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定年延長案で八角一強体制かと思いきや 年寄株問題、白鵬退職で反発広がる

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日本相撲協会の公式サイトより

元白鵬こと宮城野親方が退職したことで、対抗馬不在となり、相撲協会は八角信芳理事長の“独裁政権”が進むと見られていた。権力基盤を強化する目的で、親方・理事の定年を70歳まで延長する案を出そうとしているが、反発が広がりそうだ。

協会の理事は、出羽海、二所ノ関、時津風、高砂、伊勢ヶ濱という5つの一門でポストを決める。八角理事長は、最大派閥の出羽海一門からの支持を得て、体制を維持してきた。さらに、貴乃花親方や宮城野親方といった対抗馬が辞めてしまったため、権力は強くなっていった。

体制を強化するために定年延長案を出す動きが出てき、八角理事長の一強が続きそうになったところで、反発が見え始めた。宮城野親方の退職について、世間は協会のイジメという見方をしている。さらに、そう見られていることを理解している協会内部から、対応のまずさを指摘する声が上がった。定年延長では、数に限りがる「年寄株問題」がある。いつまでも上に居座られると、105しかない年寄株がいつまでたっても襲名できないのだ。

ネット上では、「公益法人で独裁はあかんやろ」「非常に面白くなってきた」「区切りのいい時期に八角は理事長を辞職することが最善」といった声が上がっている。

年寄株をめぐっては、1996年、境川豪章理事長が売買禁止の改革案を出したが、親方たちに猛反発された。今回に関しても居座り、株が足りなくなるのであれば若手の反発は必至だ。盤石かと思われていた八角体制。抑えていた火だねに火が付き始めたか。


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