スポーツ
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スポーツ 2015年09月16日 16時25分
DeNA 4年連続Bクラスでも、中畑監督に続投要請の“怪”
リーグ優勝の可能性が完全消滅し、14年連続シーズン負け越しが決まったDeNAベイスターズ。普通なら、当然指揮官の責任が問われそうだが、球団はなぜか中畑清監督に“続投”を要請しているのだ。 南場智子オーナーは9月14日、「結果にかかわらず、(続投を)お願いするスタンスは変わっていない」とキッパリ明言している。 中畑監督が就任して以降、チーム成績は12年が最下位、13、14年が5位。今季は同15日現在5位だが、最下位・中日との差はわずか0.5ゲームしかなく、いつひっくり返されてもおかしくない状況。4位の広島とは7.5ゲームの大差が付いており、中畑政権下で4年連続5位以下が濃厚だ。 それでも、球団が続投要請する理由はどこにあるのか? 今季、DeNAは98年以来、17年ぶりに前半戦を首位ターン。それもあって、観客動員が飛躍的に伸びているのだ。 同11日にNPB(日本野球機構)が発表したDeNAの観客動員数は159万6176人(主催63試合=同10日時点)。前年同期と対比すると、なんと18.3%も増加しているのだ。 セ・リーグでは、これに続くのが、黒田博樹投手の“男気復帰”に沸いた広島と、首位争いをしているヤクルトで11.8%増。それでも、伸び率はDeNAと大差が付いている。他球団は阪神が4.0%増、中日が1.0%増、巨人が0.1%減。パ・リーグではロッテの8.4%増が最高で、DeNAの観客動員数アップは12球団でも群を抜いているのだ。 11年は110万2192人だった年間観客動員数は、球団がDeNAに変わり、中畑監督就任後、4年連続で増え続けており、今季はすでに昨季の動員数を超えている。特に今季は前半戦での好調ぶりが大幅な動員アップにつながったようだ。 某スポーツ紙の野球担当記者によると、「中畑監督になって、4年連続Bクラスは濃厚。それでも、この4年間での観客動員アップは大いに評価されるものです。それは、巨人ブランドと中畑監督の明るいキャラクターにも起因していると思われます。勝負の世界ですから、成績も大事ですが、プロの興行ですから観客動員も重要。ヘタに監督を替えて、人気が下降してしまってはビジネスになりませんから」と語る。 成績不振が続いても、球団からラブコールを受け続ける中畑監督だが、本人はBクラスの責任を感じ、自身の去就については話していない。(落合一郎)
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スポーツ 2015年09月16日 16時00分
侍ジャパンの監督は薄給? 解説仕事で稼ぐために視察そっちのけ
オコエ瑠偉、平沢大河、小笠原慎之介、そして清宮幸太郎など、甲子園で名を馳せたスター球児を招集した高校年代の日本代表チームは、U-18大会でも素晴らしい活躍を見せてくれた。 しかしその裏で、野球日本代表の本丸ともいえる侍ジャパンが、矛盾をはらんだ失態をしでかしていた。 「小久保裕紀日本代表監督(43)はなにがなんでも彼らを視察すべきでした。なのに…」(ベテラン記者) 8月26日に甲子園球場でU-18メンバーの壮行試合として、大学日本代表チームとの一戦が行われた。高校、大学の両代表チームには今秋のドラフト1位候補が揃っており、12球団のスカウトはお目当ての選手の力量を最終チェックするため、ネット裏に駆けつけていた。大学生投手のボールに力負けしない高校生スラッガーや、大学生の強打者相手に得意の変化球を投げ込む高校生投手たらの様子は、大いにスカウティングの判断材料になったようだ。しかし、侍ジャパンの関係者が現れなかったことに、高校、大学の要人たちはガッカリしていた。しかも、代表指揮官の小久保監督は、未来の主力選手よりも“アルバイト”を優先したのだ。 「小久保監督はその日、ヤクルト対巨人戦の解説で神宮球場にいました。試合前には真中監督と談笑していました」(同) 侍ジャパンの事業会社であるNPBエンタープライズは、プロアマ一体で全年代別や女子野球にも侍ジャパンを、と訴えていたはず。東京五輪で追加競技として五輪種目の復活を目指し、スクラムを組んでいたはずだが、小久保監督がいなければ、プロ、アマの結束力にもヒビが入りかねない。しかし、こんな声も聞かれた。 「代表監督のギャラはそれほどでもないらしい。現役時代の年俸が1億円を超えていたOBにすれば、信じられないような安さだと言っていました。でも、引退後に野球に関わる仕事がしたくてもできないOBもいるんですから…」(NPB関係者) プロ野球のTV中継数も激減し、解説者のイスも奪い合いとなって久しい。小久保監督はアルバイトを優先した理由を語っていないが、NPBエンタープライズとの契約は微妙なものになっているという。 契約期間は本人も明かしているように、2017年の第4回WBCまで。しかし、任期途中で12球団からの監督要請などがあれば拘束しない、という条項があり、視察などの代表監督としての業務も任意となっているそうだ。 「小久保監督に『U-18の視察に行くべき』といったアドバイスをするスタッフがいないんでしょう」(前出記者) 小久保監督は代表指揮官に就任してから、一度もベストメンバーを揃えていない。その是非はともかく、これまでの代表招集の際には将来性を口にし、若手中心のメンバーでチームを結成し続けてきた以上、来年プロ一年生になるメンバーを直接視察しておかなければ、侍ジャパンで掲げた自身のチームビジョンにも矛盾してくる。 サッカー日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチは年俸が2億円とのこと。代表指揮官のステータスにふさわしいギャラを払って小久保監督を拘束するか、このままアルバイトを黙認するべきか。まずは、小久保監督自身が一挙手一投足をファンに見られていると自覚すべきだが…。
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スポーツ 2015年09月15日 16時00分
横浜DeNA中畑監督「投げやり発言」裏に三浦兼任監督誕生
次期後継者に“ハマの番長”が指名された。 横浜DeNAの三浦大輔投手(41)がチームを救ったのは9月2日(対中日戦)。走者を背負いながらも6回1失点に抑え、ベテラン健在を強く印象づけた。 「大輔サマサマだよ。他の投手にも参考になるものがあったんじゃないか」 中畑清監督(61)は三浦をベタ褒めしていた。 気になるのは“発言の豹変ぶり”。前日同カードも勝利したが、中畑監督の口から出てきたのは選手批判。その日は負ければ最下位逆戻りの可能性もあったことから、ご立腹の表情だった。 「負けゲームだね、ハッキリ言って。(山口)俊の情けなさ。怠慢プレー。(登録を)抹消しても、代える投手が準備できていない。お家の事情は苦しいです、はい」 守備陣もミスを連発しており気持ちは分かるのだが、中畑監督といえば、どんなときも選手を名指しで批判することはなかった。 「山口、三浦で連勝はしましたが、投手事情は変わっていません。三浦は緊急登板も同然で、本来、投げていたはずの久保康友が不振で二軍調整となり、三浦にお鉢が回ったんです。二軍調整中の三浦の復調ぶりは報告されていなかったようで、中畑監督はそういう連絡不備を怒ったのかもしれないが、三浦を褒めることで表沙汰にしようとしなかった」(ベテラン記者) 中畑監督は前半戦終了時、南場智子オーナー直々に早くも続投要請を受けているものの、返事を保留したままだ。 「時季外れの続投要請は現場を混乱させるだけ。また、DeNAは旧ベイスターズOBを帰還させようとしています。いま実際にベンチをコントロールしているのはOBの進藤達哉ヘッドで、投手陣もやはりOBの川村丈夫コーチが仕切っています」(同) 中畑監督と対立しているのではないが、DeNAベンチは40代、50代のベイスターズOBが多く、若いスタッフばかりだ。そのため、ホンネで語り合える話し相手がほとんどいない。そんな孤立感も続投要請を保留させた遠因にもなっているようだ。 「そんな中、2日の好投で、中畑監督は三浦の影響力を再認識させられたのでは」(球界関係者) 中畑監督は最下位と5位しか経験していない。求心力のある三浦の下でチーム強化を図るべきと、監督自身も悟ったのかもしれない。
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スポーツ 2015年09月13日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈北尾が小錦の右膝を破壊!〉
北尾光司の名前には、良いイメージがないという人も多いだろう。'87年の大みそか、親方への暴言を吐いた上、おかみさんに暴行を加えて失踪。そのまま廃業となった一件は、大相撲の横綱にあるまじき行為として、当時、大きな批判を浴びたものだった。 ただ、本人の著書などによれば異なる事情もあったようで、あとになって立浪部屋の運営方針にも問題があったとの声も聞かれた。 「例えば『ちゃんこがまずい』と言ったとされる件も、親方が協会から支給されるちゃんこ代を、ケチったことを批判したのだと言われています。北尾自身、転向したプロレス界でも数々の暴言を吐きまくったように、決して人格者というわけではないが、立浪部屋サイドが北尾を悪者にして、責任逃れするために“盛った”部分は少なくないでしょう」(スポーツ紙記者) 人格面だけでなく、幕内優勝の経験がなかったことから、「そもそも横綱にふさわしい実力がなかった」「千代の富士の一人横綱状態を解消するための“仮免横綱”だった」と、言われたりもする。 「パソコンやゲームを愛好し、マイペースな性格もあって“新人類横綱”と呼ばれた北尾は、そのためどこかひ弱な印象もありましたが、実際はそうではない。千代の富士は『もし北尾が廃業していなければ、その後の53連勝、ひいては国民栄誉賞受賞もなかったのではないか』と、当時を振り返っています。実際の対戦成績も、北尾の横綱昇進後は2勝3敗とほぼ互角。幕内通算でも6勝8敗と健闘していて、全盛期の千代の富士を相手に、これだけの成績を残した北尾が弱いはずがありません」(同) 実際、横綱昇進時には、69連勝の大横綱・双葉山襲名の話も出たほどで、結局、立浪部屋の定番である羽黒山と合わせた「双羽黒」の四股名となったが、それほどまでに周囲の期待は高かった。 とりわけ、当時の春日野理事長(元横綱栃錦)は北尾を高く評価して、渋る立浪親方を説得してまで双羽黒の名を薦めたという。 そんな高評価を決定付けたのが、横綱昇進の前年、'86年の5月場所における小錦との取組であった。 '84年に入幕2場所目にして、千代の富士と隆の里の両横綱から金星、大関の若島津からも勝利を挙げ、“黒船襲来”と畏怖されていた小錦。2場所連続で二桁勝利を収め、この場所に大関獲りを懸けていた。 「高校ではアメフト部で主将を務めるなど、巨漢でありながら足腰が強い。入幕当初は巨体頼りの荒っぽい取り口でしたが、徐々に相撲も覚え、外国人初の横綱昇進は確実と目されていました」(同) 今では白鵬をはじめとして外国人横綱も当たり前となったが、しかし、当時は「日本の国技たる大相撲の伝統が崩れる」と、忌避感が強かった。小錦の発言など、ささいなところを批判しては、“横綱にふさわしくない”との評判を立てようとする動きが見られたほどだった。 そんな小錦の前に立ちはだかったのが北尾である。取り直しの一番、軍配が返ると同時に全体重を掛けた突き押しに出る小錦。がっちり受け止めた北尾は、小錦の右腕を左手でつかんでロックアップ。そこからまわしを取って、正面からのがぶり寄り。 これをこらえてつり上げようとする小錦に、鯖折りの体勢となった北尾が、上からのしかかるようにして体を預けると、小錦は右膝から崩れ落ちた。 この一番で小錦は靭帯損傷に骨折という大けがを負い、復帰後は以前と異なり、下半身の脆さを見せるようになった。このときの故障のために、小錦は横綱になれなかったとの声も根強い。 一方、勝った北尾は“黒船を返り討ちにした大相撲界の救世主”との評価を得ることになった。当時、体重240キロの小錦と正面から組み合って、文字通りひねり潰すことなど、たとえ千代の富士でもできる芸当ではない。 横綱昇進後も、毎場所のように優勝候補に挙げられていた北尾。廃業時でもまだ24歳と若かっただけに、あの“事件”がなければ大相撲史に残る横綱となっていたかもしれない。
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スポーツ 2015年09月13日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(44) 本格シーズンに備えて・1
9月に入り、残暑が厳しいのかなと思っていましたが、今年は台風の影響もあり、雨ばかり。結果、気温も上がらず、夏の猛烈な暑さからは回避できていますね。このまま、お彼岸を超えてしまうのでしょうか−−。 そこで、今回からゴルフが楽しくなる秋冬に向けて、準備しなければならないことを私なりにご紹介したいと思います。 これからの季節、早朝の日中では寒暖差が大きくウェア選びに苦慮します。 私の場合ですが、9〜10月下旬にかけては半袖のシャツを着て、その上にセーターを羽織ります。暑くなったらいつでも脱げる様なスタイルです。この時期は日中、結構暑くなりますからね。 11月頃になると、朝はかなり冷え込んでくるので、長袖シャツの下にインナーを着用。防寒対策を万全にします。勿論、暑くなったらインナーを脱ぎます。余談ですが、私はその場で脱ぐようにしています。簡単に脱げるので、「手っ取り早く!!」ということで…。 打球に関しては、空気が乾燥し始めるので、よく飛びます。日中はコース上も乾燥していて、球の転がりが良い。 ドライバーを打つと球が飛び、転がりもいいので、距離を稼げます。 ただ、アプローチは慎重になる必要があります。なぜなら、球が飛び過ぎるからです。 その一方で早朝は、秋から冬にかけての特徴でもある朝露の影響を受けます。露でコース上はぬかるみ、打球の転がりが悪くなります。ただ、パットのラインを読むには絶好。露でボールの転がった跡が残る。つまり、前の組がラインを教えてくれるのです。俗に言うカンニングですが、それが出来る事は大きいです。 ただ、これは早朝だけの特権で、徐々に気温が高くなると前述の通り、距離が出てくる。そうなると朝露はなくなり、カンニングが出来なくなる訳です。 私は夏より秋のゴルフが好きです。理由は、ラウンドしやすいから。暑くなくなり、気分的に余裕が生まれるからか、秋の方が集中できます。因みに私の周囲は、ほぼみんな秋派。スコアが全然違いますね。 ドライバーは、「バチーン」と打ってもいいのですが、2打目・3打目はボールが飛ぶことを考え、グリップを短く持つなり、番手を下げるなり工夫した方がいいでしょう。 当然のことながら、料金は夏より秋の方が断然、高い。8月は一気に値段が下がりますが、9月の声を聞いた途端、急騰。これには驚きます。 面白い事に8月は格安にも関わらず、私には誰からもお誘いがありませんでした。ところが9月に入った瞬間、お誘いが沢山ありました。値段の問題ではなさそうですね。 最後にクラブハウスでは随分前から秋冬物が出ています。今年の夏は、「フラミンゴ」が大流行。どこに行ってもフラミンゴ…フラミンゴ…。 今年の秋冬は、ニットのセットアップが狙い目のようです。
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スポーツ 2015年09月12日 14時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 弟子も首位打者を争い、年俸以上の存在感を示す41歳 「準備の天才」と言われるイチローに対する再評価
8月14日に敵地セントルイスで行われたカージナルス対マーリンズの一戦で、イチローが1回表に日米通算で4192本目となるヒットを放ち、メジャー歴代2位の記録である“球聖”タイ・カッブの4191本を抜いた。 大リーグではアウェーで戦う場合、球場は敵方のファンで埋め尽くされているので、大記録をマークしても無視されることが多い。拍手の代わりにブーイングを浴びせられることも珍しくないが、イチローは例外だった。場内放送で知らせたわけでもないのに、球場を埋め尽くしたカージナルスファンがスタンディング・オベーションで讃え、それにイチローがヘルメットを取って応えるという感動的なシーンが見られたのだ。 米国メディアも、これまではレベルの低い日本での記録とメジャーでの記録を合算するのは無意味とし日米通算記録には冷淡だったが、今回はいつになく好意的で、多くのメディアがタイ・カッブの時代は打者有利で4割打者がゴロゴロいたことや、イチローがメジャーに来て10年目まではオリックス時代とあまり変わらないペースでヒットを量産していた点をあげて「タイ・カッブ超え」を素直に賞賛するところが多かった。 ポジティブに報じるメディアの多くは、イチローが来季中にメジャー通算3000本安打と日米通算でピート・ローズの4256本を抜く可能性があることにも言及。MLBコムは、マーリンズが契約更新に前向きになっていることや、41歳になってもイチローが故障知らずで足にも衰えが見られないこと、依然としてメジャーNo.1の高い野球IQの持ち主であることなどを考えれば、メジャー3000本安打と日米通算4256安打を達成する確率は90%と予測している。 イチローの今季の成績は8月27日現在、打率2割5分7厘、出塁率3割1分5厘で、どちらもメジャーの平均値に限りなく近い数字だ。衰えたとはいえ、安打製造機のイメージがある打者の数字としてはやや寂しいと言わざるを得ない。昨季はヤンキースで打率2割8分4厘をマークしているので、本来なら契約を更新してもらえる数字ではない。 しかし、GMを兼任するジェニングス監督は契約更新をする可能性が高いことを明言しており、地元メディアもそれをポジティブに評価している。 地元の有力メディアが安打や盗塁の通算記録以上に高く評価しているのは、試合前の準備が素晴らしいことだ。 マイアミの最有力紙『サン・センチネル』は、イチローの試合前の準備は前日の試合が終了した直後に始まっているとし、メジャーでは用具係の仕事であるスパイク磨きを、自らブラシを手にしてやっていることや、グラブにオイルを含ませ皮を軟らかく、最高の状態に保っていることなどを紹介。 さらに、家に帰っても、食事の前後に器具を使ったトレーニングをたっぷりやっていることと、就寝前に毎晩2時間のマッサージを受けていること。翌日は目覚めた後、軽くトレーニングしてから誰よりも早く球場入りすること。試合前は全身の筋肉を発砲スチロール状のローラーを使ったマッサージを入念に受けて筋肉を最高の状態に保っていること。オールスター休みの期間中、他の選手がバケーションを楽しんでいる中でイチローだけが毎日本拠地のマーリンズパークに来て、2時間トレーニングに汗を流していたことなども紹介し、イチローが41歳まで現役生活を続けることができた秘訣はルーティーンの小さなことをおろそかにせず、長い間積み重ねてきたことによるものと結論付けている。 イチローの求道者的な姿勢はチームの若い選手にも好影響を与えており、記者やアナリストの中には、ディー・ゴードンの大化けの影にはイチローの絶え間ない助言があると見る向きが多い。 ゴードンは昨年までドジャースに在籍していた快速二塁手で、昨年の盗塁王であるにもかかわらず、打撃面での評価が低いため、オフにマーリンズにトレードで放出された。 しかし、キャンプでイチローに弟子入りすると打撃技術が向上し、シーズン開幕後は、驚異的なペースでヒットを量産。一時は師匠イチローの持つシーズン安打記録262本を更新するのではないかと期待された。 7月にスランプに陥り、一時は打率リーグトップの座から滑り落ちたが、ゴードンは8月に入って復調。 現在は打率首位の座を奪い返しており、首位打者の最有力候補と見なされている。強みは全盛時のイチロー同様、いざとなればバントヒットで安打を稼げることだ。 ゴードンが首位打者のタイトルを手にすることになれば、師匠の存在もクローズアップされることになり、イチローにさらなる付加価値が付くことになる。マーリンズに来たのはヤンキースから契約更新を拒否された末のことだが、結果的にこのチームに来たことは、いいことづくめになった感がある。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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スポーツ 2015年09月11日 14時00分
FIFAにW杯絡みで新たな不正発覚も 日本で報じられないワケ
FIFA(国際サッカー連盟)の新たな汚職不正疑惑が世界中で報じられている。2018年と2022年のサッカーワールドカップは、それぞれロシアとカタールで開催が決定しているが、その投票を巡って不正があったという。 アメリカ司法当局の調査によれば、14年11月に韓国とイングランドの間で密約が交わされており、韓国が18年招致でイングランドに投票する見返りとして、22年招致ではイングランドが韓国に投票する取引がされていたという。両国とも落選しており、結果的には影響がなかったが、なぜかこのニュースは日本ではほとんど報じられていない。 「日本も近い将来、正式にW杯の単独開催に向けて動き出しますが、その前に、女子W杯開催の可能性がかなり高い。そういう状況を考えると、どの国に投票するか決めかねている欧州をあまり刺激したくないし、韓国が敵にまわればアジア各国の協力も得られないので…」(専門誌記者) 日本サッカー協会は、23年の女子W杯開催地に立候補する意向を固めており、近く正式表明する。女子代表の『なでしこジャパン』は、11年のW杯で優勝、今年は準優勝と、2大会連続でファイナルステージに進出した実績があり、海外の心証もいい。だからこそ、揚げ足を取られたくないと思ったのだろう。お隣の韓国を刺激しない“政治的決断”をしたのである。 「男子は30年大会以降、アジアから開催地立候補ができると言われています。それまでには新国立競技場の問題も解消されているでしょうし、時間を掛けて、欧州各国を味方にしておきたいというのが協会の意向でしょう」(同) 英国紙『サンデータイムズ』など、欧州の複数メディアは、「韓国サッカー協会名誉会長の鄭夢準(チョン・モンジュン)氏とイングランドのジェフ・トンプソン氏(当時FIFA副会長)の間で、票を取り交わす密約があったと大々的に報じている。英国紙にすれば、自国サッカーの恥を晒す屈辱的報道でもあったわけだが、あえて表に出したのは、「韓国が裏切ってイングランドに投票しなかった」という米司法局の調査結果があったため。この裏切り行為が英国人の感情を逆撫でしたようだが、こんな声も聞かれた。 「02年の日韓共催大会を思い出してください。当時、韓国は日本に遅れを取っていましたが、欧州連盟幹部に泣きついて日韓共催に漕ぎつけました。イングランドからすれば、そのときの恩があるのに裏切られた、という思いでしょうし、逆に見れば、欧州のサッカー界は日本よりも韓国を重要視しているわけです。日本が単独開催を決めるには強い味方が欲しい」(スポーツ紙記者) 余計な敵を作りたくないために、ほとんど報じられていないようだ。 名指しされた報じられた鄭氏は自身のHPで「事実無根」と反論していたが、FIFAを巡る不正は後を断たない。「W杯招致に不正アリ」とされる現在。日本人の気質も考えると、女子の自国開催にも慎重論が出るかもしれない。
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スポーツ 2015年09月10日 17時00分
カメラ小僧に狙われる“ポスト浅尾美和” 坂口佳穂の美巨乳
ビーチバレー界に待望のヒロイン候補が誕生、かつて浅尾美和を泣かせた“エッチなカメラ小僧たち”も帰って来た。 「現役女子大生ということで、主催や所属チームがプロフィールを完全に公開してくれません。そのミステリアスな部分も、オタク心を刺激しているようです」(スポーツ紙記者) 新妖精の名は、坂口佳穂(19=川崎ビーチスポーツクラブ)。競技を始めてまだ2年で下部リーグの試合にしか出ていないが、小学校から中学校卒業までバレーボールをやっていたとのことで下地は十分。ロリ顔で愛くるしい笑顔のうえに巨乳。一気にブレークするかもしれない。 「彼女の卒業高校は『アメ横時学園芸能コース』で広まっている。そんな高校、もちろんありません」(同) これは、NHKの朝ドラ『あまちゃん』に登場したアイドルグループの名称で、坂口はそのコーラスとして実際に参加していたのだ。しかし“高校進学と同時に上京”は本当だが、「以前は歌手活動やグラビアもやっていたのでは」といったファンの間で飛び交う噂に関しては、ビーチバレーの大会主催者が否定している。 進学先の高校がさほどバレーボールに熱心ではなくダンス部に転向。大学進学前、父親と川崎ビーチスポーツクラブの理事長に連れられ試合を観戦し、ビーチバレー挑戦を決意したという坂口。 「現在は大学からクラブの練習に直行して鍛えられています。試合ではサーブで狙われるのは常に坂口。まだこれからの選手なんですが、表情豊かで浅尾とは違うタイプのアイドル選手になりそう」(大会関係者) ビーチバレー界は浅尾の引退後パッとしなかった。西堀健実・溝江明香組が4月のアジアツアーで優勝したものの、ほとんどメディアで取り上げられなかった。世界ランクも33位と低く、東京五輪では“主催国なのに予選敗退”の危機的状況とも言われる。 坂口はペアもまだ固定していないルーキーだが、「頑張っているところが逆に好感が持たれている」(同)という。救世主となるか。
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スポーツ 2015年09月10日 14時00分
みなとみらいドーム建設で東京五輪後の横浜ヤクルト誕生
これまで本誌で何度も報じてきた、建設中の新国立競技場に関するプロ野球チームの本拠地移転問題。東京五輪後に「巨人の新球場になる計画」が具体的に動き出したことで、「平成の球界大移動」が始まった。 新国立競技場建設にともない、神宮球場が取り壊されて地方移転を迫られるヤクルトが横浜へ移転、そして本拠地を奪われるかたちの横浜DeNAは新潟へ…そんな情報が永田町を発信源に飛び交っているのだ。 事の発端は横浜だ。国会が2020年の東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の整備計画ですったもんだしている一方で、横浜にドーム球場の建設プランが急浮上した。 横浜青年会議所は8月25日、横浜市の産業貿易センタービルで「横浜経済会議」なるシンポジウムを開催した。そこで飛び出したのが『ヨコハマ・ボールパーク構想』。これはJR桜木町駅前の「みなとみらい21(MM21)地区」のサッカーJ1、横浜F・マリノスの練習場『マリノスタウン』跡地に、スライド式の開閉屋根、天然芝のフィールドを持つ3万6000人収容規模のドーム球場を建設するという構想で、それを披露したのだ。横浜商工会議所内で設置を進めている「横浜ドーム建設推進協議会」(仮称)など、地元経済界がバックアップするという。 横浜市はこれまで、カジノ誘致に伴うIR(統合型リゾート)施設の一環として、山下ふ頭(中区)にドーム型球場の建設を検討してきた。その球場を、老朽化した横浜スタジアムに代わって、横浜DeNAベイスターズの本拠地として使用する計画だった。 しかし、「みなとみらい横浜ドーム」はこれとは全く別の構想だ。神奈川選出の大物代議士秘書によれば、2020年東京五輪後に取り壊され、新神宮球場建設のため本拠地を失うヤクルトスワローズの受け皿になるという。 「ベイファン、横浜財界、市民が、首位ターンをしながら史上初の最下位ゴールが濃厚という中畑DeNAに、うんざりしているのです。一方、4打席連続本塁打を放つなど、今季三冠どころか、多くのタイトル獲得が有力視される山田哲人選手を抱えるヤクルトへの期待感は大きく、人気は膨らんでいる。しかも、スワローズは最下位からジワリジワリと追い上げ、いまや逆転優勝する勢い。新ドーム球場を作るのなら、いつまでたっても弱い横浜よりヤクルトに来てほしい、と横浜の財界関係者はそう願っているのです」(代議士秘書) 見逃せないのが、ヤクルトファンで知られる安倍晋三首相の存在だ。そして日本青年会議所(JC)元会頭であり、現在でも全国JCの総元締め的存在の麻生太郎財務大臣。さらには横浜市を地盤とする菅義偉官房長官。時の政権のトップ3がこの構想を後押ししているとみられており、五輪後に本拠地難民となることが予想されるスワローズに助け船を出すという構図だ。 舛添要一都知事の反対でお台場カジノ構想が瓦解したフジサンケイグループも、この計画に一枚かんでいるという。ドーム球場建設に合わせ、プロ野球ばかりでなく、大型コンサートや大規模展示場、商業施設など多目的の娯楽施設を建設するこの計画に、社運を託す気なのだろう。 これまでヤクルトには新潟や静岡・浜松への本拠地移転が噂されていたのだが、どっこい移転するのはDeNAという構図。巨人の神宮本拠地移転に始まる平成の球界大移動は、玉突き式に球界地図を変えていく。 今季のペナントの行方は、例年以上に重大かも…。
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スポーツ 2015年09月09日 14時00分
ベンチ裏天王山これが全内幕 あるぞ! 掛布阪神vs江川巨人の「来季監督」最終局面
昭和の名勝負を演じたライバル同士が、監督として帰ってくる! 一部メディアで阪神・和田豊監督(52)の“続投”が報じられた。単年契約でシーズンに臨んだ和田監督だったが、6月24日に首位に浮上し、もうひと押しでマジック点灯というチーム状態に本社幹部も“優勝監督”を切る理由はないとし、続投の方向で固まったという。しかし、その続投を伝えた一報はビミョ〜な一文で、締め括られていた。〈オーナーがペナントの行く末を見て、最終的に決断する〉と…。 その最終決断を下す坂井信也・阪神オーナーは“続投”の一報が伝えられた8月25日、電鉄本社で記者団に掴まった。 「次期監督は誰がいいのか、そんな話は一切ない」 同オーナーのご立腹ぶりで、続投の一報もあやしくなってきた。 「このまま優勝、日本シリーズ進出となればともかく、近年、阪神は終盤戦の勝負どころで失速する傾向も見られます。6月、本社での株主総会では、出席者から監督交代を求める発言もありました。今回の続投報道は『和田監督で大丈夫なのか?』という、ファンの反応を探る観測気球では?」(プロ野球解説者) 実は、“本命”と目されているのが、掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(60=以下DC)だ。 「キーマンは中村GMですよ」(スポーツ紙記者) 中村勝広GMは新外国人獲得調査のための渡米から帰国した25日、遠征先の広島で、南信男球団社長らと来季に向けての編成会議に出席した。一時は'14、'15年オフの補強失敗でGM自身が「引責辞任するのでは」とも囁かれていたが、こうした動向を見る限り、残留は間違いないようだ。 「長期に渡るチーム編成は順調だ」と同GMを支持する声も聞かれたが、多くは、 「獲得予定選手に裏工作を仕掛ける人脈がなく、ただ指示を受け、決められた提示額を選手に伝えるだけ。GMとしてのしたたかさは感じられない」(元某球団幹部) 国内FA権を行使した金子千尋、中島裕之をそのままオリックスに奪われる格好となった補強失敗は、伝統球団のプライドを傷つけた。しかも、藤川球児の帰還工作にも失敗している。残留できたのは、他に適任者がいなかったからか…。その中村GMが仕掛けているのが“掛布監督”なのだ。 「岡田彰布氏、OB会長の川藤幸三氏、そして掛布DCを呼び出し、北新地で談合しています」(関係者) しかし、掛布監督誕生には障害も多い。その一つが「借金問題」だ。カネの問題の裏には、その背後にアヤシイ人脈がないとは言い切れない。 「岡田氏の復権のほうが現実味もある。優勝経験があり、鉄壁の救援陣JFKを作り、鳥谷を一人前にしたのも岡田氏。中村GMを連れてきたのが南社長で、仮にいつもの終盤戦失速でV逸となれば、南社長も無傷ではいられません。本社では役員職を外されたので、球団社長職にしがみつくはず。そうなると、掛布氏より岡田氏ということになる」(ベテラン記者) 阪神電鉄にも影響を持ち始めた阪急グループ、株主総会も岡田氏を推している。それでも、掛布氏の監督誕生の可能性がある理由は、ライバル巨人にあった。 「巨人の次期監督に、江川卓氏が急浮上するとの情報があって…。そうなると、『掛布対江川』のライバル対決を監督版で復活でき、観客増のアピールにつながる」(前出・元幹部) 巨人の監督人事を巡る情報は「二転三転している」と言っていい。適任者不在、東海大グループにおけるドラフト戦略から「もう1、2年引っ張ることも」と、原辰徳監督(56)の残留説が夏の甲子園大会中から囁かれるようになった。超高校級左腕・小笠原慎之介(東海大相模)が1位候補に挙がったからだ。 その一方で、原監督が「ゴジラ松井よりもヨシノブ」と言って肩入しているのは有名な話。こうした流れを受け、大本命の松井秀喜氏は巨人復帰を見合わせており、原監督は「帰りたくないのなら…」と憤ったという。原監督としては高橋由伸を後継者に指名したいが、読売グループは「もう少し勉強させてから」と、“幹部候補生”のカードを切る時期に慎重。その消去法で江川氏の名前が出たようだ。 「江川氏を指して『一度はやらせてやらないと』と口にする幹部もいます」(前出・ベテラン記者) 読売関係者もこう言う。 「入団時に将来の監督を約束したとの話も聞くが、本人も『自分はない』と納得しているところもある」 江川浮上を否定する声もある。だとすれば、阪神はガセネタを掴まされて踊っているのか…。 ファン心理では「掛布対江川をもう一度見たい!」が、両軍とももう一波乱、起こりそうだ。
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