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阪神、“鳥谷の背番号は欠番”報道に「パフォーマンス」と批判 ファンが不信感を抱くワケは昨オフの“塩対応”にあり?

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鳥谷敬

 今シーズンでの退団が決定し、来シーズンの去就が盛んに取り沙汰されている阪神・鳥谷敬。15日、その生え抜きが着用していた背番号「1」が欠番扱いとされることが分かったと、各メディアが報じている。

 ルーキーイヤーの2004年から背番号「1」を背負い、今シーズンまでチームに貢献し続けてきた鳥谷。報道によると、球団はその功績の大きさに敬意を表し、後継者にふさわしい選手が出てくるまで背番号「1」を誰にも着けさせない方針を固めたという。

 永久欠番とまではいかないものの、“準”永久欠番のような扱いとなる見通しとなった背番号「1」。この一件を受け、ネット上の阪神ファンからは「そこまで評価している選手をなぜ退団させた?」、「自分たちから引退勧告したのに、このタイミングで欠番にしたいって本当に意味が分からん」、「鳥谷退団への批判を逸らすための、付け焼刃のパフォーマンスとしか思えない」などと球団フロントへの批判が噴出。

 また、「掛布みたいになるのがオチだろ」、「掛布の背番号をぞんざいに扱った球団の言うことなんか信用できるか」、「どうせ2、3年後したら掛布の背番号みたいにぽっと出の外国人に渡してるだろ」、「阪神のことだから、報道通りに背番号を大事にすることはまずないだろうな」といったコメントも数多く見受けられた。

 ファンが言及している掛布雅之氏は1974〜1988年まで阪神一筋、背番号「31」でプレーし、“ミスター・タイガース”と呼ばれるほど絶大な人気を誇っていた。その掛布氏が2013年にゼネラルマネージャー付育成&打撃コーディネーターという肩書でチームに復帰した際、球団は「掛布氏のお眼鏡にかなう若手有望株が出てくるまで、背番号『31』は欠番扱い」という方針を定めていた。

 しかし、そこから約5年が経過した昨年末、球団は新しく獲得したマルテが背番号「31」を強く希望したことを受け、当初の方針をひるがえし、マルテの背番号を「31」に決定。事前に掛布氏に打診していたということだが、この決定に対しては「球団の功労者に対してあまりにも敬意がなさすぎる」、「まだ何も成し遂げていない選手に背番号『31』を簡単に与えた球団には失望した」といった批判が集まっていた。

 今回の一件とは別に、今シーズン限りで引退したメッセンジャーの背番号「54」も欠番扱いにする意向が先月中旬に伝えられ、「本当にそのつもりなら今後簡単に渡さないでほしい」とのコメントが寄せられている阪神。前述した掛布氏の背番号「31」への対応を考えると、背番号「1」、「54」の処遇についてファンが物言いをつけるのはいたし方ない話なのかもしれない。

文 / 柴田雅人

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