スポーツ
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スポーツ 2013年08月27日 15時30分
ロンドン五輪金メダリスト・村田諒太 “注目”だったはずのプロデビュー戦は注目されなかった!?
12年ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリスト・村田諒太(27=三迫)が、8月25日、東京・有明コロシアムで、東洋太平洋ミドル級王者・柴田明雄(31=ワタナベ)と注目のプロデビュー戦=ノンタイトル6回戦=を行った。 1回にダウンを奪った村田は、2回2分24秒、TKOで現役の東洋太平洋王者に圧勝し、その強さがホンモノであることを証明した。 村田は「プロのリングに立てたことを幸せに思う。そして、この試合を受けてくれた柴田選手に感謝したい。80点くらいはあげてもいいですか」と笑顔。 世界王座奪取に向け、3戦目で海外進出もプランされる村田の次戦は国内開催で、11月に外国人選手と対戦する見込み。 プロデビュー戦で、いきなり1万人以上収容できる会場でのメーンイベント、ゴールデンタイムでの中継、対戦相手は東洋太平洋王者と、何から何まで、“破格”な扱いを受けた村田だが、注目度の高さの割には、世間的にはあまり注目されていなかった!?という悲しい現実もあったようだ。 テレビ中継ではガラガラの観客席が映し出されていたが、観衆は主催者発表で4500人と、会場のキャパシティ(1万人)の半分にも満たなかった。 村田の試合は高校生でアマ7冠を獲得した“怪物” 井上尚弥の日本ライトフライ級タイトル戦とともに、フジテレビ系列で、「ダイヤモンドグローブスペシャル」(同日午後7時〜8時54分)として放送されたが、その視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は6.6%と極めて低調だった。 裏では視聴率30.5%を獲った日本テレビ系のお化け番組「24時間テレビ」PART.10フィナーレが放送され、それとバッティングしてしまった面を考慮する必要があるが、それにしても、五輪金メダリストのプロデビュー戦の注目度としては寂しい数字。 ただ、救いなのは、同局プロデューサーによると、村田がTKO勝ちしたシーンでは瞬間最高で12%あったという点。今後も同局は村田の試合を放送していくが、金メダリストにふさわしい視聴率を挙げてほしいところだろう。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月26日 15時30分
もはやなりふり構っていられなくなった メッツ移籍の松坂大輔
インディアンスに自ら退団を申し入れ、8月20日(日本時間21日)に自由契約となった松坂大輔投手(32)が、2日後の22日(同23日)にメッツと電光石火で契約した。 すでに、根回しはされていたもようで、インディアンス時代のマイナー契約と違って、メジャー契約を勝ち取った。契約は今季終了まで。 松坂がこだわったのは、「メジャーで投げられる点」で、メッツは先発投手陣に故障者が多く、メジャー40人枠に空きがあったことから、話はトントン拍子で決まったようだ。 25日(同26日)現在、メッツはナ・リーグ中地区4位で、首位ブレーブスには19ゲーム差をつけられており、プレーオフ進出争いは絶望的。そのため、右ヒジの故障から復帰後、結果が出ていない松坂を“試す”余裕がある点も、入団合意に拍車をかけたようだ。テリー・コリンズ監督は07、08年にオリックスで指揮を執っており、日本野球に精通していることも、松坂にはプラスに左右しそうだ。 メッツ先発陣の苦しい事情もあって、松坂は19日(同20日)の3Aコロンバスでの登板から、中3日で、23日(同24日)のタイガース戦(シティフィールド)にいきなり先発。 1回にソロ本塁打、2回にタイムリー二塁打と3ラン本塁打を浴び5失点を喫した。それでも、3回からは変化球を効果的に使い、5回まで3イニング連続で3者凡退に抑えた。5回を投げた松坂は6安打1四球4三振で、5失点。昨年10月3日(同4日)以来、約11カ月ぶりのメジャーでのマウンドで敗戦投手となった。 「やっぱり自分はここ(メジャー)にいたいんだな、と強く思いました。今のボクに先を見る余裕はない。大事なのはこれから」と先を見据えた松坂。 コリンズ監督は「よく投げたと思う。特に最後の2イニングは、とても素晴らしかった。どんな選手でもメジャーに戻った時は、緊張もするし、興奮するもの。次の先発は問題ないだろう」と一定の評価。 次回登板は28日(同29日)のフィリーズ戦に決まった。コリンズ監督は「7回ぐらいまで投げてくれればいい」と話した。 サンディ・アルダーソンGMは、シーズン終了まで、松坂を先発で起用する方針を示している。今後、限られたチャンスで、結果を出さなければ、来季、いい契約を引き出すことはできない。 06年オフにレッドソックスと6年総額5200万ドル(当時約61億円)の契約を結び、昨季は1000万ドル(当時約8億円)の高額報酬を得ていた松坂だが、市場価値は暴落している。もはや、なりふり構っている場合ではなくなった。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月24日 17時59分
“負けない男”日本ハム・大谷が無傷3連勝で不敗神話崩れず
この弱冠19歳の若者は、とんでもない“勝ち運”をもっているようだ。 日本ハムの二刀流ルーキー、大谷翔平投手が8月23日、オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発。2度の中継ぎ登板をはさみ、7月30日の千葉ロッテ戦(QVCマリン)以来、24日ぶりの先発登板となった。 大谷は1回裏、李大浩(イ・デホ)内野手にタイムリー安打を打たれ、先制点を許した。しかし、その後は走者こそ出すものの、要所を締めて、プロ最長の6回2/3、プロ最多の110球を投げ、4安打3四球で1失点(自責点1)。新球のフォークが冴えて、プロ最多の9三振を奪った。 自軍は4回表に同点に追いつき、6回表に逆転。8回表には3点の追加点を挙げて、5-2で日本ハムの勝利。大谷は7月4日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、50日ぶりの3勝目をマークした。これで、大谷が先発した試合は7戦6勝1分けと驚異的な勝率で、“不敗神話”が崩れることはなかった。 今までで、いちばんといえる投球内容に大谷は、「先制点を取られたけど、守備にも助けられたし、いい試合だったと思います。緊張したけど勝てて良かったと思う。7回しっかり投げることができれば、よかったけど。中継ぎ陣にも助けられた」と話した。 前回の先発では、4回5失点でKOされ、プロ最低のマウンドとなったが、この日は先発では初めて試したフォークが効果的に決まり、最速153キロの直球も生きた。 栗山英樹監督は「あの球(フォーク)が使えると、打者は早く打たなきゃ、とボール球に手を出すようになる」と高評価。次回は中10日の間隔を空ける予定だったが、この好投で「詰めることを考えている」と発言。ローテーションの中で回す可能性が出てきた。 大谷の不敗神話は、どこまで続くのか…。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月23日 15時50分
イチローの日米通算4000安打の“価値”に米国内で異論続出
ヤンキース・イチロー外野手(39)が、8月21日(日本時間22日)のブルージェイズ戦(ヤンキースタジアム)の第1打席で左翼前安打を放ち、日米通算4000安打を達成した。内訳はNPB=1278本、MLB=2722本。 イチローは「ボクより周りの人のテンションが高いことに驚いていた。実際に打って、チームメートやファンが喜んでくれるとは全く想像していなかったので、半泣きになってしまった。特別な瞬間を、またつくってもらった」と感慨深げ。 また、イチローは「大きな区切りが1000本に1回と考えれば、それを4回重ねられたことには満足しています」と語る一方で、5000本に向けては「今年40になりますが、年齢に対する偏った見方がなければ、(可能性は)ゼロではない」と意欲を見せた。 長いMLBの歴史のなかで、4000安打を放ったのは、4256本のピート・ローズ(63〜86年=レッズなど)と、4191本のタイ・カップ(05〜28年=タイガーズなど)の2人だけで、イチローは史上3人目の大台到達となった。 NPBでは張本勲(59〜81年=東映など)の3085本が史上最多安打だけに、日本人としては、前人未到の大記録達成となったが、米国内では“日米通算”という部分で、その価値に異論が続出しているようだ。 MLBの最多安打記録保持者のローズ氏は、複数のメディアに答え、「日本と米国の野球の懸け橋になった功績は偉大だ」「多くの安打を重ねた彼に敬意を表したい」と称えつつも、自身の記録と比較されることについては、「MLBだけで放った私と日米通算とは価値が全然違う」と一笑に付した。 また、「マイナーリーグの安打をメジャー記録に足せば、過去にハンク・アーロン(メジャー3771本)、スタン・ミュージアル(メジャー3630本)らの3人が4000安打に到達している」などと、NPBのレベルを軽んじる報道も出ている。 イチローはMLBだけの通算安打では、まだ史上59位にすぎない。あと2年、レギュラーでプレーできれば、MLBでの3000本安打達成、ローズの4256本を抜くことは可能だ。ローズの記録を超えた時、一部の米メディアは、それでもイチローの記録の価値を否定するのだろうか?(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月23日 11時00分
引退後の部屋継承で頭がいっぱい 新弟子スカウトに躍起だった白鵬の夏休み
甲子園のネット裏には、金の卵を発掘しようとプロ野球のスカウト陣が勢ぞろいし、それこそ鵜の目鷹の目で球児たちの後ろ姿を追いかけていた。大相撲界も夏は新弟子スカウトの季節。親方たちは優秀な弟子を勧誘しようと猛暑にもめげず、全国を飛びまわっている。 「プロ野球の新人は完全な買い手市場。いい選手には億単位の契約金が出ますが、大相撲界は成功報酬制で、どんな大物新人でも契約金はゼロ。最終的には本人の意欲次第ということもあり、説得が難しい。まして、最近は高学歴志向が浸透し、裸一貫、中学を出てすぐ人生勝負に出るという野性味にあふれた子は少ないですから」(担当記者) このことは数字にも表れている。平成以降、最も入門者が多かったのは若貴フィーバーが巻き起こった平成4年で、223人もの新弟子が殺到。就職場所とも呼ばれる卒業シーズンの春場所だけで151人もいた。ところが、平成18年には2ケタ台に落ち、八百長問題の逆風にさらされた平成23年には60人、その翌年の24年には56人にまで減った。最高時の4分の1だ。 このため、新弟子はますます貴重になり、1人の入門希望者に多くの親方たちが押し寄せ、バッティングすることになる。 現役時代、高所恐怖症でまったく飛行機に乗れず、どこに行くのも電車だった元関脇寺尾の錣山親方は、引退して親方になった途端、飛行機のマイルを貯めるマニアに大変身した。いい弟子をスカウトするには、他の親方たちを出し抜くスピードが求められるのだ。 横綱・白鵬も引退後に備えて新弟子集めに熱心。すでに十両の大喜鵬ら2人の内弟子がいるが、この夏、3人目の内弟子候補が出現した。神戸市在住の15歳の野球少年で、体験入門のために部屋にやってくると自ら玄関まで出迎え、「お手並みを拝見しよう」と汗みずくで10分間もキャッチボールの相手を務めている。 この野球少年が首尾よく入門するかどうか結論はまだ先になりそうだが、“平成の大横綱”までが加わるほど、大相撲界のスカウト戦線は熱い。
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スポーツ 2013年08月22日 11時45分
2013年 夏の甲子園 一位指名候補の気になる進路情報(2)
藤浪晋太郎の指名に成功した阪神タイガース内部から、こんな声も聞こえている。「冒険して良かった」−−。どういう意味かというと、阪神はドラフト1位指名で選手が競合するのを嫌う傾向もあった。阪神はドラフト1位候補の競合・抽選で12連敗し、藤浪を外したときのリスクをひどく恐れていたのだ。 しかし、その藤浪を引き当て、13連敗を免れた。先発ローテーション入りなど戦力アップはもちろんだが、異例の新人選手のグッズ販売など営業面でもその効果をもたらせた。 その藤浪の後輩である森友哉(捕手=大阪桐蔭)は、『打のナンバー1』と評されている。 「藤浪の『恋女房』とも言っていいでしょう。何よりも、『打てる捕手』は稀少です。昨年のドラフトで高校生捕手を指名しなかったプロ野球チームは、森の指名を念頭に入れていたとも言われています。阪神サンで『藤浪−森』のバッテリーが復活したら、それはそれで1つのセールスポイントになるでしょう(笑)」(在京球団スカウト) 阪神も森を1位指名リストに入れているそうだ。また、原巨人も「阿部(慎之助)が元気なうちに、後継者を」と熱視線を送っているそうだが、次世代の正捕手候補・山下斐紹のいるソフトバンクも『森入札』の可能性があるという。 「森の最大の魅力は、リーダーシップの取れる性格ですよ。野球の才能だけではなく、チームをまとめる力も持った大型捕手はなかなか出て来ない」(在京球団スカウト)だが、その森はプロ入りについて慎重な姿勢を見せているそうだ。 「今年の1月くらいですかね。『社会人野球に興味がある』と言い始めたんです」(学校関係者の1人) 社会人野球に興味を持ち始めた理由は、いくつかある。1つは高校野球同様、トーナメント大会による独特の緊張感だ。そして、先輩・藤浪の存在も影響しているという。 「藤浪はプロ1年目から、一軍で通用しました。森は『試合に出たい』との思いも人一倍強い。自分が即戦力として通用しないのなら、社会人でレベルアップをはかりたいとも思っているようです」(前出・関係者) 『打者・森』に対しては、全球団のスカウトが「将来の大砲候補」と太鼓判を押す。だが、『捕手・森』の評価は“慎重”だ。肩は強い方ではあるが、プロに入れば、「常にMAXのスピードで盗塁殺を狙っていかなければならない」というのが現時点での評価だ。 「肩が強いのは分かっています。だけど、もっと速い送球ができるようになるという伸びしろがあるのかどうか、捕手として、その部分をもう少し見極めたい…」(前出・スカウト) 某球団は「捕手以外のポジションでの適性があるのかどうか」も判断基準に加えたそうだ。つまり、捕手としての育成には2、3年を要する。しかし、打撃力だけなら「もっと早く一軍レベルになる」と見ているのだろう。 「現時点で、森は『捕手として今後の野球人生を』と考えています」(前出・関係者) おそらく、社会人野球への興味を口にし始めたのは、捕手としての評価があまり高くないことも影響したのではないだろうか。とはいっても、『打撃力=特A』、『捕手・守備能力=A』というハイレベルでの話なのだが…。 一般論として、高校卒の捕手が1年目から一軍の公式戦で守備にいくケースはほとんどない。横浜DeNA・城もいるが、「若い捕手を欲していた」というチーム事情が幸運にも重なったからであり、例外と見るべきだろう。 1年目から試合に出られないのなら−−。「プロ野球選手になりたい」ではなく、「どんな野球人生を送るのか」を考えている。将来を約束された球児は考え方も超高校級のようである。(了/敬称略)
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スポーツ 2013年08月21日 15時30分
インディアンス傘下3Aの松坂大輔 出場機会を求めて志願の自由契約に
インディアンス傘下3Aのコロンバスでプレーしていた松坂大輔投手(32)が、8月20日(日本時間21日)、同球団を自由契約となった。 松坂は19日に自ら退団を申し出て、球団が了承し、契約を解除した。これで、松坂は全球団との交渉が可能。 一部報道では、元ヤクルトの青木宣親外野手が所属するナ・リーグ中地区のブルワーズ入りが濃厚と報じられたが、共同通信によると、同球団の幹部が松坂の獲得を否定しているという。 昨年オフ、レッドソックスとの6年契約が満了した松坂は、今年2月、インディアンスとマイナー契約を結んだ。招待選手として、スプリングトレーニングに参加したものの、開幕メジャーはならなかった。 11年6月に受けた右ヒジの手術からの完全復活を期した松坂は今季、3Aコロンバスで19試合に登板し、5勝8敗、防御率3.92で、好不調の波が激しかった。 8月に入って、メジャー昇格は間近とも伝えられたが、インディアンスの先発陣が固定されており、松坂にお呼びは掛からなかった。 今後、松坂は出場機会が得られる球団を求めて、移籍先を探すことになるが、時期的に難航する可能性もありそうだ。 20日(同21日)、松坂は自身のツイッターで、「先程クリーブランドが発表しましたが、ボクは昨日の試合後に退団を申し入れ、了承してもらいFAになりました。コロンバスでは素晴らしい仲間に会えたし、コロンバスの街も好きでした。今朝みんなにあいさつをして、別れの際にはチームメイトからは、『今まで楽しかったよ、ありがとう』と言われて、色々とギフトを貰いましたが余計に寂しくなってしまいました。本当に感謝しています! ありがとうございました!」と記している。(落合一郎)
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スポーツ 2013年08月21日 12時12分
テッパン情報入手 ドラフト目玉大阪桐蔭・森、桐光・松井が“プロ入り拒否”の理由
夏の甲子園大会、V候補の本命だった大阪桐蔭が3回戦で消えた(10日目=8月17日)。これを受け、12球団スカウトは慌ただしい動きを見せ始めている。 「森クンの進路だよ。彼は夏の甲子園後の海外遠征・高校日本代表メンバーに選ばれるはず。本心を探るため、帯同しなければならないね」(某球団スカウト) 今秋のドラフト会議、高卒の目玉は大阪桐蔭・森友哉捕手と桐光学園・松井裕樹投手なのは間違いない。しかし本誌は、その投打のナンバー1が揃って“プロ入り拒否”を表明するとの情報をキャッチした。 「森は今年の1月ごろから、『社会人野球に興味がある』と口に出すようになりました」(学校関係者) ドラフトでは、昨年に高校生捕手を指名しなかった球団全てが、森を1位候補リストに入れている。 「巨人は阿部の後継者として、阪神は大阪桐蔭卒・藤浪の恋女房である彼を指名し、将来のスターに育てたいそうです」(担当記者) どの球団も森を“将来の正捕手候補”として見ているのだが、それが森の野球人生にそぐわないらしい。 「森はプロ志望が強い。しかし、試合に出たい思いが強く、二軍で練習させられるのなら社会人に進んで試合に出た方がいいと思っている。トーナメント大会の緊張感を味わいたいとも」(前出・関係者) 一方、松井もスカウト陣を悩ませている。実は、5月GW明けに校内の三者面談が行われたのだが、松井だけは“白紙”だった。夏の甲子園大会に集中させるための措置と思われたが、実際は違う。 「早稲田大の東條航主将は桐光のOBで、信頼を寄せる先輩の1人です。松井が尊敬する桐光の野呂雅之監督も早稲田出身。この既定路線をカムフラージュするための“白紙”とみられます」(大学関係者) 「試合に出たい」思いは松井も強いようで、それぞれ社会人、大学でスキルアップを自ら図るという姿勢が共通する。スター候補のプロ入り拒否は衝撃的だが、言い換えれば、それは「今のプロ野球界に魅力がない」ということだ。
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スポーツ 2013年08月21日 11時45分
2013年 夏の甲子園 一位指名候補の気になる進路情報(1)
ドラフトの情報は日々変わる。対象選手もまだ迷っているような節も見受けられる。したがって、この時点で有望球児の進路に関する情報を出すのは的確ではないが、投打のナンバー1と称される2人の周辺を探っていると、『アマチュア球界の実情』と『高校生の心境』も見えてきた。 桐光学園・松井裕樹(左投左打)の将来性を疑う声は1つも聞かれない。昨夏の甲子園デビュー以降、その右打者の膝元を襲うスライダーは「すでにプロのレベルに到達している」とされ、一学年上の藤浪晋太郎、大谷翔平と比べても勝るとも劣らない評価をされてきた。 その松井が今夏の神奈川県予選準々決勝で横浜高校に敗れたときだった。核心である『卒業後の進路』について、各メディアから質問を受けた。 「(まだ試合を終えた直後なので)考えられない…」 その言葉にウソはないだろう。また、甲子園出場という夢を打ち砕かれた直後でもあり、人生の岐路について冷静に考え直す時間も欲しかったのではないだろうか。 しかし、このクラスの左腕投手になると、“キレイごと”だけでは世の中は渡っていけないようである。 「プロ入りするのか、しないのか…。後者だとしても、進学か、社会人チームに進むのか、そろそろハッキリさせないと、相手にも失礼になる」(関係者) 学校関係者によれば、松井のもとには複数の大学、社会人チームが来ているという。だが、一部の地方大学が甲子園大会の終了を待たずに『野球部のセレクション』を始めているように、勧誘する側にも“都合”がある。一般論として、大学、社会人には限られた推薦・獲得の人数枠しか持っていない。松井が来ないのであれば、その貴重な人数枠を他球児にまわさなければならない。松井も迷っているとは思うが、「行かないなら、行かない」で一日でも早く返答する必要があるのだ。 こんな情報もキャッチした。 「今年5月の連休明けに、桐光は(学校行事として)進路に関する三者面談を設けています。その面談前後、12球団スカウトは松井クンの進路希望を確認しようと学校の周りをウロついていたのですが、結論は『保留』。夏の甲子園大会後に正式回答すると、松井クンだけ、曖昧な返答に終わっています」(前出・関係者) 桐光OBが東京六大学リーグでキャプテンを務めている。また、そのキャプテンのいる大学とライバル関係にある大学にも桐光出身がいて、同関係者によれば、松井はその両OBに信頼を寄せており、「個別に相談もしている」(事情通)とも聞かされているそうだ。 「松井の進路に強い影響力を持つ人物がいるとしたら、同校のN監督ではないだろうか。N監督も東京六大学の出身という経歴も気になる…」(在阪球団スカウト) 昨秋の公式戦終了から、松井は「基礎体力(筋力)のアップ」に重点を置いたトレーニングを積み重ねてきた。卒業後も野球を続けるためだろう。 彼の将来性を疑う声は聞かれなかったが、「あえて注文を付けるとしたら」と前置きし、こう語るスカウトもいた。 「欲を言えば、真っ直ぐがもう少し速ければ…。高校レベルなら問題ないが、得意のスライダーを見送られた場合、プロ野球では真っ直ぐを狙い打ちされる危険性がある。でも、3年生になって、チェンジアップ系の変化球を新しく覚えたようだね。スライダーをより際立たせるための投球術であり、低めにそのチェンジアップ系の変化球を集めようと意識しているのも分かる」(在京球団スカウト) 『チェンジアップ系の変化球=緩急』と解釈すると、ストレートがあまり速くないという自身の弱点を補う意味合いもあったのではないだろうか。 こうした実戦的配球から「プロ入り後を意識している」と見る声もあるが、同校からいきなりプロ入りした選手はまだいない。また、信頼する監督や先輩たちの影響も無視できない。進学率の高い高校に在籍しているからか、12球団スカウトは慎重に対応しているようである。(敬称略)
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スポーツ 2013年08月20日 15時30分
アスレチックス・中島裕之が今季のメジャー昇格が絶望的に
アスレチックスは8月16日(日本時間17日)、傘下3Aのサクラメントでプレーする元西武の中島裕之内野手(31)を、メジャー昇格の前提となる40人枠から外すことを発表した。 これで、中島が今季中にメジャー昇格することは絶望的となった。今後、故障者が出た場合など、40人枠に復帰する可能性は、わずかに残されている。 だが、アスレチックスは現在、ア・リーグ西地区でダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズと激しい地区優勝争いを繰り広げており、あえて、未知数の中島を試す余裕はないだろう。 中島は昨年12月、アスレチックスと2年総額650万ドル(現在のレートで約6億3400万円)プラス出来高で契約し、「正遊撃手候補」として期待された。 ところが、アスレチックスは2月にアストロズからのトレードで、同じ遊撃手のジェド・ローリー内野手(29)を獲得。 オープン戦で左太ももを負傷した中島は、故障者リスト(DL)入りして、3Aで開幕を迎えた。故障が完治した後、二塁や三塁にもトライして、チャンスを広げようとしたが、メジャーからはお呼びはかからず。 アスレチックスは7月30日(同31日)には、エンゼルスからトレードで、中島とポジションがかぶるアルベルト・カヤスポ内野手(30)を獲得しており、中島を上に上げる必要性がなくなっていた。 今季の中島は3Aで、15日までに75試合に出場して打率.282、4本塁打、26打点と、平凡な成績で、メジャー昇格に向けた大きなアピールはできなかった。 このままでは、一度もメジャーに上がれないまま、1年目を終えることになる。来季、アスレチックスに残留しても、中島のチャンスは少なく、今オフに2年目の契約を破棄して、新天地を探す可能性もあるとみられている。(落合一郎)
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