「でも観客の入りはいまひとつでしたね。もうひとつの会場で行われていたタイトル戦、ライトフライ級の田口良一VS井上尚弥とタイミングが重なったためか、7割程度で空席も目立ちました」(スポーツ紙記者)
この日、記者は会場で観戦していた。開始予定より20分遅れで始まった試合で村田がロープをくぐり登場するや「リョウタッ」というひときわ目立つ黄色い声援が聞こえてきた。声の主は東側2Fに陣取った6人ほどのド派手な団体さん。ホットパンツやミニスカート、ビールを手にしたネイルに、会場の男の目線は釘付けになっていた。
「ロンドン五輪直後の昨年秋から冬にかけて、フジテレビが村田を囲い込んで、つながりのある三迫ジム入りを進めていたときに使っていた銀座の高級クラブ『M』のホステスたちです。チケットの売れ行きがイマイチなので、主催者が大量にキャバクラやクラブなどにバラまいたのでしょう」(格闘技ライター)
村田は、6階級制覇王者マニー・パッキャオと同じく、米国のトップランク社と契約しているが、「女遊びをするな」と同社CEOのボブ・アラム氏に釘を刺されているという。
もともと真面目な性格の村田には、壇蜜似の妻と、まだ小さい子供がいる。
「夜遊びにハマるタイプではありません。酒もこの1年は控えています」(ボクシング関係者)
歴代の才能あるボクサーが女にハマってタイトルを逃してきた。果たして村田は“夜の蝶”の毒牙の誘惑を退けて世界チャンピオンとなれるだろうか。