スポーツ
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スポーツ 2014年09月13日 15時00分
首位攻防戦より面白い! 阪神・和田監督vs中村GMの主導権争い
もどかしい戦いを続けている阪神が今オフの補強に向け、すでに動き始めていた。米アスレチックス傘下でくすぶっている中島裕之内野手(32=元西武)の獲得を目指し、関係者との接触も終えているという。 中島は2013年の渡米以降、悶々とした日々を送っている。だが、西武在籍11年間の通算打率は3割強。阪神は、これまで中島にラブコールを送ってきたとされる楽天、DeNAを大きく突き放した格好だが、この迅速な補強準備には“覇権争い”の様相も隠されていた。 「中島獲得の仕掛け人は中村勝広GMと見て、まず間違いないでしょう。関係者とも接触しているとのことなので、楽天、DeNAは諦め、中島争奪戦から撤退する可能性も出てきました。中島がこのまま阪神入りする可能性がかなり高いと思います」(球界関係者) しかし、中島のポジションは遊撃。阪神の正遊撃手は主将・鳥谷敬がいる。二塁には西岡剛、今季ブレイクした上本博紀もおり、一塁と三塁にはゴメス、今成亮太、新井兄弟。二軍にも将来性豊かな北條史也が控えている。戦力がダブついても中島を獲るということは、現場指揮に不安を感じているからだろう。 「和田豊監督は続投の方向ですが、中村GMと必ずしも意見が一致していません。例えば福留孝介は中村構想には入っていませんでしたが、和田監督のたってのお願いで獲得したんです。その福留を使い続けるのならまだしも、和田監督はスタメンから外したりもする。福留自身が不振に陥っているせいもあるが、フロントから見れば、起用法に一貫性がないと映るわけです」(前出・関係者) 福留は'13年から3年契約を交わしているが、途中解雇の可能性も伝えられている。和田監督は福留の復活を信じているだけに、福留の処遇を巡って“中村構想”にかみついて来るかもしれない。 「現場が欲している戦力は中継ぎ投手。クローザーの呉昇桓につなぐセットアッパーが足らず、ベテランの福原、安藤が連投しています」(在阪記者) 7月末のトレード期日直前、中村GMは前ヤンキース傘下3Aのセットアッパー・建山義紀を獲得したが、調整不足でいまだ一軍に上がってこられない。福原、安藤を連投させる和田采配は“中村構想”への当てつけともいわれている。 内紛は阪神のお家芸。
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スポーツ 2014年09月12日 15時00分
中京対崇徳 全国高校軟式野球延長50回連投両エースの今後
日本の野球史上最長伝説が誕生した。高校野球の軟式全国大会準決勝で、中京(岐阜)と崇徳(広島)が4日間、延長50回の死闘を繰り広げた(準決勝/8月31日に決着)。両校の投手が1人で投げきったのも驚きだが、3-0で勝利した中京はその直後に決勝戦にも臨み優勝を果たしている。 「こんな殺人的な強行試合になったのは、主催側にも責任があるのでは!?」 と疑問の声も上がった。 「軟球の加盟校はあまり多くありません。大会の日程を夏休み中に消化させるため、1試合の延長は15回までと決めており、結果的に4日間連続、計10時間を超す壮絶な試合となってしまいました」(取材記者) 延長50回はレアケース。始業式にずれ込むという事態を想定していなかったため、中京は準決勝と決勝をダブルヘッダーで戦わなければならなかった。 「軟球の高校、社会人野球を経験したOBによると、投手は、硬球よりも『横の変化球』の精度が高いそうです。硬球ほどスピードは出ませんが、キレのあるボールを投げられるとフライアウトが量産され、投手戦になりやすい傾向がある。軟球は国際大会の存亡が危ぶまれており、これを契機に野球ファンの関心が高まればいいのですが」(スポーツライター・美山和也氏) 2日目の試合を終えたころから中京、崇徳両校ベンチでは「連投させていいのか」の声も出ていた。勝利した中京の平中亮太監督は「記録を作りたくて作ったわけではないが」と前置きしてから、優勝の喜びを伝えていた。 「4日間は試合の緊張感で本人らも気づかないが、中京・松井大河(709球)と崇徳・石岡樹輝弥(689球)の両投手の今後が心配です。崇徳側は石岡の右肩の腫れ、痛みをにおわせていた」(前出・取材記者) 硬球の甲子園大会では'06年の斎藤佑樹(早実)が1大会通じて948球を投げたのが最高で、'97年・平安の川口知哉820球、'13年春の安楽智大(済美)の772球などが思い出される。 「安楽も連投の代償に苦しんだ。斎藤がいまだ開花できないのもそうだとしたら、高野連は硬球・軟球ともに抜本的改革をするべき」(スポーツ紙デスク)
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スポーツ 2014年09月12日 15時00分
相撲協会が売りにするモンゴルVS日本人
9月14日に初日を迎える大相撲秋場所(東京・両国国技館)は、31回目の優勝を目指す横綱・白鵬や、史上2位タイの初土俵から4場所でスピード入幕した逸ノ城など見どころや注目力士が多いが、やはり最大の目玉は新大関の豪栄道だ。 先場所、この豪栄道が優勝した白鵬に次ぐ12勝を挙げ、大関昇進確実となったときの周囲の喜びようは大変なものだった。何しろもう一つ上の横綱は3人ともモンゴル出身。これを脅かさなければならない2人の日本人大関が少しくたびれかけているだけに、見るからにふてぶてしい“助っ人”の出現はまさにグッドタイミングとみられたのだ。 北の湖理事長も「あくまでも大関は通過点と思い、横綱を目指してやってもらいたい」と豪栄道に最大級のエールを送った。ところが好事魔多し−−。この大関取りの代償は決して小さくなかった。史上初の3日連続の横綱撃破を狙った名古屋場所12日目の日馬富士戦で上手投げを食ったとき、左ひざの半月板を損傷したのだ。 これが意外にも重傷で、大関昇進の行事がひと段落ついた後、「約1カ月の安静を要する」という診断書を提出し、8月7日から始まった夏巡業を全休する羽目に。新大関は巡業の大事な売り物だけに、師匠の境川親方(元小結・両国)も「申し訳ない気持ちでいっぱい。早い段階でしっかり治さなければいけないため、休場はやむを得なかった」とすっかり恐縮していた。 しかし、気になるその後の回復ぶりは実にゆっくり。若い衆3人を相手に初めて申し合いを行ったのは9月3日のことだ。力の差こそ見せたものの呼吸は激しく、どうやらかなり厳しいと言わざるを得ない。 平成以降、プレッシャーをはねのけて新大関で優勝したのは栃東と白鵬の2人だけ。モンゴル出身3横綱を3人の日本人大関が突き上げ、突き崩す、という北の湖理事長の期待に、早くも赤ランプが点滅している。
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スポーツ 2014年09月11日 15時30分
キューバよりもHIROSHIMA カープ外国人選手の去就に注視せよ!
今季、日本プロ野球界の“助っ人事情”が大きく変わると思われていた。 “野球王国キューバ”が自国選手の海外移籍(メジャーリーグは除く)を認め、巨人がフレデリク・セペダを獲得したのを皮切りに、DeNAにはユリエスキ・グリエル、千葉ロッテにはアルフレド・デスパイネが入団。さらに巨人は、20歳の投手、エクトル・メンドーサの“追加獲得”した。 「キューバから亡命した多くの選手がメジャーリーグで活躍しています。キューバ野球のパワー、身体能力の高さを考えると、日本でも活躍してくれると大多数が信じていました。キューバ政府が『交渉可能選手』のリストをすでに用意しており、日本の各球団はそのなかから選択するしかありませんでしたが」(プロ野球解説者) 各球団の戦力事情もあり、全員に「ダメ出し」することはできないが、ペナントレースを動かすような存在感は見せてくれなかった。 キューバ選手との契約は、現時点で基本的に1年だが、米国と国交を断絶したままの状況や、契約金や生活環境で比較した場合、韓国、台湾、メキシコのプロ球団は日本に太刀打ちできないだろう。今後、キューバ政府が“現役バリバリの主力選手”の海外行きを認めるか否かは分からないが、キューバ選手の正規獲得ルートは日本プロ野球界が独占したと言っても過言ではないだろう。 「キューバ政府は基本的に交渉の門戸を常に開いています。これまでは12球団渉外担当者が足繁く通って、米マイナー球団や代理人との信頼関係を築いたり、2、3年分の追跡調査をしてから正式な獲得交渉に入るという球団もありました。キューバ政府は基本的にNPB12球団と平等に付き合っていくつもりなので、キューバは交渉がまとまりやすいルートとも言えます」(前出・関節者) だが、かき消すことのできない『現実』もある。外国人選手の「当たり、外れ」だ。どんなに緻密な調査をしても、日本球界に適応できない外国選手もいる。それを補う方法−−。他球団が解雇した、もしくは契約更新でもめて退団した外国人選手を拾うのだ。爆発的な数字は期待できないが、打率、打点、本塁打数は確実に計算できる。 おそらく今後、NPBの外国人獲得ルートは、米国、中南米から新規獲得する選手に『キューバ・ルート』が加わるが、確実に計算の立つ“外国人選手の使い回し”もなくならないだろう。 「広島カープの外国人選手がどうなるのか、他11球団は注視しています。独自ルートで発覚・獲得したバリントン、ミコライオ、キラ、エルドレッドの4選手が優秀なうえに、今季は好左腕のフィリップスを加え、ドミニカのアカデミー出身のロサリオも活躍しています。途中加入のヒースも好投している。外国人枠の問題を考えると、この6人をどう整理するのか…」(前出・解説者) 野球協約では、外国人選手の一軍登録は4人。他球団を経由した選手でもなければ、キューバでもない、独自ルートで発掘してきた6人は、全員優秀である。だが、広島という球団は「無駄な出費」を嫌う。毎年、選手総年俸は20億円前後と決めたら、その枠内でおさめる努力もする。また、外国人選手の年俸は、決して安くない。したがって、他球団は「二軍に置いておくのなら、必要最低限(4人)に絞り込んで来るのではないか?」と見ているのだ。 「あくまでもこちらの予想ですが、ロサリオを最初から一軍で使うとするならば、バリントン、ミコライオ、キラ、エルドレッドの誰かを切らなければならない。ヒースを使うのなら、バリントン、ミコライオ、フィリップスの3投手を天秤にかけることになる」(前出・関係者) “使い回し”では、最優良ルートは広島というわけか。 今季だけで判断するのは難しいが、キューバ選手は食事、移動手段などでも戸惑いを見せていた。中日ドラゴンズはドミニカ共和国に強いネットワークを持っており、「独自ルートを開拓した点は見倣うべき」とし、キューバ政府とは距離を置いて付き合おうとしている球団もあった。 しかし、デスパイネの入団会見時、ロッテの松本尚樹編成統括と林信平球団本部長はこう語っていた。 「代理人が介在する他国の選手とは違い、(獲得交渉と契約内容は)シンプルでクリーン」 契約金や年俸の一部は政府が徴収するが、選手もかなりの額を手にする。キューバ選手の来日は、外国人選手の年俸以外でお金をかけすぎた現状も見直すきっかけになったようだ。
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スポーツ 2014年09月11日 15時30分
今季終戦のダルビッシュ 監督辞任で来季の立場に変化も
レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(28)の今季が早くも終了した。 ダルビッシュは右ヒジの軽度の炎症のため、故障者リスト(DL)入りしていたが、9月4日(日本時間5日)に再検査を行った上で、6日(同7日)に球団が会見。 検査結果はじん帯には異常はなく、炎症を起こしている箇所も順調に回復しているという。それでも、今季は登板させないことを決めた。ジョン・ダニエルズGMは「無理はさせたくない」とした。この背景には、ア・リーグ西地区の最下位を独走中とのチーム事情もある。ダルビッシュは「言われたので、その通り従うだけで仕方のないことだと思う。1年間通してずっと投げることが仕事なので、その仕事ができないというのは悔しい」とコメントした。 今季のダルビッシュは22試合に登板し、144回1/3を投げ、10勝7敗、防御率3.06、奪三振182。ルーキーイヤーから3年連続2ケタ勝利は達成したが、シーズン途中の離脱で、自己ワーストの成績となり、初めて規定投球回数にも満たなくなる。 ダルビッシュといえば、ショッキングなことも起きた。入団以来、良き理解者として、サポートしてきたロン・ワシントン監督が5日(同6日)、突如辞任を発表したのだ。 ワシントン監督は来季まで契約を残していたが、球団を通じ、「つらいことだが、野球から離れることが家族にとって最良の選択。今季の残念な結果とは関係はない」とコメントしたが、真偽のほどは定かではない。 監督辞任について、ダルビッシュは「監督が辞任される理由がハッキリしないので、コメントするのはとても難しいですが、入団以来、私にとてもよくしてくれました。偉大な監督で、人間としても素晴らしい方でした」と話し、動揺は隠せず。 ワシントン監督はダルビッシュを常にエース格として扱い、その登板時には、相性がいいジオバニー・ソトを“専属捕手”として起用するなど、最大限に配慮してきた。次期監督がワシントン監督同様に、ダルビッシュに対して、特別扱いをするかどうかは疑問符が付く。 良き理解者が去り、“恋女房”のソトは、8月24日(同25日)、アスレチックスにトレードされてしまった。 信頼を寄せていた2人が去ったことで、ダルビッシュの心理に微妙な変化をもたらすのは間違いないだろう。来季、これまでのような成績が残せるのか、不安がよぎる。(落合一郎)
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スポーツ 2014年09月11日 15時00分
優勝へ広島カープが燃え上がる「土砂災害」樽募金の威力
“カープ女子旋風”に続き赤ヘルのお家芸ともいえる「樽募金」が始まり、ファンばかりでなく、選手たちの士気が一気に盛り上がっている。 8月20日未明に降った猛烈な雨で広島市内は広範囲にわたって土石流が発生。70人を超す住人が亡くなった。そこで広島カープ選手会は26日の試合前にマツダスタジアムで義損金の呼び掛けを行い、選手会長の梵、エース前田をはじめ、大瀬良、丸、菊池、堂林ら14選手が参加。あっという間に長蛇の列ができた。 「ニュースが出たときに選手会で話が出た。やってよかった。ファンと選手との間に強い絆ができた感じがする」と梵は熱く語った。 ファンの熱意に27日も呼び掛けを実施。カープとしても監督、コーチ、選手会、球団で義損金1000万円を被災者に、球団も広島市に1000万円をそれぞれ寄付し、広島市内では「さすがカープじゃ」との声しきりだった。さらに“カープ女子”も参戦。22日〜24日の3日間、広島女学院大学の学生たちがスタジアムの入り口で「樽募金」を行い、283万2267円を集めた。 「カープファンは樽募金が始まると燃える。目の前に大樽が置かれてあって、わんさかお金が入っていても、誰一人盗ろうとする輩はおらん。それがカープ気質。先人達が身銭を切ってチームを支えてきたという自負とプライドがあるからじゃ」(オールド広島ファン) 親会社を持たず、市民球団として発足したカープは球団創設時から資金難にさいなまれた。昭和26年には深刻な球団経営状態から給料遅配や遠征費が払えない状況に陥り、初代監督の石本修一氏は球場の入り口に酒樽を設置し、募金を呼び掛けた。これが有名な「樽募金」の始まりで、当時の金で400万円を集め、球団存続の危機を救ったという。 その当時の熱気が今回の土砂災害でにわかに復活。これは大きい。ファンの多くは東北楽天の田中将大がそうだったように、被災地に優勝をもたらしてくれる前田健太を快くメジャーに送り出してやりたいと願っている。それをわかっているから、マエケンもここからギアを一気に上げ、打線も後押しする。 阪神を難なくいなした巨人にとっては、被災地の希望を背負う赤ヘル軍団こそが最後の強敵となる。
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スポーツ 2014年09月10日 15時00分
森友哉の台頭で低評価を受け続けた炭谷銀仁朗はFA確実か
この1勝は、埼玉西武ライオンズの向こう10年を決める大きな分岐点になったようだ。 8月29日の対オリックス戦、高卒ルーキーの森友哉(19)がスタメンマスクに抜擢された。強気なリードで猛牛打線を単発7安打、2失点に抑えたのは既報通りだが、同日の先発投手は菊池雄星(23)であった。 「ナンヤカンヤ言っても、西武首脳陣は菊池をエースに育てたいと思っています。その菊池と息の合うところを見せたとなれば、『捕手・森』に“合格点”を付けられたはず」(プロ野球解説者) 森は二軍スタートだったが、7月27日に一軍昇格を果たし、プロ野球史上46年ぶりとなる『高卒新人3試合連続アーチ』を放った。CS進出も絶望的なチーム状況なだけに、森の活躍はファンにとって一縷の望みと言っても過言ではない。それが、29日のスタメンマスクで守備面に関しても波の新人ではないことを証明できたようだ。 「これで、銀チャン(炭谷)の立場はますます苦しくなった…」(前出解説者) 正捕手の炭谷銀仁朗(27)は奇しくも森人気が高まった今年8月、国内FA権を取得した。球団もあらかじめ分かっていた去就問題だったが、昨オフに炭谷には期待していたような大型契約が提示されなかった。昨年の契約更改で西武は中村剛也、岸孝之、栗山巧、涌井秀章、片岡治大、炭谷の主力6人がFA取得、もしくはその予備軍となった。中村とは新たに複数年での大型契約を結び直し、岸、栗山にも実績に似合う大盤振る舞いを見せたが、炭谷に対しては厳しかった。 「交渉は2時間半に及ぶロングラン。それだけでも異例なのに、炭谷は明らかに不服そうな表情で会見場に現れました」(スポーツ紙記者) 金額は2000万円増の7700万円(推定)だが、盗塁阻止率や打撃成績の低さをボロクソに言われたという。涌井、片岡も球団からの思わぬ低評価だったことで新天地を求めただけに、翌年にFA権を取得する予定の炭谷の周辺は騒がしくなり始める。 「盗塁阻止率が落ちたといっても、西武投手陣全体のレベルが落ちています。クイックや牽制、捕手の構えたところとは逆のコースに行くボールも少なくなく、それを炭谷一人の責任にするのはかわいそう…」(球界関係者) 森が菊池との、『新旧甲子園スターバッテリー』を組んだ29日時点で、炭谷の成績はリーグ最多の5失策。4捕逸もリーグ2位で、守備率・993はリーグワーストだ。西武首脳陣が捕手として森をテストしてみようと思ったのも当然だろう。しかし、炭谷の西武内での評価と、他球団の評価には大きな隔たりがある。 「盗塁阻止率は投手が代われば、絶対に回復します。配球の巧さなど、他球団は炭谷を高く評価しています」(前出関係者) 西武はCS進出も絶望的なだけに、森がスタメンマスクを被る機会も増えていくはずだ。炭谷がFAを宣言すれば、正捕手不在の中日、阪神、広島はもちろん、若手捕手が伸び悩んでいるDeNA、日本ハム、ヤクルトも興味を示すだろう。正捕手候補と争わせるという図式なら、思えば4年前に細川亨(現ソフトバンク)を若さと勢いで追い出したのが他ならぬ炭谷だった。 先輩捕手と同じ運命を辿るのだろうか。
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スポーツ 2014年09月09日 15時00分
遠藤三度目の正念場のプレッシャー
大相撲界夏の風物詩、東北、北海道をまわる夏巡業も8月17日に無事に打ち上げた。今年の巡業地は新潟市や秋田市、札幌市など全部で9カ所、10日間。名古屋場所で15年ぶりとなる2ケタ、10日間の大入りを記録するなど、相撲人気が上向いてきていることもあって、どこもお客の入りは上々だった。 この夏巡業中、ファンの人だかりができていたのが遠藤(23)だ。稽古ばかりでなく、サイン会をはじめ、さまざまなイベントにも引っ張りだこで、ゆっくり食事もとれない始末。 「人気者の悲哀とでも言うんでしょうか。いくら若いといってもあれではへばって当たり前。とうとう巡業中盤には体調がよくないと訴え、稽古も四股などの軽めの調整で済ましていました。これには巡業部の親方たちも反省しきりで、次の秋巡業までには何かあると遠藤が呼ばれる状況を改善しないといけない、と話していました」(担当記者) この過熱気味の遠藤人気、巡業先ばかりでない。9月14日から始まる秋場所(両国国技館)では遠藤の名前を冠した“遠藤応援シート”が登場する。対象はイス席B(5700円)で、平日の5日間、各日限定50席用意され、自筆メッセージ入りのポストカードやピンク色の応援タオルが付いている。すでに今月9日に発売されたが、なんとたった10時間で完売したという。 果たして遠藤はこの異常人気にどう応えるか。三度目の横綱大関挑戦の場所だけに、もう同じ失敗をするワケにはいかない。 「本人もそのへんはしっかり考えているんでしょう。巡業中も、琴奨菊や妙義龍ら、これまで勝てなかった力士の胸を借りていました。この成果がどう出るか、楽しみですね」(協会関係者) 早くも正念場だ。
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スポーツ 2014年09月09日 15時00分
アギーレJAPAN初選出5人の裏にJリーグクラブ経営危機
新生アギーレジャパンがウルグアイ(9月5日)、ベネズエラ(同9日)と戦う“新代表メンバー”を発表した。新指揮官のハビエル・アギーレ氏(55)は「ビデオもチェックした上でベストなメンバー選んだ」と話していたが、どうやら“裏”はあったようだ。 「アギーレ監督が就任する前から、この2試合は決まっていました。代表24選手を決めるには時間がなさ過ぎます。年内にこの2試合を含め計6試合が組まれており、監督が好みの選手を集めていくのはそれを消化しながらになるでしょう。サッカー協会がアギーレ氏に参考リストを渡したとしても不自然な話ではありません」(スポーツ紙記者) 初陣メンバーには、本田圭佑、長谷部誠などブラジルW杯を戦った12人が含まれていた。香川真司をあえて外したせいもあるが、半分近くが国内のJリーグからの選出となった。 「海外リーグは9月開幕。時期的なことを考えれば、ここで招集されなかった海外組は、移籍や所属チームの監督交代などで大変なんですよ」(同) Jリーグ組が多く選出された理由はそれだけではない。サッカーの代表試合はTV視聴率も高いが、Jリーグ各クラブは経営難に苦しんでいる。Jリーグの発表によれば、3期連続赤字は名古屋、神戸、福岡など5クラブ。債務超過と判断されたのは横浜など11クラブ(3期赤字と重複)。特に福岡は赤字額が約8700万円で、3000万円近い債務超過状態に陥っている。こうしたJリーグの危機的状況を打破するには、代表戦の熱気を国内に向けなければならない。 「債務超過の鳥栖から坂井達弥がA代表初選出されましたが、今季はリーグ戦に4試合しか出ていません。赤字ではない広島から選ばれた皆川佑介は大学を出たばかりの新人です」(専門誌記者) アギーレ監督が見たビデオに坂井や皆川が映っていたかどうか、確かに疑問である。 「今年の7月には、川崎の中村憲剛が本人役で仮面ライダーシリーズに出演しました。クラブが出演を許したのも、より一層のチビっ子ファン獲得のためでしょう」(同) アギーレジャパンは、Jを救えるか…。
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スポーツ 2014年09月08日 15時00分
呪われているならオレが付ける! 掛布DC一軍コーチ昇格と共に背番号31復活か?
掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(59/以下=DC)が、来季一軍コーチ入閣へ−−。 9月2日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。阪神は和田豊監督(52)の続投を基本路線としており、「同監督の意向も確認してから」と“最終決定”ではない旨も伝えていたが、別の意味でも、掛布DCがキーマンとなるのは間違いない。 「掛布DCとフロント要人が話し合っているのは、背番号31の後継者です」(球界関係者) “トラの31番”は、現在空き番号になっている。昨秋のドラフト会議後、2位指名の横田慎太郎外野手(19)に継承させる案も出たが、入団会見前に桧山進次郎氏(現解説者)の付けていた24番に変更された。 「31番は掛布DCのイメージが強く、31番は内野手、横田は外野手だから、桧山氏の付けていた24番の方がいいということになって」(在阪記者) といったように、意図的に避けさせたとの情報もある。 掛布DCの引退後は、萩原誠、広澤克実、濱中おさむ、林威助の4人が栄光の31番を継承したが、誰も目覚ましい活躍は収めていない。横田に、「31番は出世しない」というジンクスまで継承させたくなかったからだが、この解釈も変わりつつある。球団要人が掛布DCに「31番の後継者を自ら決めてくれ!」と勅命を下した。直接の継承劇で後継者を人気選手にしようとも考え始めたのだ。 「掛布DCが買っている若手は、内野手だと北條史也(20)。それに伊藤隼太(25)、緒方凌介(24)の左打者にも一目置いています」(プロ野球解説者) しかし、北條の背番号は2。わざわざ一桁から二桁の背番号になれば、降格したというイメージになる。伊藤、緒方は一軍と二軍を行ったり来たりしている状態で、伊藤は3年目、緒方は2年目。「これから売り出す」という点では適任かもしれないが、マートン、大和、俊介、福留とのレギュラー争いに勝てなければ、31番の重圧に潰されてしまうだろう。 「ドラフトで左打ちの好打者が指名できれば、自動的に31番の後継者になるでしょう。この時期、31番の後継者を誰にするかという話が出るのは、掛布人気をグラウンドに反映させるのが本当の目的でしょう」(前出関係者) 掛布DCは『次期監督候補』とも伝えられるようになった。卓越した打撃理論に若手が惹き付けられ、地方遠征に出た際のネームバリューには営業サイドも再認識させられたという。もっとも、グラウンド外でのトラブルがあり、企業グループの阪神HDとしては、監督に押し上げることにまだ抵抗があるようだ。しかし、掛布ブランドの仕掛け人の意向もある。 「31番の継承劇を仕掛けているのは中村勝広GM。ナンヤカンヤ言っても、中村GMが実質、阪神の人事を握っているのは間違いありませんから」(同) 阪神に限らず、プロ野球界には「2代続けて、好選手が出にくい」というジンクスもある。掛布DCの引退は1988年。萩原誠が継承したのは92年であり、ジンクスがあったとしても長すぎると言わざるを得ない。 掛布DC以外の人間にとって、呪われた背番号だというのなら、掛布DCが一軍コーチに昇格させて、自身が継承してもいいのでは?
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