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激励が未だ続く白鵬の悲劇の余波

 横綱・白鵬が見舞われた悲劇の余波は、まだ収まらない。

 夏場所、2場所ぶり29回目の優勝をしながら理由も告げずに恒例の“一夜明け会見”を拒否し、「一体、何があったんだ」と波紋を呼んだが、その後、自身のブログで13日目に紗代子夫人が第4子を流産していたことを公表した。
 「会見に出たら、おそらくお腹の子供のことを聞かれるだろう。(傷心の)紗代子のことを考えると、事実を発表するのは早過ぎるし、ウソをつくのも心が痛む」
 会見拒否の理由をこう明かしたが、優勝の裏側で起きていた悲しい出来事が公になると、白鵬の元にはファンや知人から1000件を超える激励や慰めのコメントが寄せられた。
 以来、土俵上で強いだけでなく、妻思い、家族思いの優しい夫として白鵬株は急上昇。同時に支援熱も高まってきた。

 6月は巡業がないため、あちこちで合宿を張る部屋が多い。白鵬の属する宮城野部屋も滋賀県長浜市で、初めての合宿を行った。ここに白鵬の有力な後援者がいるためで、「今年だけでなく、来年以降も継続的にこの地で合宿する“白鵬タウン”を作る計画です」と関係者は説明し、悲劇に見舞われた白鵬を激励しようと独自の後援会を立ち上げる計画も持ち上がっているという。また、地方巡業を誘致する話も浮上している。いずれにしてもこんなありがたい話はない。
 6月5日、白鵬は客員教授を務める拓殖大で教壇に立ち、約200人の学生たちに『相撲と我が人生』と題して、「もう強くなるのは難しい。これからはどうやって維持していくか。あと頑張って2、3年かな」と熱弁を振るった。
 白鵬の禍は福に転じるか。答えは自分の掌中にあると言っていい。

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