スポーツ
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スポーツ 2014年08月11日 15時00分
上原浩治レ軍残留で年俸15億円が確定!
上原浩治(39=レッドソックス)の雄叫びが、日本まで聞こえてきそうである。地元・ボストンのメディア『カムキャスト・スポーツ』(電子版)が、上原の去就に関する“最終報告”を掲載した(7月28日/現地時間)。レッドソックスは『クオリファイング・オファー』により、上原に1500万ドルを提示し、残留交渉を行うというのだ。 「レ軍はア・リーグ東地区の最下位。優勝戦線から脱落したチームは高額年俸のベテランや、複数年契約の最終年を迎える主力をトレード放出し、見返りで得た若手選手でチーム再建に着手します。今年が2年契約の最終年で、425万ドル(約4億3000万円)の上原は、放出要員と目されていました。上原のリリーバーとしてのスキルは高く、他球団も欲しがっていましたから」(米国人ライター) だが、上原のトレードはまとまらず、7月末のトレード期日を迎えてしまった。『カムキャスト・スポーツ』は、こうも伝えている。 <1500万ドルはレ軍が支払える金額だ。でも、上原には払いすぎと思われるかも…> 来季、40歳になる上原に、1500万ドルの昇給に相応しいピッチングができるかと聞かれれば疑問である。上原はクローザーとして目覚ましい活躍をしているが、なぜ3倍強の昇給が提示されるのか。理由は『クオリファイング・オファー』に尽きる。 『クオリファイング・オファー』が導入されたのは、2012年。シーズン終了と同時にFAとなる選手に対して在籍チームが再契約を臨む場合、まず、『30球団統一の年俸額』で単年提示しなければならない。時期はワールドシリーズ終了から5日以内。これに対し、FA選手側は12日以内に返事をしなければならないルールになっている。その後、他のチームへ移籍することを決めた場合、旧在籍チームは獲得球団から次年度のドラフト1位指名権を譲り受ける見返りが補償されている。だが、厄介なのは、『30球団統一の年俸額』だ。 「その年のメジャー全選手の上位125人の平均額が、『統一年俸』となります。昨季は1410万ドル。カムキャスト・スポーツの計算によれば、今季は1500万ドルに到達する、と」(前出・米国人ライター) 1500万ドルが提示されれば、上原は米球史に残る“偉大なクローザー”ということになる。まず、メジャーで1500万ドルを勝ち取ったクローザーは、昨季引退したマリアノ・リベラだけ(元ヤンキース/12〜13年の2季)。30球団のクローザーの今季の年俸も調べてみたが、最高額はフィリーズのジョナサン・パペルボンの1300万ドル。1500万ドルで年俸更改できる米救援投手は見当たらないため、上原はリベラと並ぶ史上最高額のクローザーとなる。 「上原が米挑戦した08年オフ、巨人は労いの言葉をかけて見送りましたが、内心は『もう終わった投手』と見限っていました。同年は6勝5敗で、防御率は3点台後半。北京五輪では活躍したのに、ペナントレースは不振のまま終わっています」(関係者) 上原が移籍したいのなら、レ軍はその代償で『次年度のドラフト1位指名権』を譲り受けたい。したがって、確実に『クオリファイング・オファー』が行われるというのが、地元メディアの見解でもある。 恐らく、上原は米史上最高年俸のクローザーとなる。きっと、自らを見限った古巣巨人に「ザマーミロ!」と叫びたい心境だろう。
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スポーツ 2014年08月10日 15時00分
日本ハム浮上のための秘策 後半戦は『四番投手大谷』
後半戦での巻き返しをはかる北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督(53)が、二刀流の大谷翔平(20)をフル回転させるプランを明かした。 「チームを勝たせるために、大谷を使う!」 翌日にゲームのない日曜日に大谷を先発登板させ、火曜日からの3連戦は野手で起用。金、土曜日は調整のために休ませるというサイクルだ。 しかし、野手大谷の使い方は固定できないようだ。何かと問題になりそうなのは、指名打者の“振り分け”だ。 「ペナントレースの後半戦が始まってから、指名打者はアブレイユが務めています。だが、できれば、足を故障し、まだ不安の残る中田翔を指名打者で使いたい。試合終盤、代走を送るなどして休ませながら使っていますが、守備での負担が故障個所に響いているようです」(プロ野球解説者) 日本ハムは打線が低迷している。昨季本塁打王のアブレイユを指名打者で使うため、左膝を痛めている主砲の中田翔(26)は、負担の少ない一塁でスタメン出場を続けている。でもあった。中田本人は「もう、そろそろ」と、久々の左翼守備に意欲を見せているが、周囲は「治りかけの時期に無理をさせれば、また…」と懸念している。したがって、誰を指名打者で使うかは大きなポイントとなる。 「野手の大谷を指名打者でスタメン出場させれば、守備に難のあるアブレイユを一塁で使うか、中田に無理をさせるかの二択になります。大谷を外野で使い、アブレイユを指名打者、中田を一塁で出場させるのが最適でしょう。でも、首脳陣はどこかで中田を休ませたいとも考えている」(前出解説者) 中田を休ませるときに代理の四番をどうするかも問題だ。アブレイユには一発の脅威こそあるものの、今季の本塁打はまだ1本。打率2割9分1厘で5本塁打の大谷を推す声の方が多いという。 「日本ハムは先発投手陣が不安定なので、救援陣も登板過多で夏バテが懸念されています」(スポーツ紙記者) 救援投手陣も休ませたいとなれば、大谷の使い方がさらに変わってくる。 投手大谷には162キロのストレートがある。野手で出場するウィークデーも、調整のためにブルペン投球をさせる予定だ。そこで、「1イニングなら、リリーフ登板も」との期待も出てくる。 四番左翼でスタメン出場し、試合終盤でリリーフ…。つまり、“四番投手大谷”が実現するかもしれないのだ。8月の試合日程では、月曜日に日本ハムは試合が入っていない。前出の予定通り、日曜日に先発登板すれば、火曜日からの3連戦は野手として出場し、状況次第ではリリーフ登板する。金、土曜日に先発待機での調整休みとなってしまうのは残念だが、“四番投手”という究極の二刀流が見られるかもしれない。
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スポーツ 2014年08月09日 15時00分
名門横浜高校も原辰徳シンパに? アマ球界に広がる東海大ネットワーク
プロ野球界でもっとも広い人脈を持っているのは、巨人の原辰徳監督(56)だという。母校の東海大と、その系列校の先輩後輩たちが、日本各地で高校や中学硬式クラブチームの指導者を務めている。加えて、定期的にゴルフコンペを開催するなど、その結束力も強い。人脈と言えば星野仙一監督が有名だが、年齢的な理由で、いまはかつてのように顔が利かなくなってきている。先方も定年退職し、誰かを介してでなければ、お目当ての人と話ができないという。 そんな原監督の東海大ネットワークが、甲子園の常連名門校を新たに“侵食”しようとしている−−。 「横浜高校の小倉清一郎前部長が今夏での勇退を表面していますが、渡辺元智監督の勇退も規定路線と言われています」(アマチュア球界関係者) 後任は東海大グループの国際武道大学を卒業した平田徹現野球部長である。 渡辺監督は松坂大輔の女房役でもあった小山良男に一目置いていた。しかし、その小山は大学、社会人を経て2004年にプロ入りし、現在は中日ブルペン捕手を務めている。教員免許も取得しているが、アマ球界復帰はかなり先の話になりそうだ。 「渡辺監督が『平田を見直した』と言った方が正しいかも。たくさんのOBが同校グラウンドに遊びに来ますが、みんなTシャツに短パン姿。大学のブレザーを着て挨拶をしたのは後にも先にも平田だけ。その謙虚さに、渡辺監督が評価を変えたんです」(前出関係者) 平田部長は横浜高校野球部のOBだが、目立った成績は残していない。しかし、進学先の国際武道大学で「母校に行くときは正装」と、岩井美樹監督に厳しく指導されていた。もともと、真面目な性格だったそうだが、平田部長は“東海大イズム”に鍛えられ、渡辺監督の元に帰って来たというわけだ。 「岩井監督の方針でしょうが、国際武道大の野球部は、私生活の指導が野球以上に厳しいとも言われています。その岩井監督をアニキと慕っているのが原監督です。東海大野球部の先輩でもあり、故・原貢氏も一目置いていました」(同) 平田部長は保健体育の教諭として、母校の横浜高校に帰還。渡辺監督の下でコーチを務め、10年から部長職に昇格した。 「横浜高校野球の門戸を叩く球児は多かれ少なかれ、自分は野球の天才だと思っています。自分に自信がなければ名門校の猛練習に付いていけませんが、渡辺監督はそういった天才たちの鼻っ柱を折り、謙虚さを習得させようと考えてきました。そういう意味で平田氏が適任だと判断したんでしょう」(大学指導者) 横浜高校野球部には、渡辺監督の孫・佳明(3年)も在籍している。今夏の神奈川県大会準々決勝では4安打3打点と活躍し、佳明の卒業が渡辺監督の節目になるというのが、周囲の一致した見方だ。 名門・横浜に“東海大グループのエッセンス”が加わろうとしている。
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スポーツ 2014年08月09日 13時00分
夏の甲子園V予想 150キロか70本塁打か 超高校級ドラフト候補スカウト査定(2)
打者部門では、通算73本塁打を放っている岡本和真(智弁学園)への注目が集まっている。今春センバツでも岡本は『1試合2アーチ』で、スカウト陣に天性のパワーを見せつけている。「スイングが速い」と称賛するスカウト陣も多いが、「苦手コースがない」のが最大の素質であり、ストレートも変化球も同じスイングで弾き返せる。 「智弁学園は冬場に約1メートルの長バットで振り込みをさせ、芯で捉えなければ手に痛みが伝わる竹バットも使っています。マシン打撃ではスローボールにセットし、引き付けてコンパクトに強く振り切る練習もしていました」(美山氏) 一般論として、ドラフト候補に挙がる高校球児は、中学時代は硬式クラブチームに所属し、多かれ少なかれ、その活躍はスカウトの耳にも届いている。しかし、そういった中学時代の情報がなく、高校で急成長した“未完の大器”もいる。 「脇本直人(健大高崎)は身体能力の高い左バッターです。昨夏V投手・高橋のいる前橋育英を破った同校の勝因は、脇本のバットです。一、二塁間を破る鋭い安打を放ったかと思えば、右翼手の頭上を越える長打も打てる。強いて課題を挙げるとすれば、左方向への打球が少ないこと。日本文理の飯塚、智弁学園の岡本も好打者ですが、彼らとの違いは、脇本には“足”があること。合宿所生活で食生活を管理され、体も大きくなりました」(手束氏) トラ党が無視できない逸材もいる。'12年ドラフト2位で獲得した北條史也の弟、北條裕之(八戸学院光星)も同じ内野手として出場する。主に1番打者として活躍し、今春センバツ後、打撃力がさらに増した。兄弟でタテジマを着るとすれば、人気も出そうだが…。 「九州国際大付の山本武白志は、元ロッテ監督の山本功児氏の息子です。予選では本塁打を放ちましたが、打ったボールが失投ではなく、相手投手が決めにきたスライダーだったところは評価してもいいと思います。同校の清水優心は超高校級の強肩捕手。DeNAの'11年ドラフト2位、高城俊人の出身校でもあり、若生正広監督は捕手を育てるのもうまいのでしょう。今夏限りでの退任を表明しており、同校が台風の目になりそうです」(スポーツライター・豊島純彦氏) さて今年は、東海大グループの高校が4校出場する。東海大四、東海大望洋、東海大甲府、そして、最後に東海大相模が神奈川県代表の座を勝ち取った。ちなみに1995年以降、途切れることなく毎年出場しているライバルの日大系列は、鶴ケ丘(西東京)と大垣日大(岐阜)の2校のみだ。 東海大相模といえば、故・原貢氏が同校を全国制覇に導いたのは44年前の1970年夏のこと。その薫陶を受けた現同校の門馬敬治監督は「選手の邪魔をする気はないが、どうしても勝ちたかった」と、故人への思いを打ち明けていた。 「東海大相模は“140キロカルテット”と称されるハイレベルな4投手を揃えている。神奈川県大会決勝戦で20奪三振を奪った2年生・吉田凌はもちろんだが、エースの青島凌也も高く評価されています」(豊島氏) 将来性も、即戦力系も豊富な大会なだけに、スカウト陣は目移りしてしまいそうだ。
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スポーツ 2014年08月09日 11時00分
2014年夏の甲子園情報 「今年は代表校予想が当たらなかった」の声
『第96回全国高校野球選手権大会』が8月9日に開幕する。だが、今夏は良い意味で“マスコミ泣かせ”の大会になりそうだ。いや、すでに高校球児の健闘に泣かされたマスコミも少なくないのだ。 「今年は主役になるはずだった安楽(智大=済美)クンも高橋(光成=前橋育英)もいません。ひょっとしたら、今秋のドラフト会議では全国区では無名に近い球児が1位指名されるかもしれません」(在京球団スカウト) 最速156キロ右腕・安楽、昨夏のV投手・高野も地方予選で散った。 しかし、今大会が盛り上がらないということは決してない。岩手県代表・盛岡大付の松本裕樹(3年)は最速156キロを誇り、4番バッターとしても(左打)、通算56アーチを放っている。地方予選の段階で、この“新・二刀流”のもとには地区担当スカウトだけではなく、チーム編成に強い影響力を持つスカウト部長、編成本部長、GMも駆けつけている。予選5試合(30イニング)で25奪三振をマークした北陸のドクターK・森田駿哉(富山商=3年)、今春センバツで1試合2アーチを放った岡本和真(智弁学園=3年)、ストレートで三振の奪える九州の雄・佐野皓大(大分=3年)など、ブレイクしそうなスター候補もいる。 「地方予選で散った学校に『逸材』がいるのは昔から変わっていません。でも、その傾向が近年強まってきた」(前出・同) 夏の甲子園大会前、スポーツ報道に定評のあるメディアはその特集季刊誌をまとめる。某有名誌を見ると、高校球児8人の単独インタビューも掲載していたが、そのうち、甲子園に勝ち上がってきたのは2人だけ。また、別の有名季刊誌は優勝校予想を掲載していた。「本命、対抗」と分け、都道府県ごとに3〜4校を『タイトル表記』していたが、その予想は半分以上外れており、実際に勝ち上がった代表校に関しては数行程度しか触れていない県が半分以上あった。 「各地域に密着する高校野球フリークのライターがいて、30人以上が昨秋大会、今春の大会を取材しています。協力関係にある地元紙に情報提供をお願いし…」(雑誌関係者) そういう筆者も某媒体に頼まれ、関東地区と中部地区の一部の代表校予想を出したが、悉く外れてしまった。 “言い訳”になるが、東京都はクラブ活動に関する自己推薦制度を導入した公立校が多く、本来ならば強豪私立で活躍していてもおかしくない逸材がいる。千葉県にも『スポーツ学科』を新設した公立校があり、ノーシードの県立校が上位進出している。 茨城県大会決勝戦でのこと−−。代表の座を勝ち取った藤代は前評判も高かった。しかし、決勝戦でぶつかった霞ヶ浦にはプロスカウトも注目する好左腕・上野拓真がおり、 「藤代は左バッターが多い。上野は左打者の膝元に好球を放るので手こずるのではないか」 と、予想されていた。藤代は試合序盤に大量得点を挙げた…。 何が起こるのか、分からない。それが高校野球の醍醐味である。公立校の自己推薦制、スポーツ学科新設によって、高校野球の奥深さを再認識させられた。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2014年08月08日 18時00分
夏の甲子園V予想 150キロか70本塁打か 超高校級ドラフト候補スカウト査定(1)
『第96回全国高校野球選手権大会』が8月9日に開幕する。主役になるはずだった安楽智大(済美)、昨夏V投手・高橋光成(前橋育英)は予選で散った。しかし、プロ野球12球団スカウトの視線は例年以上に熱い。“磨けば光る原石”を探す傾向は変わっていないが、大谷翔平(日本ハム)の出現によって、高校球児を即戦力と見なす傾向も強まってきた。スカウトが1位候補に挙げる球児と、優勝旗の行方は−−。 「今夏、各球団のスカウトが注視していたのは『安楽の右肘は完治したのかどうか』でした。愛媛県大会を見る限り、その回復具合は70%といったところ。スター選手を欲している球団や、安楽に2年くらいのリハビリ期間を与えられそうな戦力豊富な球団は、先行投資で1位指名してくるでしょう」(スポーツライター・美山和也氏) 安楽の魅力は、188センチの長身からダイナミックに投げ下ろす157キロの剛速球だろう。だが昨秋に右肘を痛め、復帰戦を兼ねた今夏の愛媛県大会では、自慢のストレートは140キロ止まり。「新球スプリットをテストしているため」との情報も聞かれたが、ネット裏のスカウト陣は難しい表情を浮かべていた。 その安楽がリハビリに励んでいた間、スカウト陣の視線を集めたのが、岩手の新星・松本裕樹(盛岡大付)である。高校野球に関する著書を多く持つスポーツジャーナリスト・手束仁氏がこう評する。 「今夏、投手では松本、飯塚悟史(日本文理)、岸潤一郎(明徳義塾)の3人に注目しています。岸は完成度が一番高く、飯塚は安定感がある。松本、飯塚は打者としても高い評価を受けています。あえて順番を付けるなら、松本が一番でしょう。長身で細身だが投球フォームが柔らかい。ダルビッシュ、大谷も背が高かったが、プロに入ってから体全体の幅が大きくなりました。そういう意味で松本に伸びシロを感じます」 松本はエースで4番。球速は150キロ台半ばをマークしており、左バッターで通算54本塁打を放っている。「岩手県準決勝では西武の渡辺久信シニアディレクターも視察していました。松本が並みのドラフト候補投手と違うのは、良い意味で“不敵なところ”です。150キロ以上を放れるのに、走者を得点圏に背負うまでは70%くらいの力で投げていました。安楽が剛なら、松本は柔」(美山氏) 各球団幹部もこう評価。 巨人・山下哲治スカウト部長「軽く投げても球がグッと伸びる」 横浜DeNA・高田繁GM「直球、変化球みんな良かった。もっと力を入れて投げたらと思うと、スゴイ潜在能力を感じる」 千葉ロッテ・松本尚樹編成統括「変化球や体の完成度は、高校時代の大谷よりも上」 東北地区担当のスカウトだけではなく、球団トップが視察しているのだから、松本が今秋の目玉と見て間違いないだろう。 九州勢も“投手・松本”と張り合っている。 「大分高の佐野皓大は140キロ台後半を投げ続け、最後は150キロ強で三振の山を築く。直球で空振りが取れる投手です。福岡県大会で散ったが、西日本短大付の小野郁もいい。こちらも身体能力が高い」(美山氏) 手束氏は、北陸のドクターK・富山商の森田駿哉を推す。 「左投手で三振を奪える逸材。松井裕樹(楽天)もそうでしたが、三振を奪えるのは魅力的です。肘の使い方も柔らかい」
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スポーツ 2014年08月08日 16時47分
横綱・白鵬でも対象外 外国籍力士に年寄資格取得認めるべき?
大相撲名古屋場所(7月13日〜27日=愛知県体育館)は、横綱・白鵬が30回目の優勝を成し遂げた。 これで、白鵬が千代の富士(九重親方)の31回、大鵬の32回の優勝回数を更新することが有力となってきた。 こうなると、がぜん機運が盛り上がってくるのが、「一代年寄」の襲名。「一代年寄」とは、著しく貢献した横綱に対して、現役のしこ名のまま年寄として協会に残ることができるもので、過去に大鵬、北の湖、貴乃花の3人が襲名。千代の富士は理事会で贈呈が決まったが、「九重」を継承するため、辞退している。 その実績からして、白鵬が「一代年寄」に相当するのは、誰も異論はないだろう。ネックとなるのは、“国籍”問題だ。年寄名跡を取得する協会の規定は、「日本国籍を有する者」であり、モンゴル国籍のままの白鵬には、現状では資格がない。 名古屋場所千秋楽の7月27日、報道陣から白鵬に「一代年寄」を贈る可能性を聞かれた北の湖理事長は、「年寄の資格は日本国籍を有しているもの。日本の伝統文化である以上、それはありません」と明言。たとえ、大鵬の持つ最多優勝回数を超えても、「変えることはありません」とキッパリ。白鵬に限り、特別に外国籍でも、「一代年寄」を贈る可能性を否定した。 白鵬自身は内弟子を獲るなど、年寄として協会に残る意向があるようにみてとれる面もあるが、帰化問題については、その胸中を明確に話していない。歴代の外国出身横綱では、ハワイ出身の曙(後に退職)、武蔵丸(武蔵川親方)の2人が帰化して、協会に残った。 白鵬夫人は日本人であり、その功績からして、申請さえすれば、帰化に時間はかからないと思われるが、協会に残るのであれば、現役中に日本国籍を取得する必要がある。 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「外国人力士の年寄資格取得、認めるべき?」との意識調査を、7月28日〜8月7日に実施。4万8156票(男性=81.9%、女性=18.1%)の回答があった。 その結果は、「認めるべき」が2万1664票(45%)で、「認めるべきではない」の2万1124票(43.9%)をわずかに上回った。「白鵬に限り認めるべき」は5368票(11.1%)だった。 寄せられた意見を見ると、「認めないなら、外国人力士を入れるべきではない」「今の大相撲は外国人力士がいなければ、成り立たないのだから認めるべき」、「国技であるのだから、認めるべきではない」といった趣旨のものが多く賛否両論。 理事長が「変えない」と言っている以上、当面ルールが変わることはないだろう。果たして、白鵬は国籍問題にどういう結論を出すのか?(リアルライブ編集部)
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スポーツ 2014年08月08日 15時00分
“銭の亡者”アギーレ代表新監督に振り回されたサッカー協会
一般企業ならば、ある大きな事業に失敗したら幹部が責任を取り、出直しを図るものだが、日本サッカー協会はその素振りを全く見せない。さっさと新しい看板に挿げ替え、責任の所在をうやむやにしてしまったのだから恐れ入る。ブラジルW杯の強化責任者を務めてきた原博実技術委員長がその一人である。 本来ならザックジャパンを検証した後に、次の代表監督を決めるのが筋なのに頬かぶり。7月24日、ハビエル・アギーレ氏の新代表監督就任を決め、9月に札幌ドームで行われるウルグアイ代表との強化試合から指揮を執ると発表した。視線を4年後のW杯ロシア大会に変えさせ、自身は退任。今後は協会ナンバー3の専務理事に専念というから見事なまでの処世術だ。 さて、アギーレ氏は55歳のメキシコ人。メキシコ代表監督としてW杯日韓大会と南アフリカ大会で指揮を執り、いずれもベスト16に導いた。クラブチームでもスペインのアトレティコ・マドリードなどの監督を務め、今年5月にRCDエスパニョール監督を退任。日本代表監督の椅子が空くのを待ち構えていた。 「これがとんだ食わせ者。銭の亡者のような人物です」とは某エージェント氏の証言だ。 「年俸2億円の2年契約で内諾を得ていたのに、日本協会が彼に一本化したのがバレると、足元を見て4億円をふっかけられた。結局5000万円上増しして落ち着いたものの、コーチ3人の他に弁護士の長男とコーチとして次男も押しつけようとしている。総額10億円。あまりに露骨な要求に協会サイドは今さらながら閉口しています」 監督のプロフィール紹介が先行し、批判は後回しにされているが、2020年東京五輪に向けての日本人コーチ参画を拒否。しかも、賞味期限が切れた本田圭佑は不必要と言いだし、香川真司を重用してスペインリーグに転売を働きかけるなど、算盤をパチパチ。 「メディアはW杯が終わりJリーグも盛り上がりに欠けることからアギーレ氏を歓迎していますが、一歩ピッチに入ったら、インタビューを一切受けない中日監督時代の落合博満氏のような性格。フォーメーションも対戦相手によってコロコロ変える。選手たちは相当に戸惑うのではないか」(サッカーライター) ケツを拭かされる次期技術委員長の人選が暗礁に乗り上げているのも納得だ。
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スポーツ 2014年08月07日 16時16分
相次ぐ熱愛報道に西武ファンは閉口!? 「女遊びより、しっかり野球をやれ!」
プロ野球西武ライオンズ・野上亮磨(のがみ・りょうま)投手(27)と、元「モーニング娘。」の石川梨華(29)が交際中であることが明らかになったばかりだが、今度は同じ西武のイケメン選手・金子侑司(ゆうじ)内野手(24)と、フジテレビの看板アナ・三田友梨佳アナ(27)が真剣交際していると、各スポーツ紙が報じた。 記事によると、2人は昨年春に番組の取材で知り合い、同年秋頃に交際に発展。8月5日のソフトバンク戦では、三田アナが西武ドームに、金子の応援に駆け付けていたことから、各紙が一斉に報道するに至った。 金子は12年のドラフト会議で3位指名され、立命館大から西武に入団。昨季は内外野を守り、新人ながら94試合に出場。打率.223、2本塁打、23打点、12盗塁の成績を残した。今季は正二塁手だった片岡治大内野手(31)が巨人にFA移籍したことにより、内野手での出場機会も増え、6日現在、69試合に出場。打率.273、2本塁打、16打点で、盗塁はチームトップの17を記録しており、まさに若手の有望株。端正なルックスで女性ファンが多い。 一方の三田アナは青山学院大国際政治経済学部を経て、11年4月にフジに入社。現在は「めざましテレビ」などを担当する人気女子アナ。実家はミシュランガイドで三つ星を獲得した料亭「濱田家」を経営。父は明治座の社長で、お嬢様中のお嬢様。 ところで、野上、金子と相次ぐ若手選手の熱愛報道に、西武ファンは複雑な思いをしているというのだ。「シーズン中で本来なら、野球をしっかりやらなければならない時期なのに、女性との交際ばかりが話題になってしまって、閉口しているファンも多いと聞きます」(某スポーツ紙野球担当記者)。 というのは、西武ファンがイライラを募らせる理由には、チーム成績があるようだ。西武は6日現在、42勝53敗の借金11で5位。3位の日本ハムまでは5.5ゲーム差が付いており、09年(4位)以来、5年ぶりのBクラス転落が現実味を帯びてきて、CS(クライマックスシリーズ)進出が風前の灯となっている。 08年に4年ぶりのリーグ制覇、日本一を成し遂げた渡辺久信監督が昨季限りで退任し、今季は11年ぶりに伊原春樹監督が復帰した。しかし、開幕から不振が続き最下位に低迷し、6月3日に伊原監督が休養を申し出、同4日から田辺徳雄打撃コーチが監督代行を務めているが、なかなかチーム状態は良くならず、ファンの不満もピークに達している。 野上も金子も独身で恋愛は自由だし、遊びたい盛りの年齢。だが、こんなチーム状態での熱愛報道連発には、ファンも素直に喜べないところなのだろう。(落合一郎)
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スポーツ 2014年08月07日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第33R 黒人レスラーの最高峰!〈ボボ・ブラジル〉
1970年代、全日本プロレスでは『ブラックパワーシリーズ』なるタイトルの巡業が定期的に組まれていた。今だと黒人差別ともとられかねないネーミングだが、当時としては'68年メキシコ五輪における黒人差別への抗議“ブラックパワー・サリュート”にちなんだものであり、むしろ黒人の強さに対する敬意を表すものだったと言えよう。 このシリーズで主役を張ったのが、アブドーラ・ザ・ブッチャーとボボ・ブラジルである。 当初は春にブラジル、夏にブッチャーというように、それぞれがメーンの扱いであったが、最後となった同シリーズではブラジルの年齢的な衰えもあって、主役のブッチャーとそのパートナーのブラジルというポジションに収まることになる。 「リング上で手渡された花束に食らい付き、試合では反則を幾度となく繰り返す」という怪奇派イメージは、そんな晩年になってからのもので、しかしそれだけではブラジルの本領を見誤ることになる。 「ブラジルの全盛期は、初来日の'57年から2度目の来日となる'66年のあたりでしょう。このころの映像を見ると、2メートル近い巨体でありながらロープに振った相手の頭越しにリープフロッグで軽々と飛び越えるなど、その姿はまさに全身がバネ。驚異的な跳躍力で飛び上がってココバットを打ち下ろすのだから、必殺技としての説得力も十分です。古い白黒の映像越しにも黒光りする筋肉隆々の身体は、やはり“黒い魔神”の呼び名にふさわしいものがあります」(プロレス研究家) 第2次世界大戦後間もない、まだ人種差別の色濃く残っていたアメリカにおいて偏見を跳ね除けてトップの座を得たのは、そんなブラジルの実力が認められてのことに違いあるまい。初来日から2度目までの間が10年近く開いたのも、日本に来る暇がないほどに全米各地で引っ張りダコだったことの証明だ。 その人気と実力は、日本のマット界においても大いに評価を受けることになる。日本プロレス界の至宝であるインターナショナル・ヘビー級王座を2度獲得したのは、三冠ベルトに統一される以前ではブラジルの他にドリー・ファンク・ジュニアしかいない。 さらにいえば、ドリーの戴冠は王座決定トーナメントと対ブルーザー・ブロディ戦によるものであって、日本人のトップを破ってはいない。 対してブラジルは、ジャイアント馬場と大木金太郎という当時のトップを下しての王座獲得なのだから、扱いとしてはブラジルの方が上だったとも言えよう。 '68年、インター王座の連続防衛記録を打ち立てていた馬場を下したブラジル。そのリターンマッチで馬場は、32文ロケット砲の3連発という荒業を繰り出している。'65年の初披露以来、ここ一番の試合でしか使わなかったこの技を3度も出させたことが、すなわちブラジルへの評価の高さの裏付けでもあろう(他に連発はジン・キニスキー戦での2連発のみ)。 日本において、アメリカと異なりヒールの役回りを演じるのは、当時のプロレスの在り方からして当然のことではあったが、そのときにブラジルは慣れない悪役を真剣にこなす真面目さも持ち合わせていた。 ザ・デストロイヤーの自伝『マスクを脱いだデストロイヤー』によれば、ブラジルはより悪役らしく振る舞うためのアドバイスをデストロイヤーに求め、そこで提案されたのが、例の花束を噛みちぎるスタイルだったという。 そんなブラジルにも悩みの種があった。 「異母弟でハンク・ジェームスというレスラーがいて、何度か来日もしているのだけれど、これがとにかくデクノボウでどうしようもなかった。ブラジルの血縁者とあってアメリカでもそれなりに出場機会は得ていたけれど、ブラジルは何とか独り立ちさせたいと心を砕いていたようだ」(ベテラン記者) その弟がアメリカでヒール役として出場する際にブッチャーの世話になったことがあり、そのためブラジルは、日本でブッチャーと組むにあたっては、本来アメリカでははるかに格下のブッチャーの下に付くこともいとわなかったのだともいわれる。 見た目の厳つさとは裏腹に、とにかく真面目で人のいいレスラーであったのだ。〈ボボ・ブラジル〉 1924年、アメリカ出身。ニグロリーグのプロ野球選手を経て、'51年デビュー。'57年、初来日。日本プロレスで力道山と死闘を繰り広げる。'68年、G馬場を破りインターナショナル王座奪取。'98年、脳梗塞により死去。
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