松坂は19日に自ら退団を申し出て、球団が了承し、契約を解除した。これで、松坂は全球団との交渉が可能。
一部報道では、元ヤクルトの青木宣親外野手が所属するナ・リーグ中地区のブルワーズ入りが濃厚と報じられたが、共同通信によると、同球団の幹部が松坂の獲得を否定しているという。
昨年オフ、レッドソックスとの6年契約が満了した松坂は、今年2月、インディアンスとマイナー契約を結んだ。招待選手として、スプリングトレーニングに参加したものの、開幕メジャーはならなかった。
11年6月に受けた右ヒジの手術からの完全復活を期した松坂は今季、3Aコロンバスで19試合に登板し、5勝8敗、防御率3.92で、好不調の波が激しかった。
8月に入って、メジャー昇格は間近とも伝えられたが、インディアンスの先発陣が固定されており、松坂にお呼びは掛からなかった。
今後、松坂は出場機会が得られる球団を求めて、移籍先を探すことになるが、時期的に難航する可能性もありそうだ。
20日(同21日)、松坂は自身のツイッターで、「先程クリーブランドが発表しましたが、ボクは昨日の試合後に退団を申し入れ、了承してもらいFAになりました。コロンバスでは素晴らしい仲間に会えたし、コロンバスの街も好きでした。今朝みんなにあいさつをして、別れの際にはチームメイトからは、『今まで楽しかったよ、ありがとう』と言われて、色々とギフトを貰いましたが余計に寂しくなってしまいました。本当に感謝しています! ありがとうございました!」と記している。
(落合一郎)