スポーツ
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スポーツ 2013年11月24日 11時00分
巨人が大警戒 広島カープ優勝請負人・黒田博樹の年俸3億円帰還(1)
米フロリダ州オーランドの高級リゾートホテル。メジャーリーグのゼネラルマネジャー(GM)が一堂に会して来季の戦力を探り合うオフ恒例のGM会議が、11月11日から3日間の日程で開催された。 話題の中心は当然、開幕24連勝の世界新記録を樹立した楽天・田中将大投手(25)。近く始まる予定の入札に備え、金額の駆け引きがホテルロビーのあちこちで見受けられたという。 「日本では、マンフレッド最高執行責任者が日米間で合意していたポスティングシステムの新制度を破棄し、日本野球機構(NPB)に修正案の提出を発表したことで、今オフの田中のメジャー移籍は時間的に間に合わないのでは、と報道されているが、事実は違う。彼らは対応が遅れた日本サイドの揚げ足を取っているにすぎません。狙いはいかに入札額を抑えるか。どっちみち、入札金は球団サイドに入るわけで田中には関係ない。そこで入札に100億円の予算を組んでいたヤンキースは70億円程度に抑え、その浮いたマネーを田中の年俸に乗っける作戦です。ドジャースも狙っていますが、まい夫人の強い希望もあり、ニューヨークの魅力には勝てない。オーランドの地元紙は、はや『TANAKAミーティングはヤンキースが制覇』と大々的に報じています」(駐米の日本人ジャーナリスト) 実はマー君のヤンキース入りの根拠になっているのが、今季、ヤ軍にあって孤軍奮闘して11勝を挙げ、FA資格を有するエース黒田博樹投手(38)のチーム離脱にある。GM会議が始まった11日、黒田はヤンキースが提示していた年俸1410万ドル(約14億円)のオファーを正式に断ったのだ。昨年と同様に1年契約での増額再交渉、または他球団への移籍の道もあるが、ヤンキース側は半ば諦めているという。 「これがヤ軍を捨てて好条件でライバル球団に移籍となれば、意地でも黒田を離さないでしょうが、話は全く逆だからです。実は広島を離れてメジャーに転身する際、黒田はカープファンに『野球人生の最後はカープで』と約束しており、それを順守しようとしているのです。ヤ軍に残れば14億円。一方、市民球団の広島が出せる額は、せいぜい3億円。それでも約束を守りたいという男気に、ヤ軍首脳は驚きを通り越して尊敬の念さえ抱いている。同時に黒田をロスすることで田中の獲得は優勝への絶対条件となった。まあ、マー君のヤンキース入りが確定するまでは、黒田への残留交渉は継続するのでしょうが…」(スポーツ紙デスク) こんな動きを裏付けるように、黒田がヤンキースの優先的交渉権のオファーを蹴った11日、広島のカープ系地元テレビ局は『黒田、カープ復帰』を速報で流した。少々勇み足の感もあったが、逆に言えば、地元局だからこそ入手できた情報といえなくもない。 「最後の野球人生は自分を育ててくれたカープとカープファンに恩返しをしたい、と黒田は考えています。今季の赤ヘルは終盤で猛チャージをかけ、Aクラス入りしたばかりか、クライマックス・シリーズの第1ステージでは2位阪神を打ち負かしました。念願の日本シリーズ出場こそかないませんでしたが、これで実力が巨人に肉薄していることを証明できた。この頑張りは黒田に向けて“復帰の機は熟している”というサインにもなりました。黒田が『今のカープに自分が加われば優勝できる』と判断したとしても不思議ではありません」(広島担当記者) 野村謙二郎監督の下、カープは確実に戦闘力を上げている。投手陣に限っては、巨人に勝るとも劣らない。今季、セの規定投球回以上の投手17人のうち、エース・前田健太の15勝を筆頭に野村祐輔(12勝)、バリントン(11勝)、大竹寛(10勝)と2ケタ勝利投手が4人。それに今ドラフトでは即戦力の大瀬良大地投手(九州共立大)を引き当てた。さらに黒田が加わるとなれば、前代未聞の“2ケタ投手6人”も夢ではない。 その脅威を誰より感じているのが、巨人・原辰徳監督。十分過ぎるほど強力な投手陣がいるにもかかわらず、今年もFA市場に乗り出し、中田賢一投手(中日)、大竹寛投手(広島)の獲得に向け、本格調査を開始しているのだ。
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スポーツ 2013年11月21日 16時45分
現状維持相当の谷繁兼任監督も“見せしめ”の大減俸! “鬼”の中日・落合GMが約8億3000万円のコストカットに成功
12年ぶりのBクラス転落、観客動員数減の責任を取らされる形で、情け容赦ない大減俸が敢行されていた中日ドラゴンズの契約更改は、11月20日、谷繁元信捕手兼任監督(42)が大トリで登場した。 谷繁の今季年俸は1億9000万円だったが、他の選手への“見せしめ”とも思える32%ダウン(6000万円減)の大幅減となる1億3000万円でサインした。谷繁は監督として、年俸1億円の4年契約を結んだ。 これで、中日はFA宣言した中田賢一投手(31)を除く、日本人全選手の契約更改が早々と終了。ただの一人も保留者が出ないという異例の事態となった。 今季の谷繁は130試合に出場し、379打数82安打6本塁打34打点、打率.216の成績だった。昨季は134試合出場で、386打数88安打5本塁打32打点、打率.228で、今季とほぼ変わらぬ成績。マイナス材料といえば、今季は規定打席にわずかに足りなかった点と、盗塁阻止率が下がった点くらい。この程度なら、現状維持か微減が相当と思われるが、よもやの大減俸となった。 「捕手としてチームが勝てなかったのが原因」と自身に言い聞かせた谷繁だが、内心じくじたる思いがあることは容易に察せられる。 契約更改を担当した策士・落合博満GM(59)の狙いは、「成績が下がっていない谷繁監督も大減俸させられたのだから、他の選手も文句はいえない」との状況をつくりたかったとも見てとれる。 野球協約で定められた減額制限(1億円超は40%、1億円未満は25%)ギリギリまで下げられた選手は、エースの吉見一起投手(29=2億9000万円→1億7400万円)を始め、実に計20選手。 減額制限を超える大減俸(選手が了承すれば可)をされたのは、60%ダウンの朝倉健太投手(32=4500万円→1800万円)、52%ダウンの山内壮馬投手(28=4200万円→2000万円)ら4選手。一度、自由契約になり再契約した川上憲伸投手(38)も、50%ダウン(6000万円→3000万円)となった。 また、プロ球界にはドラフト上位で入団した選手の初年度は、活躍できなくても大きな減俸はしないというのが不文律となっていた。これは、「冷たい球団」と思われて、スカウティングしにくくなるのを回避するためだが、“鬼”の落合GMは、この慣習も無視。1軍で働けなかったドラフト1位の福谷浩司投手(22=慶応大出)、同2位の浜田達郎(19=愛工大名電高出)ら、4位までの上位指名全選手を、減額制限いっぱいの25%ダウンとする非情さも見せた。 これで、中日は2億5000万円から88%ダウンの3000万円の提示を蹴って、退団(自由契約)した井端弘和内野手(38=※注1)のマイナス分も含めると、実に8億2940万円のコストカットに成功した。 ただ、落合GMはムチだけではなく、アメも与えた。チーム最多登板(66試合)で、7勝(5敗)2セーブを挙げた岡田俊哉投手(21)は、球団の投手最高の上げ幅となる417%アップ(580万円→3000万円)を勝ち取った。チーム唯一の2ケタ勝利(10勝10敗)となった大野雄大投手(25)は、60%アップ(1750万円→2800万円)するなど、「成績を上げればアップする」との実例も、しっかり示した。 球団にとって、落合GMは、これ以上ない“いい仕事”をしてくれたわけだが、問題は来季。大減俸された選手たちがモチベーションをなくして、成績が上がらなければ、元も子もない。谷繁兼任監督は「来年は選手全員で頑張って、GMを困らせたい」と話したが、懐が寒くなった中日の選手たちが、来季発奮するのだろうか?※注1※井端の年俸は当初1億9000万円と推定されていたが、2億5000万円と判明した※上記年俸金額はすべて推定(落合一郎)
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スポーツ 2013年11月21日 11時45分
第7回SAMURAIあばれ祭が華やかに開催
キックボクシング・総合格闘技・MMA・空手など地元石川県の選手が県外・海外からの強豪を迎え撃ち、地元出身のダンサー・歌手・スポーツ選手が集まり格闘技の枠をこえた格闘技・音楽・ショーとの究極コラボイベント「SAMURAIあばれ祭」の7回大会が ラスベガスをイメージした北陸最大級のホテル金沢・2階宴会ホールで行われた。 北陸のSAMURAIあばれ祭タイトル戦をメインにした大会はLAGYM代表・藤田雅幸がS.A.W.全日本選手権2階級制覇して総合格闘技、キック、プロレスでも活躍する鶴巻伸洋とキックヘビー級タイトルマッチで対戦、打撃の技術では鶴巻を上回る藤田がボディへの後ろ蹴りで最初のダウンを奪い、ダメージが残る鶴巻を最後はパンチラッシュでレフェリーストップTKO。昨年、関西ストライカー2階級王者・KINGをKOしてSAMURAIあばれ祭りMMAヘビー級タイトルを獲得したのに続いてキックヘビー級タイトルを獲得した。 またダブルセミファイナルではSAMURAIあばれ祭ウェルター級タイトル戦で地元の王者・長田真一と関西ストライカーウェルター級王者・呉波が対戦両者譲らず本戦3Rは引分、延長戦で呉波の膝蹴りで長田が目尻をカット、出血TKOで呉波が王座奪取に成功した。もうひとつのタイトル戦SAMURAIあばれ祭ライト級は大阪・烈拳會の王者・葉山翔平と現LAGYMトレーナーでタイ王者でもあるチャン グェン カンチャイが対戦、葉山が2Rアッパーでダウンを奪い判定勝ちでタイトル防衛に成功した。 その他北陸オヤジタイトル戦、4歳以下のベビー級タイトル戦、キック、カラテのジュニアマッチも行われ、試合の合間にはポールダンスやファイヤーダンスも行われ北陸最大級の格闘技イベントは大盛況となった。SAMURAIあばれ祭72013年11月17日(日)会場 ホテル金沢2F北陸最大級の宴会ホール 〈第20試合メインイベント SAMURAIあばれ祭キックヘビー級王者決定戦 100kg契約 3分3R〉○藤田雅幸(LAGYMJAPAN/SAMURAIあばれ祭MMAへビー級チャンピオン2RTKO ※鶴巻は後ろ蹴りで1ダウン、後ろ回しげり1ダウン、パンチラッシュでレフェリーストップ●鶴巻伸洋(東京/東京スーパーFMW)※藤田があばれ祭キックヘビー級チャンピオン〈第19試合 セミファイナル SAMURAIあばれ祭ウェルター級タイトル戦 65kg契約 3分3R〉●長田真一(LAGYMJAPAN/王者)延長TKO ※呉波の膝蹴りで長田が目尻をカット ○呉波 (神戸 究道会館/関西ストライカーウェルター級チャンピオン)※呉波があばれ祭2代目ウェルター級チャンピオン〈第18試合 セミファイナル SAMURAIあばれ祭ライト級タイトル戦60kg契約 3分3R〉○葉山翔平(大阪 烈拳會/王者)判定3-0 ※2R カンチャイにアッパーでダウン有●チャン グェン カンチャイ(LAGYM/タイ国/タイ王者)※葉山があばれ祭ライト級タイトル初防衛
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スポーツ 2013年11月20日 15時30分
TBSが亀田興毅のボクシング中継で大失態! 判定結果待ち途中で中継打ち切る
TBSが亀田興毅(27=亀田)のボクシング中継で、前代未聞の大失態を演じてしまった。 11月19日、敵地・韓国に乗り込んだWBA世界バンタム級王者の興毅は、済州島で同級14位・孫正五(ソン・ジョンオ=32=韓国)と8度目の防衛戦に臨んだ。 アウェイとはいっても、対戦相手の孫は世界での実績も乏しく、試合は昨年12月以来、11カ月ぶり。ランキングははるかに下位の14位で、とても、世界に挑戦するような選手ではなく、興毅の楽勝が予想されていた。 ところが、試合が始まってみると、前に前に出てくる孫の手数に興毅は手を焼き、10回にはスリップ気味とはいえ、ダウンを喫した。ついぞ、興毅は自分のペースには持ち込めず、微妙な判定となった。 判定結果は115-112、114.5-114、113.5-115.5と2-1の僅差で、興毅の勝利となったが、孫の勝ちが宣せられても、おかしくない試合内容だった。 この試合はTBSが午後10時から生中継したが、放送が予定されていた10時54分までに決着は付かず、延長されたものの、ジャッジペーパーの集計に時間がかかり、判定結果を待つ11時9分に放送は無情にも打ち切られてしまった。約2分間、CMが流れた後、「NEWS23」が始まった時点で、すでに判定結果は出ており、番組冒頭で「興毅の判定勝ち」を伝えたが、なんとも後味が悪かった。 この件について、同局関係者は「放送終了は予定通り。本来なら勝者が決まってから放送を終える予定だったが、ジャッジペーパーの集計が遅れたため、時間内にすべてを放送できなかった」としており、悪びれた様子はなし。 そもそも、12ラウンド制の世界戦で放送枠が54分しかないこと自体が問題。選手入場から放送を始めたら、この枠では長い試合になれば、当然収まらない。 プロ野球の日本シリーズやCS(クライマックスシリーズ)などの重要な試合や、サッカーの国際試合で、試合時間が延びたからといって、途中で放送を打ち切ろうものなら、視聴者から何を言われるか分からない。「ボクシングだから、いいや」という考えなら、視聴者軽視とも取られかねない大失態だ。 この試合の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は10.8%だった。興毅がバンタム級に転向してからの視聴率は、王座決定戦(10年12月26日)=13.8%、V1戦(11年5月7日)=13.9%、V2戦(同8月31日)=16.7%、V3戦(同12月7日=セミファイナル)=10.2%、V4戦(12年4月4日)=14.6%、V5戦(同12月4日)=20.5%、V6戦(13年4月7日)=11.2%、V7戦(同7月23日)=11.8%で、V8戦はここ3戦で最低だった。 興毅戦の視聴率がドンドン落ちていくなかで、判定結果待ちの間で放送を打ち切るようなことをしていては、今後さらに視聴率を下げる要因にもなりかねないだろう。 薄氷の防衛とはいえ、興毅は渡辺二郎、西岡利晃(2度)、三浦隆司に次いで、海外での防衛に成功した4人目(5度目)の日本人世界王者となった。韓国での防衛は85年12月の渡辺以来、2人目という“箔”もつけた。 20日の一夜明け会見で、興毅は「最低でも勝ちにつなげられたことだけがプラス。まだ俺には運がある」とコメント。今後については、「まだ何も決めていない」と白紙を強調。WBA同級スーパー王者のアンセルモ・モレノ(パナマ)との統一戦に進むのか、あるいはスーパーフライ級に転級するのか…。パッとしない試合内容が続いている興毅だけに、いずれにせよ、次戦で名誉挽回するしかないだろう。(落合一郎)
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スポーツ 2013年11月19日 11時00分
中日・谷繁兼任監督が悲鳴! 猛威を振るう落合GM 「クビ切り・リストラ」の裏に次期監督オレ(2)
それにしても落合氏の剛腕ぶりは“元祖”小沢一郎氏に勝るとも劣らない。コストカッターとしての用意周到さ、実行能力は、日産自動車を再建したカルロス・ゴーンCEOが舌を巻くほどである。 中日の契約更改交渉は11月5日に始まったが、この時点で、選手サイドの負けは決まっていた。落合GMが外堀も内堀も埋め尽くしていたからだ。 次期監督候補だった井上一樹打撃コーチ、鈴木孝政二軍監督をはじめ、球団功労者の宇野勝、川又米利、彦野利勝、平野謙など一、二軍合わせて10人以上の首脳がチームを去る。古株の山崎武司も現役引退に追い込んだ。これで“うるさ方”を一掃し、選手サイドを孤立させた。 更改交渉にも仕掛けが施されている。通常、中日に限らず、更改は若手や年俸の少ない選手から始まり、主力選手、高額選手は12月と決まっている。ところが、落合GMは順番を真逆に入れ替え、大物、高額年俸選手から始めたのだ。 しかも手の込んだことに、更改スタート前日の4日にはドラナインの精神的支柱ともいえる井端弘和内野手(38)をいきなり解雇、自由契約の手続きをとった。 「1億9000万円から88%減の2300万円。いやなら辞めろと。これじゃ見せしめの刑というか、さらし者ですよ。10月に右足と右肘にメスを入れたからといって、ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞7度の功労者。しかも、落合氏の一番弟子です。そこで球団フロントは最初の下交渉で、野球協約が定める減額制限いっぱいの40%減を提示し、井端も受け入れる考えでした。が、落合GMが『億以上の金を出すリスクを球団が背負える状態じゃない』と、88%減(本人が同意すれば制限を超えて減額が可能)に大幅に下方修正したことで、ケツをまくって退団したのです。この一件で選手たちは25%減、40%減(年俸1億円以上は40%まで可)ならクビよりましか、というムードに陥ってしまいました」(中日担当記者) 案の定、先週5日、契約更改交渉初日からの4日間で37人が更改し、ダウン提示の26人で合計約4億9000万円。このうち荒木雅博内野手(1億7000万円→1億200万円)、吉見一起投手(2億9000万円→1億7400万円)など減額制限一杯が13人。 山本昌投手(6000万円→4000万円)は制限超え。守護神・岩瀬仁紀投手こそ3億7000万円をキープできたが、主砲・和田一浩外野手は8000万円減の2億5000万円、中継ぎエース・浅尾拓也投手も5500万円減の1億6500万円、6月にノーヒット・ノーランを達成した山井大介投手でさえ2000万円減の6000万円だった。 これに井端の年俸1億9000万円を加えれば、わずか5日で6億円強を削減したことになる。 「GMとしての落合氏の年俸は8000万円だそうですから、もう十分に回収できた。白井オーナーの信頼をさらに得た落合GMはFA補強にも乗り出しており、日ハム時代から師弟関係にあった巨人の小笠原道大に加えて、西武の片岡治大内野手も狙っている。片岡には西武出身の森繁和ヘッドが深く食い込んでいるようです。ただ、いずれも谷繁監督は蚊帳の外。しかも大幅にコストカットされた選手たちのフラストレーションは谷繁監督に向けられており、ちまたでは“監督返上”の噂さえ囁かれています」(スポーツ紙担当記者) 中日は谷繁監督と4年契約を結んだが、現役選手でもあることから、今季年俸1億9000万円を更改交渉する必要がある。当然、監督料の上乗せが予想されるが、ここで落合GMが40%超えのダウンを提示することになれば、その上乗せ分など軽く吹き飛んでしまうだろう。 もし「兼任監督でさえ…」となって選手たちの不満が緩和されるなら−−。それを想定済みだとすれば、落合GM恐るべしである。
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スポーツ 2013年11月18日 15時30分
スター選手不在、巨人勢抜き、視聴率低迷… 早くも暗礁に乗り上げた「侍ジャパン」の常設化
常設化された野球日本代表「侍ジャパン」の継続が、早くも暗礁に乗り上げた。 17年に開催予定の第4回WBCに向け、「侍ジャパン」は小久保裕紀氏(42)を新監督に迎え、新たなスタートを切ったが、問題点が続出し、その存続にすら黄信号が灯ってしまった。 「侍ジャパン」は11月8日〜10日に、台湾で同国代表と強化試合を3試合行った。しかし、招集されたスター選手は中田翔外野手(24=日本ハム)、嶋基宏捕手(28=楽天)くらいのもの。「3年半後のWBCを見据えた」(小久保監督)との考えの下、28歳の嶋以外は、「U26」で集められ、世間的に認知されている選手は、ほとんど選ばれなかった。 さらには、人気チームの巨人からの選出はゼロ。「U26」と限定すれば、巨人には沢村拓一投手(25)、菅野智之投手(24)、坂本勇人内野手(24)といったスター選手がいるが、巨人はただの一人も選手を派遣しなかった。 この事態に、スポーツジャーナリストのA氏は「この時期、主力選手はシーズンの疲れから、コンディション的に出たくないのがホンネでしょう。次のWBCはまだ先ですし、若手主体になったのは致し方ないところです。巨人は日本シリーズに勝つ前提で、日程的に日本シリーズとアジアシリーズの間にある『侍ジャパン』強化試合への派遣には、二の足を踏んだのでしょう」と語る。 日本シリーズといえば、楽天からは嶋、銀次内野手(25)、岡島豪郎外野手(24)と3人のレギュラー選手が選出された。かたや、巨人は先のアジアシリーズを考慮してか、主力ではない若手選手の派遣を打診したが、小久保監督のメガネにかなう選手はいなかったようだ。 このパッとしないメンバーでは、ファンの関心を集めるはずはない。今強化試合は3試合とも、地上波のゴールデンタイムで生中継され、第1戦(8日=テレビ朝日系)こそ、10.9%(視聴率は以下、すべて関東地区)と辛うじて2ケタ台をマークしたが、第2戦(9日=TBS系)は9.8%、第3戦(10日=テレビ朝日系)は9.1%と1ケタ台に低迷した。TBSは放送時間を延長して、試合終了まで放送したが、テレビ朝日は「このメンバーでは数字が獲れない」と予想していたのか、1戦も3戦も放送時間を延長せず、試合の途中で放送を打ち切った。 「侍ジャパン」強化試合の視聴率が、この程度しか獲れないのなら、今後地上波での中継はおぼつかない。それこそ、BSやCSでの放送となると、NPB(日本野球機構)としては放映権料収入に大きく響いてくる。 そもそも、「侍ジャパン」はWBC本大会において、主催者のWBCI(ワールド・ベースボール・クラシック・インク)側から、NPBへの収益配分が少ないため、それを補てんするために、スポンサー収入を当て込んで、常設化したもの。にもかかわらず、今後もスター選手抜きで代表選考をするなら、スポンサー収入、放映権料収入に影響してくるのは明白。 そうなると、「侍ジャパン」常設化の本来の目的である「資金集め」ができず、継続すること自体に疑問符も付く。小久保監督にとっては、悩ましい問題を抱えたといえそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年11月18日 15時00分
中日・谷繁兼任監督が悲鳴! 猛威を振るう落合GM 「クビ切り・リストラ」の裏に次期監督オレ(1)
新任監督の門出となれば、ご祝儀の意味も兼ねて取材陣が大挙押し掛けるものだが、中日の谷繁元信兼任監督(42)は気の毒としか言いようがない。11月3日からナゴヤ球場で始まった秋季キャンプは、若手の番記者がほんの申し訳程度。取材陣の主戦場は名古屋市内の球団事務所に代わり、契約更改交渉を差配する落合博満GM(59)が話題を独占しているからだ。 「今回の監督交代では、落合氏が意表を突く形でGMに就任し、下馬評にも上がらなかった谷繁捕手が兼任の形で監督に抜擢された。これはあくまで形式的なもので、事実上の“監督”は紛れもなく落合GM。いや“闇将軍”と言った方がいい。彼が思い描いているのは、海部俊樹総裁を担いで自民党幹事長に就き、政権与党の自民党を支配した小沢一郎氏です。そのとき発したのが『担ぐ神輿は軽くてパーがいい』というあの名セリフ。この構図こそが今のドラゴンズで、もはや落合GMのやりたい放題。海部さんが名古屋出身ということもあり、谷繁監督を憂える声は少なくありません」(中日新聞関係者) 白井文吾オーナーが落合氏をGM起用した狙いもそこにある。今の中日新聞社にとって急務なのは、ペナント奪回にも増して人気の回復、球団財政の再建。ドラゴンズが12季ぶりにBクラスに沈んだこともあり、今季は18年ぶりに主催試合の観客動員数が200万人の大台を割り込んだ。球団トップが大幅なコストカットを断行するのは、当然といえるのだ。 日本プロ野球選手会が発表した12球団の年俸調査によると、中日は最近10年で7度も上位3傑に入っている。今年の平均年俸5198万円は巨人(6155万円)に次ぐ2位で、横浜DeNA(2467万円)の2倍以上。2007年の総額31億7690万円に至っては、12年連続トップだった巨人(31億2596万円)を抜き1位だった。 なぜ中日の選手年俸が跳ね上がったのか。答えは簡単。落合氏の監督時代の8年間で優勝4回、日本一1回。全てAクラスの成績を収め、右肩上がりで年俸が上がり続けたからである。 「2年前に中日が落合監督を解任した一番の理由はこの問題でした。年々、総年俸が上がり続け、落合監督自身にしても最後は3億5000万円プラス出来高で計5億円の年俸でしたから。先週、巨人の原辰徳監督が新たに2年契約を結びましたが、年俸は3億円です。これと比べてもいかに高給取りだったかがわかる。白井オーナーが落合氏と深い信頼関係にあったにもかかわらず、泣いてバショクを斬った理由はここにあったのです」(球団関係者) このときの舞台裏について、中日OBの野球解説者が「落合監督の解任は、2年後の復帰を見据えた出来レースだった」と本誌に明かした。 「落合政権後の2シーズンを捨てゲームにしたのです。狙いは二つ。まず、落合政権でコーチ職を失い、不満が充満していたドラゴンズOBたちのガス抜きです。OB会長の高木守道氏を監督に迎え、有力OBをその配下に就けた。当然、前政権よりポテンシャルが劣るから優勝など望めない。2年も続けば、年俸の大幅カットの理由ができる。そこでいったん選手年俸を元の状態に戻し、落合監督に再登板願うというシナリオだったのです。全ては工程表通りに進んだのですが、肝心の有能なコストカッターがいない。そこで落合氏が“監督復帰”する前にGMに就き、厳冬更改の最前線に立っているのです」
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スポーツ 2013年11月17日 11時00分
先輩力士が潰しに躍起 ぶっつけ本番 遠藤の不安すぎる九州場所
今年納めの九州場所が10日から福岡市の福岡国際センターで始まっている。優勝争いは史上2人目、2度目の5連覇を目指す横綱・白鵬が中心になるのは間違いないが、もうひとり、横綱、大関顔負けの熱い視線を浴びているのが、先場所に史上最速の初土俵からたった3場所で幕内に駆け上がり、何もかもが初体験というプレッシャーをはねのけて見事に9勝した遠藤だ。 幕内2場所目となる今場所は西前頭7枚目まで番付を上げ、三役陣との初対決も予想されるだけにファンの関心も高く、周辺はいつも黒山の人だかりだ。しかし、肝心な遠藤の体調は決して良くない。というのも、先場所、捻挫して14日目から休場に追い込まれた左足首の回復が、予想以上に遅れているからだ。 「人気者の悲劇というか、周囲に引っ張り出される形で10月の秋巡業に出たのが悪かったようですね。まだ稽古するのは早いのに、次々と先輩力士らに指名されてぶつかり稽古をやらされ、悪化させてしまった。その後、剥離骨折していることも判明しました。福岡入りしてもろくに四股さえ踏めない状態で、一時は師匠の追手風親方も休場を示唆していました。本格的な稽古を再開したのは初日の3日前。最悪の事態は何とか回避しましたが、本来の調子とは程遠いと言っていい」(担当記者) まさにぶっつけ本番の状態。これで大勝ちできるほど幕内の水は甘くない。案の定、初日は豊響に押し倒されて黒星発進。本人も「勝ち星数よりも、最後まで取りきれば十分です」と話しているが、ここで大負けし、挫折感を味わうのも決して悪いことではない。 大横綱の千代の富士も貴乃花も、入幕早々は苦汁をなめ、後にそれを糧に大成している。中でも、千代の富士は幕内の壁にハネ返された上に肩の脱臼というバブルパンチを食らって幕下まで降下した。このときの屈辱が、31回優勝の大きなバネになったと千代の富士は振り返っている。 ここまで“壁知らず”で伸びてきた遠藤。この試練は、力をためて飛躍するチャンスと言っていい。
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スポーツ 2013年11月16日 17時59分
田中マー君の米移籍遠のいた!? 態度硬化のメジャー側が新ポスティング制度案を白紙に!
楽天のエース、マー君こと田中将大投手(25)が今オフにメジャーへの移籍を目指していることで、注目を集めていた新ポスティング(入札)制度案をMLB(大リーグ機構)側が取り下げたため、事態は長期戦の様相を呈してきた。 12年12月に失効したポスティング制度に関して、NPB(日本野球機構)とMLBは協議を重ねてきた。新たな案では、「入札額1位と2位球団の間の額を落札金額とする」「交渉が決裂した場合は米球団側に罰金を科す」などの新条項を盛り込み、ほぼ合意。日本シリーズ終了後には、新制度を締結する手はずになっていた。 ところが、11月1日、プロ野球選手会(楽天・嶋基宏選手会長)側が、「日本側にメリットがない」として、新制度を締結しないようNPBに待ったをかけた。 選手会側は14日、現在9年の海外FA権取得のための期間短縮などの要望を添えて、2年間限定で新制度を受け入れる方針を示し、ようやくNPBと選手会の意見が統一された。 だが、さんざん待たされたMLB側は態度を硬化。15日(現地14日)、オーナー会議が終わった後に、MLBのロバート・マンフレッド最高執行責任者(COO)が新制度案を白紙に戻し、修正案を提出すると発表した。「日本側の返答に時間がかかりすぎている。情勢は変わった」(ロバート・マンフレッドCOO)。 MLB側も決して一枚岩ではない。「高い入札金を払っても、いい選手が欲しい」とする資金力のある球団に対し、資金がない球団は高額なポスティングには参加すらできない。改めて、修正案をつくるとなると時間がかかる。できた修正案が、日本側に不利な内容に変更されている可能性もある。そこから、日米間の合意、さらには選手会の了承も必要となれば、相当の時間が必要で、越年する恐れもある。 そうなると、米球団側は来季の戦力補強活動も進行しており、楽天の球団事情もあり、田中が今オフの米移籍を断念せざるを得ない状況にも陥りかねない。日米間の協議のスピードが、田中の動向に影響を与えそうな雲行きだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年11月16日 11時00分
能見・マートン問題で不安な阪神
阪神タイガースは、現在、高知県安芸市で秋季キャンプの真っ最中だ。 「レギュラークラスはキャンプを免除され、人気選手は藤浪晋太郎だけです。キャンプの目玉は、この藤浪の投球フォームの改造ですが、虎ファンの本当の関心はマートンが残留するのかどうかなど、内部的な問題のようですね」(現地取材陣の一人) 藤浪に対しては“来季の開幕投手候補”なる声も出るなど、順調な調整が続いている。しかし投手陣全体を見ると、ひと波乱起こりそうな気配も。エース・能見篤史の精神面が心配されているのだ。 「CS第1ステージで能見は初戦の先発を外され、第3戦にまわされました。和田監督は『作戦』と説明していましたが…」(同) CS敗退後の10月23日、能見は健康診断で球団事務所を訪れた。そのとき、記者団と談笑を交わしていたが、CSの初戦先発を外された質問を受けるなり「オレに聞かないで!」と、それまでの穏やかな表情を一変させている。 「問題は投手陣だけではありません。マートンの残留交渉は11月上旬から始まる予定で、マートン側は強気です。メジャー帰還が希望でしたが、米球団の評価が予想以上に低く、阪神残留の可能性も高くなりました。ただ、マートン側は3年強の『複数年契約』を求めており、同時に残留交渉の年俸は大幅昇給の4億円スタートとなりそうです」(球界関係者) さらに阪神は一連の円高を指し、今オフは新外国人選手を獲得しない方針をすでに表明している。マートンは奇行も目立つが、今季は4番も務めた優良外国人選手。新たな外国人を探さないと知っているので、足元を見ているというわけだ。 虎のオフは大波乱必至の様相である。
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