階で断られたようです。中畑監督はファンに人気があるし、今の戦力では、誰が監督でも優勝できませんしね」(同) 次期監督の適任者不在だけが、続投の理由ではなさそうだ。カギを握るのは、不振で二軍落ちしたラミレスだという。ラミレスといえば、外国人選手初の2000本安打を達成した際、「将来は日本で監督をやりたい」と発言していた。 「二軍落ちの理由は打撃不振ですが、中畑監督はラミレスの守備難にもご立腹です。ラミレスはブランコ、モーガンらDeNAの外国人選手たちにとって、精神的支柱です。日本人選手へもアドバイスを送っており、二軍降格に反対するコーチもいました。でも、代打で使えば代走を送らなければなりませんし、スタメン起用するときも守備要員を用意しなければなりません。選手起用の効率が悪くなります」(担当記者) 二軍落ちを決断したのは中畑監督自身。誰も特別扱いしない采配が人望を高めたともいえるが、2年前、攻守ともに衰えたラミレスをDeNAが獲得したのは“将来の監督含み”だったともいわれている。 「序盤戦、ラミレスの千葉ロッテ移籍説が報じられました。現役にこだわるのなら、守備に就かなくていいパ球団に移籍するしかない。ラミレスが移籍を望まず、DeNAが放出をためらったのも“将来の監督候補”を失いたくなかったからですよ」(前出・関係者) 目下、ラミレスは二軍で「若い彼らとファームの優勝を狙う」と奮闘中。若手を手なずけ、将来に着々だ。
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スポーツ 2013年08月10日 17時59分
KOされた日本ハム・大谷が敗戦処理に降格?
7月30日の千葉ロッテ戦(QVCマリン)で、プロ6度目の先発にして、初のKO降板となった日本ハムの二刀流ルーキー・大谷翔平投手(19)が、8月9日の千葉ロッテ戦(札幌ドーム)でサプライズ登板した。 大谷が登場したのは、0-2とビハインドの場面の6回表。先発のボビー・ケッペル投手の後を継いで登板。2回30球を投げ、最速155キロで、1安打1四球3奪三振無失点で、上々の内容だったが、自軍は得点できず、0-2のまま、日本ハムが敗退した。 「0で抑えればチャンスはあるかなと思いました。抑えて、いい流れを持ってこられればと思った」という大谷は、「思ったより力を入れなくてもいい球がいった。走者が出ていても気にならなかった」と満足げ。 KOされてから初めての登板が負けている場面とあって、“敗戦処理”への降格とも思えるが、栗山英樹監督は「今日はダブル先発。勝っている場面でも投げさせていた」と、それを否定した。 当初、10日の千葉ロッテ戦での先発もプランされていたが、疲労の蓄積を考慮して回避した。打者としては、前半戦3割台をキープしていたが、ここに来て、急降下。打率は.269(9日現在)まで下がるなど、疲れがたまっていると判断されたのだ。 この日、先発のケッペルは右肩の故障から復帰したばかりで、まだ長いイニングを投げられないため、その後を“ダブル先発”として、大谷に託したのだ。 次週、日本ハムは日程上の都合で4試合しかなく、先発に余裕があるため、大谷は再び中継ぎ待機する可能性がありそうで、20日からの6連戦で先発する見込みとなるようだ。 「中継ぎの大変さが分かったので、先発ではより長いイニングを投げたい」と、話した大谷。次回、先発時には、その経験を生かしてほしいものである。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月06日 15時30分
NPB頭が痛い 楽天に日本シリーズ出てほしくない!?
プロ野球パ・リーグは、万年Bクラスの楽天がまさかの独走中だ。8月5日現在、楽天は2位タイの西武、ロッテに7ゲームの大差をつけており、今後、大崩れしないかぎり、球団創設以来、初のリーグ優勝も見えてくる。 現行ルールでは、リーグ優勝を果たしても、CS(クライマックス・シリーズ)を勝ち上がらなければ、日本シリーズには進出できないが、CSにおいては、2位、3位チームより、優勝チームが有利になるのは明らかだ。 楽天のリーグ制覇の可能性が高くなり、日本シリーズ進出に現実味が出てきたことで、NPB(日本野球機構)が頭を悩ませているというのだ。 というのも、楽天が日本シリーズに出た場合、「収支」が大きな問題になってくるからだ。公式戦やCSは試合を主催する球団の収益となるが、日本シリーズはNPBの最大の収入源なのだ。 参考までに、11年の日本シリーズ(ソフトバンクvs中日)では、15億6701万3100円の入場料収入があり、選手分配金は勝ったソフトバンクが1億2462万5839円、敗れた中日が8308万3892円だった。 楽天が本拠地とするKスタ宮城は現状、2万3466人の収容人員しかない。楽天が04年に新規参入時に公約した2万8000人の目標には、届いていないのだ。約束が守られていないため、楽天が日本シリーズに進出した場合、宮城での開催が疑問視される。場合によっては、東京ドームなど、他の球場での開催が浮上する可能性もある。 ただ、東日本大震災の復興支援の観点から、収容人員が目標に届いていないからといって、宮城以外での開催を楽天に求めることも難しい。 そうなると、収容能力の低い宮城で開催せざるを得なくなり、4万人規模の球場で開催するケースと比較すると、入場料収入が大きく「減収」してしまうのだ。これは、NPBにとっては由々しき問題。NPBとしては、「楽天には日本シリーズに出てほしくない」というのがホンネかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月05日 15時30分
元西武のアスレチックス・中島裕之 もうメジャー昇格は無理? 厳しい状況は続く
「あの人は今どこに?」ではないが、最近、とんと名前を聞かないのが、元西武でアスレチックスの中島裕之内野手(31)だ。 開幕から早4カ月が経つというのに、「メジャー契約」したはずの中島は、いまだに1度も上に上がっていない。 オープン戦で打率1割台、失策連発と低迷した中島は、オープン戦中に左太ももを負傷。それが響いて、故障者リスト(DL)入りして、傘下3Aのサクラメントで開幕を迎えた。 故障はとっくに完治しているのだが、メジャーからは一向にお呼びが掛からず、マイナー暮らしを余儀なくされている。 昨年12月、中島はアスレチックスと2年総額650万ドル(現在のレートで約6億4200万円)プラス出来高で契約し、「正遊撃手候補」として期待された。 ところが、アスレチックスは中島に全幅の信頼を置けなかったのか、2月にアストロズからのトレードで、同じ遊撃手のジェド・ローリー内野手(29)を獲得。中島が不在の間に、ローリーは期待以上の働きを見せ、3割近い打率をキープし、遊撃のポジションを確固たるものにしてしまった。 一方、中島はマイナーで二塁や三塁を守ることになったが、メジャーに上がるほどの成績を収められていないのが現状だ。 そんな折り、中島にとってはバッドニュースが飛び込んできた。アスレチックスは7月30日(日本時間31日)、エンゼルスからトレードで、ライバルといえるアルベルト・カヤスポ内野手(30)を獲得したのだ。 カヤスポのポジションは中島と同じ二塁、三塁で、長打力こそないものの、堅実な守備が売りの選手。今季はエンゼルスで86試合に出場、294打数74安打5本塁打36打点、打率.252の成績を残していた。チームに合流後は即、二塁手でスタメン起用されている。 それでは、三塁はというと、ジョシュア・ドナルドソン内野手(27)が、打率.294、16本塁打、61打点(成績は8月4日=同5日=現在)の好成績を挙げており、中島が入る余地はない。 現在、アスレチックスはア・リーグ西地区の首位を走っており、地区優勝に向け、未知数の選手を試す余裕はないだろう。 大きく目算が外れてしまった中島。今季中にメジャー昇格を果たすためには、マイナーで絶対的な成績を残すか、内野手に故障者が出るのを待つかの他力本願に懸けるしかなくなってきた。(落合一郎)
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