スポーツ
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スポーツ 2013年12月06日 17時00分
亀田興毅の「今後の路線」にファンは冷ややかな反応
プロボクシングで3階級を制覇したWBA世界バンタム級王者の亀田興毅(27)が11月19日、敵地となる韓国・済州島で、同級14位の孫正五(ソン・ジョンオ=韓国)と防衛戦を行い、2-1の僅差判定で勝利し、V8に成功した。 ところが、試合は孫が10ラウンドに興毅からダウンを奪うなど、どちらが勝ってもおかしくない内容で、「Yahoo!ニュース」で実施した「亀田興毅vs孫正五、判定結果に納得?」との意識調査では、「納得できる」の14.7%に対し、「納得できない」が85.3%にも及び、その微妙な判定結果は物議をかもした。 その興毅の今後の方向性だが、WBAから対戦指令のある同級スーパー王者=アンセルモ・モレノ(パナマ)との王座統一戦に臨むか、1階級下げてスーパーフライ級に転級し、4階級制覇に挑むかのどちらかだ。 興毅は年齢的に減量が楽ではなくなってきたことを認め、「なるべく早く(スーパーフライ級に)いきたい」と発言しているが、どちらにするかは、「ゆっくり考える」として、結論は先延ばしになっている。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「亀田興毅に期待する今後の路線は?」との意識調査を、13年11月21日〜12月1日に実施したが、ファンから得られた回答結果は実に冷ややかなものだった。 調査は、「バンタム級を続け、モレノと統一戦」「1階級下げての4階級制覇を狙う」「その他」の3択で、4万3022票(男性=87.5%、女性=12.5%)の回答があった。 最も票を集めたのは、なんと「その他」で、全体のほぼ半数の2万1300票(49.5%)。続いて、「統一戦」支持が1万7105票(39.8%)。日本人では前人未到となる「4階級制覇」に期待した向きは、わずか4617票(10.7%)で、約1割しかいなかった。 なんとも、シビアなファンの反応だが、多くの回答者からは、「勝ちが見込める相手ではなく、強い相手と闘ってほしい」といった趣旨のコメントが寄せられた。 果たして、興毅はモレノとの統一戦に進むのか、それとも、王座を返上して4階級制覇へ向かうのか…。(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2013年12月06日 15時30分
ダルビッシュ大丈夫? 2年連続で“正妻”と離別
来季、メジャー3年目を迎えるレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)に、新たな問題に直面した。 今季、レンジャーズの正捕手を務めたA・J・ピアジンスキー捕手(36)がFAとなって、上原浩治投手(38)、田沢純一投手(27)が所属するワールドチャンピオンのレッドソックスと1年825万ドル(約8億4000万円)で合意した。 昨オフにも、レンジャーズの正捕手だったマイク・ナポリが、FAでレッドソックスに移籍しており、ダルビッシュにとっては、2年連続で“正妻”と別れるハメになってしまった。 ピアジンスキーはMLBきってのトラブルメーカーとも称されるが、雑なリードをするナポリよりは、ダルビッシュとのコンビは良く、4月3日のアストロズ戦では、9回2死までパーフェクトに抑える好投を引き出した。ただ、シーズン中にはサインが合わず、マウンドでダルビッシュと口論になるなど、2人のコンビネーションは絶妙とはいえなかった。 ダルビッシュは日本ハム時代には、相性のいい鶴岡慎也捕手(32=ソフトバンクにFA移籍)が専属捕手を務めるなど、捕手のリードに左右されがちな投手。今後、レンジャーズは正捕手探しに奔走することになるが、新たに迎えるであろう“新妻”が、ダルビッシュと合うかどうかで、来季の成績が左右されそうで、不安ものぞく。 ただ、ダルビッシュにとって、幸いなのは相性のいい第2捕手のジオバニー・ソト(30)が残留したことだ。12年7月にカブスから移籍したソトは、打撃に難があり、チームとしては正捕手は任せられない。だが、緻密なリードをするソトとダルビッシュのコンビネーションは上々で、新たな正捕手と、うまくいかなければ、ソトが“専属捕手”で起用されることもありそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年12月06日 11時45分
来年が怖い… 50分の交渉時間に秘められたトラの近未来像(藤浪晋太郎)
藤浪晋太郎(19)が契約更改を終えた(12月3日)。1500万円から3倍増の4500万円で合意、この金額は入団2年目の選手としては阪神史上最高額となる。更改後、交渉役を務めた高野栄一・球団本部長は、「過去の他球団で規定投球回数に達した選手も比較した。これだけの話題のピッチャーだから…」とコメント。「他球団の選手」とは、近年、高卒1年目で活躍した松坂大輔、田中将大のことを指していた。彼らのプロ初の契約更改だが、松坂は1300万円から7000万円に、田中は1500万円から6000万円に昇給している。金額面では叶わなかったが、高野本部長の表情からして、『将来のエース』への期待はかなり大きいと見て間違いないだろう。 「来年のキャンプ、オープン戦を順調に送ることができれば、『開幕投手』に抜擢されるかも」(関西系のプロ野球解説者) 関係者によれば、200%の昇給率を勝ち取った要因は、2ケタ勝利だけではないという(10勝6敗/24試合)。クライマックスシリーズ・ファーストステージ初戦の大事な先発マウンドを務めたのが大きいそうだ。 「来季は能見、メッセンジャー、藤浪が先発3本柱という扱いになる」(前出・同) 見方を変えれば、藤浪の好不調が虎の命運を決めると言っても過言ではない。 今オフ、クローザー不在の穴を埋めるため、韓国・サムスンの呉昇恒(31)を獲得。外国人選手の登録枠の問題もあり、リーグ3位の防御率を残したスタンリッジを手放している。久保康友もFAで横浜DeNAに移籍し、阪神は実績のある先発投手2人を喪失してしまった。先の関係者は藤浪が秋季キャンプで取り組んでいた『インステップへの投球フォーム改造』を指して、こう指摘していた。 「藤浪は左肩が早く開く悪癖があり、それを修正するためのフォーム改造でした。投球フォームの改造に関しては賛否両論だが、対戦チームも対策を高じており、悪癖を持ったまま来季に臨めば、釣瓶打ちにされます。気になるのは、藤浪が新フォームを完全に修得しないまま、秋季キャンプが終わってしまったことです」 2年連続で活躍できるかどうか、それは、オフの過ごし方次第となるだろう。 「年俸が4500万円まで上がったということは、来年の契約更改で『1億円』の大台に到達する可能性も出てきたわけです」(前出・プロ野球解説者) どの球団もそうだが、阪神もチーム総年俸を抑えようとしている。 「阪神は久保の補填として、横浜DeNAに『人的補償』を求める予定。先発タイプの投手か、右打者を選ぶはず。先発投手の頭数がいない状況ですから、年俸の高い選手でも、使えると思った選手がいれば獲る方向です」(同) カネに糸目はつけないというわけか…。 藤浪の昇給にケチをつける関係者はいない。しかし、阪神は来年20歳になる若者に1億円を払えば、その後の昇給幅がどれだけ大きくなるのか、分かっているのだろうか。FA補強に失敗しても、カネの掛かるチーム構成からは抜けられないようだ。
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スポーツ 2013年12月06日 11時00分
白鵬破った稀勢の里の不安
今年納めの九州場所は、勝った方が優勝という横綱同士の相星決戦を制した日馬富士が、5場所ぶり6回目の優勝を果たした。 しかし、いい面でも悪い面でも引っかき回した立役者は、まぎれもなく大関の稀勢の里だった。 今度こそ7年も途絶えている日本人優勝をやってくれるのでは、と期待されながら、今場所も8日目までにあっけない相撲で2敗。ファンを大いに失望させたと思ったら、終盤、一転して全勝で突っ走り、日馬富士、白鵬の両横綱を目の覚めるような相撲で破った。 「本命の白鵬を上手投げで裏返しにした相撲はお見事でした。観客席ではスタンディングオーベーションまで起こり、関係者は驚いていましたね。それだけファンは日本人力士の優勝や日本人横綱の誕生に飢えているのでしょう」(担当記者) 中でもこの横綱戦連勝を喜んだのは北の湖理事長だ。「両横綱を負かしての13勝は優勝に準じる成績と言っていい」と、いち早く来場所の綱取りを示唆した。何としても稀勢の里を初場所の目玉にして人気復活を、と意欲を燃やしているのだ。 ただ、心配もある。2年前に先代の鳴戸親方(元横綱・隆の里)が急逝して以来、稀勢の里にはこれといった参謀が皆無。このため、ここ一番という勝負どころでことごとく失敗している。勝てば優勝、あるいは綱取り継続の可能性があった今年の夏場所、名古屋場所の千秋楽も完敗だった。 「現師匠の鳴戸(元幕内隆の鶴)は名前だけの師匠で頼りになりません。綱取りには異常なプレッシャーがかかるので、ひとりで乗り切るのは無理。早くいい相談相手を見つけないと、また同じ失敗に終わる可能性があります」(相撲関係者) 三度目の正直−−。今度こそ、稀勢の里は期待に応えることができるか。
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スポーツ 2013年12月05日 15時30分
亀田3兄弟の視聴率争いは三男・和毅が1位も、判定決着ばかりで数字上がらず
12月3日に行われたボクシング3大世界タイトルマッチのメーンイベント、亀田大毅(IBF王者=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦は、大毅が1-2の判定で敗れた。 ところが、前日のルールミーティングで確認された事項を、IBF立会人が試合直後に翻し、「負けても亀田の防衛」として、物議をかもした。 同3大タイトルマッチはTBSが午後7時から生中継したが、その視聴率が判明した。トップで放送された王者=高山勝成(仲里)vs挑戦者=同級6位=ビルヒリオ・シルバノ(フィリピン)のIBF世界ミニマム級タイトルマッチは、8.4%(午後7時〜8時21分=数字は以下、すべて関東地区)。 続いて放送された王者=亀田和毅(亀田)vs挑戦者=同級6位=イマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)のWBO世界バンタム級タイトルマッチは、13.1%(午後8時21分〜9時5分)。最後にオンエアされた大毅戦は12.0%(午後9時20分〜10時19分)だった。 11月19日に行われた亀田興毅vs同級14位・孫正五(ソン・ジョンオ=韓国)のWBA世界バンタム級タイトルマッチの視聴率(TBS)は10.8%。放送日が違うため、一様に比較はできないが、数字だけを比べると、和毅の試合の視聴率が一番高かった。とはいえ、いずれも10%台前半で、かつての勢いはなくなり、低迷が続いている。 今回の3兄弟の試合はいずれも判定決着。これは今に始まったわけではなく、長男・興毅の世界戦(13戦)で、KO決着はわずか2度。大毅の世界戦(8戦)はすべて判定決着。和毅の世界戦も2戦とも判定になった。3兄弟でトータルすると、23度の世界戦で、KOで終わったのは興毅の2度だけ。それも、最後にKOしたのは丸2年前のこと。3兄弟の世界戦でのKO決着率は、わずか8.7%にしかすぎない。 ボクシングはKOがすべてではないが、視聴者が期待しているのは、やはり壮快なKOシーン。もはや、お茶の間の視聴者の間には、「亀田兄弟はKOできない」が浸透したようで、視聴率がなかなか上がらない要因になっているもようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年12月05日 11時45分
ストーブリーグ情報(埼玉西武編) 補強よりも現有戦力アップを選択した事情
エース・涌井秀章が国内FA権を行使し、千葉ロッテ入りの正式発表は『時間の問題』だという(12月2日時点)。球団は涌井と話し合ったが、FA制導入以降、ライオンズは「去る者は追わず」の様相も強い。気になるのは、その後のチーム方向性だ。伊原春樹監督の11季ぶりの復帰が決まり、新体制で秋季キャンプを行ったが、大掛かりな補強はせず、「現有戦力のアップ」を目指すという。ドラフト、育成に定評のある西武らしい“所信表明”ではあったが、ソフトバンク、オリックス、千葉ロッテは確実に補強を進めている。ドラフト会議ではアマチュアナンバー1捕手・森友哉(18=大阪桐蔭)の一本釣りに成功したものの、「即戦力か?」と問われれば、キャッチャーというポジションの性格上、2、3年はファームで勉強することになるのかもしれない。 伊原監督に託されたのは、ペナント奪回。涌井、クリーンアップを打ってきた片岡浩大を失っても、現有戦力で戦っていけるのだろうか。 牧田和久 8勝9敗(-1) 岸孝之 11勝5敗(+6) 十亀剣 8勝8敗(±0) 野上亮麿 11勝7敗(+4) 規定投球回数に到達した主力先発4投手で作った貯金は「9」。8月以降、“スタミナ切れ”したものの、菊池雄星は17試合・9勝4敗(+5)と好成績を残している。この菊池を始め、二軍で頑張った中崎雄太(27試合90回2/3)、藤原良平(31試合101回2/3)が“レベルアップ”してくれば、数字上では『涌井喪失』は痛手にはならない。 今季の涌井は先発でスタートしたが、5月に連続KOを食らい、その後はリリーフに格下げされた。『涌井喪失』について、投手出身のプロ野球解説者はこう語っていた。 「9月25日から『10日間連続登板』しており、うち6試合連続でセーブポイントを稼いでいます。こんなふうに無理の利くリリーバーはなかなかいない…」 夏場以降、疲れの出る時期にリリーフ陣は苦労するのではないだろうか。 すでに、米レッズ3Aのグレッグ・レイノルズ投手を獲得している。変化球主体の技巧派投手と紹介されており、1試合あたりの与四球は「1.5個」。コントロールが良いので日本球界にも適応してくれるだろう。 「来季、岸孝之がFA権を取得します。西武は岸の流出も念頭にあるのでは?」(前出・プロ野球解説者) 片岡の巨人入りが決まった。「涌井=千葉ロッテ入り」と想定し、西武は人的補強を求めていくが、両球団に対し、『リリーフ・涌井』の抜けた穴を埋められる救援タイプの投手を狙うと思われる。 FA宣言した涌井はAランク、片岡はBランク。人的補償を行使しても、「Aランク=年俸50%分」、「Bランク=40%分」が同時に得られる。13年、西武球団の平均年俸は3507万円(選手会発表)。12球団中7位。涌井の推定年俸は2億2000万円で、片岡は9500万円だった。1億9000万円の石井一久も引退し、チーム総年俸は彼らが退団しただけで5億余が減った計算だ。 シーズン中、球団経営の存続を危ぶむ報道も見られた。ライオンズは主力が抜けても優勝できるという『費用対効果』も西武グループ内にアピールしたかったのではないだろうか。
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スポーツ 2013年12月05日 10時00分
亀田陣営は実は事前に知っていた! 大毅が統一戦敗退で王座陥落のはずが…試合後、一転して防衛に
日本ボクシング界でも、前代未聞のドタバタ劇が繰り広げられた。 12月3日に、大阪・ボディーメーカーコロシアムで行われた3大世界タイトルマッチのメーンイベント、亀田大毅(IBF王者=24=亀田)vsリボリオ・ソリス(WBA王者=31=ベネズエラ)のIBF&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦が、あり得ない事態に陥った。 前日計量で、ソリスが計量に失敗し、体重超過でWBA王座のはく奪が決定。その後のルールミーティングで、試合はそのまま統一戦として行われ、「大毅が勝てば王座統一、負ければ両王座は空位。引き分けの場合は大毅がIBF王座防衛で、WBA王座は空位」となることが確認されていた。 試合は12ラウンド闘い抜いて、判定に持ち込まれ、1-2で大毅が僅差の判定負け。これにより、大毅のIBF王座陥落となるはずだった。 ところが、試合直後に会見を開いたIBF立会人のリンゼイ・タッカー氏は「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、亀田選手は王者のままです。負けという記録は残るが、防衛は認めます」と説明したのだ。 確かにIBFのルールでは、「王者が計量パスし、挑戦者が計量パスできなかった場合、王者は勝敗にかかわらず、王座を保持するという理解のもとで試合を実施する」との規定がある。ただ、前日のルール確認から一転した発言には、大いなる疑問を残す形になった。 タッカー氏は「昨日言ったことは覚えていないけれど、そう受け取られたとしたら、それは間違いでした」と弁明。 JBC・森田健事務局長は「負ければ、チャンピオンではないと、昨日聞いている。IBFが王座を認めるなら、JBCは従うしかない」と困惑の色を隠せなかった。 試合を生中継したTBSも、その直後に放送された「NEWS23」でも、「大毅防衛」を伝えず。深夜にインターネット上のニュースや、翌日の報道で知ったファンや視聴者は、あ然となったはずだ。 大毅は試合後に会見せず、4日の一夜明け会見を「ダメージによる体調不良」で欠席したが、亀田ジムの嶋聡マネージャーは「会議で配られた紙で(ルールを)確認した。(IGFから)口頭でも説明があった」と話した。 放送したTBSを始め、すべてのマスコミが「大毅が負けたら王座陥落」を報じるなか、亀田陣営は「負けても王座防衛」を認識しており、大毅本人も、それを承知でリングに上がっていたことになる。 減量苦の大毅は、今回の試合を最後にバンタム級に階級を上げる可能性もある。試合当日の計量で、3キロ以上重いソリス相手に果敢に挑んだ大毅の勇気は買うが、「負けてもOK」を事前に知っていたとなると、その勇気も、どうしてもかすんで見えてしまう。 こんなドタバタ劇を演じていては、IBFという団体、ひいてはボクシングというスポーツの権威を落としかねない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年12月04日 11時45分
ストーブリーグ情報(広島編) 『14年版10勝カルテット』でV争いを
カープファンの若い女性が増えているそうだ。その応援が後押しとなったのか、今年、チーム27年ぶりの快挙も達成された。2ケタ勝利に到達した投手が4人も出現したのである。この投手力をアップできれば、野村広島の優勝争いは確実なものとなる。 前田健太 15勝7敗 野村祐輔 12勝6敗 バリントン 11勝9敗 大竹寛 10勝10敗 このカルテットの一角だった大竹寛がFA権を行使し、巨人入りを表明したのは11月25日だった。これを受け、松田元オーナーは「ポジションに関係なく、若くて、いい選手を」と、早くも人的補償を求める意向を明らかにした。大竹の人的補償が投手なのか、野手なのか…。巨人が28人のプロテクトリストを提出する前の段階だが、こんな声も聞かれた。 「広島はドラフト1位で大瀬良大地(22=九州共立大)、2位で九里亜蓮(22=亜細亜大)と、即戦力投手を2人も獲得できました。補強するとしたら、バッターでしょう。得点力不足を解消するためにも」(プロ野球解説者の1人) 大瀬良、九里の2人は先発ローテーション入りするだろう。それだけの力は持っている。しかし、広島が狙っているのは『先発タイプの投手』かもしれない。 今季、広島は前述の4先発投手で48勝を挙げた計算となり、「勝ち−負け」で考えると、「15」の貯金を作った。この計算式を他球団のローテーション投手に当てはめると、首位巨人は、内海、杉内、菅野、澤村で貯金13。2位阪神は能見、スタンリッジ、メッセンジャー、藤浪で8。数値的には広島が上だが、巨人は澤村が5勝10敗と奮わず、阪神はスタンリッジ(退団)が8勝12敗と負け越したものの、リーグ3位の防御率を残している。チーム防御率で見れば、阪神3.07、巨人3.21、広島3.46の順となる。喪失する大竹は10勝10敗で「貯金0」だが、連敗ストップ、3連戦の初戦などの大事な試合で勝ってきた。 首脳陣の心境からすれば、未知数の新人投手に委ねるのはちょっと怖い。前年に中日を解雇された久本祐一が前半戦にローテーション入りし、シーズン中、リリーフの青木を出して、巨人から先発タイプの小野淳平を獲得した経緯からしても、大瀬良、九里に次ぐ6人目の先発候補を獲りに行くのではないだろうか。 「チーム内でも一発を狙えるスラッガータイプを狙うのか、投手を補強するのかで意見が分かれています。大竹が他球団と交渉した時点で『人的補償』の話は出ていましたが、いまだ意見統一ができていない」(関係者) 堂林、丸、菊池、松山など若手野手が頭角を現した。野手は自前で足りていると判断すれば、巨人から有力投手を一本釣りして91年以来となる優勝を狙う…。
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スポーツ 2013年12月03日 11時45分
ストーブリーグ情報(阪神編) FA交渉の失敗で投手陣全体が瓦解
11月28日夕方、阪神・中村勝広GMが報道陣に囲まれた。この日、入団交渉を進めていたFAの中田賢一投手(31=元中日)から正式な回答が入るとの情報は、メディアも掴んでいた。「福岡ソフトバンクホークスが優勢」とも聞いていたが、案の上である。結果は、同GMの表情で分かった。 「残念な結果になった。これは縁なので仕方ない」 だが、トラ番記者団が投手陣の再整備について質問したときだった。中村GMの表情がさらに厳しくなった。 「これからの問題。(中田投手から)返事があったばかりなので…」 中田の獲得失敗で、阪神の補強は『天国』から『地獄』に一気に転落したと言っても過言ではないだろう。 「呉昇恒(オ・スンファン=31/前韓国サムスン)の阪神入りが決まりました。韓国通算277セーブの実績もそうですが、過去、日本のプロ野球に挑戦した韓国人投手を比べても、彼が一番です。中日で活躍した宣銅烈(ソン・ドンヨル)よりも結果を残すと思う」(WBCに関わったスポーツ企業員) 今オフのトラの補強ポイントは、主に3つ。クローザー、4番バッターの獲得。そして、4人目の先発投手を獲ることだった。 新4番候補として、米ナショナルズのカウス・ゴメス内野手(29)も獲得。呉昇恒もそうだが、クローザーと4番は予定通り、外国人選手で埋めることができた。 今季の先発投手の成績は、以下の通り。 能見篤史 11勝7敗 メッセンジャー 12勝8敗 藤浪晋太郎 10勝6敗 スタンリッジ 8勝12敗 リーグ防御率3位のスタンリッジとの契約を見送ったのは、呉昇恒を獲るためだった。外国人選手の出場枠もある。現行ルールでは、外国人選手の出場登録(一軍)は「4人まで」。クローザー候補の呉昇恒は基本的に全試合、出場登録しなければならず、4番も務めたマートン、新加入のゴメスの野手2人との兼ね合いを考え、スタンリッジを見送った。そのスタンリッジの抜けた穴を国内FA市場で補充する計画だったが、中田の獲得失敗で『4人目の先発投手』が喪失してしまったのだ。 「スタンリッジを呼び戻す? 先発のメッセンジャーとスタンリッジを交互に登録抹消してやり繰りする方法もあるんですが、その考えは首脳陣にはないようです」(関西系プロ野球解説者) FA交渉という不確定要素を抱え、優良外国人投手を捨てた阪神…。今後は国内トレードを模索するようだが、 「交換要員で相手球団と折り合いが付かないのではないか?」(前出・同) との見方が支配的だ。 新人の岩貞祐太(22=横浜商大/ドラフト1位)への期待も大きいが、スタンリッジの8勝に次ぐ先発投手は、榎田大樹、筒井和也の4勝。秋季キャンプでは、二神一人の先発転向も伝えられたが…。 常に冷静な中村GMのことだ。水面下で『次の一手』は打ってあると思われるが、たった1人のFA投手の交渉に失敗し、投手スタッフの編成案全てが瓦解するとは、ちょっと考えられないケースである。
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スポーツ 2013年12月02日 18時15分
11・19亀田興毅の世界戦 判定結果に大多数のファンが「納得できない」
11月19日、韓国・済州島で行われたプロボクシングWBA世界バンタム級王者=亀田興毅vs同級14位=孫正五(ソン・ジョンオ=韓国)の世界タイトルマッチは、12ラウンドを闘い抜いて、判定の結果、115-112、114.5-114、113.5-115.5と2-1の僅差で、興毅が勝利。同王座の8度目の防衛に成功した。 この試合はTBSが同日午後10時から生中継し、54分の枠に収まらなかったため、11時9分まで放送を延長したものの、判定結果を待つ間に中継が終わってしまい、TBSに苦情が殺到するというオマケもついた。 試合は挑戦者の孫が10ラウンドに興毅からダウンを奪った以外、両者ともに決め手に欠け、微妙な判定となり、どちらが勝ってもおかしくない内容だった。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「亀田興毅vs孫正五、判定結果に納得?」との意識調査を行った。 実施されたのは、13年11月19日〜29日で、10万8958票(男性=89.9%、女性=10.1%)の回答があった。 回答者の年代層を見ると、40代以上=27.1%、50代以上=24.2%、60代=23.4%、30代=13.0%、70代以上=6.7%、20代=4.0%、10代=1.6%で、圧倒的に40代以上からの回答が多かった。 回答結果は、「納得できない」が9万2931票(85.3%)にも及び、「納得できる」はわずか1万6027票(14.7%)にとどまり、ほとんどのファンが判定に納得がいっていないことが分かった。 敵地とはいえ、ランキング下位の挑戦者に苦戦をしいられた興毅。次戦では、スッキリした勝利を期待したいものだ。(リアルライブ編集部)
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