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上層部が雷! 阪神内部で警報が鳴る和田監督の「強制休養」(2)

 上層部は真弓前監督と“来季の話”を交わしながら、和田政権の足掛かりを築いていたわけだ。
 「今年のオールスター第2戦は甲子園球場で行われます。なのに、ファン投票で選ばれた自軍選手は鳥谷敬しかいない。そういう状況に、上層部は再び危機意識を深めています」(同・記者)

 坂井オーナーはその食事会で、いくつか和田監督に直接質問したという。和田監督の説明に「うん、うん」と頷き、激励の言葉を掛けたそうだが、中盤戦以降の巻き返しを期待できなかったのではないか。
 「食事会後、素人でもわかるような采配ミスが見られました。6月28日の対中日戦。1対1で迎えた8回表、和田監督が送った2番手の福原が中日打線につかまり、3番手投手に交代するタイミングを遅らせてしまいました。8回裏の攻撃は福原から始まります。投手1人を惜しんだ結果とみられました。対照的といえるのが平田勝男二軍監督。U21代表監督の兼任も決まり、株主に若手育成の手腕をもてはやされ、上層部の評価も高まっています」(同)

 フロントにも落ち度はある。株主総会も反対した元日本人メジャーリーガーの獲得だが、建山はヤンキース3Aを追われ、実戦から遠ざかっている。そのため、「時間を要する」という。
 「建山獲得にゴーサインを出したのは中村GM。阪神救援陣にはいないサイドスローというだけで獲ったのか、それとも現地調査が甘かったのか。編成部門にもメスが入るでしょう。株主総会での批判を避けるこの先、福留、西岡の処遇についてもひと波乱ありそうです」(前出・関係者)

 不振の福留、西岡の故障離脱が株主総会で批判されるのは、経営陣も予想していたという。それを避けるために「株主総会終了後まで2人の一軍昇格を遅らせた」との見方もあった。
 「タイガースは阪急阪神ホールディングスのエンターテインメント・コミュニケーション事業に属し、同事業は前年比26.1%増の約142億円の営業利益。経営陣が勝敗、順位に一喜一憂するのは当然で、グループ全体の経営問題にも影響しています」(同)

 株主総会では藤浪晋太郎の奮闘ぶりが映像で流された。利益増の説明は「藤浪グッズが売れ行き好調」とされたが、裏を返せば、スター新人のいない今季は優勝戦線から離脱した時点で減収の危険性を秘めている。
 浮上の兆しがなければ上層部は容赦しない。和田監督のシーズン途中“強制休養”も十分にあり得そうだ。

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