スポーツ
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スポーツ 2013年10月13日 11時00分
名古屋新聞抗争に発展か 中日が仕掛ける原巨人包囲網(2)
早速、ヤクルトが呼応した。今季まで巨人の二軍バッテリーコーチを務め、先週退団が決まった野村克則氏を招聘。一軍バッテリーコーチとして入閣させるのだという。 克則氏はご存じのように、野村克也元ヤクルト監督の息子であり、克也氏が監督だった'95年のドラフトでヤクルトに3位入団した。克也氏の楽天監督時代には一緒に一軍バッテリーコーチも務め、'10年からは巨人で指導していたのだが、急に古巣に戻ることになったというわけだ。 「ヤクルト最下位の責任をとって辞任を申し出た小川淳司監督が来季も指揮を執ることになったのは、球団が野村氏との連携に舵を切ったからに他ならない。野村監督時代、ミーティングで野村ID野球の講義をする際、決まって名指しで質問をぶつけて知力を試す相手が小川監督でした。野村IDで最も開花した打者が池山隆寛。その池山氏が来季から二軍監督ですから、これは明らかにノムさん受け入れシフトです。まあ、年齢的に監督は辞退して、一心同体である息子の克則氏を送り込んだのでしょう」(スポーツ紙記者) そんな中日の“原巨人包囲網”が深く、静かに進行している中、似たような流れが球界全体、特に次期コミッショナー人事を巡る問題にも漂っている。 辞意を表明した加藤良三コミッショナーの後任を協議する臨時オーナー会議が10月2日に開かれた。加藤氏が退任する10月25日までに決まらない場合は、オーナー会議議長を務めるオリックスの宮内義彦オーナーがコミッショナーを代行、日本野球機構の会長職(野球規則でオーナーは就任できない)は、元東京地検特捜部部長で弁護士の熊崎勝彦コミッショナー顧問が代行する事が決まった。 次期コミッショナー選定については、パの6球団オーナーは『ビジネスのわかる実務派』を掲げ、元京大野球部選手でコスモ石油名誉会長の岡部敬一郎氏(81)の擁立で一本化している。 一方、セ側は『野球の最終的な裁定人』を掲げたものの、王貞治氏、星野仙一氏にともに辞退され、一本化ができていないのが実情。しかし、既に雌雄は決しているという。 「最終的には“反読売”の中日・白井オーナーがパ側について、過半数を得ることで岡部コミッショナー誕生となる運びです。ただし、岡部氏は高齢なことから、実質的には熊崎顧問が仕切る。そこが中日サイドの狙いです。熊崎氏は統一球問題でも加藤さんに『ノー』を突きつけた法の番人。これまでのように巨人の好き勝手にはさせないでしょう。しかもこの先、原監督の女性スキャンダル裁判の展開次第では、微妙な裁定も出かねない。あまり知られていませんが、熊崎氏は中日新聞エリアの岐阜県下呂市の出身。中日関係者にも知人が多いと聞いています」(パ球団のフロント幹部) 渡邉会長が悔やんでも、中日の包囲網はここまで進んでいる。ここから巨人がどう巻き返すのか、けだし見物である。
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スポーツ 2013年10月12日 11時00分
名古屋新聞抗争に発展か 中日が仕掛ける原巨人包囲網(1)
巨人のリーグ優勝で読売首脳陣が美酒に浸っている間隙を突いて、4位転落の中日が、渡邉恒雄球団会長(87)の来季構想を寸断しようとしている。中日同様、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃した横浜DeNA、ヤクルトに呼び掛け“原巨人包囲網”を敷き詰めているのである。 それを知ってかどうか、渡邉会長は最近、体調を崩しているという。「ようやく数日前に効く抗生物質を見つけたが、全然食欲がない。体がダメだから、世の中の難しいことは白石君(興二郎オーナー=読売新聞グループ本社社長)に任せている。コミッショナーのことを考える意欲も湧かない。みんなで決めてくれ」と、この人には珍しく弱音を隠さない。 「中日が落合体制に戻すことが影響しているのでしょう。新聞の部数にも関わることですから」 と思いやるのは、読売新聞グループの幹部社員だ。 「今や1000万部を超す世界一の発行部数を誇る読売新聞ですが、どうしても切り崩せないのが、愛知、岐阜の東海2県。いずれもシェアは約3%です。沖縄県以外では、ここだけぽっかり穴があいている。このエリアは6割強が中日新聞の購読者。しかし幸いなことに去年、今年とドラゴンズが低迷し、巨人が連覇したことで兆しが見えてきた。そこで『さあ、一気にナゴヤに切り込むぞ』と盛り上がっている真っただ中に、落合監督の復帰報道が出た。彼の指導者としての能力を誰よりも高く評価しているのが渡邉会長。してやられたという思いが、体調にも影響しているのでは」 実際、昨年のWBCの日本代表監督選定の際も、「落合君しかいない。他にいますか? 中日を強くしたし、軍師としての采配力は日本一。12球団を統括する貫禄のある人は他にいない」と推奨し、'07年に原巨人が5年ぶりにリーグ優勝して臨んだCSで落合中日に3連敗を喫した際には「ベンチワークが敗因。落合の方が頭が良かったんじゃないか」と、敵将の落合監督を褒めちぎってもいた。 ここ2シーズンの巨人は、高木守道監督にスイッチした中日を難なく退けているが、その前の落合監督時代8年間のリーグ優勝回数は、巨人3回に対し中日4回と、数字以上にやられ放題の印象が強かった。 中日は、次期監督候補でもあった鈴木孝政二軍監督をはじめ、宇野勝総合兼打撃コーチ、高橋三千丈投手コーチ、川又米利打撃コーチ、前原博之内野守備走塁コーチ、早川和夫育成コーチに来季の契約を結ばないことを通達した。中日OB会の最高首脳でもある高木守道監督の直系、星野仙一元監督の息のかかったコーチたちをまとめて一掃したのだ。 このように中日は、再建に向けて着々と準備を進めている。さらに見逃せないのが、一緒にBクラスに沈んだ横浜、ヤクルトへの呼び掛けだ。巨大な戦力を持つ巨人を倒すため、水面下で連携を打診しているのである。 「ヤクルトに対しては、『原監督が苦手とする落合を再登板させるので、おたくも野村ID復活で一緒に巨人を倒そう』と。戦力的には太刀打ちできない以上、頭脳で対抗しようという共闘の呼び掛けです。横浜サイドには、昨オフの外国人3選手に続き、『ウチの余剰戦力でよければどうぞ』と促している。今季で退団する川上憲伸投手の譲渡も打診しているといいます。いずれも目的は一つ、巨人を打ち負かすためですよ」(中日OBの解説者)
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スポーツ 2013年10月11日 11時00分
幻の技を出した白鵬の余裕
横綱・白鵬の4連覇、27回目の優勝で幕を閉じた大相撲秋場所(両国国技館)。 まるで無人の野を疾駆するライオンといった感じだが、場所前の調子は決してよくなかった。調整の柱にしている出稽古もたった2日だけ。腰の痛みを訴え、横審の稽古総見でも、上位陣を避けて格下相手に終始し、「場所中の(軽めの)稽古みたいじゃないか」と北の湖理事長をがっかりさせていた。 しかし、いざ本番では、まるで別人。「白鵬の強さの秘密。カギは二つある」と関係者が話す。 「一つは徹底した節制だ。たとえば酒。白鵬は決して酒が嫌いではないが、場所中は全く寄せ付けない。優勝して勝利の美酒をよりうまく飲みたいのと、飲めば翌日の土俵の感覚に微妙な違いが出るのがわかっているからだそうだ。相撲の勝負は一瞬。それだけ勝負に徹しているのだろう」 先場所千秋楽翌日の優勝一夜明け会見では、まだ酔いが残っている顔で現れ、「あの男を超えられてよかった。これでもう文句は言わないだろう」と、優勝回数で抜いたモンゴルの先輩、朝青龍を“あの男”呼ばわりして高笑いしていた。 もうひとつは、あの手この手で自分を奮い立たせていることだ。横綱在位7年目ともなるとマンネリになりがち。しかし、白鵬は記録や決まり手などに異常なぐらいこだわり、それをうまく自分の刺激にしている。 この秋場所も8日目に平幕・宝富士を相手に16年半ぶりという幻の大ワザ“呼び戻し”(別称=仏壇返し)を決め、「ずっと狙っていたんだ。いいもん見ただろう」と、自身32個目となった決まり手に堂々と胸を張った。 最強横綱がこんなに創意工夫をしているのだから、他の力士はもっと努力しないと勝てるはずがない。
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スポーツ 2013年10月10日 15時50分
落合博満氏が中日GMに就任 監督復帰ならなかった大人の事情
プロ野球中日ドラゴンズは10月9日、2年契約が満了して退任した高木守道前監督(72)に代わる後任として、谷繁元信捕手(42)が選手兼任で監督に就任し、落合博満元監督(59)が球団史上初のGM職に就くことを発表した。ヘッドコーチには、落合氏の参謀だった森繁和氏(58)が内定している。 選手兼任監督は06、07年のヤクルト・古田敦也捕手以来、7年ぶり。古田兼任監督は選手での出場機会が激減した上、監督としても06年がセ・リーグ3位、07年が同最下位と振るわなかった。 高木前監督の今季限りの退任が決まっていた球団では、後任候補として、立浪和義氏、牛島和彦氏、ケン・モッカ氏らのOBを中心にリストアップ。しかし、白井文吾オーナー(85)が落合氏と接触したことで、メディアでは「後任候補は落合氏と立浪氏に絞られた」と報じられていた。ところが、監督として白羽の矢が立ったのは、落合氏でも立浪氏でもなく、来季も現役を続ける谷繁だった。 今季、12年ぶりのBクラスに沈んだ中日。常勝軍団だったチームが凋落したことで、白井オーナーの頭に浮上したのは落合氏の復帰だった。落合氏は04〜11年まで8年指揮を執り、04、06、10、11年と4度リーグ優勝を果たし、07年には2位からCS(クライマックス・シリーズ)を勝ち上がり、日本シリーズを制した名将。 だが、落合氏が監督に復帰するとなると、最大のネックとなるのが、コーチ陣を含めた高額な年俸だ。落合氏の監督時の年俸は3億円(推定)を超えていたとされる。かつ、コーチの年俸も高く、スタッフも数多く使うため、人件費が高騰していたことが解任の理由といわれていた。 一方、落合氏解任のもう一つの理由とされた観客動員数の減少は、高木政権になっても続き、11年の214万3963人から、12年は208万530人と微減。今季は199万8188人と、95年以来、18年ぶりに200万人を割り込んだ。これは、ナゴヤ球場からナゴヤドームに本拠が移ってからは、初めての事態。 年々、観客動員が落ちていき、白井オーナーは「貧乏球団になった」と発言。資金難では、落合氏を監督として復帰させることは不可能。そこで、白井オーナーが考えたのが、アドバイザー的な形での落合氏への協力要請だった。 その会談で浮上したのが、落合氏の推薦があった谷繁監督案。白井オーナーに異論はなく、落合GM、谷繁監督に落ち着いた。監督より年俸が安くてすむGMなら、落合氏の招へいも可能となったのだ。人付き合いが苦手な落合氏は、後援会、タニマチ、地元財界からのウケが悪いが、監督ではなくGMなら、この障害もクリアできる。 そこで、問題となるのは反落合派でなる球団フロント陣。11年に落合監督(当時)をクビに追いやった“反落合”の急先鋒・坂井克彦球団社長(68)、当時球団代表だった佐藤良平氏(57)はオーナー権限で更迭した。編成を担当していた井手峻常務取締役球団代表兼連盟担当(69)は、取締役相談役に降格。新たに中日新聞社常務取締役広告担当の佐々木崇夫氏(66)が球団社長に就任し、落合氏の復帰に何の支障もなくなった。 谷繁は野村克也がもつ通算出場の最多記録3017に、あと117試合と迫っており、現役への強い執着もある。できれば、選手兼任監督は避けたいところだったが、落合氏を復帰させたくても、監督として再登板させられない大人の事情がある以上、これがベターな選択だったようだ。 10日に就任会見を開いた谷繁新監督は「ゼロに抑えれば負けない。そういう野球になると思う。ドラゴンズを強くしたい」と抱負を述べた。GMになる落合氏に対しては、「8年間一緒にやってきた。ボクの考え方も分かってくださっているし、落合さんの野球に対する考え方も、多少なりとも分かっている」とコメントした。 厳しい環境になると思われる選手兼任の立場で、Bクラスに転落したチームを、どう立て直すか、谷繁新監督の手腕が注目されるところ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月09日 19時00分
大会中も育児志願の安藤美姫に“授乳グラビア”オファー
ドイツ『ネーベルホルン杯』で、3季ぶりに復帰を果たした未婚の母・安藤美姫(25)が、2位という好成績で大会を終え、来年のソチ五輪への第一歩を力強く進めることとなった。 「早くも“五輪確定!”なんて報道もありますが、フリーでは全体的にスピード感がなく、スタミナ不足は明らか。本人も“あの演技で100点を超えたのはビックリ”と話していたが、キッチリと表彰台に登ったのはさすが元世界女王です」(スポーツ紙記者) これで、安藤への注目度はさらに上昇しそうだ。 「実際、今回の結果を受け、婦人誌が安藤に母子グラビアのオファーを出し、その後も依頼が舞い込んでいるという。どの社も母子セミヌードで授乳シーンをイメージしたショットならいいのではと提案しているのです」(出版関係者) 出産を機に巨乳化が著しい安藤である。授乳グラビアが実現すれば、いくら母の愛を象徴するカットであっても、その興味は彼女のふくよか過ぎるバストにいってしまうのは自明の理。 そのためか「さすがにこれは断った」(前同)というが、そんな安藤の授乳に関しては現在、連盟内部でさまざまな議論がなされているという。安藤はアイスショーに出演した際に、スケート仲間に娘のひまわりチャンをお披露目しており、今後、出場する国内大会でも、愛娘を会場に連れてくることになりそうだからだ。 「かつて柔道の谷亮子は、大会の合間にも子どもにお乳を飲ませていた。安藤もバックヤードで授乳したいのが本音で、控え室に専用の個室を用意してくれないかと、連盟に働きかけようとしているそうです。自分が苦労した経験から谷議員が支持し、共に働きかけを行う予定とも伝わっています」(フィギュア関係者) そのうち、授乳風景が写真誌を飾りかねないが、大会のバックヤードで、安藤がデカ乳を放り出していることを考えると、なんかコーフンしてきちゃう。
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スポーツ 2013年10月09日 11時45分
巨人vsヤクルトの最終戦 ヤクルト宮本に両軍交えて胴上げサプライズ
先日神宮球場で引退試合を行ったヤクルトの宮本慎也が8日東京ドームで行われた巨人vsヤクルトの今季最終戦終了後に胴上げされた。 巨人のサヨナラ勝ちで終わった試合終了後、巨人、ヤクルトの両軍がマウンド後方に集まり敵地では異例といえる胴上げのサプライズ演出。宮本は満員の巨人ファンからも大歓声を浴び感激の面持ちだった。
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スポーツ 2013年10月05日 17時59分
最後まで強運だった“投手”大谷翔平 無敗で今季終了
この男のもつ強運は最後まで生きていた。 日本ハム・大谷翔平投手(19)が10月4日、ソフトバンク戦(札幌ドーム)で今季最後の登板。4回までは1四球のみで、無安打に封じる完ぺきな投球だったが、5回に制球を乱し、押し出しの死球と四球を連発して2点を奪われ、1-2と逆転された。6回には柳田悠岐外野手に2点本塁打を浴び、1-4とリードを広げられた。 最終的にプロ最長となる7回を投げ、7安打3四球1死球で4失点(自責点4)の内容。チームの敗色は濃厚だったが、自軍の打線が8回裏に爆発。一挙に4点を奪って、5-4と逆転し、大谷のプロ初黒星を消した。9回表はクローザーの武田久投手が締めて、日本ハムが逆転勝利。 今季を振り返った大谷は「完全に野手のおかげ。もっとチームに勝ちを付けたかった。そういうところはまだ足りない」とコメント。 二刀流に挑戦させた栗山英樹監督は「アイツにしか分からない大変さがある。いろいろなことが耳に入る中で、よくやってくれた」と、ルーキーの1年目をねぎらった。 シーズンを通して、大谷は13試合に登板、61回2/3を投げて、3勝0敗、防御率4.23で、無敗のまま、投手として今季を終えた。 確かに勝ち星は3つしか付かなかったが、味方打線の援護で黒星を消してもらった試合も多く、強運ぶりをみせつけた。大谷が先発した11試合のチーム成績は8勝2敗1分けと、圧倒的な勝率の高さも示した。 6日のチーム最終戦(対西武=札幌ドーム)は、打者として出場する可能性があるが、7日に開幕するフェニックスリーグ(宮崎)には参加する予定。強運をもつ大谷の、来季の飛躍に注目が集まる。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月05日 10時59分
“客寄せパンダ”だった日本ハム・斎藤佑樹 1年ぶり復活登板もファンに忘れられた!?
右肩関節唇損傷のため、2軍で調整中だった日本ハム・斎藤佑樹投手(25)が、10月2日、札幌ドームでのオリックス戦で先発登板した。 1軍でのマウンドは昨年11月1日の日本シリーズ・巨人戦での救援登板以来、11カ月ぶり。公式戦での登板となると、同10月5日の楽天戦(札幌ドーム)以来、1年ぶりとなった。 決して、2軍で実績をつくっての昇格ではなかった。イースタン・リーグでは、7試合に登板し、23回を投げて、1勝3敗、防御率8.61の惨たんたる成績。とても、1軍に上がれるような内容ではなかったが、チームはパ・リーグ最下位に低迷。すでに、Bクラスも確定しており、いわば消化試合とあって、斎藤を溺愛する栗山英樹監督の温情措置だった。 斎藤は1回こそ無失点に抑えたが、2回に集中打を浴び4失点。3、4回は無失点で切り抜けたが、5回は四球、連打を浴び、一死も取れずに降板。5安打5四球1死球で6失点(自責点6)の乱調で、1年ぶりの復活登板は黒星がついた。 直球は故障前にはMAX147キロを記録していたが、この日の最速は141キロ止まりで、かつての姿は見られなかった。 斎藤は「この1年間を無駄にしないように、来年以降しっかりローテーションを守れるようにしたい。肩に関しては復帰したけど、勝つことに関してはしていない。そこを目指したい」と、来季での完全復活を期した。 今後は7日に開幕するフェニックスリーグ(宮崎)に参加して、調整していく見込み。 ところで、この日の観客動員は2万2488人で、昨季まで“客寄せパンダ”として球団に貢献してきた斎藤の先発試合では寂しい入りだった。前回、先発した昨年10・5では、チームの本拠最終戦ということもあったが、3万5789人の大観衆を動員していた。1年のブランクがあり、ファンの関心も“二刀流ルーキー”の大谷翔平投手に移ってしまい、斎藤の存在はすっかり忘れられた感もある。 斎藤には来季、真の復活を果たして、人気の点でも、巻き返しを図ってほしいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月04日 11時45分
自身ワーストの成績に終わったイチロー 来季はいよいよベンチウォーマーか?
MLBはレギュラーシーズンの全日程を終了したが、イチロー外野手(39)が所属するヤンキースは主力選手に故障者が続出し、ア・リーグ東地区の3位(オリオールズと同率)と低迷し、プレーオフ進出もならなかった。 イチローは日米通算4000安打を達成したものの、150試合出場、520打数136安打、7本塁打、35打点、20盗塁、打率.262だった。MLB通算13年で、出場試合と本塁打以外は、自身ワーストの成績。 特にイチローの生命線でもある安打数は、これまでのワーストだった昨季の178から、さらに48も減少。打率は3年連続で3割を切り、平凡な数字にとどまった。 納得がいかないシーズンを終えたイチローは、「もう1周やりたい。もう1ラウンド。162試合」と話した。 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは来季のイチローの扱いについて、「守備に優れ、スピードがあり、調子が良ければ試合を変える選手だ」と評しながらも、「どういう役割になるのか分からない。外野陣がどのような顔触れになるかによる」と微妙な発言を残した。 今季のヤンキースの外野陣はイチロー、ブレット・ガードナー(30)、カーティス・グランダーソン(32)に加え、開幕前にバーノン・ウェルズ(34)をトレードで獲得。トレード期限ギリギリの7月末には、アルフォンソ・ソリアーノ(37)を獲得した。レギュラークラスの外野手が5人もいては、指名打者の枠を使っても、選手がだぶつく。ソリアーノ加入後、イチローはスタメンから外されることが極端に増えてしまった。 来季、ヤンキースの外野陣がどのような布陣になるかは、今後の編成次第だが、キャッシュマンGMの言葉を借りるまでもなく、自身ワーストの成績で、かつ最年長のイチローの立場が危うくなるのは必至。 最悪、守備、代走要員として、ベンチウォーマーに成り下がってしまう可能性もありそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月02日 15時30分
ダルビッシュが奪三振王に! 日本人では野茂以来12年ぶりの快挙
MLBはレギュラーシーズンの全日程を終了した。 日本人選手のなかでも、特筆すべき活躍を見せたのは2年目のダルビッシュ有投手(27=レンジャーズ)。 開幕から安定した投球を続けたダルビッシュは、32試合に登板、209回2/3を投げ、13勝9敗、奪三振277、防御率2.83で、勝ち星(昨季16勝)を除き、すべての部門で昨季の成績を上回った。防御率に関しては、昨季の3.90から1点以上も下げ、相手に得点を与えない投手に変貌を遂げた。 奪三振277は2位に37個の大差をつけて、堂々、ア・リーグの奪三振王に輝いた。同タイトルを日本人が獲得したのは、95年(ドジャース)、01年(レッドソックス)の野茂英雄以来、12年ぶり3度目で、史上2人目の快挙。 ダルビッシュは「三振はあまり興味ないけど、何かで1番になることはいいことだと思う。来年以降、これを励みにして頑張っていきたい」とコメント。 奪三振王となったダルビッシュは、ア・リーグの最優秀投手の最終候補3人の中の1人に選ばれた。受賞者は11月4日に発表される。 勝ち星は伸びなかったが、これはチームの打力が昨季より落ち、援護がなかったことが原因。ダルビッシュが先発した試合で、チームが0-1で負けた試合が4つもあるという珍記録もつくった。 ロン・ワシントン監督は「目を見張るような成績だった。経験を積んで、より高いレベルで来年を迎えると思う」と話し、終盤に本来の投球ができなかったことについて、「確かに何か(問題)を抱えていた。だが、彼は一度もそれが問題だとは言わなかった。(具体的には)言えない」と故障を抱えていたことを明かした。 チームはア・リーグ西地区2位で、ワイルドカードの残り1枠を懸けたレイズとの決定戦に敗れ、プレーオフ進出を逃した。ダルビッシュは「野球なので勝つ、負けるがある。残念な気持ちもありますけど、仕方ない」とコメントした。 タイトルホルダーとなったダルビッシュの、3年目のさらなる飛躍に期待したい。(落合一郎)
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