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谷繁監督“落合化”で弾き出される山本昌

 去る7月2日、阪神の二軍本拠地・鳴尾浜球場が沸いた。2番手として48歳のレジェンド・山本昌がマウンドに上がったからだ。
 ところが、谷繁元信兼任監督は関心を示していないという。
 「森繁和ヘッドコーチは『ゲームを作れていない』とシビアな言い方をしていました。谷繁監督と森ヘッドが違う意見を言うことはないので、谷繁監督の意見と見ていいでしょう」(ベテラン記者)

 山本昌の前回登板は、5月10日の二軍戦。確かに間隔が空き過ぎている。一軍首脳陣のこの手厳しい評価は、事実上の引退勧告かもしれない。
 「谷繁監督は“捕手目線”で投手を見ています。救援陣で最も信頼しているのは岩瀬。球威は衰えても制球力があり、好不調に関係なくリードが組み立てられるからです。先発陣に関しては、世代交代を急がなければと思っていますよ」(同)

 もう一人のベテラン、川上憲伸(39)は今季6試合で投げているが、やはり成績はパッとしない。しかし昨年オフ、戦力外を通告された川上に対し、兼任監督昇格が決まると同時に呼び戻したように、信頼は寄せている。山本昌にも一目置いているのだろうが、こんな指摘もある。
 「森ヘッドを含め、はっきりとした物言いは落合博満GMに似てきました。山本昌の去就が心配されるのは、そうした谷繁兼任監督の“落合化”によるものです」(球界関係者)

 中日投手陣はコマ不足なのでまだチャンスはありそうだが、谷繁監督の“落合化”が進めば、本人も現役に強い執着心があるので、他球団に移るとみられる。陽動作戦的な意味合いも含め、巨人、阪神などが動くのは必至。まさに“オレ流リストラ”第2弾の予兆といえるかもしれない。

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