この日は、現地時間26日にメキシコシティーで行われる8戦目に向けて出国した。今回の遠征は3カ月間で月1試合のペースをこなす予定でいる。 すべては目標であるタイトル挑戦のため。「もっとキャリアつけなアカン。経験やな」と課題を口にする和毅にはタイトルマッチに向けてビジョンを持っている。
「バンタム級6回戦をあと1、2試合して8回戦やな。今年の終わりにはチャンスがあれば日本か東洋(太平洋)挑戦したい」。
そのためには、ランキング入りが最低条件。10月にはいずれかのランカーと対戦を計画しており、現段階ではスーパーフライかバンタム級を狙っている。亀田ジムの五十嵐紀行会長も「メキシコでキャリアを積んで、何かのタイトルを獲れれば」と期待を込めた。
「(30日の試合を)ビデオを見て、悪いところがいっぱいあった。左のジャブをずっと出せるようにならなアカン」と修正点を口にした和毅。
悲願のタイトル挑戦に向けて突っ走る腹づもりだ。