スポーツ
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スポーツ 2013年09月13日 11時00分
柔道男子金メダル続出の理由
昨年のロンドン五輪で金メダルゼロと惨敗だった男子柔道が、井上康生新監督(35)のもと、リオデジャネイロで開催中だった世界選手権で、開幕から3日連続で優勝を飾った。金メダル量産の裏に何があったのか。 井上監督は73キロ級に出場した初出場の大野将平(21)に、対戦相手について、「もう彼らの時代じゃない。お前らの時代だ」と語りかけ畳に送り出したという。 初戦でぶつかった24歳の韓国選手は元世界王者で、五輪のメダリスト。相手の実績に大野はたじろいだが、この言葉に奮い立ち格上に圧倒して一気に頂点まで駆け上がった。井上監督はこの前日までに登場した60キロ級の高藤直寿(20)には「負けるために来たんじゃない!」、さらに66キロ級の海老沼匡(23)には「お前は世界一にふさわしい男だ」と叱咤し送り出していた。 井上監督は選手の自主性を尊重し、対話を繰り返し信頼関係を築いてきた。 「これまでの指導者は根性論を押し付け、金メダルを至上命令とし、銀や銅じゃ問題外だとかえって選手を萎縮させてきたが、井上監督や去年医学博士の学位を取得した古賀稔彦は、それではダメだとコーチングを一新。選手の自主性を尊重し、信頼関係を築いてきたんです」(スポーツライター・織田淳太郎氏) 確かに、海老沼選手の「監督の期待に応えたいのが第一だった」とのコメントは、これを裏付けている。 「現代っ子を育てるには、東京五輪以来の古い指導法を排除しなければならなかったが、それがようやくできたということ。選手に暴力を振るうなどは論外。それが今までできなかったのが異常なんです」(織田氏) ちなみに、81キロ級から100キロ超級まではメダル0。今後の課題だ。
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スポーツ 2013年09月12日 15時30分
結局暴力ふるっていた! 「世界柔道」金メダルの天理大・大野に停学処分
部内の暴力問題で揺れる名門・天理大柔道部で、新たな暴力事案が発覚した。当初、現場に居合わせながら、止めなかっただけとされていた、先の「世界柔道」(ブラジル・リオデジャネイロ)男子73キロ級金メダリスト・大野将平(21=4年生)が、別の事案で暴力をふるっていたことが判明し、9月10日から30日の停学処分を受けた。 同大柔道部では、5〜7月に、4年生部員4人が1年生部員に対して、平手打ちをするなどの暴力行為を行っていたことが発覚。同大は5日、再発防止策が確認されるまで、男女とも柔道部の無期限活動停止を発表。藤猪省太(ふじい・しょうぞう)部長、土佐三郎監督を解任。暴行した4年生部員4人を30日間の停学処分とした。大野は現場に居合わせながら、止めなかった責任を問われ、学長からの厳重注意の上、主将を解任された。 全日本柔道連盟(全柔連)から再調査の指示を受けた同大は、6〜9日に柔道部員93人中89人に直接会って聞き取り調査を行った。 その結果、新たな暴行事案が明るみに出た。11日に同大が発表した内容によると、5月28日に同部主将(当時)だった大野を含む4年生5人と2年生5人、1年生2人が1年生部員数人に対して、平手打ちや足蹴を行った。2年生、1年生は4年生の命令で泣く泣く手を出していた。 これにより、同大は大野を含む4年生5人を停学30日、2年生5人に停学14日、1年生2人にけん責処分を下したことを発表した。 「世界柔道」から帰国後、「止められなかった自分がふがいない」シラっと話していた大野だが、別の事案で自ら暴力を振るっていたとなると事態は深刻。 同大を通じ、大野は「今回の件につきまして全柔連が暴力行為を排除していく中で、自分がたたいたということは誠に申し訳なく、心から反省しています。これからは成人した社会人となるように出直してやっていきたいと思います」と謝罪のコメントを出した。 大野は全柔連から、資格停止などの厳しい処分を受けることも予想され、決まっていた旭化成への就職も取り消されるかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年09月12日 11時00分
中畑DeNA最下位脱出のご褒美は 涌井&松坂の「新旧西武エース」獲得
2年契約最終年の横浜DeNA・中畑清監督(59)は、「クライマックスシリーズに出場できなければ、俺はクビ!」と公言して今季を戦ってきた。残り20試合、この“公約”は避けられる位置にいるが、最後まで先発投手の不足には苦労させられている。 「39歳の“番長”三浦を中4日で先発させたくらいですから…。春田真オーナーも苦しい台所事情はわかっていて、たとえCS出場を逃したとしても、契約の延長を示唆しています」(ベテラン記者) そんな横浜DeNAに“怪現象”が起きている。日本野球機構の中間発表によれば、横浜DeNAの1試合平均観客数は1万9741人。数値的には12球団中9位だが、前年比では21.9%増という驚異的な伸び率を見せているのだ(8月26日時点)。12球団全体では2.7%増だから、横浜DeNAの数値がいかに突出しているかが分かる。 「6年ぶりの最下位脱出が見えてきたこともあるでしょうが、球団がコツコツとPR活動を続けてきた成果でしょう。中畑監督の悲壮感が、ファンのハートをつかんだ面もあるかもしれません」(在京球団職員) 昨季とのチーム状況の違いを挙げるとすれば、やはり打線だろう。ブランコ獲得で攻撃陣に破壊力が増し、2、3点のビハインドなら追いつける雰囲気が漂っている。先取点を与えた時点で敗戦濃厚という、シラケた試合が少なくなったのも事実だ。 「あとは投手陣をどう補強するかでしょう。春田オーナーは『3年以内のCS進出が目標』とも言っていましたし、松井秀喜の獲得に本気で乗り出した経緯もあるくらいだから、資金は十分あるはず」(前出・記者) 今オフ、西武・涌井の懲罰放出と松坂大輔の帰還が“確実視”されている。 「両投手とも、地元の横浜高校出身。約22%増の観戦収益を西武新旧エース獲得の軍資金に充てれるようで、DeNAは一気に勝てるチームに変貌する」(関係者) この2人を獲得できるとなれば、中畑監督自ら“泣きの1年”を言い出すかもしれない。
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スポーツ 2013年09月11日 19時00分
村田諒太デビュー戦にキャバ嬢
ロンドン五輪ボクシング・ミドル級の金メダリスト村田諒太(27)が8月25日、衝撃のデビューを果たした。いきなり相手にパンチをぶち込み、2回2分24秒TKO勝ちを収めたのだ。 「でも観客の入りはいまひとつでしたね。もうひとつの会場で行われていたタイトル戦、ライトフライ級の田口良一VS井上尚弥とタイミングが重なったためか、7割程度で空席も目立ちました」(スポーツ紙記者) この日、記者は会場で観戦していた。開始予定より20分遅れで始まった試合で村田がロープをくぐり登場するや「リョウタッ」というひときわ目立つ黄色い声援が聞こえてきた。声の主は東側2Fに陣取った6人ほどのド派手な団体さん。ホットパンツやミニスカート、ビールを手にしたネイルに、会場の男の目線は釘付けになっていた。 「ロンドン五輪直後の昨年秋から冬にかけて、フジテレビが村田を囲い込んで、つながりのある三迫ジム入りを進めていたときに使っていた銀座の高級クラブ『M』のホステスたちです。チケットの売れ行きがイマイチなので、主催者が大量にキャバクラやクラブなどにバラまいたのでしょう」(格闘技ライター) 村田は、6階級制覇王者マニー・パッキャオと同じく、米国のトップランク社と契約しているが、「女遊びをするな」と同社CEOのボブ・アラム氏に釘を刺されているという。 もともと真面目な性格の村田には、壇蜜似の妻と、まだ小さい子供がいる。 「夜遊びにハマるタイプではありません。酒もこの1年は控えています」(ボクシング関係者) 歴代の才能あるボクサーが女にハマってタイトルを逃してきた。果たして村田は“夜の蝶”の毒牙の誘惑を退けて世界チャンピオンとなれるだろうか。
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スポーツ 2013年09月11日 15時30分
幕下陥落危機の元大関・把瑠都が早すぎる引退
元大関で東十両3枚目の把瑠都(28=尾上)が、9月11日、日本相撲協会に引退届を提出した。把瑠都は年寄名跡を取得しておらず、角界から去ることになる。 エストニア出身の把瑠都は、04年夏場所(5月)で初土俵を踏み、所要8場所で、05年秋場所(9月)で十両に昇進。06年夏場所(5月)で新入幕。08年秋場所(9月)で新三役、10年夏場所(5月)で新大関に昇進した。 昨年初場所(1月)には14勝1敗で、初優勝を遂げ、翌春場所(3月)に綱獲りが懸かったが、10勝(5敗)止まりで、横綱昇進はならず。 同年秋場所(9月)、九州場所(11月)では、2場所連続で途中休場し、今年初場所(1月)で関脇に陥落。同場所で10勝以上挙げれば、大関に復帰できたが、8勝(7敗)に終わった。 関脇だった夏場所(5月)7日目の稀勢の里戦で、古傷の左ヒザを悪化させ、前十字じん帯及び半月板損傷と診断され、途中休場して平幕に陥落。 東前頭6枚目で迎えた名古屋場所(7月)を全休し、秋場所(9月15日初日)の番付は東十両3枚目まで落ちた。この場所で全休すれば、幕下陥落は決定的となる。過去に元大関が幕下に落ちて、相撲を取った例は1度もない。しかし、痛めた左ヒザは万全で相撲を取れるほど回復はせず、決断を迫られていた。 通算成績は431勝213敗102休、幕内成績は330勝197敗88休、大関在位は15場所だった。 わずか1年半前には、綱獲りを目指していた把瑠都。年齢的にはまだ若く、元大関の引退としては、あまりにも寂しい結末となった。(落合一郎)
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スポーツ 2013年09月10日 15時30分
落選の野球&ソフトボールの20年東京五輪での実施にいちるの望み
20年の夏季五輪は東京での開催が決まったが、開催地とともに注目されていたのが、28番目の実施競技。 9月8日のIOC総会で、20年東京五輪で実施する最後の1枠をめぐって投票が行われた。勝ち抜いたのは、2月のIOC理事会で除外候補となったレスリングで、過半数(48票)を超える49票を獲得し、五輪残留を決めた。落選した野球&ソフトボールは24票、スカッシュは22票だった。 復活を期した野球&ソフトボール、新規採用を目指したスカッシュ関係者は落胆するかぎりだが、野球&ソフトボールには、20年東京五輪での実施に、わずかながら可能性が残されているというのだ。 ポイントとなるのが、10日に行われるIOC新会長を決める選挙だ。本命とみられているのは、ドイツ人のトーマス・バッハ氏で、バッハ氏が新会長に就任した場合、風向きが変わる可能性がある。 現会長のジャック・ロゲ氏は夏季五輪の肥大化を防ぎ、コンパクトな五輪開催を目指し、28競技の上限に厳格だった。12年ロンドン五輪から、野球とソフトボールを除外する方向にもって行ったのは、ほかならぬロゲ氏。 一方、バッハ氏は競技数の増加に寛容といわれており、バッハ氏が新会長に就いて、他のIOC委員が追随すれば、20年東京五輪での実施競技が増えるかもしれないのだ。 野球といえば、日本では国民的スポーツ。開催地で最も人気がある競技が加われば、東京五輪がさらに盛り上がることは必至。 ただし、現在の五輪憲章では「競技数は28を超えない」と明記されており、実施競技数を増やすためには五輪憲章の改正が必要。そのためには、IOC委員の投票総数の3分の2以上の賛成が必要で、その難関を突破しなければならない。 新会長次第で、野球&ソフトボールの東京五輪での実施に、いちるの望みが残っている。最悪、「公開競技」という奥の手もある。日本にとって、いい風向きに向かうことを願うばかりである。(落合一郎)
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スポーツ 2013年09月09日 15時30分
メッツ・松坂大輔 クビつながった! “4度目の正直”で初の好投
メッツ・松坂大輔投手(32)が9月8日(日本時間9日)、8月19日まで在籍した古巣のインディアンス戦(プログレッシブフィールド)で、移籍後、4度目の先発登板。 これまで、3連続KOされていた松坂は、5回まで1安打に抑える投球。自軍が4回表に1点を挙げ、1-0とリードの6回裏、2死から安打、四球を許した後、打球を右胸に受けて(投手強襲安打)、満塁とした場面で降板。 リリーフ投手が押し出しの四球を与えたため、1失点がついたが、103球、5回2/3を投げ、3安打3四球6奪三振1失点(自責点1)の好投。10.95とボロボロだった防御率は、8.00まで下がった。 試合は自軍が9回表に決勝点となる1点を挙げ、2-1でメッツの勝利。松坂は勝ち投手にはなれなかったが、先発投手の役目を果たした上で、チームの勝利に貢献した。 松坂は「何も考えずにマウンドに上がった。余計なことを考えず、打ち取ることに集中できた。どんな球種でもストライクが取れた。自分が勝ったり負けたりするのはどうでもいい。いい形でチームが勝てて、それが一番」とコメント。 「結果から言えば、次も投げさせてもらえる可能性が出てきたのかな、という感じです」とも話した松坂。 その言葉通り、今回もKOされるようであれば、ローテーションから外される可能性もあった。“4度目の正直”で、ようやく結果を出した松坂に、次こそほしいのは、1年以上遠ざかっている白星。来季の契約を懸けた松坂のサバイバルは続く。(落合一郎)
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スポーツ 2013年09月07日 17時59分
日本ハム・大谷翔平 先発試合のチームの不敗神話崩壊も、田中マー君に投げ負けず
“強運”をもつ二刀流ルーキー、大谷翔平投手(日本ハム=19)が先発した試合のチーム不敗神話が、ついに崩壊した。 これまで、大谷は7度先発し、自身は3勝(0敗)ながら、その試合のチームの成績は6勝1分けで、1度も負けていなかった。 9月6日、楽天戦(Kスタ宮城)で今季8度目の先発をした大谷の対戦相手は、昨季から23連勝中の田中将大投手。 実は日本ハムは11年9月から、田中相手に10連敗中で、全く歯が立たない状態で、栗山英樹監督になってからは、1度も勝っていない。その田中に中13日の間隔を空けて、あえて大谷をぶつけた。 栗山監督は戦前、「どうしてもいかせたかった。誰がマー君に勝つんだと思ったとき、残り試合をチームがどうやったら勝てるのかを考えたとき、チームが勝つためにそうした」と話していた。 大谷が3回まで、楽天打線を抑えると、自軍は2回表、4回表に1点ずつ挙げて、2-0。しかし、4回裏、ケーシー・マギー内野手の打球が大谷の左ヒザに当たり、リズムが崩れた。4回は無失点で切り抜けたが、5回裏、勝利投手の権利を目前にして、藤田一也内野手に手痛い2点タイムリー安打を許して、2-2の同点に。この回で、大谷はマウンドを降りた。 試合は6回裏に、楽天が決勝点を挙げ、3-2で勝利。田中は完投で、昨季から24連勝、今季開幕から20連勝となった。同一シーズン20連勝は、57年の稲尾和久と並ぶプロ野球タイ記録のおまけがつき、対日本ハム戦は11連勝となった。 大谷は「何とか勝ちたかったです。(田中との差は)自分の中で感じるものはありました。それをこれからやっていけばいい。すぐできるわけじゃないし、ひとつひとつやっていけばいいと思います」とコメント。栗山監督は「これだけ何回も何回もやられて、申し訳ない限り。(大谷は)本人が何を感じたのか。プロでやっていく上で大事なことを感じたと思う」と話した。 先発した試合でのチームの不敗神話は8試合目で崩壊した大谷だが、自身の不敗記録は継続した。こと田中との投げ合いに関しては負けなかった大谷にとっては、日本球界ナンバー1投手との投げ合いは大きな糧となったはずだ。 なお、田中と大谷の投げ合いに注目が集まった、この試合は2万2316人の観衆を動員。これは、Kスタ宮城での楽天球団史上最多の動員数となった。(落合一郎)
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スポーツ 2013年09月07日 11時00分
秋場所前に気合十分の白鵬
大相撲秋場所が9月15日から東京・両国国技館で始まる。名古屋場所との合間は8月に当たっていたが、大相撲界に夏休みはない。前半は東北巡業や、いまだ大震災の傷が癒えていない福島の慰問、後半の22日からは平成20年のモンゴル・ウランバートル以来5年ぶりとなる海外巡業で、インドネシアのジャカルタに出掛けるなど、力士たちは大忙しだった。 その中でも多忙を極めたのは、目下3連覇中の横綱・白鵬。各種のイベント出演やあいさつ回りなどに忙殺された。中でも東京・西新井大師で行われた化粧まわしの送呈式では、思わず感激するシーンもあった。 「写真では(製作中のものを)見たことがあるんだけど、こうやってあらためて実物を見ると何ともいえない品格がある。私もこの(旭日の)図柄のように、さらに昇っていきたい」 構想から完成まで4年もかかり、ちょっと値段がつかないという超豪華な代物だ。 さらには「第69代横綱白鵬オフィシャルブログ」と銘打った自らのブログも開設した。すでに日馬富士をはじめ、琴欧洲、豪風、豊ノ島らが開いており、遅ればせながらという感じだが、「日々の出来事と、皆さんに大相撲をできるだけ近くに感じることを見せられるようにがんばりたい」と開設理由を説明し、「それでは大相撲と我々力士をよろしく」と結んでいる。いかにも大相撲界のリーダーを自認する白鵬ならではの気概にあふれたあいさつだ。 その一方で、いつもより随分と早く本格的な稽古も始めた。いきなり十両の大喜鵬に11戦全勝するなど気合は十分だ。 いくら優勝しても浮かれることなく、やるべきことはしっかり。他の力士は何倍も努力しないと、白鵬には到底かなわない。
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スポーツ 2013年09月06日 15時30分
「世界柔道」金メダルが色あせた! 天理大柔道部内暴力問題で現場に居合わせた大野主将を解任
多くの五輪金メダリストを輩出した名門・天理大柔道部内の暴力問題で、9月5日、同大は再発防止策が確認されるまで、男女とも柔道部の無期限活動停止を発表した。 藤猪省太(ふじい・しょうぞう)部長、土佐三郎監督は解任。暴行した4年生4人は、8月26日から30日間の停学処分。また、先のブラジル・リオデジャネイロでの「世界柔道」男子73キロ級で、金メダルを獲得した大野将平(21=4年生)も、学長からの厳重注意の上、主将を解任された。 全日本柔道連盟(全柔連)は同日、藤猪部長らを事情聴取し、再調査を指示。大野は全柔連の強化指定選手から外される可能性も出てきた。 藤猪部長は7月中に暴行の事実を知りながら、それを隠して、8月21日に全柔連の理事に就任したばかりだったが、辞任届を郵送した。 同大柔道部によると、5月中旬、練習の休憩時間に水を飲んだ練習態度を問題視し、1年生部員十数人に対して、4年生部員4人が柔道部の寮で平手打ちなどをした。被害に遭ったうちの1人は、左耳の鼓膜が破れるケガを負った。部内暴力は7月まで続き、ケガを負った1年生部員は同月上旬に退部を申し出た。同大柔道部はこの問題を部内にとどめ、大学側は約2週間後に学外からの問い合わせで事態を把握、学内調査を始め、4日に問題を明らかにした。 大野は暴行には加わっていないとして、「世界柔道」に出場したが、現場に居合わせながら、主将の立場で暴力を止めなかった責任を問われて、主将解任となった。大野は「止められなかった自分がふがいない」と話している。大野自身は手を出していないとはいえ、暴力を止めなかったイメージダウンは避けられず、せっかく獲った金メダルも色あせてしまいそうだ。 柔道界では、1月に女子代表チームでの暴力指導問題が発覚。全柔連は4月に「暴力根絶プロジェクト」を設立した。そんなさなかに、名門の同大柔道部で部内暴力が起きていたとなると、事態は深刻だ。(落合一郎)
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