記事によると、2人は昨年春に番組の取材で知り合い、同年秋頃に交際に発展。8月5日のソフトバンク戦では、三田アナが西武ドームに、金子の応援に駆け付けていたことから、各紙が一斉に報道するに至った。
金子は12年のドラフト会議で3位指名され、立命館大から西武に入団。昨季は内外野を守り、新人ながら94試合に出場。打率.223、2本塁打、23打点、12盗塁の成績を残した。今季は正二塁手だった片岡治大内野手(31)が巨人にFA移籍したことにより、内野手での出場機会も増え、6日現在、69試合に出場。打率.273、2本塁打、16打点で、盗塁はチームトップの17を記録しており、まさに若手の有望株。端正なルックスで女性ファンが多い。
一方の三田アナは青山学院大国際政治経済学部を経て、11年4月にフジに入社。現在は「めざましテレビ」などを担当する人気女子アナ。実家はミシュランガイドで三つ星を獲得した料亭「濱田家」を経営。父は明治座の社長で、お嬢様中のお嬢様。
ところで、野上、金子と相次ぐ若手選手の熱愛報道に、西武ファンは複雑な思いをしているというのだ。「シーズン中で本来なら、野球をしっかりやらなければならない時期なのに、女性との交際ばかりが話題になってしまって、閉口しているファンも多いと聞きます」(某スポーツ紙野球担当記者)。
というのは、西武ファンがイライラを募らせる理由には、チーム成績があるようだ。西武は6日現在、42勝53敗の借金11で5位。3位の日本ハムまでは5.5ゲーム差が付いており、09年(4位)以来、5年ぶりのBクラス転落が現実味を帯びてきて、CS(クライマックスシリーズ)進出が風前の灯となっている。
08年に4年ぶりのリーグ制覇、日本一を成し遂げた渡辺久信監督が昨季限りで退任し、今季は11年ぶりに伊原春樹監督が復帰した。しかし、開幕から不振が続き最下位に低迷し、6月3日に伊原監督が休養を申し出、同4日から田辺徳雄打撃コーチが監督代行を務めているが、なかなかチーム状態は良くならず、ファンの不満もピークに達している。
野上も金子も独身で恋愛は自由だし、遊びたい盛りの年齢。だが、こんなチーム状態での熱愛報道連発には、ファンも素直に喜べないところなのだろう。
(落合一郎)