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中畑DeNA最下位脱出のご褒美は 涌井&松坂の「新旧西武エース」獲得

 2年契約最終年の横浜DeNA・中畑清監督(59)は、「クライマックスシリーズに出場できなければ、俺はクビ!」と公言して今季を戦ってきた。残り20試合、この“公約”は避けられる位置にいるが、最後まで先発投手の不足には苦労させられている。
 「39歳の“番長”三浦を中4日で先発させたくらいですから…。春田真オーナーも苦しい台所事情はわかっていて、たとえCS出場を逃したとしても、契約の延長を示唆しています」(ベテラン記者)

 そんな横浜DeNAに“怪現象”が起きている。日本野球機構の中間発表によれば、横浜DeNAの1試合平均観客数は1万9741人。数値的には12球団中9位だが、前年比では21.9%増という驚異的な伸び率を見せているのだ(8月26日時点)。12球団全体では2.7%増だから、横浜DeNAの数値がいかに突出しているかが分かる。
 「6年ぶりの最下位脱出が見えてきたこともあるでしょうが、球団がコツコツとPR活動を続けてきた成果でしょう。中畑監督の悲壮感が、ファンのハートをつかんだ面もあるかもしれません」(在京球団職員)

 昨季とのチーム状況の違いを挙げるとすれば、やはり打線だろう。ブランコ獲得で攻撃陣に破壊力が増し、2、3点のビハインドなら追いつける雰囲気が漂っている。先取点を与えた時点で敗戦濃厚という、シラケた試合が少なくなったのも事実だ。
 「あとは投手陣をどう補強するかでしょう。春田オーナーは『3年以内のCS進出が目標』とも言っていましたし、松井秀喜の獲得に本気で乗り出した経緯もあるくらいだから、資金は十分あるはず」(前出・記者)

 今オフ、西武・涌井の懲罰放出と松坂大輔の帰還が“確実視”されている。
 「両投手とも、地元の横浜高校出身。約22%増の観戦収益を西武新旧エース獲得の軍資金に充てれるようで、DeNAは一気に勝てるチームに変貌する」(関係者)

 この2人を獲得できるとなれば、中畑監督自ら“泣きの1年”を言い出すかもしれない。

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