逮捕容疑は同3〜4日、18〜19歳の知人少年3人と共謀し、自身の自宅などで、同市在住の少年(19)の顔を殴るなどの暴行を加え、顔面皮下血腫、左眼球打撲など全治2週間のケガを負わせた疑い。
犯行後、翔容疑者らは指名手配され、他の少年3人は同9日に逮捕された。翔容疑者は逃走し連絡が取れない状況だったが、同15日午後0時30分ごろ、知人に付き添われて同署に出頭した。
同署によると、翔容疑者は「相手の態度に腹が立ったから、暴力を振るった」などと供述し、容疑を認めているという。
11年6月に翔容疑者は、大麻所持と知人女性への傷害容疑で逮捕され、12年2月に傷害の罪で、大阪地裁堺支部から、懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の判決を言い渡されている。今回、執行猶予中の犯行であることから、服役しなければならない可能性も出てきそうだ。
翔容疑者は20歳の時に、兄のコネで団野村氏の事務所入りするが辞めてしまい、K-1デビューを目指しキックボクシングを始めたが挫折。兄のサポートのため、父ファルサさんが社長を務める会社に入った。
最近では再び格闘技を始め、9月8日に大阪で開催された「THE OUTSIDER」(RINGS主催)で、Dark翔のリングネームで本格的なデビューを果たし、100キロ級で出田源貴と対戦し、判定ドローだった。
少年時代から、地元では札付きのワルとして知られていたという翔容疑者。格闘技を通じて、更生を図れたかと思われたが、またしても兄の顔に泥を塗ってしまった。
出頭前の同13日、翔容疑者は自身のfacebookで、「詳細はまた詳しく言いますが、また皆さんを裏切る結果を起こしてしまいました。これまで支えてくれたすべての方々、力貸してくれたすべての方々、謝りきれない気持ちで一杯です。これから慌ただしくしてしまうと思いますが、自分の責任は自分で取ってきます。誰の連絡も今は受けれません、ただ時が来たらきっちり伝えます」と記している。
(蔵元英二)