スポーツ
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スポーツ 2014年07月18日 17時30分
ダルビッシュ“恋女房”戻る! 後半戦巻き返しに弾み
MLB後半戦は7月18日(日本時間19日)にスタートする。 3度目の選出でオールスター戦(15日=同16日)初登板を果たしたレンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は、後半戦初戦となるブルージェイズ戦で先発する。オールスター戦では1回を投げただけとはいえ、中2日の強行軍になる。 そんななか、ダルビッシュにとっては強力な“援軍”が帰ってくる。ダルビッシュ専属捕手で、まさに“恋女房”といえるジオバニー・ソト捕手(31)が後半戦から戦線復帰。ロン・ワシントン監督は18日(同19日)の登板で、ソトとコンビを組ませることを明言した。 ソトは12年7月にトレードで、カブスからレンジャーズに移籍。繊細なリードをするソトは、ダルビッシュとの相性が抜群で、昨季まで正捕手を差し置いて、専属捕手として活躍してきた。 しかし、ソトは3月に右ヒザを手術し戦列を離れていた。7月9日(同10日)には、テキサス州内で2オンス(約56グラム)のマリファナを所持していたとして逮捕される不祥事を起こしたが、保釈金500ドル(約5万660円)を支払い釈放され、後半戦から復帰する。 元来、捕手によって、投球が左右されるタイプのダルビッシュは今季、新加入のJ.P.アレンシビア捕手(31)、ロビンソン・チリノス捕手(30)と組んでいたが、コンビネーションはいまひとつ。打撃不振でマイナーに降格したアレンシビアに変わって昇格した、クリス・ジメネス捕手(31)とのコンビは上々だった。とはいえ、ダルビッシュにとっては、抜群のコンビネーションを誇るソトが戦列に戻ってくるのは頼もしいかぎりだ。 前半戦、ダルビッシュは17試合に登板し、8勝5敗、奪三振142、防御率2.97の成績を残した。昨季の前半戦は18試合登板、8勝4敗、奪三振157、防御率3.02で、ほぼ変わらぬ数字だった。16勝をマークした1年目(12年)は前半戦で10勝を挙げているが、なんとしても昨季を上回る勝ち星をマークしたいところ。 レンジャーズは前半戦終了時点で、ア・リーグ西地区で最下位(5位)に沈んでいる。38勝57敗で借金19、首位アスレチックスとのゲーム差は21。チームとしては、後半戦で巻き返すためにも、ダルビッシュに獅子奮迅の活躍が不可欠。その意味でも、専属捕手の復帰は大きい。(落合一郎)
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スポーツ 2014年07月18日 11時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第30R 今なお最強幻想に包まれる“墓堀人”〈ローラン・ボック〉
ローラン・ボックについてまわる“シュツットガルトの惨劇”のフレーズ。これについて、当時を知る記者は苦笑交じりに話す。 「それまでメディアは“猪木最強!”と持ち上げてきただけに、負けたとなれば何か理由を付けなければならない。そのため“過酷な日程”とか“リングの固さ”とか“コンディション不良”とか、いろいろな言い訳を重ねた結果が“惨劇”という言葉になっただけのこと。サッカー日本代表が“ドーハの悲劇”とか言うのと同じことだよ」 この試合を「猪木が策略に嵌められた」とか「セメントマッチだった」とする声もあるが、それについても首を捻る。 「まず、過密日程については、23日間で20試合、それもシングルマッチばかりというのは確かに大変だけど、それは猪木もわかった上で受けたオファーだ。そもそもツアータイトルが『イノキ・ヨーロッパツアー1978』だったように、モハメド・アリ戦で有名になった猪木で一儲けしようというもの。そんな主役の猪木をつぶしたところで、主催者のボックは何の得にもならない」(同・記者) セメント云々というのも同じ理由からあり得ないという。 「シュツットガルトでの猪木の敗戦は、ブッカーのボックが地元で自分が主役のブックを書いたというだけのことだろう」(同) このときのボックはまだプロレス転向して5年ほど。プロとしての引き出しは少なく、その良さを引き出すためには猪木が受けの一手に回るしかなかったというのが真相ではなかったか。 とはいえ、ボックはグレコローマンスタイルのヘビー級西ドイツ代表としてメキシコシティオリンピックに出場したほど実力的には申し分なく、組みつくやいなや、あるいは力づくで引っこ抜くように投げ飛ばすスープレックスは説得力十分。その幽鬼のようなたたずまいと、日本とは異なる薄暗い会場の印象も相まって、ボックは後ろ暗い“惨劇”の首謀者として日本のファンの記憶に刻まれることになった。 今も「ボック最強」を唱える声は少なくないが、これはその現役期間の短さにも由来する。 わずかに日本へ遠征した以外には、故郷・西ドイツを中心としたヨーロッパでの活動がほとんどであり、アメリカンレスラーたちとの比較が難しく、またボック自身の情報も少ない。 また日本では最初の登場が「対猪木戦での勝利」であったため、メディアもこぞって“強豪イメージ”を喧伝することになり、これが今なおボックの真の姿を曖昧なものにしている。 西ドイツで行われたボックとアンドレ・ザ・ジャイアントの試合を伝えた週刊ファイトでは「ボックがアンドレをバックドロップで投げた」と記し、確かにそのような写真も掲載されたが、同じ記事内では「ダブルアームスープレックスでも投げた」ともしている。 だが、完全に持ち上げなくとも格好のつくバックドロップならまだしも、ダブルアームとなるとアンドレの巨体を投げ切らなければならないわけで、これは“協力”があったとしても不可能に近い。 このような真偽不明な記事は、ボック最強幻想をあおる一方で、その実質がインチキなもののようにも感じさせることになった。 '81年の夏から'82年元旦にかけての来日時、木村健吾や長州力、ラッシャー木村といった面々を次々とスープレックス一閃で打ち破ったボック。しかし、元日決戦となった肝心の猪木戦は、生中継のため放送が尻切れになり、また試合自体も消化不良のものとなってしまった。 ラウンド戦で行われたものの、第3ラウンドに入るとスタミナ切れの様子がありありで全く動けなくなり、結局レフェリーのミスター高橋をエプロン際から場外に突き落としての反則負け。それでも序盤には、グレコ流に前に差し出した腕のさばきで猪木の動きを完封すると、フロントスープレックスで鮮やかに投げ切るなど、強者の片鱗は見せた。 来日時には交通事故、あるいは直前のアンドレ戦でのダメージにより体調不良だったともいわれ、またこの猪木戦が現役最後の試合となったこともあり、今なおボックの真の実力は幻想に包まれたままである。〈ローラン・ボック〉 1944年、旧西ドイツ出身。レスリング選手として五輪出場の後、'73年プロレス転向。プロモーター業も手掛け、'78年には猪木の欧州ツアーをブッキング。'81年、新日プロに初来日も、翌年元日の猪木戦を最後に引退した。
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スポーツ 2014年07月17日 15時30分
田中離脱で再認識された!? “無傷”黒田の存在価値
ニューヨークヤンキースのチームドクターが遠征先のシアトルに駆けつけ、田中将大(25)の右肘靱帯の一部損傷を確認したのは、7月10日(現地時間)。駆けつけたチームドクターの人数は、3人。医師の人数はもちろんだが、遠征先にわざわざ呼び寄せたところからも『田中の戦線離脱』が、チームにとって「いかに痛手だったか」が伺える。 「リハビリを6週間行い、そこで回復の見込みが表れなければ、『トミー・ジョン手術』に踏み切るとのことです。大事に至らないことは祈るばかり」(現地特派記者の1人) 田中の戦線離脱によって、09年以来のワールドシリーズ制覇の夢もかき消されてしまった…。田中の離脱によって、ヤ軍は先発ローテーションの5人中4人を失ったことになる。7月末のトレード期限まで「ヤ軍はなりふり構わずの補強に出る」とも伝えられているが、すでに「本命を喪失している」という。 「ヤンキースが狙っていたのは、カブスのジェフ・サマージャ、ジェイソン・ハメル両投手でした。ハメルはヤンキースが田中と入団交渉を進めていたとき、カブスがアプローチした投手で、サマーシャは奪三振率の高い右腕です」(米国人ライター) この時期、メジャーリーグは『ファイヤー・セール』を行う。優勝戦線に残ったチームはピンポイントで『弱点』を補強するため、駆け込みトレードに乗り出す。下位チームは高額年俸のベテラン、複数年契約の最終年選手を“売り”に出し、その見返りに有望な若手をもらい、来季以降の布陣を整えていく。 巻き返しに必死なヤンキースは是が非でも『先発投手』が欲しいところだが、サマージャ、ハメルの本命をアスレチックスに奪われ、下位チームの出方を伺っているという。 「フィリーズのクリフ・リー、メッツのバートロ・コローン、ディロン・ジーなどの名前も放出要員として挙げられています」(前出・同) トレード候補はまだ残っているようだが、ヤンキースにはその見返りとして放出できる若手が少ない。下位チームの側にしてみれば、主力選手を“捨てる”以上、それ相応の若手を獲得したい。つまり、今のヤンキースとはファイヤー・セールを成立させる意義がないというわけだ。 「ヤンキースも大出血を覚悟しているようですが…。かといって、ファイヤー・セールで獲得した投手が戦力になるという確証もありません。対照的に、先発スタッフとして唯一残った黒田への評価が高まっています」(同) ヤンキースも必死だが、田中の回復を祈る方が確率性は高いのでは? 黒田博樹(39)は昨季までの2年間、ヤンキースの事実上のエースとして奮闘してきた。大きな故障もなく、ここまで投げ続けてきたタフネスさは、もっと評価されるべきではないだろうか。
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スポーツ 2014年07月17日 15時30分
ベンチウォーマーだったヤンキース・イチロー 気が付けばレギュラーの座を奪還
MLBは前半戦を終了した。オールスター戦をはさみ、後半戦は7月18日(日本時間19日)にスタートする。 そんななか、開幕前と大きく立場を変えたのが、ヤンキースのイチロー(40)だ。 今季、ヤンキースはFAで、ジャコビー・エルズベリー(30)、カルロス・ベルトラン(37)両外野手を獲得。そのため、イチローは“5番手外野手”に降格。屈辱の控え選手として、開幕を迎えるハメになってしまった。 守備固めや代走、たまにスタメンといった不規則な起用方法でも、腐ることはなかったイチローは、好成績をキープ。前半戦終了時点(13日=同14日)で、202打数60安打0本塁打11打点6盗塁、打率.297と安定した数字を残している。 チーム内では、通算412本塁打を放っている長距離打者で、昨季も34本塁打、101打点をマークしたアルフォンソ・ソリアーノ外野手(38)が打撃不振のため、6日(同7日)に戦力外となり、イチローのライバルが一人消えた。 さらに、ベルトランは守備に難があり、ソリアーノが外されてからは指名打者に専念。故障がちで現在も故障者リスト(DL)入りおり、復帰しても守備に就く機会は少ないとみられている。 気が付けば、イチローは“5番手外野手”から、“3番手外野手”に昇格し、いつの間にかレギュラー座を奪還したことになる。 開幕前から、“トレード要員”とされていたイチローだが、ベルトランに続く外野手は実績のない若手選手ばかりで、今や必要戦力となった。他球団から、レギュラークラスの若い外野手とのトレード話が舞い込まないかぎりは、イチローはヤンキースに残留することになりそうだ。 今季でヤンキースとの2年契約が切れるイチローの来季の去就は不透明だが、年齢を考慮すると、現在の年俸650万ドル(約6億6000万円)を維持するのは困難。それでも、より良い条件を引き出すためには、後半戦で活躍するしかない。(落合一郎)
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スポーツ 2014年07月16日 11時00分
「カープ女子」「オリ姫」が席巻する球界新勢力図
ほんの少し前まで“球界のお荷物”といわれた広島カープとオリックスの人気が急上昇している。それを示すように今年のオールスターゲームのファン投票では、広島勢が11人中8人、オリックスがDHを含む12人中5人を占め、ともにリーグトップに躍り出た。ペナント戦の成績通り実力の裏付けもあり、かつてのヤクルトのような組織票による選出ではない。 筋金入りのプロ野球ファンには理解し難いだろうが、両チームを支えているのは『カープ女子』『オリ姫』と呼ばれる20〜30代の女性ファン。昨年、カープが16年ぶりにAクラス入りを果たしたのも、彼女たちがスタンドから黄色い声援を送ったのが奏功したといえる。オリックスもカープにあやかろうと、限定サービスを積極的に実施するなど養成してきた。 そんな若き“プロ野球女子”が、ここにきてさらに急増殖している。サッカーのブラジルW杯でサムライブルーが惨敗したことも追い風になって、各球団とも女子サッカーファンのプロ野球への宗旨替えを図っているからだ。 この分野ではリーダー格の広島は『関東カープ女子野球観戦ツアー』を実施。往復の新幹線代を球団が持つという異例のサービス企画だ。日本ハムの『女性限定シンデレラシート』は観客1人につき、ゆったりと2席分を用意。高級ブランケットやクッション、オペラグラスを貸し出している。横浜DeNAはスイーツ食品のサービスとTシャツ、ネイルケアセットのプレゼント。千葉ロッテも毎週水曜日に女子に限り内野席を1000円で販売、女子会も開いている。 「阪神も『TORAKO(トラコ)』、巨人も『ガールズジャイアンツ』の名称で女性ファンサービスを始めたが、分が悪い。人気の両チームはおっさんファンでスタンドが埋まっており、女性ファンが仲間同士で入り込めるスペースがないのです。逆にベイスターズやオリックスなどは、いつでも女子会ができるほど観客席に余裕がある。空いているから選手への声援も届きやすい。かつての在阪パ・リーグ球団のようなガラガラの球場こそ、存在をアピールしたい彼女たちにとっては理想なのです」(スポーツ紙記者) ファンの高年齢化が進み、将来が不安視されていたプロ野球だが、思わぬところで視界が開けた。今、女性ファンをターゲットにした可愛らしいユニホームレプリカやグッズの売れ行きも絶好調だ。 以前なら広島-オリックスの日本シリーズなど「できればご免こうむりたい」と願っていた球界首脳も、今や相当な期待感を持っているという。 今季、球団創設80周年を迎えた盟主巨人の敵は、想定外のところにあった!?
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スポーツ 2014年07月16日 11時00分
上層部が雷! 阪神内部で警報が鳴る和田監督の「強制休養」(2)
上層部は真弓前監督と“来季の話”を交わしながら、和田政権の足掛かりを築いていたわけだ。 「今年のオールスター第2戦は甲子園球場で行われます。なのに、ファン投票で選ばれた自軍選手は鳥谷敬しかいない。そういう状況に、上層部は再び危機意識を深めています」(同・記者) 坂井オーナーはその食事会で、いくつか和田監督に直接質問したという。和田監督の説明に「うん、うん」と頷き、激励の言葉を掛けたそうだが、中盤戦以降の巻き返しを期待できなかったのではないか。 「食事会後、素人でもわかるような采配ミスが見られました。6月28日の対中日戦。1対1で迎えた8回表、和田監督が送った2番手の福原が中日打線につかまり、3番手投手に交代するタイミングを遅らせてしまいました。8回裏の攻撃は福原から始まります。投手1人を惜しんだ結果とみられました。対照的といえるのが平田勝男二軍監督。U21代表監督の兼任も決まり、株主に若手育成の手腕をもてはやされ、上層部の評価も高まっています」(同) フロントにも落ち度はある。株主総会も反対した元日本人メジャーリーガーの獲得だが、建山はヤンキース3Aを追われ、実戦から遠ざかっている。そのため、「時間を要する」という。 「建山獲得にゴーサインを出したのは中村GM。阪神救援陣にはいないサイドスローというだけで獲ったのか、それとも現地調査が甘かったのか。編成部門にもメスが入るでしょう。株主総会での批判を避けるこの先、福留、西岡の処遇についてもひと波乱ありそうです」(前出・関係者) 不振の福留、西岡の故障離脱が株主総会で批判されるのは、経営陣も予想していたという。それを避けるために「株主総会終了後まで2人の一軍昇格を遅らせた」との見方もあった。 「タイガースは阪急阪神ホールディングスのエンターテインメント・コミュニケーション事業に属し、同事業は前年比26.1%増の約142億円の営業利益。経営陣が勝敗、順位に一喜一憂するのは当然で、グループ全体の経営問題にも影響しています」(同) 株主総会では藤浪晋太郎の奮闘ぶりが映像で流された。利益増の説明は「藤浪グッズが売れ行き好調」とされたが、裏を返せば、スター新人のいない今季は優勝戦線から離脱した時点で減収の危険性を秘めている。 浮上の兆しがなければ上層部は容赦しない。和田監督のシーズン途中“強制休養”も十分にあり得そうだ。
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スポーツ 2014年07月15日 11時00分
上層部が雷! 阪神内部で警報が鳴る和田監督の「強制休養」(1)
「巨人は交流戦優勝で首位奪回、その足場も着々と固めつつあります。その戦況はリーグ首位で交流戦に入った広島が、まさかの12球団最下位となったためですが、よくよく見てみると阪神の交流戦の成績は広島と同じ『9勝15敗』。同リーグチーム同士の勝率が同じ場合、前年リーグ順位によって決めるというルールに救われ、阪神は12球団最下位の汚名を免れました。このままズルズルとリーグ順位を落とす前に手を打たなければと上層部が思うのも当然のことでしょう」(在阪ベテラン記者) ペナントレース再開後、阪神は2連敗後に5連勝(7月7日時点)。だが、経営陣は和田豊監督の“去就問題”も含め、不穏な動きを見せている。 去る6月13日の株主総会で出席者から采配批判が寄せられたのは本誌の既報通り。30代男性は「(和田監督の)続投はないと思います。このままいったらクビやと思います」と切り捨て、西岡剛、福留孝介の元メジャーリーガーコンビの不甲斐なさを嘆いていた。 「株主総会後の対応が解せません。外部補強に比重を置いたチーム編成に批判が出たのに、元ヤンキース3Aの建山義紀の獲得が発表されたのはその後の6月25日。二軍調整中だった西岡、福留も一軍に呼び戻しています」(同・記者) それだけではない。建山の入団会見前日の24日、坂井信也オーナーが動いた。『食事会』の名目で、和田監督を呼びつけたのだ。 「南球団社長、中村勝広GM、高野栄一球団本部長も同席しています。戦況報告、今後のチーム展望などが話題になったようです」(チーム関係者) 同関係者は「ペナントレースの中間報告を兼ねた定例行事みたいなもの」というが、鵜呑みにはできない。 「3年前に似ている…」 そんな懸念も囁かれているからだ。3年前とは、真弓明信氏が阪神監督の座を追われたときのことだ。 「戦力補強、若手の成長具合、ドラフト。そういった名目で2011年シーズン中盤以降、南社長が何度か真弓監督(当時)と会っています。ドラフトについて話し合うということは来季以降のチーム編成に関わるわけですから、周囲には『監督続投』と映りました。でも実際は、そうではありませんでした」(前出・記者)
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スポーツ 2014年07月14日 15時30分
真相究明! 『大久保代行』誕生の舞台裏と星野監督の憤り
今年のプロ野球・オールスター戦は、星野監督・楽天監督(67)がパ・リーグの指揮を執ることで落ち着いた。手術も成功し、すでにリハビリに入っているとのことだが、『腰椎椎間板ヘルニア』及び『胸椎黄色靭帯骨化症』で入院した同監督を呼び寄せるのはあまりにも酷な話である。その理由は、いったんは佐藤義則監督代行(59)が成績不振のため、指揮権が大久保博元・二軍監督(47)に移ったからだが、東北楽天ゴールデンイーグルスは球宴後にひと波乱起こりそうである。 まず、『大久保代行』を発表した安部井寛・球団統括本部長は、報道陣の「星野監督は了承済みか?」の問いに、「相談というか、報告しました。そういうふうになります、と…」と、ちょっと気まずそうな表情で返している。 『事後報告』は、星野監督と球団フロントの亀裂に発展するのではないだろうか。 「星野監督はチームを離れるにあたって、佐藤コーチに後事を託しており、絶大な信頼を寄せていました」(プロ野球解説者) それだけではない。安部井総括部長の説明によれば、佐藤コーチから指揮権を剥奪せざるを得ないと判断したのは、7月1日の試合後。4点差をひっくり返された同日のオリックス戦を見て、「このままではチームが本当に危ない」と判断し、フロント首脳陣で話し合い、大久保二軍監督を呼び寄せたという。 その7月1日の試合前、佐藤コーチはその心情を感じさせるような発言もいくつか見せている。前日6月30日のパ・リーグ理事会で正式に同コーチがパ・リーグを指揮することが決定し、それについて、「日本で(球宴の指揮は)2人しかできない仕事。代行で監督をするのは初めてみたいで、周りの仲間も喜んでくれている」と笑みをこぼしていた。試合後は逆転負けが堪えたのか、「疲れた…」を連呼。チーム関係者によれば、佐藤コーチは星野監督の代役を任されて以来、「疲れた」が口グセになっていたという。 「前日に佐藤コーチのパ・リーグ指揮が決まり、その佐藤コーチを『監督代行』から下ろせば、NPB全体に影響を及ぼすのは分かっていたはずです。なぜ、球宴まで佐藤コーチをサポートしようとしなかったのか…」(球界関係者) 『星野総監督、佐藤パ・リーグ監督』の決定事項を、楽天自らがぶち壊してしまったわけだ。 「大久保代行は一軍に合流するなり、関係各位への挨拶や選手への所信表明などに追われていました。大久保代行は『指揮権移譲』を1日深夜に伝えられたと話していましたが、打順変更など、まるで数日前からプランを練り上げていたような用意周到ぶりでした」(前出・関係者) 三木谷浩史・楽天オーナーが大久保代行に一目置いていたことは各メディアも伝えている。同オーナーが一軍指揮官の選出に“強い要望”を出したとは思えないが…。 NPB内部からこんな情報も聞こえてきた。 「星野監督にご無理(パの指揮官)をお願いすることが決まったのは7月3日でした。代行を務めて日の浅い大久保二軍監督にお願いするわけにはいかず、パ・リーグは楽天球団を介して、星野監督にお願いしました」 星野監督は「ファンがそれだけ楽しみにしているのなら」と受諾したが、当初、NPBの意向を伝えてきた楽天フロントに対し、「ノー」と返したそうだ。 「星野監督と佐藤コーチは球宴の選手起用で打ち合わせを済ませていました」(同) 楽天フロントはNPBと星野監督の間で板挟みになった。最終的には星野監督が折れたわけだが、事後報告となった佐藤コーチの指揮官剥奪への怒りはまだおさまっていないそうだ。
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スポーツ 2014年07月14日 11時00分
稀勢の里が臨む覚悟の名古屋場所
7月13日から始まる名古屋場所(愛知県体育館)。30回目の優勝に虎視眈々の横綱・白鵬、3場所ぶりの勝ち越しを目指す遠藤ら見どころは多いが、一番の注目は大関・稀勢の里だ。 先場所は優勝した白鵬にあと1勝及ばなかった。内容的にも白鵬に立ち合いで気合負けしたり、平幕にあっけなく取りこぼすなど反省すべき材料が多く、北の湖理事長は夏場所後に開かれた横審で「初場所は負け越しているし、厳しく見られても仕方ない。たとえ全勝優勝してもわからない」と今場所での綱取りに否定的な見方を示している。 不信感を払拭する方法はただ一つ、勝ち星を積み重ねるしかない。稀勢の里の名古屋場所は夏場所の敗因分析から始まった。2度も突っかけ、3度目は一転して立ち遅れて自滅した白鵬戦についても「あれが自分の弱さです。相手のペースに乗ってしまった」と振り返り、息子の良き代弁者である父親の貞彦さんも「やはり日本人。3度目は合わせなくちゃ悪い、という気持ちがあったんでしょう」と解説している。 白鵬は「毎場所、毎場所、気負って先に突っかけてくる。何なんだよ、という気持ちだった」と話しているが、稀勢の里は「あれは白鵬にじらされ先に突っかけさせられたんだ」と逆の思いなのだ。 プロがやることだけに、どちらに理があるのか何とも言えないが、いずれにしてもこの壁を乗り越えないと夢は達成できない。このために「しっかり対策を立てないといけない」と打倒白鵬に意欲を燃やし、稽古開始も5月31日と誰よりも早かった。 7月3日に28歳になった稀勢の里。もう失敗は許されない年齢だ。果たして綱取りに慎重な構えの周囲を、この名古屋で見返すことができるだろうか。
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スポーツ 2014年07月13日 11時00分
楽天・星野監督がオールスター出場快諾で狙う日本代表監督復帰
星野仙一監督がオールスターゲームで“緊急指揮”を執る。自軍・楽天の佐藤義則代行の成績不振により指揮権剥奪が決まったからだが、今回のリハビリ中の快諾は“闘将復権の序章”になるかもしれない。 「パ・リーグで監督がベンチ入りするチームは楽天、西武、ロッテ。昨季のAクラスチームから監督をベンチ入りさせるルールとはいえ、今のところ4、5、6位の指揮官ですからね。しかも球宴の冠スポンサーは広島の親会社マツダ。パは肩身の狭い思いをさせられそうです」(NPB関係者) 楽天指揮官が佐藤代行から大久保博元二軍監督に交代した時点で、星野監督を担ぎ出す以外に対応策は見当たらなかったようだ。 しかし、この緊急措置について、こんな見方もされている。 「星野監督サイドは『捲土重来』と解釈しているようですね」(ベテラン記者) 実はNPB内部には、星野監督を評価する声はあまり多くない。時系列を追って説明すると、星野監督は北京五輪で代表指揮官を務めたものの、決勝リーグに進めずに敗退。このとき、同監督は「オレは犯罪者か!?」とアマチュア野球関係者に愚痴るほどつるし上げに遭っており、昨季の優勝、日本一でマイナスだった評価がやっと“ゼロ”になった。こうした低評価は星野監督も自覚しており、今回の体調不良を押しての球宴指揮に期するものがあるという。 「侍ジャパンの監督が交代する可能性もあるんです。大補強を敢行したソフトバンクが優勝を逃せば、秋山監督の進退問題に発展するのは必至。そうなると、小久保裕紀代表監督が後任の最有力候補です。侍ジャパンとの兼任は難しいので、こちらも後任を探さなければなりません」(同・記者) 星野監督が球宴後の先を見据え、侍ジャパン再登板で捲土重来を狙うというわけか…。 昨季の日本一達成後、星野監督は契約を延長している。チームの今季低迷の責任までは及ばないだろう。 病気という危機を、復活の足掛かりに変えられるのも“闘将”たるゆえんだ。
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