スポーツ
-
スポーツ 2013年11月11日 11時00分
巨人V9戦士・柴田勲特別寄稿 川上哲治監督が即決「日本人初スイッチヒッター誕生」裏話(2)
監督としては、何としても足で稼ぐ打者が欲しかったのだと思う。宮崎キャンプのとき、見物のファンに向け、ハンドマイクで「これから長嶋と柴田が100メートル競争をやりますので、こちらへ来てください」と呼び掛けた。当時、長嶋さんはチーム一の俊足で知られていたが、「ヨーイ、ドン」で走ったら私が勝ってしまった。「オッ、柴田は早いぞ!」と喝采を浴びたのだが、これは私が命令を気持ちよく聞くようにするための演出だったように思う。 しかし、スイッチヒッターを完成させるまでは大変だった。何しろ左右の練習をするわけで、右打者だった私は、特に左はほとんど未体験。右1、左9くらいの割合で振り込んだが、左は自分のスイングという気がしなかった。それでも手の血マメが何度もつぶれるほどバットを振り続けた。 そんな私を、監督は試合で起用し続けてくれた。スイッチがさまになってくると、1番の核弾頭を常時務め、長嶋さんが不調のときは、一度だけだが3番長嶋、4番柴田、5番王のオーダーが組まれたことがあった。このとき、阪神の江夏から先制2ランを放ったのを覚えている。 いずれにしても、川上監督の命を受けて、日本人初のスイッチヒッターとしてやったことは間違いではなかったと思っている。2000本安打(2018本)も達成できたし、盗塁王も6度(通算579盗塁=セ最多盗塁)獲得できた。 一方、プライベートでは監督に媒酌人を引き受けていただいたのだが、実は選手の中では私だけだった。監督は元来、選手が結婚するとき、媒酌人を頼まれても全て断ることで知られていた。チームの指揮官として、私情が入ることを嫌ったからだ。 なぜ私だけかというと、一度、見合い話を相談したとき、監督の意見に従って断ったことがあり、その後、結婚が決まって再び監督の元を訪ね、お願いしたい旨を伝えると、一瞬、困惑した顔を浮かべながらも「前の一件があるし、断るわけにいかんな」と引き受けてくれた次第。最初で最後の媒酌人というわけである。 さて、今でこそ“スモールベースボール”という手堅い野球が多くなったが、川上野球はその元祖とも言うべきもので、勝つためにはONにも容赦なくバントをさせ、確実に点を取りにいった。「勝つ野球にこだわる」が川上野球のモットーだ。だからこそ、永久不滅ともいわれる日本一9連覇の大金字塔を打ち立てることができた。 今季の巨人は、このV9以来となる日本一連覇を狙って日本シリーズを戦ったが、3勝4敗で楽天に敗れた。いい報告がしたかったけど、出直しだね。 天国の「おやじさん」、どうか安らかにお休みください。合掌。
-
スポーツ 2013年11月10日 11時00分
巨人V9戦士・柴田勲特別寄稿 川上哲治監督が即決「日本人初スイッチヒッター誕生」裏話(1)
川上哲治監督が亡くなられた。93歳だった。 戦前戦後を通じて“赤バット”で人気を博し、卓越した技術で『打撃の神様』『野球の神様』とも称された。私たちOBにとってはさん然と輝く大先輩で、宝物のような存在だった。 現役時代を終え、ユニホームを脱がれた後も、「監督」「おやじさん」と呼んで、ゴルフや酒宴の席でご一緒させていただくなど、親しくお付き合いさせてもらった。そんな川上監督の下で9年連続日本一を達成する一員として仕事をさせていただいたことを、あらためて誇りに思うと同時に、感謝の気持ちで一杯だ。 訃報を知ったのは、仕事先の名古屋だった。宿泊先のホテルに新聞社や雑誌社の記者からコメントを求められる電話が何本も入った。 東京に戻る新幹線の中で、じっと目を閉じると、川上さんとのいろいろなシーンが頭の中を駆け巡った。いつもなら乗車後、すぐ居眠りにつく。ところが、この日は睡魔が一向に襲うことはなかった。 法政二高時代、甲子園で2度の優勝ピッチャーの実績を買われ、巨人軍から入団を誘われた。そのとき、横浜の実家を訪れたのが川上監督で「一緒にやろう」と言ってもらった。そして両親を前に「勲君は立派なプロ野球選手になります。投手より打者としても成功しますよ」と言ったので、父親もビックリ。脇で聞いていた私も「投手として獲るのに変なこと言う人だ」と思ったことを覚えている。 それが入団した年に、いきなり現実となった。私は開幕第2戦の阪神戦に先発起用されるも、敗戦投手に。それから2カ月後、監督室に呼ばれ「柴田、お前は背も小さいし投手より打者に向いている。オレもそうだが、王も投手から打者にかわった。お前はバッティングがいいし、足も速く肩も強いから」と説得された。 間もなくして、投手から野手へ大転換。最初のポジションは遊撃手。だが、強肩と走力を生かすためと、今度は外野手へと配置換え。センターを主に守った。しかし、それだけでは収まらなかった。 「勲よ、スイッチヒッターをマスターしろ!」にはビックリした。日本の球界にまだスイッチヒッターはいない。どうやってマスターしたらいいのか悩んでいたところ、「ドジャースにいるモーリー・ウィルスみたいな打者になれ」と川上監督に命令された。 どんな選手かも知らないし、戸惑った。それで資料をあさり、いろいろ聞いたりしたところ、バットを短く持って上からゴツンとたたき、打球が大きくバウンドする間に一塁に駆け込む内野安打狙いだった。高校時代、打者としてはホームランも狙えてパンチ力もあると評価されていたのに…。
-
スポーツ 2013年11月09日 11時59分
ストーブリーグ情報(補強・ドラフト編) 指名直前で評価を上げた選手、下げた選手
今秋のプロ野球ドラフト会議は「社会人に好投手が多い」と評されていたが、「例年以上に有望捕手が多い」とも言われていた。事実、森友哉(18=大阪桐蔭)は埼玉西武に単独指名され、巨人が外れ1位に挙げたのは、小林誠司(24=日本生命)だった。 今年は11人の捕手がドラフト指名され、育成枠でも3人が選ばれた。14人の捕手が同時にプロ入りする年は珍しい。また、育成選手を含めてだが、捕手を指名しなかった球団は広島だけとなった。 しかし、ドラフト会議とは、当日直前にその追い掛けてきた選手の評価を一変させることもある。候補選手に“理由”がある場合も見られるが、後に予定しているFA、トレード、外国人選手の補強などで指名リストが書き換えられる。そういった直前変更のドラマは“捕手豊作”の今年も見られた。 「高校球界トップと称された森(友哉)クンの1位入札が西武だけというのは、ちょっと意外でした。身長が低いとか、プロのスピードに対抗できるのかなど、マイナスの声も聞かれましたが、それは全て『機会の裏返し』でした。強打の捕手は稀少ですからね」(在京球団職員) 今年のドラフト会議に、将来の正捕手候補を求めていた球団は少なくない。「まさか、下位指名になるとは!?」と、取材陣を驚かせた捕手がもう1人いる。福岡大・梅野隆太郎である。 梅野は遠投120メートルの強肩で、年齢は違うが、森と評価を二分していた。日米大学野球でも日本代表チームの主将を務めており、「ある球団は松井(裕樹=18/桐光学園)の競合で外れた場合の『1位リスト』に入っている」(球界関係者)との事前情報も聞かれていた。 ドラフト会場の裏話をすると、その梅野が4位で阪神に指名されたとき、「この順位でよく残っていたものだ…」と首を傾げる報道陣も多かった。この梅野指名の前に、すでに7人の捕手が指名されていた。4位という下位指名について、梅野本人も共同記者会見で「(自分よりも先に指名された選手のなかには)自分の知らない捕手もいた」とこぼしており、かなりのショックを受けていたようだった。 「前評判の高かった森、梅野の両捕手はドラフト直前で評価を落としましたね」(前出・関係者) 各方面に両捕手の評価を改めて伺ってみたが、「慎重になりすぎた」というのが真相らしい。ザックリとだが、両捕手に共通している点が2つある。1つは小柄だということ。森は170センチ、梅野は173センチ。ホームベース上で外国人選手が肘を出して突入してくる昨今、肉体的に太刀打ちできないのではないかと思ったらしい。 「主力捕手がFA権を行使するとの情報が、ドラフト前から流れていました。そのFA権を持つ捕手を獲得するのを前提に、ドラフトでは投手を1人でも多く獲ろうと戦略を変更したようです」(前出・同) 1つの情報がドラフト候補の順位を変えることもあるようだ。(一部継承略)
-
-
スポーツ 2013年11月09日 11時00分
部屋創設で注目の浅香山親方
世に栄枯盛衰は付き物。相撲部屋も決して例外ではない。先場所限りで、また一つ名門部屋が消滅した。大横綱の北の湖(現理事長)や大関・北天佑らを輩出した三保ケ関部屋だ。 相撲部屋の閉鎖は去年以降だけで実に7部屋目。その中には、大島、花籠、二所ノ関という、かつて横綱、大関ら人気力士を擁し、繁栄を誇った名門部屋も含まれている。どうしてこんなに相撲部屋が立て続けに潰れるのか−−。 師匠の多くが団塊の世代で、ちょうど定年を迎えていることもあるが、「もっと大きな理由は他にある」と関係者は話す。 「以前は、いい弟子さえ育てれば、後援者がドッと押しかけ、さまざまな形で部屋を盛り立て支援してくれたものです。しかし最近は世の中がシビアになり、後援者のサイフも厳しくなりましたから、ちょっとやそっとのことではご祝儀もあてにできなくなりました。去年の夏に部屋を閉じた花籠部屋の閉鎖理由は、経済的に苦しいというもの。平成18年には54もあった相撲部屋が、現在は43部屋にまで減っています。もはや40の大台を割るのは時間の問題といわれています」 そんな厳しい状況の中、通算勝ち星1047勝などの歴代記録を持つ元人気大関・魁皇の浅香山親方(41)が、このほど友綱部屋から分家独立して来年中に「浅香山部屋」を創設することを明らかにした。引退して2年余、都内墨田区に用地となる土地も確保済みで、独立の条件でもある内弟子も2人いるという。 「いろんな人にご協力いただきながら、少しずつ準備を整えているところ。これからもっと弟子を探さなければいけない」と、浅香山親方。果たしてどう部屋を経営し、どんな弟子を育てるか。二重、三重の手腕が注目される。
-
スポーツ 2013年11月08日 15時30分
楽天・田中マー君のメジャー移籍に恋女房・嶋捕手が待った!?
今オフにポスティングシステム(入札制度)を利用して、メジャー移籍を希望しているとみられていた楽天のエース・田中将大投手(25)に、思わぬ形で“待った”がかかった。 田中は昨オフ、3年12億円(推定)の複数年契約を結んだが、契約更改の席で、「毎オフ、メジャー移籍について話し合いをもつこと」を球団側と約束しており、今オフのメジャー移籍が有力と思われていた。 まだ、海外FA権を有していない田中が、メジャーに行くためには、ポスティングシステムを使わなければならない。従来のポスティングシステムに関する協約は98年に日米間で調印されたが、入札金額の高騰や制度のぜい弱性などを理由に、MLB(大リーグ機構)側が破棄し、12年12月15日に失効している。 そのため、NPB(日本野球機構)とMLBは協議を続け、新制度が日本シリーズ後には合意する手はずになっていた。 ところが、11月1日にNPBに対して、田中の恋女房である楽天・嶋基宏捕手が選手会長を務めるプロ野球選手会が、新協定を締結しないよう申し入れていたのだ。 新制度では最高額を入札した球団が独占交渉権を得る方式は旧制度と変わらないが、入札額1位と2位球団の間の額を落札金額とする方式。また、交渉が決裂した場合は米球団側に罰金を科すことで、10年の岩隈久志投手(当時楽天=現マリナーズ)、11年の中島裕之内野手(当時西武=現アスレチックス)のような、破談するケースを防ぐためのルールも盛り込まれた。 選手会側は「最高入札球団のみに独占的交渉権が与えられ、選手に球団を選択する自由が全く認められていない」「最高入札球団のみに独占的交渉権が与えられてしまうので、選手が複数の球団と年俸等の交渉を行うことができず、選手に極めて不利な制度になっている」「制度制定に関して、特別委員会の開催がなく、手続上にも問題がある」などと主張している。 NPBは選手会側と11日に事務折衝を行うが、選手会側は「本来なら、組合大会で話し合わなければいけないようなこと。日本シリーズが終わったばかりで、選手間で十分な情報共有もできていないので、話し合う時間が必要」としており、NPBとの合意には長期化する可能性もある。最悪、今オフに日米間の協定が締結されなければ、田中のメジャー移籍はかなわぬ夢となってしまう。 折りしも、田中のメジャー移籍を容認すると思われていた楽天・立花陽三社長に対して、三木谷浩史オーナーが「残留するため慰留」を厳命した。 新制度の先行きが不透明な上、球団からは慰留されるとなると、田中は今オフのメジャー移籍を断念せざるを得ない事態に陥るかもしれない。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年11月07日 15時30分
メジャー行き取り沙汰の楽天・田中マー君 ファンはヤンキースでのプレーを希望
球団創設9年目で、見事、日本一に輝いた楽天の絶対エース、マー君こと田中将大投手のメジャー行きが取り沙汰されているが、ファンはどの球団でのプレーを望んでいるのだろうか? 「Yahoo!ニュース」では、「マー君、メジャーに行くならどの球団がいい?」との意識調査を行った。 実施されたのは2013年10月25日〜11月4日で、23,904票(男性=85.0%、女性=15.0%)の回答があった。 ファンが一番、望んでいるのは名門ヤンキースへの移籍で、全体の3割を超える8,150票(34.1%)を得た。FAとなった黒田博樹投手の去就は未定だが、ヤンキースにはイチロー外野手が在籍しており、マー君のヤンキース入りが実現すれば、イチローとの夢の競演も実現する。 2番目は今季、ワールドチャンピオンに輝いたレッドソックスで、3,708票(15.5%)。同軍には上原浩治投手、田沢純一投手がおり、先発・マー君から、田沢につないで、上原が締めるといった夢のリレーも期待できる。 3番目はダルビッシュ有投手が在籍するレンジャーズで、2,920票(12.2%)を得た。マー君とダルビッシュが同じチームで、しのぎを削れば、夢も広がる。 以下、4番目=ドジャース=1,877票(7.9%)、5番目=マリナーズ=908票(3.8%)、6番目=エンゼルス=598票(2.5%)、7番目=ブルージェイズ=460票(1.9%)となっており、過去、現在を通して、日本人選手が在籍し、日本でもなじみの深いチームに票が入ったようだ。 一方、ヤンキースの8,150票に次ぐ票を得たのは、「日本に残る」という回答で、5,283票(22.1%)が入った。ファンはマー君がメジャーで活躍する姿を見てみたいと思う半面、まだまだ日本でのプレーを望んでいる人が多いようだ。(リアルライブ編集部)
-
スポーツ 2013年11月07日 11時45分
井端退団に揺れる中日 落合新GMが非情の大減俸を断行
今季、12年ぶりのBクラスに転落した中日ドラゴンズが11月4日、長年、チームの主力選手として活躍してきた井端弘和内野手(38)の退団を発表した。 球団は詳細について明言を避けたが、関係者の話を総合すると、不振と故障で不本意な成績に終わった井端に対し、球団は契約更改の下交渉で、1億9000万円から野球協約の減額制限(1億円超は40%、1億円未満は25%)をはるかに超える80%以上減の3000万円前後を提示した。 これに難色を示した井端と球団は、話し合いの場を何度も持ったが、井端の意志が固く、退団に至ったという。 井端は10月に右ヒジ、右足首の手術を受けており、春のキャンプに間に合うかどうかも微妙な状況。井端問題について、落合博満GMは「彼に対しては、それなりのものを例年払ってきている。故障がちでメスも入れたし、億以上を出して球団がリスクを背負えるか、という判断」と説明。また、「戦力外の選手には金額提示はしない」と来季の構想外ではなかったことを強調した。 井端ショックから一夜明けた5日、12球団のトップを切って中日の契約更改交渉がスタートした。従来は若手選手から始め、主力は最後に行うのが球界の慣例だが、落合GMの発案で初日から主力が登場した。 井端同様、今季、不振だった荒木雅博内野手(36)は1億7000万円から、減額制限ギリギリの40%ダウンの1億200万円でサイン。 2勝36セーブ、防御率1.86で、昨季以上の成績を残した守護神・岩瀬仁紀投手(38)は、3億7000万円の現状維持だった。 翌6日も、主力が続々登場。主砲の和田一浩外野手(41)は142試合に出場、打率.275、18本塁打、76打点で、まずまずの成績だったが、3億3000万円から24.2%減の2億5000万円でサイン。 右ヒジの故障のため、わずか1勝に終わったエース・吉見一起投手(29)は2億9000万円から、減額制限ギリギリの40%ダウンの1億7400万円で白旗を掲げた。 右肩の故障で、前半戦をほとんど棒に振り、34試合の登板にとどまった中継ぎエースの浅尾拓也投手(29)は2億2000万円から、25%ダウンの1億6500万円となった。 また、通算218勝の大ベテラン、山本昌投手(48)は今季5勝を挙げたが、それでも、6000万円から減額制限を超える33.3%ダウンで、若手並みの4000万円で更改。 FA権行使も考えられた森野将彦内野手(35)は、2年契約で現状維持の1億7000万円でサインした。 2日間を通じて、主力選手は軒並み大幅減で、岩瀬と森野のみ現状維持という厳しい査定となってしまった。 中日の観客動員数は11年から3年連続で減少。13年は95年以来、18年ぶりに200万人を割り込んだ。その一方で、13年の中日の日本人選手の平均年俸は5198万円、年俸総額は31億7080万円で、いずれも巨人に次いで、球界2位だった。 チーム成績もさることながら、年俸が高くて、観客動員は悪いという悪循環に陥っていた中日。そのためには、ドライな大減俸を断行する必要があったのだ。 04〜11年まで8年間、監督として指揮を執り、4度のリーグ制覇を成し遂げた落合GMに逆らう選手は、退団した井端以外には、さすがにおらず、2日間で全17選手が一発サインした。 12年ぶりのBクラス、非情に徹した落合氏のGMとしての復帰で、中日ナインにとっては、まさに厳冬更改となってしまったようだ。※金額はすべて推定(落合一郎)
-
スポーツ 2013年11月05日 15時30分
今年の日本シリーズ 視聴率、観客動員も上々
東北地方で初めての開催となった今年の日本シリーズ(巨人対楽天)は視聴率も観客動員も上々で、大成功に終わった。 地上波テレビは第1、2、7戦をテレビ朝日系、第3、4、5戦を日本テレビ系、第6戦をTBS系が中継した。 視聴率は第1戦(10月26日)が関東地区=22.5%、仙台地区(東日本放送)=41.2%。第2戦(27日)が関東地区=20.3%、仙台地区(東日本放送)=40.2%。第3戦(29日)が関東地区=16.3%、仙台地区(ミヤギテレビ)=32.6%。第4戦(30日)が関東地区=20.3%、仙台地区(ミヤギテレビ)=40.3%。第5戦(31日)が関東地区=23.6%、仙台地区(ミヤギテレビ)=44.1%。第6戦(11月2日)が関東地区=28.4%、仙台地区(東北放送)=42.7%。第7戦(3日)が関東地区=27.8%、仙台地区(東日本放送)=44.0%。 楽天の日本一が決まった第7戦の瞬間最高視聴率は、関東地区で45.3%(午後9時58分)、仙台地区で60.4%(午後9時55分、同56分)だった。関東地区の瞬間最高視聴率では、TBS系連続ドラマ「半沢直樹」最終回(9月22日)の46.7%に、わずかに及ばなかった。 第3戦を除き、他の6戦では、関東地区では20%を、仙台地区では40%を超える高い視聴率をマークした。 第2、3、6、7戦はNHK・BS1でも同時中継されており、実質的にはもっと多くの視聴者が見たことになる。 関東地区で日本シリーズの視聴率が28%台まで上がったのは、08年(巨人対西武)の第7戦の28.2%以来、5年ぶり。 昨年(巨人対日本ハム)は全6戦で、20%(関東地区)を超えたのは第6戦の23.3%のみで、いかに今年は注目度が高かったかの表れだ。 また、観客動員はKスタ宮城での開催試合が、第1戦=2万5209人、第2戦=2万5219人、第6戦=2万5271人(同球場の過去最多)、第7戦=2万5249人。東京ドームでの開催試合が、第3戦=4万4940人、第4戦=4万4968人、第5戦=4万4995人と全試合で超満員の観衆を集めた。 近年にない盛り上がり見せた今年の日本シリーズだが、主催者のNPB(日本野球機構)としては、楽天本拠地のKスタ宮城のキャパシティが小さいため、入場料収益が大幅に減った点が痛いところ。楽天球団としては、日本一にも輝いたわけだし、本拠地の収容能力をどう大きくしていくかが検討課題となる。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年11月05日 15時30分
「ドラフト会議で最も良い指名ができたのは?」 一番の支持は松井裕樹指名の楽天
プロ野球日本シリーズは楽天が巨人を制して、初制覇を成し遂げたが、10月24日に行われたドラフト会議の成果を、ファンから最も評価されたのも楽天だった。 「Yahoo!ニュース」が「2013年のプロ野球ドラフト会議で、最も良い指名ができた球団はどこだと思いますか?」との意識調査を行った。 実施されたのは2013年10月24日〜11月3日で、回答者は122,083票(男性=83.9%、女性=16.1%)。 一番に評価されたのは、日本ハム、DeNA、中日、ソフトバンクとの5球団競合の末、高校生ナンバー1左腕の松井裕樹投手(桐光学園)との交渉権を得た楽天で、ダントツの44,027票(36.1%)の支持を得た。 2番目は阪神、ヤクルトと3球団競合した結果、大学ナンバー1投手の呼び声が高かった大瀬良大地(九州共立大)との交渉権を得た広島で、35,513票(29.1%)。 3番目は即戦力右腕として、注目されていた吉田一将投手(JR東日本)を単独1位指名したオリックスで、14,883票(12.2%)。 4番目は注目の高校生捕手・森友哉(大阪桐蔭)を単独1位指名した西武で、7,743票(6.3%)。 石川歩投手(東京ガス)をロッテと競合した末に外し、即戦力捕手として評価の高い小林誠司(日本生命)を外れ1位で指名した巨人が5番目で、5,120票(4.2%)。 以下、6番目=ロッテ=3,222票(2.6%)、7番目・中日=3,181票(2.6%)、8番目=阪神=2,460票(2.0%)、9番目=DeNA=1,921票(1.6%)、10番目=ヤクルト=1,510票(1.3%)、11番目=日本ハム=1,482票(1.2%)、12番目=ソフトバンク=1,021票(0.8%)だった。 この統計を見ても、明らかなように、野球ファンの大きな注目を集めている松井投手が、来季、即戦力で活躍できるかどうか注目だ。(リアルライブ編集部)
-
-
スポーツ 2013年11月05日 11時00分
楽天が画策する東京五輪後の本拠地・神宮移転とマー君の日本帰還(2)
本誌が入手した情報によれば、ヤクルトの移転先は静岡が最有力。静岡県は今年6月、総事業費34億円、約3年をかけて草薙球場(静岡市)のリニューアル工事を完成させた。 「新生草薙球場」のこけら落としとなった6月29日からの「ヤクルト対巨人」戦は、2年ぶりのプロ野球公式戦開催ということもあり、2日間で4万2000人超の観客が駆け付けた。 プロ野球のヤクルト主催ゲームばかりでなく、8月31日には東京六大学のオールスターゲームを行うなど、草薙球場は神宮球場のバックアップ機能を強めているのだ。 91メートルだった両翼を100メートルに延ばし、収容人数を2万2000人に増やしたのも、ヤクルトのフランチャイズ移転と神宮球場の建て替え工事を見据えてのものだという。 「実は、草薙球場の改築工事に合わせ、2012年には静岡市と浜松市が共同で、プロ野球球団の創設の活動を始めているのです。フランチャイズを静岡市ではなく、静岡県とし、草薙球場と浜松球場(収容人員2万6000人)で開催しようというもの。静岡県にはスズキ、ヤマハ、鈴与など有力企業も多く、サッカーにとどまらず、プロ野球球団で県の活性化を、という動きがある。スワローズ誘致もその一環なのです」(地元マスコミ幹部) これだけ、地元に期待されては、単に「腰かけ移転」とはいかない。それがスワローズ誘致の絶対条件だからである。 その情報をイチ早くキャッチしたからこそ、楽天は新神宮球場に目を付け、フランチャイズの移転を画策しているのだ。 「楽天にしても、仙台をはじめとする東北のファンを裏切ることはできない。そこでひねり出したのが、ダブルフランチャイズ制。どっちみち、神宮球場は大学野球優先で春季、秋季リーグ期間中は間借り状態。ならば春と秋は仙台で試合をし、残りを神宮でという両面作戦なのです。これなら神宮球場にもメリットがある。巨人もヤクルトが静岡に移転すれば、東京−横浜−静岡−名古屋−大阪−広島と本拠地球場が新幹線でつながり、反対しない。神宮球場に縁が深い明大出身の星野監督が発案し、三木谷オーナーがこれに乗ったというところでしょう」(スポーツ紙デスク) マー君は鮭よろしく海を渡っても、必ず日本に戻ってくる。今度は神宮の杜。優勝に沸く楽天マジックはまだまだ続く。
-
スポーツ
GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
-
スポーツ
三沢に負のスパイラル
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
新日本プチシルマ争奪戦勃発
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
大日本 関本が破天荒トレ
2007年03月07日 15時00分
-
スポーツ
K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
2007年03月05日 15時00分
-
スポーツ
K-1新遺恨 魔裟斗vsTBS
2007年02月27日 15時00分
-
スポーツ
棚橋時代到来
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
2007年02月19日 15時00分
-
スポーツ
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
2007年02月06日 15時00分
-
スポーツ
輪島氏 自爆テロ
2007年01月24日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分