スポーツ
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スポーツ 2013年10月19日 17時59分
巨人と広島の力の差歴然 営業部にとっては痛しかゆし
プロ野球セ・リーグのCS(クライマックスシリーズ)ファイナルステージは、リーグ優勝の巨人がリーグ3位の広島に3連勝。優勝のアドバンテージの1勝を加え、4勝0敗で、巨人があっさり日本シリーズ進出を決めた。 スコアこそ、第1戦(10月16日)が3-2、第2戦(17日)3-0、第3戦(18日)3-1と、僅差のゲームが多かったが、得点差以上に、両チームの力の差は歴然で、巨人の横綱相撲だった。 広島は9月以降、リーグトップの16勝9敗1分けの好成績で、中日との3位争いを制して、16年ぶりのAクラスに入った。CSファーストステージでは、その勢いを駆って、リーグ2位の阪神に2連勝して、ファイナルステージに勝ち上がった。 しかし、レギュラーシーズンで、69勝72敗3分けと借金3の広島と、84勝53敗7分けで貯金31の巨人とのゲーム差は実に17。ハッキリ言って、地力の差は明らかだった。 ところで、東京ドームで開催されたファイナルステージの観客動員は、第1戦が4万5107人、第2戦が4万5316人、第3戦が4万6081人と、3試合すべてで4万5000人を超える大観衆を動員した。 だが、巨人の営業部にとっては、巨人の3連勝は痛しかゆし。NPB(日本野球機構)の収益となる日本シリーズと違い、CSは主催チームの貴重な収入源となる。従って、営業部的には、できるだけ6戦まで行った上で、最終的に勝ってほしいのがホンネ。昨年は、中日との闘いでは第6戦までもつれ込んで勝ったため、営業部的にはウハウハの結果となったのだ。 ファイナルステージが3戦で、あっけなく終わってしまったことで、巨人の営業部としては、複雑な心境だろう。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月18日 15時30分
関東地区では視聴率1ケタなのに… プロ野球クライマックスシリーズは広島、仙台で局地的な盛り上がり
プロ野球のCS(クライマックスシリーズ)はセパともに、ファイナルシリーズで熱戦を繰り広げているが、広島と仙台で局地的な盛り上がりを見せているようだ。 セ・リーグでは16年ぶりにAクラスに入って、初のCS進出となった3位の広島がファーストステージで2位・阪神を下して、優勝チームの巨人とファイナルシリーズで対戦(東京ドーム)。 10月16日の第1戦は、日本テレビが生中継したが、視聴率は関東地区で12.4%(午後7時〜9時24分)と冷めたもの。これには、野球ファンが完全中継でCMが少ないBSやCSで見ているという背景もあるようだが、広島では初のCSで大熱狂となった。 同試合の広島地区(広島テレビ)の視聴率は、なんと40.2%(午後7時〜9時24分)と驚異的な数字を記録。瞬間最高に至っては、48.2%(午後7時52分)にまで跳ね上がった。 17日の第2戦も、日本テレビが生中継(午後7時〜8時54分)。初戦で広島が敗れ、試合展開が巨人のワンサイドで進んだためか、広島地区(広島テレビ)の視聴率は20.6%と約半減した。しかし、関東地区(日本テレビ)では9.0%と、2ケタにも乗らなかっただけに、広島地区での関心の高さを如実に示す結果だ。 かたや、パでは17日に楽天のホーム・Kスタ宮城で、ファイナルシリーズが開幕(対ロッテ)。楽天は創設9年目にしてのリーグ初制覇で、2度目のCS進出。 第1戦は関東地区での地上波放送はなかったが、NHK仙台放送局が総合チャンネルで午後7時30分から生中継。こちらは、東北6県での放送だったが、仙台地区では27.3%(午後7時56分〜8時45分)の高い視聴率を示した。瞬間最高は31.1%(午後8時42分)。 また、この日、Kスタ宮城では9月からの増席が功を奏し、2万4332人の観衆が集まり、同所での最多観客動員数となった。 関東地区ではいまひとつ盛り上がりに欠ける感もあるCSだが、広島、仙台では大熱狂。ある意味、フランチャイズ制を敷くプロ野球では、これが理想形といえるかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月17日 19時00分
どう転がっても評価されない渡辺久・伊東・秋山3監督の悩める“お家事情”
パ・リーグのクライマックスシリーズで再認識させられたのが『'80年代の西武黄金期』だ。ペナントレース最終戦で2位を奪った埼玉西武と、3位千葉ロッテで第1ステージが争われたが、両チームの監督は、ともに森祇晶・元ライオンズ監督の教え子である。 「3位争いに加わった福岡ソフトバンクホークスの秋山監督も森氏に学びました。4番(=秋山)、エース(=渡辺)、司令塔(=伊東)と、12球団中'80年代の黄金期を支えた西武OB監督が3人もいるわけですから、森氏も喜んでいるんじゃないですか」(ベテラン記者) しかしこの3監督、それぞれの球団の評価は決して高くないというのだ。 「西武時代の伊東監督は頑固で周囲の意見も聞こうとせず、半ばチームを追われる格好で去りました。千葉ロッテに転じ“外様”として心機一転、コーチ陣とも円満な関係を築きシーズン途中まで首位争いをしましたが、最後の最後で3位に落ちた。西武時代の悪い“クセ”が出たともっぱらです」(スポーツ紙記者) 西武・渡辺監督は、その伊東政権の失敗を背負っての指揮官昇格だった。当時、伊東監督の下で二軍監督を務めていた渡辺監督は、降格してくる中堅、若手を励まし、チーム崩壊を寸前のところで食い止めた。就任1年目の2008年、伊東監督時代に結果を出せなかった若手を使い、いきなり日本シリーズ制覇も成し遂げただけに、「今年のCSは絶対に負けたくない」との思いもあったはず。 「とはいえ、西武フロントは潮崎哲也二軍監督を、できるだけ早く昇格させたいという思いが強い」(同) 一方、福岡に流れた秋山監督は、渡辺監督以上に厳しい評価だという。 「秋山監督は3月に行われたWBC監督に推されながら固辞した。侍ジャパン特別顧問も務める王貞治球団会長の立場を考えれば、代表監督を断ってBクラスでは、万死に値します」(同) “結果”以上のモノが求められる勝負の世界。黄金の過去は役に立たないようだ。
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スポーツ 2013年10月16日 15時30分
更生できていなかったダルビッシュ弟 またも兄の顔に泥
大阪府警羽曳野署は10月15日、知人の少年(19)を殴り、ケガをさせたとして、傷害容疑で、MLBレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)の実弟で、自称スポーツマネジメント業・ダルビッシュ翔容疑者(24=同府藤井寺市大井)を逮捕した。 逮捕容疑は同3〜4日、18〜19歳の知人少年3人と共謀し、自身の自宅などで、同市在住の少年(19)の顔を殴るなどの暴行を加え、顔面皮下血腫、左眼球打撲など全治2週間のケガを負わせた疑い。 犯行後、翔容疑者らは指名手配され、他の少年3人は同9日に逮捕された。翔容疑者は逃走し連絡が取れない状況だったが、同15日午後0時30分ごろ、知人に付き添われて同署に出頭した。 同署によると、翔容疑者は「相手の態度に腹が立ったから、暴力を振るった」などと供述し、容疑を認めているという。 11年6月に翔容疑者は、大麻所持と知人女性への傷害容疑で逮捕され、12年2月に傷害の罪で、大阪地裁堺支部から、懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の判決を言い渡されている。今回、執行猶予中の犯行であることから、服役しなければならない可能性も出てきそうだ。 翔容疑者は20歳の時に、兄のコネで団野村氏の事務所入りするが辞めてしまい、K-1デビューを目指しキックボクシングを始めたが挫折。兄のサポートのため、父ファルサさんが社長を務める会社に入った。 最近では再び格闘技を始め、9月8日に大阪で開催された「THE OUTSIDER」(RINGS主催)で、Dark翔のリングネームで本格的なデビューを果たし、100キロ級で出田源貴と対戦し、判定ドローだった。 少年時代から、地元では札付きのワルとして知られていたという翔容疑者。格闘技を通じて、更生を図れたかと思われたが、またしても兄の顔に泥を塗ってしまった。 出頭前の同13日、翔容疑者は自身のfacebookで、「詳細はまた詳しく言いますが、また皆さんを裏切る結果を起こしてしまいました。これまで支えてくれたすべての方々、力貸してくれたすべての方々、謝りきれない気持ちで一杯です。これから慌ただしくしてしまうと思いますが、自分の責任は自分で取ってきます。誰の連絡も今は受けれません、ただ時が来たらきっちり伝えます」と記している。(蔵元英二)
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スポーツ 2013年10月13日 11時00分
名古屋新聞抗争に発展か 中日が仕掛ける原巨人包囲網(2)
早速、ヤクルトが呼応した。今季まで巨人の二軍バッテリーコーチを務め、先週退団が決まった野村克則氏を招聘。一軍バッテリーコーチとして入閣させるのだという。 克則氏はご存じのように、野村克也元ヤクルト監督の息子であり、克也氏が監督だった'95年のドラフトでヤクルトに3位入団した。克也氏の楽天監督時代には一緒に一軍バッテリーコーチも務め、'10年からは巨人で指導していたのだが、急に古巣に戻ることになったというわけだ。 「ヤクルト最下位の責任をとって辞任を申し出た小川淳司監督が来季も指揮を執ることになったのは、球団が野村氏との連携に舵を切ったからに他ならない。野村監督時代、ミーティングで野村ID野球の講義をする際、決まって名指しで質問をぶつけて知力を試す相手が小川監督でした。野村IDで最も開花した打者が池山隆寛。その池山氏が来季から二軍監督ですから、これは明らかにノムさん受け入れシフトです。まあ、年齢的に監督は辞退して、一心同体である息子の克則氏を送り込んだのでしょう」(スポーツ紙記者) そんな中日の“原巨人包囲網”が深く、静かに進行している中、似たような流れが球界全体、特に次期コミッショナー人事を巡る問題にも漂っている。 辞意を表明した加藤良三コミッショナーの後任を協議する臨時オーナー会議が10月2日に開かれた。加藤氏が退任する10月25日までに決まらない場合は、オーナー会議議長を務めるオリックスの宮内義彦オーナーがコミッショナーを代行、日本野球機構の会長職(野球規則でオーナーは就任できない)は、元東京地検特捜部部長で弁護士の熊崎勝彦コミッショナー顧問が代行する事が決まった。 次期コミッショナー選定については、パの6球団オーナーは『ビジネスのわかる実務派』を掲げ、元京大野球部選手でコスモ石油名誉会長の岡部敬一郎氏(81)の擁立で一本化している。 一方、セ側は『野球の最終的な裁定人』を掲げたものの、王貞治氏、星野仙一氏にともに辞退され、一本化ができていないのが実情。しかし、既に雌雄は決しているという。 「最終的には“反読売”の中日・白井オーナーがパ側について、過半数を得ることで岡部コミッショナー誕生となる運びです。ただし、岡部氏は高齢なことから、実質的には熊崎顧問が仕切る。そこが中日サイドの狙いです。熊崎氏は統一球問題でも加藤さんに『ノー』を突きつけた法の番人。これまでのように巨人の好き勝手にはさせないでしょう。しかもこの先、原監督の女性スキャンダル裁判の展開次第では、微妙な裁定も出かねない。あまり知られていませんが、熊崎氏は中日新聞エリアの岐阜県下呂市の出身。中日関係者にも知人が多いと聞いています」(パ球団のフロント幹部) 渡邉会長が悔やんでも、中日の包囲網はここまで進んでいる。ここから巨人がどう巻き返すのか、けだし見物である。
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スポーツ 2013年10月12日 11時00分
名古屋新聞抗争に発展か 中日が仕掛ける原巨人包囲網(1)
巨人のリーグ優勝で読売首脳陣が美酒に浸っている間隙を突いて、4位転落の中日が、渡邉恒雄球団会長(87)の来季構想を寸断しようとしている。中日同様、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃した横浜DeNA、ヤクルトに呼び掛け“原巨人包囲網”を敷き詰めているのである。 それを知ってかどうか、渡邉会長は最近、体調を崩しているという。「ようやく数日前に効く抗生物質を見つけたが、全然食欲がない。体がダメだから、世の中の難しいことは白石君(興二郎オーナー=読売新聞グループ本社社長)に任せている。コミッショナーのことを考える意欲も湧かない。みんなで決めてくれ」と、この人には珍しく弱音を隠さない。 「中日が落合体制に戻すことが影響しているのでしょう。新聞の部数にも関わることですから」 と思いやるのは、読売新聞グループの幹部社員だ。 「今や1000万部を超す世界一の発行部数を誇る読売新聞ですが、どうしても切り崩せないのが、愛知、岐阜の東海2県。いずれもシェアは約3%です。沖縄県以外では、ここだけぽっかり穴があいている。このエリアは6割強が中日新聞の購読者。しかし幸いなことに去年、今年とドラゴンズが低迷し、巨人が連覇したことで兆しが見えてきた。そこで『さあ、一気にナゴヤに切り込むぞ』と盛り上がっている真っただ中に、落合監督の復帰報道が出た。彼の指導者としての能力を誰よりも高く評価しているのが渡邉会長。してやられたという思いが、体調にも影響しているのでは」 実際、昨年のWBCの日本代表監督選定の際も、「落合君しかいない。他にいますか? 中日を強くしたし、軍師としての采配力は日本一。12球団を統括する貫禄のある人は他にいない」と推奨し、'07年に原巨人が5年ぶりにリーグ優勝して臨んだCSで落合中日に3連敗を喫した際には「ベンチワークが敗因。落合の方が頭が良かったんじゃないか」と、敵将の落合監督を褒めちぎってもいた。 ここ2シーズンの巨人は、高木守道監督にスイッチした中日を難なく退けているが、その前の落合監督時代8年間のリーグ優勝回数は、巨人3回に対し中日4回と、数字以上にやられ放題の印象が強かった。 中日は、次期監督候補でもあった鈴木孝政二軍監督をはじめ、宇野勝総合兼打撃コーチ、高橋三千丈投手コーチ、川又米利打撃コーチ、前原博之内野守備走塁コーチ、早川和夫育成コーチに来季の契約を結ばないことを通達した。中日OB会の最高首脳でもある高木守道監督の直系、星野仙一元監督の息のかかったコーチたちをまとめて一掃したのだ。 このように中日は、再建に向けて着々と準備を進めている。さらに見逃せないのが、一緒にBクラスに沈んだ横浜、ヤクルトへの呼び掛けだ。巨大な戦力を持つ巨人を倒すため、水面下で連携を打診しているのである。 「ヤクルトに対しては、『原監督が苦手とする落合を再登板させるので、おたくも野村ID復活で一緒に巨人を倒そう』と。戦力的には太刀打ちできない以上、頭脳で対抗しようという共闘の呼び掛けです。横浜サイドには、昨オフの外国人3選手に続き、『ウチの余剰戦力でよければどうぞ』と促している。今季で退団する川上憲伸投手の譲渡も打診しているといいます。いずれも目的は一つ、巨人を打ち負かすためですよ」(中日OBの解説者)
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スポーツ 2013年10月11日 11時00分
幻の技を出した白鵬の余裕
横綱・白鵬の4連覇、27回目の優勝で幕を閉じた大相撲秋場所(両国国技館)。 まるで無人の野を疾駆するライオンといった感じだが、場所前の調子は決してよくなかった。調整の柱にしている出稽古もたった2日だけ。腰の痛みを訴え、横審の稽古総見でも、上位陣を避けて格下相手に終始し、「場所中の(軽めの)稽古みたいじゃないか」と北の湖理事長をがっかりさせていた。 しかし、いざ本番では、まるで別人。「白鵬の強さの秘密。カギは二つある」と関係者が話す。 「一つは徹底した節制だ。たとえば酒。白鵬は決して酒が嫌いではないが、場所中は全く寄せ付けない。優勝して勝利の美酒をよりうまく飲みたいのと、飲めば翌日の土俵の感覚に微妙な違いが出るのがわかっているからだそうだ。相撲の勝負は一瞬。それだけ勝負に徹しているのだろう」 先場所千秋楽翌日の優勝一夜明け会見では、まだ酔いが残っている顔で現れ、「あの男を超えられてよかった。これでもう文句は言わないだろう」と、優勝回数で抜いたモンゴルの先輩、朝青龍を“あの男”呼ばわりして高笑いしていた。 もうひとつは、あの手この手で自分を奮い立たせていることだ。横綱在位7年目ともなるとマンネリになりがち。しかし、白鵬は記録や決まり手などに異常なぐらいこだわり、それをうまく自分の刺激にしている。 この秋場所も8日目に平幕・宝富士を相手に16年半ぶりという幻の大ワザ“呼び戻し”(別称=仏壇返し)を決め、「ずっと狙っていたんだ。いいもん見ただろう」と、自身32個目となった決まり手に堂々と胸を張った。 最強横綱がこんなに創意工夫をしているのだから、他の力士はもっと努力しないと勝てるはずがない。
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スポーツ 2013年10月10日 15時50分
落合博満氏が中日GMに就任 監督復帰ならなかった大人の事情
プロ野球中日ドラゴンズは10月9日、2年契約が満了して退任した高木守道前監督(72)に代わる後任として、谷繁元信捕手(42)が選手兼任で監督に就任し、落合博満元監督(59)が球団史上初のGM職に就くことを発表した。ヘッドコーチには、落合氏の参謀だった森繁和氏(58)が内定している。 選手兼任監督は06、07年のヤクルト・古田敦也捕手以来、7年ぶり。古田兼任監督は選手での出場機会が激減した上、監督としても06年がセ・リーグ3位、07年が同最下位と振るわなかった。 高木前監督の今季限りの退任が決まっていた球団では、後任候補として、立浪和義氏、牛島和彦氏、ケン・モッカ氏らのOBを中心にリストアップ。しかし、白井文吾オーナー(85)が落合氏と接触したことで、メディアでは「後任候補は落合氏と立浪氏に絞られた」と報じられていた。ところが、監督として白羽の矢が立ったのは、落合氏でも立浪氏でもなく、来季も現役を続ける谷繁だった。 今季、12年ぶりのBクラスに沈んだ中日。常勝軍団だったチームが凋落したことで、白井オーナーの頭に浮上したのは落合氏の復帰だった。落合氏は04〜11年まで8年指揮を執り、04、06、10、11年と4度リーグ優勝を果たし、07年には2位からCS(クライマックス・シリーズ)を勝ち上がり、日本シリーズを制した名将。 だが、落合氏が監督に復帰するとなると、最大のネックとなるのが、コーチ陣を含めた高額な年俸だ。落合氏の監督時の年俸は3億円(推定)を超えていたとされる。かつ、コーチの年俸も高く、スタッフも数多く使うため、人件費が高騰していたことが解任の理由といわれていた。 一方、落合氏解任のもう一つの理由とされた観客動員数の減少は、高木政権になっても続き、11年の214万3963人から、12年は208万530人と微減。今季は199万8188人と、95年以来、18年ぶりに200万人を割り込んだ。これは、ナゴヤ球場からナゴヤドームに本拠が移ってからは、初めての事態。 年々、観客動員が落ちていき、白井オーナーは「貧乏球団になった」と発言。資金難では、落合氏を監督として復帰させることは不可能。そこで、白井オーナーが考えたのが、アドバイザー的な形での落合氏への協力要請だった。 その会談で浮上したのが、落合氏の推薦があった谷繁監督案。白井オーナーに異論はなく、落合GM、谷繁監督に落ち着いた。監督より年俸が安くてすむGMなら、落合氏の招へいも可能となったのだ。人付き合いが苦手な落合氏は、後援会、タニマチ、地元財界からのウケが悪いが、監督ではなくGMなら、この障害もクリアできる。 そこで、問題となるのは反落合派でなる球団フロント陣。11年に落合監督(当時)をクビに追いやった“反落合”の急先鋒・坂井克彦球団社長(68)、当時球団代表だった佐藤良平氏(57)はオーナー権限で更迭した。編成を担当していた井手峻常務取締役球団代表兼連盟担当(69)は、取締役相談役に降格。新たに中日新聞社常務取締役広告担当の佐々木崇夫氏(66)が球団社長に就任し、落合氏の復帰に何の支障もなくなった。 谷繁は野村克也がもつ通算出場の最多記録3017に、あと117試合と迫っており、現役への強い執着もある。できれば、選手兼任監督は避けたいところだったが、落合氏を復帰させたくても、監督として再登板させられない大人の事情がある以上、これがベターな選択だったようだ。 10日に就任会見を開いた谷繁新監督は「ゼロに抑えれば負けない。そういう野球になると思う。ドラゴンズを強くしたい」と抱負を述べた。GMになる落合氏に対しては、「8年間一緒にやってきた。ボクの考え方も分かってくださっているし、落合さんの野球に対する考え方も、多少なりとも分かっている」とコメントした。 厳しい環境になると思われる選手兼任の立場で、Bクラスに転落したチームを、どう立て直すか、谷繁新監督の手腕が注目されるところ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年10月09日 19時00分
大会中も育児志願の安藤美姫に“授乳グラビア”オファー
ドイツ『ネーベルホルン杯』で、3季ぶりに復帰を果たした未婚の母・安藤美姫(25)が、2位という好成績で大会を終え、来年のソチ五輪への第一歩を力強く進めることとなった。 「早くも“五輪確定!”なんて報道もありますが、フリーでは全体的にスピード感がなく、スタミナ不足は明らか。本人も“あの演技で100点を超えたのはビックリ”と話していたが、キッチリと表彰台に登ったのはさすが元世界女王です」(スポーツ紙記者) これで、安藤への注目度はさらに上昇しそうだ。 「実際、今回の結果を受け、婦人誌が安藤に母子グラビアのオファーを出し、その後も依頼が舞い込んでいるという。どの社も母子セミヌードで授乳シーンをイメージしたショットならいいのではと提案しているのです」(出版関係者) 出産を機に巨乳化が著しい安藤である。授乳グラビアが実現すれば、いくら母の愛を象徴するカットであっても、その興味は彼女のふくよか過ぎるバストにいってしまうのは自明の理。 そのためか「さすがにこれは断った」(前同)というが、そんな安藤の授乳に関しては現在、連盟内部でさまざまな議論がなされているという。安藤はアイスショーに出演した際に、スケート仲間に娘のひまわりチャンをお披露目しており、今後、出場する国内大会でも、愛娘を会場に連れてくることになりそうだからだ。 「かつて柔道の谷亮子は、大会の合間にも子どもにお乳を飲ませていた。安藤もバックヤードで授乳したいのが本音で、控え室に専用の個室を用意してくれないかと、連盟に働きかけようとしているそうです。自分が苦労した経験から谷議員が支持し、共に働きかけを行う予定とも伝わっています」(フィギュア関係者) そのうち、授乳風景が写真誌を飾りかねないが、大会のバックヤードで、安藤がデカ乳を放り出していることを考えると、なんかコーフンしてきちゃう。
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スポーツ 2013年10月09日 11時45分
巨人vsヤクルトの最終戦 ヤクルト宮本に両軍交えて胴上げサプライズ
先日神宮球場で引退試合を行ったヤクルトの宮本慎也が8日東京ドームで行われた巨人vsヤクルトの今季最終戦終了後に胴上げされた。 巨人のサヨナラ勝ちで終わった試合終了後、巨人、ヤクルトの両軍がマウンド後方に集まり敵地では異例といえる胴上げのサプライズ演出。宮本は満員の巨人ファンからも大歓声を浴び感激の面持ちだった。
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GPWAであのタッグチームが復活?
2007年03月08日 15時00分
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三沢に負のスパイラル
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新日本プチシルマ争奪戦勃発
2007年03月07日 15時00分
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2007年03月07日 15時00分
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K-1 シュルト初防衛戦に サップ浮上
2007年03月05日 15時00分
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K-1新遺恨 魔裟斗vsTBS
2007年02月27日 15時00分
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アングル 永田 新日制圧へ IWGPヘビー級タッグ王者中西、大森組への挑戦急浮上
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2007年02月06日 15時00分
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輪島氏 自爆テロ
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
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