スポーツ
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スポーツ 2014年06月30日 11時45分
お疲れモード突入 田中将大が米球宴で投げられない!?
「今の彼に必要なのは休養だ」 ボルティモア・オリオールズ戦後(6月22日)の会見で、ニューヨーク・ヤンキースのジョー・ジラルディ監督はそう言った。その目線は質問した米記者団ではなく、日本人メディアに対して向けられていた。 同監督の言う「カレ」とは、田中将大投手(25)のこと。田中はここまで15試合に登板し、リーグトップタイの11勝(2敗)をマーク。同日もクオリティ・スタート(6回を3失点以内に抑える)に成功したが、スプリット、スライダーともに精彩を欠いていた。 「前回登板のとき(17日/ブルージェイズ戦)から『疲れ』が出ていました。田中は登板3日前、熱のこもった投球練習をするのをルーティンとしていますが、前回登板ではそれを取り止めて、試合に臨んでいます。メジャー一年生ですし、この時期に疲れがピークに達したとしても決しておかしくはありません」(米国人ライター) ジラルディ監督が「休養が必要」と言ったのも当然だろう。同時点では先発登板を一回飛ばすのか、中5日の間隔に余裕をもたせるのか、具体的な方法は明らかにしなかったが、田中の疲労は日本のファンに“失望”を与えるかもしれない。田中の先発が1日ずれれば、オールスター戦に影響が出るかもしれないのだ。 田中が米球宴に選ばれるのは、ほぼ間違いないが−−。 「今年の米オールスター戦は7月15日。2010年から制度化されたルールにより、前半戦最終ゲームに登板した投手は、自動的にオールスター戦での登板資格を喪失します」(前出・同) その前半戦最後のゲームは、7月13日。「中5日」のローテーションを守っていけば、米球宴登板資格を喪失する同日の先発は、田中になるのだ。 「試合日程、移動等の理由もありましたが、田中の登板間隔は『中4日』になったり、『中5日』に戻ったりを繰り返してきました」(現地特派記者) 田中のここに至るまでの先発登板は、以下の通り。(表参照)(試合日) (対戦チーム) (投球回数)4月4日 ブルージェイズ 74月9日 オリオールズ 74月16日 カブス 84月22日 レッドソックス 7.1/34月27日 エンゼルス 6.1/35月3日 レイズ 75月9日 ブルワーズ 6.1/35月14日 メッツ 95月20日 カブス 65月25日 ホワイトソックス 6.2/35月31日 ツインズ 86月5日 アスレチックス 66月11日 マリナーズ 96月17日 ブルージェイズ 66月22日 オリオールズ 7 田中の次回先発が「6月29日」と発表された。「休養が必要」とされた22日の登板から数えて“中6日”となる。ヤンキースはア・リーグ東地区3位、同時点で首位・ブルージェイズとのゲームは「3」。この戦況からして、ローテーションから1回外すことはできなかったが、通常の「中5日」よりも1日多く間隔を空けさせた。 この6月29日から“規則正しく”、「中5日」の間隔を守ると、7月5日、同11日が登板日となり、15日の米球宴を迎える。しかし、「中6日」でまわると、7月6日、13日が登板日となる(雨天中止を除く)。そう、7月13日に投げれば、田中は自動的に球宴登板の資格を失う…。 「田中は95年の野茂英雄氏以来の球宴先発の可能性も伝えられています。でも、2年前の米球宴でひと波乱起きています。『球宴登板の資格喪失』を逆手に、ヤンキース、タイガース、ジャイアンツなど6球団が主力先発投手を臨時登板させ、球宴での登板を意図的に回避させたんです。たいした怪我でもないのに主力打者を故障者リストさせ、また、バカンスを理由に球宴を辞退した選手もいました」(前出・米国人ライター) 2年前、ヤンキースにはCCサバシアを救援回避させた“前科”があるそうだ。4月には先発投手5人中3人を離脱させ、苦しいスタートとなった。田中を温存させるため、球宴前の最終ゲームに投げさせてくる可能性はむしろ高いと見ていいだろう。 主力選手を意図的に温存させるやり方については、NPBもペナルティーを課すなどして再発を防いでいる。アメリカでも球宴の在り方そのものを見直す声も出ているそうだが、田中の登板日は“要チェック”である。
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スポーツ 2014年06月30日 11時00分
サラリーマンが共感 広島・野村監督「ケニーの愚痴」語録(2)
“中間管理職”として、高いレベルを求めている。だから、部下が頑張っていても不甲斐なく思えるときがある。その胸の内が、わかりやすく“小爆発”するところがウケているのだ。 「難しいところだけど、私の気持ちを察してください」(打撃好調のロサリオに二軍落ち告知。外国人枠の問題で、故障していた守護神ミコライオ昇格を決めた理由について。6月1日の対楽天戦試合後) 「(エラーは)やりたくてやっているわけじゃない。けれど、それが大量失点になるのが今の流れ」(21被安打16失点で大敗した6月7日の対ソフトバンク戦) 「打つべき人が打てば試合になる。ただ、これを勝ちにつなげないと…」(接戦の末に敗れた6月12日の対西武戦) 翌13日の同じく対西武戦では、好機で二塁封殺を食らい先制できなかった。野村監督はその微妙な判定に猛抗議しており、試合後はそのことを聞かれてもいないのに、こう言い放った。 「感情をぶつけて何かが変わる訳ではない。ただ、悔しさは忘れてはいけない」 選手に喝を入れる意味で「忘れるな」と言ったのか、それとも、塁審への怒りを忘れないとしているのかは定かではない。極め付きは5月23日のオリックス戦を落としたとき−−。 「僕は何とも思っていないけど、打線の雰囲気が暗い。ミスが失点に直結している。それを跳ね返せない」 「何とも思っていない」と言いつつも、攻守の両方にしっかりダメ出ししている。 また、故障で本調子ではないエース前田健太で勝った後も、苦言を呈している。 「さすがエースだと思った。悪いなりに、という内容だった。調子の波は誰にでもあるから。そこで要所を抑えるのはさすが」 褒めて、けなして、また褒めて…。一体、どっちなのか? ゲームの主導権を握るのがエースの役目。試合中、イライラ感を顔に出せずに我慢していた“上司の心境”がにじみ出ている。 「今の野球では首位ウンヌンと言っている場合じゃない。5年もこのチームを見ていると、逆境に弱いところがある。粘りというか、逆境に強くならないと…」(首位陥落となった6月8日の対オリックス戦) 首位をキープできなかった理由を冷静に分析していたのは、他ならぬケニーである。歴戦の強者だったからこそ、そう言えたのだ。 野村克也氏はボヤキとウンチク、岡田彰布氏は奇想天外ぶりがウケていた。ケニー語録は不甲斐ない部下への憤り。世のサラリーマンは、ちょっとグチっぽい同監督に共鳴しているのだ。 いにしえに倣えば、劉邦は負けながらも味方を増やし、最後の一戦で項羽に勝った。カープ女子とは違う“新たなファン層”を得たケニーが、交流戦5連勝で締めくくった勢いそのままに、セ・リーグのペナントレースを巻き返す!
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スポーツ 2014年06月29日 11時00分
激励が未だ続く白鵬の悲劇の余波
横綱・白鵬が見舞われた悲劇の余波は、まだ収まらない。 夏場所、2場所ぶり29回目の優勝をしながら理由も告げずに恒例の“一夜明け会見”を拒否し、「一体、何があったんだ」と波紋を呼んだが、その後、自身のブログで13日目に紗代子夫人が第4子を流産していたことを公表した。 「会見に出たら、おそらくお腹の子供のことを聞かれるだろう。(傷心の)紗代子のことを考えると、事実を発表するのは早過ぎるし、ウソをつくのも心が痛む」 会見拒否の理由をこう明かしたが、優勝の裏側で起きていた悲しい出来事が公になると、白鵬の元にはファンや知人から1000件を超える激励や慰めのコメントが寄せられた。 以来、土俵上で強いだけでなく、妻思い、家族思いの優しい夫として白鵬株は急上昇。同時に支援熱も高まってきた。 6月は巡業がないため、あちこちで合宿を張る部屋が多い。白鵬の属する宮城野部屋も滋賀県長浜市で、初めての合宿を行った。ここに白鵬の有力な後援者がいるためで、「今年だけでなく、来年以降も継続的にこの地で合宿する“白鵬タウン”を作る計画です」と関係者は説明し、悲劇に見舞われた白鵬を激励しようと独自の後援会を立ち上げる計画も持ち上がっているという。また、地方巡業を誘致する話も浮上している。いずれにしてもこんなありがたい話はない。 6月5日、白鵬は客員教授を務める拓殖大で教壇に立ち、約200人の学生たちに『相撲と我が人生』と題して、「もう強くなるのは難しい。これからはどうやって維持していくか。あと頑張って2、3年かな」と熱弁を振るった。 白鵬の禍は福に転じるか。答えは自分の掌中にあると言っていい。
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スポーツ 2014年06月29日 11時00分
サラリーマンが共感 広島・野村監督「ケニーの愚痴」語録(1)
今、サラリーマンの間で『ケニー語録』が反響を呼んでいる。ケニーとは、広島東洋カープ・野村謙二郎監督(47)のこと。今季、同監督は選手、コーチスタッフとのコミュニケーションを大切にし、外国人選手に対しては自らを“ケニー”と呼ばせてきた。 6月20日、右手薬指骨折からの復帰を目指す堂林翔太(22)が二軍練習に合流した。フリー打撃を行い、9球中6スイングでヒット性の当たりは、柵越えを含む2本。それを見守っていた浅井樹・三軍統括コーチも「打つことは問題ない」と太鼓判を押し、堂林も報道陣の問いに笑みをこぼしていた。 しかし、視察に訪れた“ケニー・野村”は違った。 「(故障明けで)打ち始めだから、何とも言えません」 冷たく突き放すようにこう言うと、足早に球場を後にした。 「野村監督は堂林に自身の現役時代の背番号『7』を継承させました。これから先のカープを背負って立つ男として期待しているのです」(スポーツ紙記者) ケニーは、この程度で安堵している堂林、育成担当のコーチ陣にイラッとさせられたのだ。 「入団当初から『幹部候補』と目され、40代前半で指揮官に着任した野村監督は、昨季まで近寄りがたい雰囲気を醸し出していました。専門外の投手部門に口を挟むなどし、『やってらんねえよ!』と衝突してそのまま退団したコーチもいました。自身も反省し、コミュニケーションを大切にするようになったのです」(関係者) ケニーは交流戦の真っただ中にいたが、忙しい時間の合間を縫って堂林の視察に訪れた。今さらだが、ケニーの性格は、自分に厳しく相手にも厳しい。高いハードルを求めるのは、大きな期待の表れなのだ。 「世の中、もっと上を目指せるのに指示待ちで自分から動こうとしない若者ばかり…。広島の選手は全国のカープ女子に支持されていますが、世の中間管理職は野村監督の“嘆き、憤り”に共鳴しています」(同・関係者) 不甲斐ない選手(=部下)への怒りは、交流戦の連敗中に噴出した。 「見ての通り。打てん、守れん、打たれる。いろいろ言いたいことはあるけど、言っても仕方ない。力がないだけ!」(2対10と惨敗した6月3日の対日本ハム戦) 野村監督の激論は「ただし」や「けれども」の逆説を意味する接続詞が多い。 「言いたいことはあるけど、言っても仕方ない」とミスをした部下をかばう言い方をしつつも、「力がないだけ!」と、バッサリ切り捨てている。
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スポーツ 2014年06月28日 17時59分
組織票で広島勢が占拠! 問われる“夢の球宴”の意義
NPBは6月27日、「マツダオールスターゲーム2014」(7月18日=西武ドーム、同19日=甲子園)のファン投票の最終発表を行い、セ・リーグでは広島勢が11枠中8人選出される異常事態となった。 03年にファン投票で阪神から9人選ばれたことがあるが、今回の広島の8人は、それに次ぎ史上2位タイの多さ。 選ばれた広島勢は先発投手=前田健太、中継投手=一岡竜司、抑え投手=キャム・ミコライオ、一塁手=キラ・カアイフエ、二塁手=菊池涼介、三塁手=堂林翔太、外野手=丸佳浩、ブラッド・エルドレッド。他の球団からは、捕手=阿部慎之助(巨人)、遊撃手=鳥谷敬(阪神)、外野手=ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)のわずか3人。 この後、選手間投票の結果は6月30日に発表され、監督推薦を含む全出場選手は7月3日に決まる。 今季、広島は序盤戦セ・リーグ首位を独走。その勢いを駆って、広島ファンも熱く燃え、組織票に走ったとみてとれる。 基本的に、ファン投票は球宴に出てほしい選手をファンが選ぶシステムであって、その対象選手は5月31日までに支配下登録された選手(育成選手は不可)で、選出規定はファン投票終了時(6月19日)に、公式戦で投手なら5試合以上登板または10投球回以上、野手なら10試合以上出場または20打席以上あればOK。 しかし、スター選手が集結すべき球宴に、成績が伴わない選手が出場することには、多くのファンが疑問を感じることだろう。広島から選出された8人のうち、プロ野球ファンの誰もが認める文句なしの成績を収めているのは、7勝(成績は以下、すべて6月27日現在)を挙げている前田、打率.323(リーグ4位)で抜群の守備力を誇る菊池、リーグ打点王(67)のエルドレッドくらいのもの。 リーグ最多得票(35万9554票)だった丸は、打率.281(リーグ16位)、8本塁打、29打点と平凡な成績。キラ(打率.276)、堂林(打率.255)に至っては、規定打席にすら遠く及ばず、目立った数字も残していない。 ルール上、ファン投票に関しては成績が問われるものではないが、成績を残していない選手が球宴にふさわしいかどうかは言わずもがなだ。 選手間投票、監督推薦は広島勢以外の選手を中心に選出されることになるが、ファン投票枠を広島勢が8人も占拠したことにより、本来、球宴に出場すべき成績を残している選手が出られないという弊害も起きてしまいそうだ。 “夢の球宴”はファンのためのもの。特定球団のファンのためのものではない。今回、ファン投票で広島勢が大量選出されたことにより、セ・リーグの他の5球団のファンはドッチラケだ。現状、組織票を阻むルールはないが、組織票がまかり通っているようでは、“夢の球宴”の意義が問われることになる。(落合一郎)
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スポーツ 2014年06月28日 11時00分
日ハム料理本発売で斎藤佑樹が饒舌コメント
北海道日本ハムファイターズが『料理本』を発売した。「選手の食事をわが家でも」のキャッチコピーで『応援ごはん』なるレシピ本、さらに選手寮のメニューも写真掲載された『北海道日本ハムファイターズの寮ごはん』なるもの出版された。 親会社が食肉加工メーカーであり、スポーツに興じる子供を持つ母親の間でも『食』に対する関心は高まっている。子育ての真っ最中の母親も手に取りそうなナイスな企画ではあるが、この寮ごはん本は別の見方もできるという。崖っぷちの斎藤佑樹(26)が選手寮のメニューに関するコメントを寄せているのだ。 「大谷翔平もコメントを載せていますが、斎藤は20代半ばの大人なので中身の濃い話をしています。学生時代から野球以外の世界へ行っても通用するくらい、話は上手でしたからね」(スポーツ紙記者) しかし、本来ならば、料理のコメントも出せないほど活躍していなければならないのだが、現時点で一軍昇格の予定はナシ。先発予定と事前告知された6月7日の二軍戦チケットが完売したと報じられたように『人気』は相変わらずのようだが、こんな証言も聞かれた。 「二軍本拠地の鎌ヶ谷球場では斎藤を見るなり、罵声を浴びせるファンもいます。野次も厳しく、『大谷を見倣え!』とか、昨季の最下位は『オマエのせいだ!』とか言われていました」(NPB関係者) 右肩の故障は癒えたようだが、斎藤の不振はチームに大きな影響を与えたと言わざるを得ない。この料理本の発売と前後して、ファイターズは月例のスカウト会議を開いている。どの球団もそうだが、この時期にドラフト1位候補は数人にまで絞られる。今年の日ハムは安楽智大投手(済美高)に強い関心を持っていることが分かった。 「斎藤を1位指名したのはダルビッシュが米挑戦することを前提に、エースを張れる投手が欲しかったからです。その流れは菅野智之(現巨人)、大谷翔平の強行指名へと続いています」(前出・同) 斎藤の昨季までの3年間の一軍登板は39試合、通算11勝15敗。防御率3.52。斎藤がせめてローテーションを守ってくれさえしていれば、日本ハムのドラフト戦略も違っていたわけだ。 「二刀流の大谷が今季、投手に重点を置いているのは先発スタッフが足らないからです」(同) 仮説の話をしても仕方ないが、斎藤が活躍していれば、打者・大谷は打撃タイトルを争っていたかもしれない。今秋のドラフト会議に向け、安楽を最重要視するのもエースを自前で育てるためであり、言い換えれば、斎藤は“戦力になっていない”ということだろう。 レシピ本『寮ごはん』で気の利いたコメントが言えたのも、二軍暮らしが長いから。このまま料理評論家に転じるなんて事にならなければいいのだが…。
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スポーツ 2014年06月27日 21時00分
サッカーW杯勝敗の行方を固唾を呑んで見守るテレビ各局
手に汗を握りながらサッカーW杯に注目していたのが日本のテレビ局だ。日本代表がW杯でベスト8に入らなければ、今期の業績が赤字決算になってしまうからだ。 「NHKは受信料、民放はCM収入です。これらが入ってこないと大赤字になってしまうんです」と言うのは、大手広告代理店関係者。 「視聴者は日本代表が勝つと思ってNHKに受信料を払うんです。6月期は前年比の3倍。民放も日本代表の試合を中継することで、CMスポンサーを獲得している。日本代表が敗退してしまえばそれ以上の収入が入ってこないことになる。これはもう死活問題ですよ」(同) その背景にあるのが、400億円といわれるW杯の莫大な放映権料だ。 「NHKが3分の2にあたる280億円、残りの120億円を民放が負担する。負担金の割合は試合中継がくじ引きで決まるため均等ではない。しかし、出資金次第では試合結果をあらかじめ決められた分数で報じることができるため、皆、泣く泣く放映権料を支払わざるを得ない。だから、日本代表には一つでも多く試合をしてほしいんです」(関係者) 日本代表に勝ってほしいと願っているのは、テレビ局だけではない。代表をサポートしているアシックス、W杯パートナーのソニーやみずほFG、JAL、コナミ、電通など日本代表と運命を共にしているといっても過言ではないのだ。 「企業の株価は日本代表の勝敗と密接な関係にあるんです。もちろん勝てば上がりますし、負ければ下がる。日本経済に大きな影響力を持っている。せめて8強に残っていないと株価が一気に下がる可能性だってあるんです」(市場関係者) 小誌発売の頃はすでに予選の結果が出ている。果たしてどうなることやら。
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スポーツ 2014年06月27日 14時00分
“女房選び”で分かったダルビッシュの繊細な一面
ダルビッシュ有(27)が“天敵退治”に失敗した。6月17日(現地時間)、苦手のアスレチックス戦に先発したが、6回途中でマウンドを降りた。7失点(自責点4)は、メジャー移籍以来自己ワーストタイ…。ダルビッシュは5月からの7試合で6勝を挙げ、メジャー初完封も達成している。その勢いをもってしても『苦手・アスレチックス』退治は果たせなかった。 「アスレチックスはア・リーグ西部地区の首位。レンジャーズが逆転優勝するには、ダルビッシュのア軍への苦手意識を克服してもらわなければなりません」(現地特派記者の1人) そのキーマンとなりそうなのが、クリス・ヒメネス捕手(31)だ。 昨年9月4日、ダルビッシュは正捕手だったA・J・ピアジンスキー(現レッドソックス)とマウンド上で口論になったこともあった。奇しくも、その試合もアスレチックス戦であり、以後、ロン・ワシントン監督はダルビッシュの投げる日は2番手のジョバニー・ソトをスタメンで使ってきた。今季もそのソトが“ダルビッシュの専属捕手”を務める予定だったが、故障で長期欠場…。新加入のロビンソン・チリノスと組んでみたものの、呼吸が合わなかった。白羽の矢が立てられたのが、このヒメネスなのである。 インディアンス、マリナーズ、レイズを渡り歩いたが、目立った実績はない。今春のキャンプをアスレックスで迎え、開幕前にレンジャーズに移籍してきた経緯は既報通りだが、ヒメネスのリードには、こんな特徴も見られる。 「投手をいかに気持ちよく投げさせるかが、僕の信条」−−。 彼のコメントは興味深い。 日本ハム時代、ダルビッシュは鶴岡慎也(33/現ソフトバンク)とのバッテリーを好んでいた。今もそうだが、日本ハムはドラフト1位指名した大野奨太(27)を正捕手に押し上げたいと思ってきた。ダルビッシュとは“同級生”でもある。東洋大学で4季連続ベストナインにも選ばれたそのセンスにダルビッシュも一目置いていたが、バッテリーとしての呼吸は、鶴岡の方が合った。 ヒメネスの捕手信条で思い出されるのが、鶴岡と大野の違いだ。大野は学生時代からチームを牽引してきた。だから、投手を引っ張ろうとし、リードも自ずと「オレに付いて来い」になる。一方の鶴岡は、投手の投げたいと思っている球種を“当てる”配球だ。平たく言えば、味方投手の性格まで把握し、 「このボール(球種)が投げたいんだろ? ホラ、当たった」 と配球を組み立てていく。マウンドで気持ち良く、ノセていくタイプなのだ。 鶴岡と大野はどちらも好捕手だが、ダルビッシュは鶴岡やヒメネスのタイプが好きなのである。 パ・リーグ出身のプロ野球解説が日本ハムの捕手事情をこう解説する。 「大野は、鶴岡がいた昨季までのプロ5年間で423試合にしか出ていない。今季から選手会長に選ばれたように人望もある。日本ハムがオフに巨人から市川をトレード補強しなければならなかったのは、大野の経験不足を懸念したからです。さほど肩の強くない鶴岡が重宝されてきたのはダルビッシュが絶大な信頼を置いていたからで、それが現日本ハム投手に引き継がれたと言っていい」 米国人ライターがこう続ける。 「メジャーでは先発投手に応じて、スタメン捕手を入れ換えることは好まれません。レンジャーズではダルビッシュがそうさせたとも言えるでしょう」 ヒメネスは打撃も好調だ。ダルビッシュは「会った瞬間に相性がよいと分かった」とヒネメスを称賛していたが、チームの正捕手はJ・P・アレンシビアと認識されている。ヒメネスのバットの勢いが止まったとき、厄介なことにならなければいいのだが…。
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スポーツ 2014年06月27日 11時00分
楽天コーチ配置転換の謎 星野不在でベンチ内が空中分解
東北楽天ゴールデンイーグルスのベンチ内が大混乱に陥っている。これを収められるのは、星野仙一監督(67)だけかもしれない。 「チームの成績が落ち込むと、シーズン中でもコーチの配置換えを行うのが楽天のやり方ですから(笑)。古くは球団創設1年目のシーズン序盤に、一、二軍の一部コーチを入れ換え、星野監督が指揮していた2011年シーズンもコーチの配置換えを行っています。選手も『免疫』ができていますから、そんなに動揺はないと思いますよ」(球団OB) とはいえ、今回のコーチの配置転換はこれまでとは少し違う。打撃担当の平石洋介コーチ(34)に走塁部門を兼任させ、その平石コーチが『一塁ベースコーチ』に立つことになったのは、6月14日。その3日後の同17日に、平石コーチと入れ代わった米村理・外野守備走塁コーチ(55)の二軍降格が決まった。礒部公一・二軍外野守備走塁コーチ(40)と入れ代わり、平石コーチに変わったばかりの一塁コーチャーを礒部コーチが務めることになった。 「チームの盗塁数が少ない、外野の失策が多いというのが、フロントの説明ですが…」(担当記者) 同時点での楽天の盗塁数は、リーグワーストの『16』。盗塁数5位の千葉ロッテ(37回)の半分以下だ。61試合を消化した時点での外野失策数は『6』。パ・リーグでは埼玉西武の『7』に次いで、2番目に多い。フロントの説明は理に適っているが、日本一になった昨季もチーム総盗塁数は『62』。機動力不足が最下位転落の原因とは言い切れない。 「過去、シーズン途中に降格されたコーチは退団の憂き目にあっています」(前出・OB) 佐藤義則監督代行(59)はチームを最下位に落としてしまったが、その非を問う声は出ていない。現一軍スタッフでコーチのまとめ役は、肩書では仁村徹チーフコーチ(52)。ファームの責任者は大久保博元二軍監督(47)であり、星野監督が復帰したあかつきには、佐藤、仁村両コーチと大久保二軍監督が再建の中核を託されるという。 「佐藤代行は野村時代からチームを支えてきた功労者。仁村コーチは中日時代からの星野監督の右腕です」(前出・同) 大久保二軍監督が楽天入りした12年、星野監督は「ワシは(招聘理由を)知らん」と話していた。大久保二軍監督は西武退団後、少年チームの指導も行い、その熱心さが三木谷浩史オーナーの目に止まったという。同オーナーのご子息は野球少年なので、それが『縁』らしい。 「仁村コーチと降格した米村コーチは、ともに『叱り役』でした」(関係者) 叱り役が暴走すれば、ベンチの雰囲気は悪くなるばかり。黙って睨みを利かせていた星野監督は、クセの強いコーチ陣にもブレーキを掛けさせていたようだ。
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スポーツ 2014年06月26日 15時00分
阪神・西岡の1軍復帰で割り食う人たち
3月30日の巨人戦での守備で、打球を追った際に右翼・福留孝介外野手(37)と衝突し、鼻骨骨折、胸部打撲、肋骨骨折の重傷を負い、長期戦線離脱していた阪神・西岡剛内野手(29)が、ようやく1軍に合流した。交流戦明けとなる6月27日の中日戦で、3カ月ぶりに復帰する予定だ。 チームにとっては、待ちに待った西岡の戦線復帰だが、これで割りを食う選手がいることを忘れてはならない。 西岡が守っていた二塁には上本博紀内野手(27)がどっかり座り、規定打席にも到達。打率.303(以下、成績はすべて25日現在)と3割を超え、セ・リーグの打撃ベスト10の10位に入るほどの急成長ぶりを見せている。 この状況に、和田豊監督(51)は「上本は外せない」として、西岡の三塁コンバートを決めた。これまで、三塁は右打者の新井良太内野手(30)と、本来は捕手の左打者・今成亮太(26)を併用。新井良は52試合に出場し、6本塁打、27打点、打率.292。今成は55試合に出場し、2本塁打、9打点、打率.288と、ともに好成績を残している。 しかし、西岡が三塁にコンバートされることで、この2人は弾き出されてしまう。試合に出られるとしたら、レギュラーが確定していない右翼となる。今成は外野も守れるが、新井良はほとんど経験がない。14日の西武戦では、右翼でスタメン出場した新井良だが、守備面での不安をのぞかせてしまった。 首脳陣は「右翼手として2軍で実戦経験を積ませるため」との理由で、25日に新井良の出場選手登録を抹消した。ちゃんと成績も残しており、長打力があって勝負強い新井良は代打要員としてでも、ベンチに置いておきたいところだが、2軍に落とすなど、なんとももったいない話。 また、西岡が三塁に固定されれば、交流戦では三塁も守っていた新井貴浩内野手(37)も、守るポジションがなくなり、再び代打屋に戻らざるを得ない。 実は西岡だけではなく、打率.188と打撃不振のため、2軍で調整していた福留も26日に1軍合流。当面、右翼は福留中心の起用となりそうで、三塁から右翼に回される今成も新井良も、これまでより出場機会が激減するのは必至だ。 上本の成長という副産物があったからとはいえ、西岡の三塁コンバートで、多くの選手が割を食うことになりそうで、チーム内には“不満の嵐”が吹き荒れそうな気配だ。(落合一郎)
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