スポーツ
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スポーツ 2014年09月23日 15時00分
セ・リーグをかき回した中畑DeNA 続投か? それとも新監督か?
去る9月5日、セ、パ両リーグの8月の月間MVPが発表された。セ・リーグの投手部門は通算4度目の受賞となった三浦大輔投手(40)。40歳での受賞にも驚きだが、月間成績の3勝0敗、30イニングを投げ、1試合の完投、防御率1.20には年齢を感じさせない頼もしさがある。 「これで、今季のDeNAの『月間MVP受賞者』は、5月の井納、6月の山口に続き、3人目。大洋時代にもなかった球団初の快挙です」(スポーツ紙記者) 三上朋也(25)というクローザーが確立され、先発投手陣は「責任イニングを投げきれば」と、精神面で余裕が持てるようになった。中畑清監督(60)はクローザーに外国人のソーサを予定してシーズンに入ったが、不振で誤算。その後は一時、山口俊(27)に任せたが、不安定と見ると6月先発投手へコンバート。新人の三上を抜擢した。その三上に疲れが見えてきて内容が悪くなったら、即座に速球派の国吉佑樹(22)を臨時クローザーに配置転換。三上に休む機会を与えた。 「中畑監督の昨季までの采配は我慢というか、窮地でもあえて交代させませんでした。でも、今年は早めに仕掛け、現有戦力をフル稼働させて勝利をもぎ取っています」(前出記者) 投手陣からすれば、「窮地で失敗しても使い続けてくれた中畑監督のために」という思いもあるだろう。選手を奮起させた手腕はもっと評価されるべきなのだが、来季の続投はまだ正式発表されていない(9月16日時点)。 「チームはクライマックスシリーズ進出(以下=CS)を懸けて戦っているので、経営陣が配慮してコメントを控えている部分もあると思います。観客動員数は前年比で10%増。中畑監督の露出度やメディアサービスによるところも大きく、実際にチームも強くなったわけですから、これだけでも続投が決定してもおかしくはありません。正式発表が遅れているのは、中畑監督のメンツの問題でしょう」(プロ野球解説者) 中畑監督は昨季、成績不振から退団を示唆。経営陣が慰留し、今季に至っている。昨季5位、今季4位では、「成績不振の責任を取って」と言った昨年の侠気が廃る。CS進出が確実となれば、中畑監督も続投要請を受けやすくなる。経営陣が公式発表を躊躇う理由はここにある。しかし、同時に後任候補のリストアップも行われているようだ。 「経営陣がポスト中畑を物色している感も見受けられます。ゴールデンウィークには、球団OBの佐々木主浩氏の野球殿堂入りを祝うセレモニーが行われ、池田純球団社長は最敬礼で迎えていました。一方で、古田敦也氏が監督候補だと伝えられた一因は、春田真オーナーとの個人的な親交によるもの」(球界関係者) 前出のプロ野球解説者によれば、次期監督候補と称される古田氏への反発心もチームを奮起された遠因になっているという。 「ベイスターズは古田氏が学んだID野球に抵抗感も持っています。旧ベイスターズの最後の監督となった尾花高夫氏はデータ野球を導入し、実際に失敗しています」(同) 近代野球ではデータ解析と分析が欠かさないが、最終的に選手を動かすのは“情”だ。失敗しても出場機会を与え続けた中畑監督が、現場から支持される理由はここにもありそうである。
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スポーツ 2014年09月22日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第38R 日本でもっとも愛された外人レスラー〈スタン・ハンセン〉
日本のファンから最も愛された外国人レスラーといえば、スタン・ハンセンで異論なかろう(と、思う)。その人気の理由は、何といってもウエスタン・ラリアットだ。 今ではこの技を使うレスラーが増え、試合で乱発されることも珍しくないが、元祖であるハンセンはそんなエピゴーネン(劣化模倣者)たちとはモノが違う。 まさに、一撃必殺−−。 ハンセン自身がラリアットを大切に使ってきたというのもあるが、実際にも全体重を乗せてカチ上げるその姿は迫力満点。説得力十分であった。 ラリアットの原型となったのは、アメリカンフットボールでの自分の腕を相手の首や腕に引っ掛けて倒す反則技“クローズライン”。これをアメフト出身のハンセンがプロレス技として改良し取り入れたものである。 「このことからもハンセンの本質は、コスチュームから連想されるカウボーイではなく、アメフトにあったといえるでしょう。いわば張り手を改良して空手チョップを生み出した相撲レスラーの進化系である力道山と同様で、ハンセンはそのアメフト版というわけです」(プロレスライター) 新日参戦当初に顕著だった荒々しく全力で駆け抜けるかのようなファイトスタイルは、確かにアメフトを連想させるものがある。 「そのときのハンセンのすごさは、今の大技連発のハイスパートレスリングとは違い、エルボーなどのいわゆるつなぎ技だけで試合を組み立てていたところ。その一つひとつに全力を注ぐから、技自体が単調でも全く見飽きることがありませんでした」(同・ライター) 相手の顔やら腹やらところ構わず力任せに踏みつけるストンピングなどは、その最たるものだろう。後になって「実は極度の近視で、相手の状態がわからなかったために攻め続けていた」とハンセン自身は告白しているが、当時、世間から「プロレスなんて八百長だ」との誹りを受けていたプロレスファンたちは、そんなハンセンの闘いぶりを見て「これのどこがインチキなんだ!」と溜飲を下げることにもなった。 まさに“ブレーキの壊れたダンプカー”との呼び名にふさわしい暴走ファイト。その究極として今も語り草とされるのが、1981年9月23日、アンドレ・ザ・ジャイアントとの“伝説の田園コロシアム決戦”だ。 この試合、ハンセンはラリアットでアンドレを場外に叩き落としたのみならず、ボディースラムと一本背負いで2度も投げ切っている。 「メーンでもないのに両者リングアウトの後の再試合という長期戦をアンドレが受け入れること自体、当時としてはあり得ない。しかも最後はアンドレがハンセンを真似て腕にサポーターを装着しレフェリーにラリアットをかましたことでの反則負け。この結末はアンドレ自身の提案だったと試合を裁いたミスター高橋が書いていますが、天下の大スターであるアンドレがそこまでやったということに驚かされます」(同) 世界を股にかける大巨人が勝ちを譲るばかりか、一方的にハンセンを持ち上げるかのようなブックを受け入れた。これがその実力を見込んだものなのか、当時の日本での人気を慮ったものなのかはわからないが、いずれにせよ当時のハンセンが日本マット界で頂点を極めていたことには違いあるまい。そんなハンセンが(表向き)突如、全日へ移籍してジャイアント馬場との一騎打ちが決まったとき、多くのファンは「馬場が殺される」と本気で思ったものだった。 それが意外にも(?)好勝負となったことは「全盛期の馬場がよみがえった」との高評価を受けた一方で「あれ? 何かおかしいぞ?」と、一部ファンに“プロレスの裏”を感じさせることにもなった。 そうして全日でどんどん“プロレススキル”を上げていったハンセンは、天龍源一郎らと死闘を繰り広げ、ベテランの域に入ったザ・ファンクスとも好勝負を展開し、また盟友ブルーザー・ブロディとのタッグでは補佐役に回ることもしばしば。その後、四天王や殺人魚雷コンビらを相手にした際には、先輩として壁役を買って出たりもした。 新日時代のハンセンの荒ぶる姿に心奪われたファンは、そうしたハンセンの成長を見ることで、同時に“プロレスの奥深さ”を学ぶことにもなったのだった。〈スタン・ハンセン〉 1949年、米テキサス州出身。大学卒業後NFL選手、中学教員を経て、テリー・ファンクのスカウトでプロレス入り。初来日は'75年、全日プロ。'77年より新日プロに参戦後は、外国人の大エースとして活躍する。2000年に引退。
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スポーツ 2014年09月22日 11時45分
敵地で緊急トップ会談 和田監督に「全部、勝て!」の檄
2位広島に1.5ゲーム差、4位中日とは4ゲーム差。3位阪神が息を吹き返しつつある。本拠地甲子園球場で宿敵巨人に3連敗を喫し、逆転優勝は絶望的な状況となった。ファンやメディアの関心は「優勝争いから新監督人事」へと移り、今も和田豊監督(52)の去就は不明確だが、巨人戦後の広島、ヤクルトとの6連戦を4勝2敗で乗り切っている。 「残り試合、全部勝て!」 南信男・球団社長からそんな檄が飛ばされたという。 「経営陣から見れば、2位と3位では大きな違いがあります。2位に上がればクライマックスシリーズ第1ステージの主催権が生じ、チケット収益を得られます。3位では対戦チームを儲けさせるだけですから」(プロ野球解説者) 「全部勝て!」の檄の真意は、営業的理由だけだろうか。 ヤクルト3連戦、今季最後の神宮球場での試合前、阪神首脳陣は“不穏な動き”も見せていた。試合前の選手宿舎に中村勝広GM、高野栄一・球団本部長が表れた。ひと足先に宿舎入りしていた南社長と顔を合わせるなり、別室へ…。“緊急トップ会談”が開かれたのである。 「中村GM、高野部長は多忙で、チームに帯同しているわけではない。2人のスケジュールを考えると、フロントトップが集まれるのはこの日しかなかったということでしょう」(球界関係者) 約2時間後、南社長が一部報道陣に囲まれた。同社長は虎ナインや和田監督のいる神宮球場へ向かう途中と説明し、報道陣を振り切ろうとした。ドラフト、FAなど来季の戦力補強について話し合ったとのことだが、詳細は教えてくれなかったという。 「和田監督が会談に加わっていないことが気になります。和田監督が最優先すべきはヤクルト戦を万全で迎えることですが、球宴休み中、坂井信也オーナーとの会食に和田監督は呼ばれており、その席で後半戦の戦い方、来季の補強など、意見の擦り合わせが行われました」(同) 南社長の檄が伝えられたのは、その直後だった。前出のプロ野球解説者がこう言う。 「和田監督の去就を扱った関西系メディアは、『球団は和田監督と契約更新したいが、本社がそれを認めない可能性がある』というニュアンスです。球団スタッフと本社で意見が食い違うなんて考えにくい。和田監督を切る大義名分は巨人3連敗(優勝戦線脱落)で出来上がったと見るべき。あとはファンも新監督招聘を臨んでいるという空気を作りたいんです」 昨季も終盤戦の勝負どころで大失速した。ファンは和田体制を「不甲斐ない」と思っているかもしれない。だが、このまま行けば、和田監督は3年間でAクラス入り2回、優勝争いも繰り広げている。新監督を迎えるには、“もうひと言”が必要なのである。 南社長は報道陣に囲まれたとき、「何も決まってないけど」の言葉を繰り返していたそうだ。『トップ会談』に加わっていない和田監督への配慮だろうか。それとも…。
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スポーツ 2014年09月21日 15時00分
球界ハリケーン スクープ! パ・リーグが新リーグ設立へ(2)
“ショートリーグ戦”(仮称)はパ・リーグの単独興行だから、セ・リーグに合意を求める必要はない。これは「事実上の新リーグ構想」ではないのか−−。 「日本代表チーム(侍ジャパン)を常設するアイデアも、本をただせばパ・リーグから出たものです。WBCの興行収益を主催国のアメリカに取られてしまう現状に対抗するため、単独興行を行う代表チームを作ろうと提案。この骨格を出したのは、当時、楽天球団の社長だった島田亨氏です」(前出・パ球団職員) 韓国、台湾にも呼び掛ける点だが、パ・リーグには「そのマニュアルもある」という。西武グループにはアイスホッケーのチームがあり、不況で国内リーグを存続できなくなったころ、韓国や台湾など海外のチームとリーグ戦を行っている。ソフトバンク、オリックスなどの本拠地・ドーム球場を試合会場とすれば、天候でタイトスケジュールとなる心配もない。 「ソフトバンクの孫正義オーナーは以前、『野球のクラブチームカップを世界規模で』と語っていた。海外を巻き込んでの興行となれば、広告企業も付くのではないか」(前出・パ職員) 9月5日に開かれたプロ野球オーナー会議では、この新リーグ構想の準備が報告されるとも目されていたが、11月の設立を目指す『侍ジャパン』事業を行う株式会社の事業計画案承認などにとどまった。だが、パ・リーグは今後、臨時理事会を予定しており、交流戦の運営方法を確認しながら新リーグ構想をまとめていくものと思われる。気になるのはセ・リーグの出方だ。 「育成選手を多く抱えている巨人、独立リーグに選手を派遣している広島、新興球団のDeNAも興味を持っていると思う。単独でこのショートリーグ戦に参加したいとなれば、セ6球団の結束にも影響してきます」(前出・ベテラン記者) 交流戦の試合数もそうだが、近年、セとパは後任コミッショナーの人選など重大案件で“抗争”を繰り返している。仮にショートリーグ戦に共鳴するセ球団が一つでも現れれば、勢力バランスは一気に崩壊するだろう。 「侍ジャパン、WBCと並立して行われる国際大会『プレミア12』など、オフの興行イベントが多くなり、パに単独イベントを行う体力が果たしてあるのかどうか。そこが一番のネック」(前出・球界関係者) 事実上の新リーグ構想が提議されたとき、巨人はどう出るのか。セ6球団の結束力が問われる。
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スポーツ 2014年09月21日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載第一部・心のマネジメント(3) 3つのテーマ
こんにちは。今週も「心のマネジメント」について書いていこうと思います。今回は大きく分けて3つのテーマ「池・ラフ」「インに上げるな!」「緊張感を持ってボールを打つ」に絞ってみます。より実践的なテーマですので是非、参考にして下さい。《池・ラフ》 フェアウェイ・ウッド…距離が合いそうで、ラフが高い場合、大抵の方はこのクラブを選択します。「距離を出したい」ですからね。その気持ち、よく分かります。が、これは絶対にダメ! ラフが高い場合、芝にボールが埋もれているので、フェアウェイ・ウッドを使うとボールとクラブの当たる部分が薄い。つまり、ラフの部分に負けてしまい、ゴロが出易くなる訳です。「飛ばしたいがために…フェアウェイ・ウッドを選択した」はずが悲しいことに、結果として30ヤードくらいしか飛ばなく、挙げ句ゴロゴロゴロ…とゴロが転がるという事も。 私はこういった時、「飛ばなくていいや」と思う事にしています。クラブは6番か7番アイアンを選択します。こちらだと平均150ヤードは飛ぶ。「コースマネジメント」がキッチリ出来るという訳です。 この「コースマネジメント」は私の場合は1ホール1ホール、全て私自身でやる様に心がけています。勿論、私もキャディーさんに相談することはあります。例えば、グリーン周りの傾斜や目、パターのラインはキャディーさんに教えてもらいます。けれど、ラフの番手(クラブ)選びなどで、キャディーさんが「ユーティリティー」「フェアウェイ・ウッド」などを「距離があるからこれで打ってください」と手渡されても困ってしまう。と、言うのも、指示通りクラブを選択、打った時にゴロとなったら、「キャディーさんのせいだ」と口には出さないものの、心の中で思ってしまうもの。 この心理は皆さん、一緒だと思いますね。 続いては池。調子のいいときは池が見えない。眼中に無いのです。実際、あっさり池越えしていくものです。ところが少しでも池が気になった日などは大変なプレッシャー。「池がある。どうしようどうしよう、どうしよう?」こう考え出すと絶対に池に入ります。 池が気になった場合、池超えが微妙な距離は手前に刻む。これは鉄則です。絶対に池超えを狙ってはダメですからね。誰しも自分の得意な距離と番手があるでしょう。私は7番アイアンの110ヤードは完璧! 自分の中で一番得意のヤードと番手なのです。この時は手前30ヤードに池があっても大丈夫。余裕で池を超えられるのです。 逆に5番フェアウェイ・ウッドの150ヤードは苦手意識があります。130ヤードのところに池がある場合は「厳しいなあー」…無理して打つと必ず池に捕まります。だから無理はせず、刻むように心がけています。こういう時は、自分の得意な距離と池を見て番手を変える工夫が大事でしょう。 「得意な距離やクラブ」というのは、コースを回っていくうちに誰でも分かっていくもの。最も私は、ただ単に7番アイアンばかり練習していたので自信がある。不思議なもので、自信のあるクラブはどんなにコンディションが悪い芝でも100%近く結果を残せますね。《インに上げるな》 私の欠点はオーバースイング。「オーバースイングにしない、しない、しない」こう思っているとオーバースイングになってしまうのです。そうならない為にも私は自分にポジティブ命令を発します。「この辺まで上げて、あの辺に落とそうかなあ〜」という軽いノリ。さらに、コンディションによってネガティブになりがちな時は敢えて鼻歌を歌い気分転換をします。 一転、練習の時など、ネガティブ命令はありです。仮にコーチからネガティブ命令をされたとしても、練習の時なら、その場で修正出来ます。コース内でしたら、1打1打、フラットではないので修正は難しいですよね。 大体アバウトに−−。気持ちに余裕を持つということですね。《緊張感を持ってボールを打つ》 例えば、ひとりで打ちっ放し練習に出かけた場合、無心で黙々と打つのはNG。敢えて目標設定をさせる。奥のネットまでを「100ヤード、パー3」という様な感じですね。ネット手前にピンが立っている感じで「ピン近くに乗せよう」という、自分の中でコースを作るのです。 300ヤードがマックスの打ちっ放し練習場であったら、280ヤードのコースを作り、「ドライバーでどこまで飛ばせるか」という実践を意識した練習をオススメします。 打ちっ放し練習場には20、30、50…ヤードのゲージがあります。そのゲージに移動して「ここが第3打目のグリーン乗せ」という設定にしたアプローチ練習は効果的です。私が思うに一番大事なのはアプローチパター。20〜60ヤードを入れ替わりにずっと練習しています。これを超練習しておくとかなり自信が持てますね。グリーン周りになったときも「得意な距離だ」と思えてきます。 自分の中に課題を持って、「試合をやっている設定」が大事。「第2打、残り何百ヤード…」という感じで打ってみましょう。*カメラマン:波田佳典
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スポーツ 2014年09月20日 17時59分
2軍幽閉続くDeNA・中村ノリ、気になる来季の去就
プロ野球ペナントレースは佳境を迎え、セ・リーグでは読売巨人ジャイアンツが優勝を濃厚としている。そんななか、万年Bクラスで現在4位(9月19日現在)の横浜DeNAベイスターズが球団史上初のCS(クライマックス・シリーズ)進出にいちるの望みを残している。 そのDeNAといえば、2軍幽閉が続くノリこと中村紀洋内野手(41)の去就が、ここにきて注目を集めている。 ノリは5月6日の巨人戦(東京ドーム)で、8回表無死走者一塁(走者は俊足の梶谷隆幸外野手)の場面で打席に入る際に、首脳陣に「状況によっては走者を走らせず、打撃に集中させてほしい」と要望。これが、首脳陣批判と判断されてしまい、「チーム方針に従わない言動があった。今回は懲罰的なところがある」(中畑清監督)として、翌7日に出場選手登録を抹消され、2軍降格となった。 この措置を受けて、ノリは自身のfacebookに「今回の相談するという行為が『批判』と映ったならば寂しいことですし、自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています。勝つために1軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…」などと書き込んで、首脳陣の怒りを買ってしまった。 その後、DeNAは三塁、二塁を守る“キューバの至宝” ユリエスキ・グリエル内野手を獲得。グリエルは期待通りの活躍で、正二塁手だった石川雄洋すら、あぶれるような状態で、ついぞノリに1軍からお呼びが掛かることはなかった。 それでも、ノリはイースタン・リーグ(19日現在)で、40試合に出場し、打率.298、1本塁打、8打点と及第点の成績を残しており、昇格があってもよさそうなものだが、1軍の必要戦力とみなされていない。 DeNAは来季も中畑監督が指揮を執ることが有力視されており、そうなると、もはやノリは戦力構想に含まれない可能性が高い。 ノリは現役続行を希望しているとみられ、FA権も有しているが、まだ球団と来季の契約については話し合いがもたれていない。DeNAが来季の戦力として、ノリを必要としないならば、自由契約にするか、FA権行使を容認するかのいずれかになる。 ただ、ノリが自由の身になったとして、果たして獲得する球団は現れるのか? その勝負強い打撃は魅力だが、来年7月で42歳となる高年齢はネックとなる。また、ノリはトラブルメーカーとして知られるだけに、二の足を踏む球団も多いことだろう。 過去、07年1月にオリックスを、10年10月に楽天を退団後、なかなかオファーがなく、所属先が決まらなかった前例もある。DeNAを退団となると、同様の事態が起きかねない。 07年2月、当時中日監督だった落合博満氏(現GM)が、ノリに救いの手を差し伸べて、格安年俸で育成選手として獲得したことがあった。今の中日は右の代打要員が弱いだけに、案外、落合氏が再度救済するなんてことが、ひょっとしたらあるかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2014年09月20日 15時00分
球界ハリケーン スクープ! パ・リーグが新リーグ設立へ(1)
セに論破されたパ・リーグも、黙ってはいなかった。事実上の『新リーグ』発足と言っていいだろう。引き金は、交流戦の試合数が来季から18試合に削減された8月11日の12球団代表者会議にあった。 「パ・リーグは交流戦に対し、現在の24試合制を維持したかった。セは交流戦の試合数を大幅削減させることで、やはり一致していました。でも、セは8月の代表者会議の進め方がうまかったというか、いきなり交流戦の廃止を訴え、慌てたパ・リーグは『ゼロよりは18試合でも交流戦を存続させた方がいい』と判断したのです」(球界関係者) セ・リーグの言い分にも正当性はあった。セは屋外球場を本拠地とする球団が多く、雨天中止によって日程は毎年、タイトなスケジュールになっていた。また、12球団の新たな収入源としても期待されている『侍ジャパン』の興行に十分な余裕を持たせるには、11月1日までに日本シリーズを終えていなければならない。 もともと、交流戦は経営難のパ6球団を救済するために創設されたものであり、近年のパ・リーグ隆盛を見れば、「その役目は終えた」とも言えなくはない。ここに、交流戦の勝率が悪いセ・リーグの都合も重なったわけである。 「パ6球団は交流戦期間中にコラボTシャツを販売したり、ファンの好奇心を煽るようなキャッチコピーを作ってセの有名選手との対戦を盛り上げ、確実に観客数を増やしていました。パ・リーグは商売上手で、反対にセは興行的な工夫面で大きく遅れを取っていました」(ベテラン記者) 来季から12球団の公式戦は143試合制となる。ペナントレース全体では、わずか1試合減だが、パの某球団職員によれば「交流戦24-18試合=6試合分で、約4億円の減収になる」とこぼしていた。これは相当に痛い。 しかし、論破されたパ・リーグは新たな収入源となる“イベント”を思いついたのである。 球界関係者が「詳細はこれから」と前置きした上で、その内容を教えてくれた。 「韓国、台湾、国内の独立リーグにも呼び掛け、パ・リーグ6球団が短期リーグ戦のイベントを行うのです。韓国、台湾は代表選抜チームではなく、既存球団でいくつか参加してもらった方が盛り上がると思う」 時期は『侍ジャパン』の活動と同じ11月。日本の代表チームであるこの『侍ジャパン』には、12球団の主力選手が招集されるため、韓国、台湾、独立リーグとの“短期リーグ戦”は、中堅、若手にチャンスを与えるという意味合いも含まれるのだろう。 「この時期、12球団は宮崎でフェニックスリーグ(教育リーグ)や秋季キャンプを行います。一部球団は南米のウインターリーグに選手を派遣することもあり、その手間を考えれば、国内で実戦形式の経験を積ませる機会となるので、今のところ、強い反対意見は出ていません」(球界関係者)
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スポーツ 2014年09月19日 15時48分
衝撃の告白… ダルビッシュのボスが“不倫?”で監督辞任
ダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズのロン・ワシントン監督(62)が9月5日(日本時間6日)に辞任したが、理由については、「野球以外の個人的な問題」として、明らかにしなかった。 ワシントン前監督は今年2月に来季までの契約を延長しているだけに、不可解な辞任に様々な憶測が飛び交っていた。 その渦中のワシントン前監督が18日(同19日)、テキサス州ダラスで記者会見を行い、辞任の理由について、「42年連れ添った妻の信頼を裏切った。人生で最も恥ずべきことをしたため」と説明。さらに、今日私がここにいるのは自分の過ちを認め、妻や、私が失望させてしまった人々に謝罪するためです」と話した。 会見は報道陣からの質問を受け付けず、声明文を一方的に読み上げる形で行われたため、具体的なことは分からぬままだが、ワシントン前監督が不貞を働いて、家庭に亀裂が入ったため、野球どころではなくなってしまったと考えるのが自然。 ワシントン前監督は「夫婦で乗り越え、将来的には、もう一度野球界に戻りたい」と現場復帰へ意欲をみせた。 正直、政治家でも芸能人でないプロ野球の前監督が、こんなプライベートなことを話す必要があるのかと思わるだが、会見はゲリー夫人が見守っており、こうでもしないと関係修復に向かえなかったのだろう。 日本プロ野球界では、12年6月、巨人・原辰徳監督が、88年頃(当時選手で既婚者)、兵庫県のホテル従業員の女性と交際していたと、週刊誌が報道したことがあった。また、13年7月には、阪神・和田豊監督が05年から約2年間、ものまねタレントと不倫関係にあったと、別の週刊誌が報じた。 いずれも、プライベートな事由で過去の話とあって、球団からペナルティーが科されることはなく、いずれも監督として続投している。 日本と米国では、不倫についての考え方にも違いがあるのだろうが、自ら不貞を世間にさらさなければならなくなったワシントン前監督の心中や、いかばかりのものか…。 球団史上最多の644勝を挙げ、10年、11年とチームをワールドシリーズに導いた名将も、不倫? 告白で、大きなイメージダウンとなってしまったのは否めない。(落合一郎)
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スポーツ 2014年09月19日 15時00分
月間20敗でやり玉に挙げられる谷繁兼任監督 OBたちも落合降ろしへ加速
9月初旬の阪神戦で建て直したが、このワースト記録は消えない…。中日ドラゴンズが8月にセ・リーグワーストタイとなる月間20敗を記録した。プロ野球史上のべ9球団目で、楽天が2005年8月にカウントして以来の屈辱的記録となる。05年の楽天といえば、近鉄と旧オリックスの残党や、他球団を解雇されたロートルを寄せ集めた“弱小集団”だった。「当時の楽天と肩を並べた」のだから、中日関係者のショックも決して小さくない。 「谷繁(元信)兼任監督は、よくやっていると思う。チームは世代交代が急務とされる時期で、経験豊富な指揮官が監督を務めていたとしても優勝争いに加わることはできなかったはず。でも、大敗続きの8月中、『あわよくばCS進出』の声も聞かれなくなりました」(プロ野球解説者) だが、こんな指摘も聞かれた。「こうなることは分かっていたのではないか」と…。昨年オフ、『落合博満GM-谷繁兼任監督体制』が発表され、同GMがチーム再建策として真っ先に着手したのが、減額査定だった。監督時代に中核を務めた主力とベテランに対しても容赦せず、総額7億6940万円の削減を敢行。一部選手は反旗を翻して他球団に移籍し、中日OBは「外部補強も止むなし」と見ていた。だが、この削減分が補強費にまわることはなかった。ドラフト1位も即戦力ではなく、将来性重視の高卒投手である鈴木翔太(19)を指名した。 「要するに、戦力ダウンしたまま、谷繁兼任監督はペナントレースに突入させられたわけです」(前出解説者) 白井文吾オーナーも、今季の低迷は覚悟していたのだろう。 しかし、中日で現役を終えたOBたちは黙って見過ごすわけにはいかない。 「立浪(和義)氏を担ぎ出して、何かしようとまでは思っていません。落合体制では生え抜きのOBをコーチで送り込んだとしても、身動きできません。手始めにまず、テレビやラジオでの解説で厳しい現場批判をしていくことになるでしょう」(球界関係者) 落合GMは表舞台に出てこようとしていない。だが、夏の社会人野球の都市対抗や、中京地区の大学野球のスタンドで何度も目撃されている。かつて、「自分の眼で見なければ信用しない」とスカウト陣に言い放ったことからも、ドラフト指名で強い影響力を示すものと思われる。チーム立て直しのため、今秋の中日のドラフトは社会人選手を多く指名するのではないだろうか。 「20代半ばの社会人を指名するということは、即戦力の選手を集めようとしています。そうなると、同世代の中堅や若手がレギュラーポジションを奪われ、働き場を失うことになるでしょう」(前出関係者) 直接手を加えなくても、自身の意向で編成した選手たちでグラウンドを染め直す…。落合GMのドラゴンズ占拠が加速すれば、OB解説者たちからの谷繁采配への酷評も止まらなくなる。
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スポーツ 2014年09月19日 11時45分
ペナントレース佳境 今オフは球界の大移動になる!? (北海道日本ハム)
『世代交代』はどのチームにも必要である。だが、“ベテラン野手の外し方”は本当に難しい。打撃成績、守備力など加齢による衰えはあっても、長くチームに尽くしてくれた功労者であり、選手全員に及ぼす影響力も並大抵ではない。 ベテラン選手が通用しなくなってから代わりを見つけるのは良策ではない。しかし、北海道日本ハムは違う。チームの中に「世代交代の小川」があって、緩やかに、近未来に向かって流れているのだ。 日本ハム球団が他11球団に先駆け、BOS(ベースボール・オペレーション・システム)を導入して久しい。平たくいえば、BOSとは、選手を数値化し、「数年後のチーム像」も想定して、余剰戦力を持たなくする。近年、日本ハムも主力選手のFA流出があったが、それが理由でチームが低迷したことはない。「次世代」を計算しているからであり、他球団も追随してBOSを導入したが、日本流で考えると、こうも言えなくはない。 「長年、チームを支えてくれたベテランに対し、冷たすぎるのでは」−−。 昨年オフ、日本ハムは正捕手・鶴岡慎也(33)のFA退団を見送った。正確に言えば、慰留交渉を行っているので、「鶴岡の退団の意思が固かった」となるが、同年114試合に出場している。しかも、選手会長だった。 「鶴岡の日本ハム最終年の推定年俸は7600万円。ソフトバンクとは複数年契約を交わしましたが、年俸は同じ7600万円です(出来高含まず)」(プロ野球解説者) BOSは上り調子にある20代半ばの選手には大幅昇給を付けるが、20代後半から30代にかけては厳しい評価を下すという。 日本ハムには08年ドラフト1位捕手の大野奨大(27)が控えており、12年シーズン、高卒ルーキーながら一軍マスクを経験した近藤健介(21)もいた。とくに近藤は外野手でスタメン起用されるなど、『身体能力』の高さも存分に発揮している。鶴岡は「まだ衰えていない」の思いも強くあったはずだ。年俸は頭打ちになる、大野、近藤の追随を許すくらいなら…。 糸井嘉男外野手(33)のトレードにもBOSに基づく「放出後の戦略」があったから決断したという。糸井に関しては米球界挑戦を巡る感情的衝突もあったらしいが、過去、日本ハムがFA行使者を強く慰留しなかったのは『チーム方針』によるものと言っていい。 その定理に基づくベテランが2人いる。1人は通算200セーブの大台も見えてきた武田久(35)で、野手では小谷野栄一(33)だ。 武田は序盤戦で本調子ではなく、二軍降格の屈辱も味わった。復帰後、クローザーではなく、先発投手が早く崩れた際に緊急登板する『中継ぎ』もやらされた。勝負どころの試合終盤での継投役も外されたのは年齢的衰え以外にも理由があるとされており、自身も「200セーブを早く達成したい」と思っているはずだ。 「今季、外野手の中田翔が三塁、一塁を守る試合もあり、その役どころは小谷野と被ります。糸井、鶴岡と続いて、小谷野自身も『次は自分の番』と覚悟しているのでは」(前出・同) 他球団は国内FA権を取得した宮西尚生投手(29)の動向を注視している。7年連続50試合以上に登板したタフネス左腕であり、FA権を行使した場合、「金子(千尋=オリックス)以上の争奪戦になる」とも予想されている。 小谷野の推定年俸は7000万円だが、宮西は1億4000万円。武田は2億4000万円。BOSは「1億円強の選手に対し、高い数字を残して当然」の計算も弾き出すという。長年、チームに尽くしてきた自尊心を傷つけられるような査定をされるくらいなら、他球団へ−−。 ベテラン・稲葉篤紀(42)の引退が表明された。近年の稲葉はチーム事情により、不慣れな一塁の守備にも入ったが、二軍調整中も経営陣は暖かい目で見ていたという。理由は『ポスト栗山』の最右翼だからだろうか。武田たちの立場とはまさに対照的である。(了)
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