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結局暴力ふるっていた! 「世界柔道」金メダルの天理大・大野に停学処分

 部内の暴力問題で揺れる名門・天理大柔道部で、新たな暴力事案が発覚した。

当初、現場に居合わせながら、止めなかっただけとされていた、先の「世界柔道」(ブラジル・リオデジャネイロ)男子73キロ級金メダリスト・大野将平(21=4年生)が、別の事案で暴力をふるっていたことが判明し、9月10日から30日の停学処分を受けた。

 同大柔道部では、5〜7月に、4年生部員4人が1年生部員に対して、平手打ちをするなどの暴力行為を行っていたことが発覚。同大は5日、再発防止策が確認されるまで、男女とも柔道部の無期限活動停止を発表。藤猪省太(ふじい・しょうぞう)部長、土佐三郎監督を解任。暴行した4年生部員4人を30日間の停学処分とした。大野は現場に居合わせながら、止めなかった責任を問われ、学長からの厳重注意の上、主将を解任された。

 全日本柔道連盟(全柔連)から再調査の指示を受けた同大は、6〜9日に柔道部員93人中89人に直接会って聞き取り調査を行った。

 その結果、新たな暴行事案が明るみに出た。11日に同大が発表した内容によると、5月28日に同部主将(当時)だった大野を含む4年生5人と2年生5人、1年生2人が1年生部員数人に対して、平手打ちや足蹴を行った。2年生、1年生は4年生の命令で泣く泣く手を出していた。

 これにより、同大は大野を含む4年生5人を停学30日、2年生5人に停学14日、1年生2人にけん責処分を下したことを発表した。

 「世界柔道」から帰国後、「止められなかった自分がふがいない」シラっと話していた大野だが、別の事案で自ら暴力を振るっていたとなると事態は深刻。

 同大を通じ、大野は「今回の件につきまして全柔連が暴力行為を排除していく中で、自分がたたいたということは誠に申し訳なく、心から反省しています。これからは成人した社会人となるように出直してやっていきたいと思います」と謝罪のコメントを出した。

 大野は全柔連から、資格停止などの厳しい処分を受けることも予想され、決まっていた旭化成への就職も取り消されるかもしれない。
(落合一郎)

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