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サッカーW杯勝敗の行方を固唾を呑んで見守るテレビ各局

 手に汗を握りながらサッカーW杯に注目していたのが日本のテレビ局だ。日本代表がW杯でベスト8に入らなければ、今期の業績が赤字決算になってしまうからだ。
 「NHKは受信料、民放はCM収入です。これらが入ってこないと大赤字になってしまうんです」と言うのは、大手広告代理店関係者。
 「視聴者は日本代表が勝つと思ってNHKに受信料を払うんです。6月期は前年比の3倍。民放も日本代表の試合を中継することで、CMスポンサーを獲得している。日本代表が敗退してしまえばそれ以上の収入が入ってこないことになる。これはもう死活問題ですよ」(同)

 その背景にあるのが、400億円といわれるW杯の莫大な放映権料だ。
 「NHKが3分の2にあたる280億円、残りの120億円を民放が負担する。負担金の割合は試合中継がくじ引きで決まるため均等ではない。しかし、出資金次第では試合結果をあらかじめ決められた分数で報じることができるため、皆、泣く泣く放映権料を支払わざるを得ない。だから、日本代表には一つでも多く試合をしてほしいんです」(関係者)

 日本代表に勝ってほしいと願っているのは、テレビ局だけではない。代表をサポートしているアシックス、W杯パートナーのソニーやみずほFG、JAL、コナミ、電通など日本代表と運命を共にしているといっても過言ではないのだ。
 「企業の株価は日本代表の勝敗と密接な関係にあるんです。もちろん勝てば上がりますし、負ければ下がる。日本経済に大きな影響力を持っている。せめて8強に残っていないと株価が一気に下がる可能性だってあるんです」(市場関係者)

 小誌発売の頃はすでに予選の結果が出ている。果たしてどうなることやら。

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