報道によると、鈴木コーチは「一身上の都合」を理由に退団を申し入れ、球団もこれを了承したと伝えられている。ただ、各メディアによる退団報道の直後に『週刊新潮』(新潮社)が鈴木コーチに関するスキャンダルを報じており、これが退団の理由であるとされている。
同記事によると、鈴木コーチは現在妻と離婚訴訟中でありながら、家庭を持つ女性とW不倫の関係にあるとのこと。また、記事内ではタキシード姿の鈴木コーチとウェディングドレス姿の相手女性が一緒に映った写真が、“重婚写真”と銘打たれて掲載されてもいた。
電撃退団の直後に出されたこの衝撃のスキャンダルを受け、ネット上のファンからは「不倫相手と結婚式ごっこは頭悪すぎる」、「自分の不祥事で電撃退団とかとんだ迷惑野郎だ」、「これが事実だとしたら気持ち悪すぎるし、もう二度と球界に帰ってこないでほしい」といった批判が殺到。
一方、「また巨人関係者の不祥事か、これで何度目だよ」、「巨人関係の不祥事はもはや毎年恒例になりつつある」、「この球団のスキャンダル体質はいつになったら改善されるのか」といった呆れ声も多数見受けられた。
巨人関係者が大きな不祥事を起こすのは、今年5月に発覚した澤村拓一投手の「泥酔暴行」以来これが今年2度目のこと。『アサヒ芸能』(徳間書店)によって明るみとなったこの不祥事は、泥酔状態の澤村が面識のない一般人の首を締め上げたというもの。球団からの処分はなかったものの、「澤村はトレードという形でチームを追い出されるのでは?」とみる向きも強かった。
また、昨年以前を振り返ってみると、巨人周辺で不祥事が起こったのは今年で5年連続。いずれも選手が起こしたもので、2015、2016年は「野球賭博」(笠原将生、松本竜也、福田聡志、高木京介/高木は1年間の失格処分後に復帰、その他3名は契約解除)、2017年は「警備員に対する暴行」(山口俊/約3カ月の出場停止後に復帰)、2018年は「全裸動画の流出」(河野元貴、篠原慎平/両名とも約2カ月の出場停止後、同年シーズンオフに戦力外)、「窃盗事件」(柿澤貴裕/契約解除)と、毎年何かしらの不祥事に見舞われている。
ドラフト会議(17日)、日本シリーズ(19日開幕)を控える中起こった今回の一件。相次ぐ不祥事を受け、一部ファンからは「今までもみ消せたものがもみ消せなくなってきているのでは?」という際どい声も挙がっているが...。
文 / 柴田雅人