これで、3階級を制した長男・興毅(26)、元WBA世界フライ級王者の次男・大毅(24)に続き、世界でも初めての3兄弟世界王者を達成した。
和毅は「小さい頃からのオレの夢やった。3兄弟世界王者がオヤジの夢やったから、達成できてうれしい。これからオレの夢のスタート。もっと強くなります」と歓喜。
この試合は、1日午後8時より、TBS系で生中継されたが、視聴率は13.5%(以下、数字はすべて関東地区)だった。同時間帯に放送された日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」の15.1%には劣ったが、初の世界戦としてはまずまずの数字。
7月23日にはWBA世界バンタム級王者の兄・興毅のV7戦が、TBSでオンエアされたが、視聴率は11.8%。4月7日のV6戦は11.2%だった。「初物見たさ」の興味本位もあっただろうが、和毅は試合だけではなく、視聴率でも兄・興毅に勝ったことになる。
9月3日には、香川・高松のサンメッセ香川で、次男・大毅がIBF世界スーパーフライ級3位のロドリゴ・ゲレーロ(25=メキシコ)と、同王座決定戦に臨む。
大毅が王座を奪取すれば、興毅との2兄弟での2階級制覇、そして、前人未到ともいえる3兄弟同時世界王者の誕生となる。
(落合一郎)