この日の番組では、現在関東地方に接近中の台風19号について特集。その中では、12日に予定されていたプロ野球・クライマックスシリーズファイナルステージ(CSファイナル/4勝先取)の第4戦が、セ・リーグ(巨人対阪神/巨人3勝・阪神0勝)、パ・リーグ(西武対ソフトバンク/西武1勝・ソフトバンク2勝)共に台風の影響で中止となったことも取り上げられた。
ただ、前日の第2戦で巨人が王手をかけたこともあってか、一茂は「今日勝つと思うので明日は(どちらにせよ)ないでしょう、4タテです」とセ・リーグについては影響なしと断言。この発言に司会の羽鳥慎一からは「もう今、阪神ファンからは怒りの声が...」と心配したが、一茂は「申し訳ないですけど、巨人は今、隙がないので。阪神ファンの方は残念」とひるむことなく続けた。
一茂のこの“阪神煽り”に、ネット上の阪神ファンからは「まだ勝負は終わってないのに勝手に決めつけるな」、「公共の電波で他球団バカにするってどんな神経してんだ」、「元から嫌いだったけど、これでさらに嫌いになった」といった批判が噴出。
一方、中には「悔しいけど、一茂の言ってることには何も言い返せない」、「あんな体たらくな試合してたら煽られるのも当然」、「多分一茂の言うとおりになるよ、巨人ファンの人たちはおめでとう」と、一茂の発言に同調するファンも少なからず見受けられた。
レギュラーシーズンを6連勝で締めくくった阪神は、最終戦の勝利で広島をかわしCS圏内の3位を確保。その後行われたCSファーストでも2位DeNAを2勝1敗で退けるなど、ここまでは非常に勢いのある戦いが続いていた。
しかし、9日から始まった巨人とのCSファイナルでは、第1戦を「2-5」、第2戦を「0-6」と落として2連敗。レギュラーシーズンで植え付けられた相性の悪さ(対巨人10勝15敗)が働いているのか、投手陣は2戦共に前半の5回までに5失点。打線も2戦合計で9安打とお互いの歯車が全くかみ合っていない状況に陥っている。
蹴落とされた側の広島・DeNAファンからは「阪神が弱すぎてCSファイナルが全く盛り上がってない」、「この球団はどこまで巨人をアシストすれば気が済むのか」、「これなら広島・DeNAが出た方がよっぽどマシだった」といった罵声を浴びせられている阪神。本日行われる第3戦はなんとか意地を見せたいところだが、もし負けて終戦となればさらなるバッシングは避けられなくなるかもしれない。
文 / 柴田雅人