スポーツ
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スポーツ 2015年07月26日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(42) 第八部・ 「ハワイでのラウンドについて」
みなさんこんにちは。最近は暑くて、ゴルフ中のラウンドも途中で暑すぎて、集中力が切れてしまうのではないでしょうか?? 余談になりますが、私はこの時期のゴルフが本当に苦手で、スコアもなかなかまとまりません。ですので、いつも売店で、ビニール袋に氷をたくさん入れてもらい、それを頭に乗せたり、脇の下や、首の後ろを冷やしながらゴルフをしています(笑)。 そうすることで、クールダウンして涼しくなり、集中することができます。 さて、これから本題に入っていきます。先日、ハワイでゴルフをしてきました。ハワイは気候がとても良くて、湿度も低いため、気温が高くてもカラッ! としているので、日本に比べて全然暑くなく、気持ち良くプレーできます。 ハワイのゴルフ場は比較的、簡単なコースが多くて平らです。アップダウンのコースも少なく、何が良いかと言ったら、カートでフェアウェイの中までそのまま入れる事です。全く歩きません(笑)。 ボールの近くまでカートで行って、打ったらまたカートに乗り、次のボールの目の前まで行くことができます。気候がとても良く、カートでその場のボールまで行けて歩くのはグリーン周りだけです。 ハワイでのゴルフは、お昼休憩が無いので、そのままラウンドします。順調にいけば、3時間程でラウンドすることができます。午前中にゴルフ場に行き、午前中にラウンドが終わり、午後から違う事が出来るということも良い点の一つです。 日本の場合は、お昼休憩があるので午前中に行ってもなかなか午前中にラウンド終了…という事は滅多にないですね。 ハワイでは、ラウンド中におにぎりや飲み物を売りに来てくれる人がいます。そこで、いつも私はスパムおにぎりと飲み物を買って、ラウンドしながらスパムおにぎりを食べます。これが、「美味しくて最高」です!! 1番のデメリットと言えば、とにかく風が強い!風がアゲンストやフォローの場合は、番手にそこまで困りませんが、待っているとクラブの番手に迷います。でもハワイに居て気分も浮かれているので、この辺の番手でもいいや…って打つと上手くいくことが多いです。 そこまで真剣にやっていないのに、日本でのラウンドで真剣にやる時のスコアと大差が変わらないのは何故でしょうか…時間があったら是非、ハワイでのゴルフを楽しんでみては如何でしょうか。 その際は絶対、スパムおにぎりを食べながらラウンドしてください(笑)。 売ってないゴルフ場は無いので(笑)。小塚桃子オフィシャルブログ「季節はずれのももリンダ」 http://ameblo.jp/koduka-momoko/
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スポーツ 2015年07月25日 18時00分
ペナントレース混戦の責任は誰にある?
セ・リーグは混戦、パ・リーグも首位ソフトバンクが独走態勢を固めたとは言い難い状況だ。混戦、低迷の理由はどこにあるのか。各チームとも、監督の期待を裏切った選手がいたはず。そう思って前半戦を振り返ってみたら、ひとつの仮説が出てきた。○松坂大輔(ソフトバンク) 一軍登板なし○杉内俊哉(巨人) 6勝6敗(17試合)○村田修一(巨人) 打率2割3分4厘○木佐貫洋(日本ハム) 一軍登板なし○永川勝浩(広島) 1勝1敗9H(23試合)○新垣渚(ヤクルト) 3勝8敗(13試合)○久保裕也(巨人) 一軍登板なし○館山昌平(ヤクルト) 1勝0敗(2試合)○小谷野栄一(オリックス) 打率2割9分5厘○後藤武敏G.(DeNA) 打率1割9分2厘○矢野謙次(日本ハム) 打率3割1分6厘○江草仁貴(広島) 一軍登板なし*(7月22日時点) 松坂世代(1980年4月−81年3月末)の劣化だ。14−15年オフ、松坂はメジャー復帰目指すのと同時に先発起用に強いこだわりを見せていた。先発での起用を確約したのがソフトバンクだけで、一気に契約までたどり着けたという。ソフトバンクは選手層も厚いが、昨季は外部補強の中田賢一、スタンリッジが先発ローテーションを支えた。外部補強した選手が活躍しないと、苦しい状況に追い込まれる。もし、松坂が戦力になっていれば、ローテーションのやり繰りはもっと楽になってきたはずだ。 巨人にしても、推定年俸5億円の杉内が勝率5割では困る。村田は二軍落ちも経験した。リーグ打率順位表を見れば、巨人選手は10傑に誰も入っていない。チーム最高打率が2割7分台の坂本勇人では『決定力不足』と非難されても、反論のしようがない。 巨人から移籍した矢野謙次のように、環境を変えて活躍した選手もいるが、松坂世代の全体的な劣化がペナントレースを混乱させたのではないだろうか。また、これに続く田中将大、巨人坂本たちの世代(1988年4月−89年3月末)もハツラツとしたプレーを見せていない。田中のライバルになると期待されていた斎藤佑樹は完全に伸び悩んでいる。彼らの世代がチームの主力になりきれていない現状が、松坂世代の劣化をさらに強調しているようだ。 夏の甲子園大会予選もいよいよ佳境を迎えようとしている。某地方球場でスカウトがこんな話をしてくれた。 「今年は社会人、大学生に即戦力の投手、野手が多い。甲子園に高橋純平クン(県岐阜商=3年)が出場したら、楽しみが増えるね。でも、来年のドラフトはもっと面白いと思うよ。大谷(翔平=日本ハム)、藤浪(晋太郎=阪神)の同級生たちが大学で鍛えられ、けっこうなレベルまで成長しているからね」(7月22日時点/在京球団スカウト) これからは田中たちの世代が球界を牽引していかなければならない。94年生まれの大谷たちの世代が主役になるのは、ちょっと早すぎる感もしないではないが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2015年07月25日 16時49分
100周年 2015年夏の甲子園 「甲子園出場のお値段は?」(前編)
学校にすれば、甲子園出場が決まってからが本当の戦いなのかもしれない。 甲子園出場は、学校にとっても名誉なこと。しかし、何故、出場決定後が本当の戦いなのかと言えば、遠く離れた甲子園球場で試合をするためには“多額な交通宿泊費”が掛かる。さらに、応援団やブラスバンド部、チアガール、ベンチ入りから外れた野球部員、引率教員の移動費も加わり、OBや父母会の移動に関しても予算を投じなければならない。 甲子園に出場すると、その高校は一体、いくら用意しなければならないのか、リサーチしてみた。 「前年秋ごろから『出場の可能性がある』との報告が野球部の責任教諭から出れば、いちおうその準備は始めます」(関東圏の公立校教員) 準備とは『甲子園出場に関する支出の見積もり』だ。出場経験のある学校、県高野連に相談し、「だいたい、これくらいは…」という金額を聞く。本格的に動き出すのは夏の地方予選でベスト8か、ベスト4に進出してからだそうだが、この時点で、どんな用意をしなければならないのか、具体的に『支出項目』を教えてもらうという。 まず、常連、初出場ともに出場各校が頭を悩ませているのが、応援団の遠征費。出場校は移動バス、食事、グッズなどの費用を用意しなければならない。応援団員、ブラスバンド部、チアガール、ベンチ入りから漏れた野球部の補欠、引率職員はもちろんだが、ここにOBや父母会が加わると、約1000人が移動する計算になる。 移動バスは地元観光会社、修学旅行などでお付き合いのある旅行代理店を介し、チャーターで20台を確保。応援団らを甲子園近郊で宿泊させるわけにはいかないので、試合の度に日帰りとなる。関東圏の学校であれば、「往復ともに車中泊としても、高速代を含めて1台あたり約30万円」とのこと。仮に2回戦まで進んだとして、「30万円×20台×2試合=1200万円」の計算になる。 「試合当日の早朝、もしくは前日深夜に学校に集合させ、そこから出発します。食事は申し訳ないが、1食しか用意できない。地元業者に割引交渉をし、1人500円くらいで幕の内弁当とお茶を人数分注文して」(前出・同) グッズ代というのが、実は重要なのである。 学校によっては別の支出項目名を使っているそうだが、先の約1000人分の応援団ご一行分の帽子、メガホン、そして、横断幕などの製作費も捻出しなければならない。また、センバツ大会であれば、防寒対策も兼ねたウインドブレーカー、夏の大会ならTシャツが人数分製作される。これに「アルプススタンド席の入場料300円×1000人×2試合=60万円」が加わる。 これだけではない。寄付をしてくれた地元関係者、OB、父母へのお礼としてキーホルダー、タオルなどのグッズも製作しなければならない。これらの経費が800万円強とされ、 「学校の出入り業者、お付き合いのある地元業者のほかに、突然、卒業生が就職先の上司を連れてきて、売り込みをすることも少なくありません。卒業生も無下にできませんし、『タオルはこちらの業者、メガホンは向こうの企業、帽子は卒業生の会社に』といったような配慮するのもひと苦労でした」とも語っていた。 2回戦まで戦うとして、野球部員の移動費、宿泊滞在費も加えて約2000万円という計算だ。しかし、出場校の出費はこれだけではない。(スポーツライター・美山和也)※甲子園出場に関する経費は取材当時の金額であり、地域によって移動費は大きく異なります。当サイトが記載した金額は、関東圏の高校数校を取材した限りのものです。
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スポーツ 2015年07月25日 14時00分
松坂大輔チームを離れ単独リハビリ 家族の来日に合わせた“夏休み”か?
無期限調整中である福岡ソフトバンクホークスの松坂大輔投手(34)が、単独行動になることが分かった。 松坂は6月30日に福岡・西戸崎の合宿場で工藤公康監督(52)と直接会談し、来季に向けて調整することで合意した。その後、50メートルほどのキャッチボールを再開させたが、今度は右肩の違和感が“痛み”に変わったという。 「再び、県外のリハビリ施設で治療に専念することになりました。今度の治療はかなり長引くと思います」(地元紙記者) 7月上旬、松坂は県外のリハビリ施設に移動した。それまでは遅々としてではあるが、あくまでも復帰へ向けた調整だった。しかし、痛みが申告されてからは、治療を優先とした調整へ変わった。工藤監督が直接階段で本人に告げた「無理をする必要はない」の言葉が、単独行動を許した形となってしまったのだ。 「夏休みになったら、アメリカに残してきた倫世夫人と子供たちが来日する予定でした。『家族にカッコイイところを見せて』という周囲の期待もあったんですが」(同) そもそも、松坂の日本球界復帰が決まった際、福岡が倫世夫人の地元であることから、家族も一緒に帰国すると思われていた。しかし実際は、松坂が単身赴任で福岡へとやってきた。松坂に近い関係者が夫人の考えをこう代弁する。 「松坂の第一希望はメジャーリーグで先発投手として復帰することでした。先発起用を確約したことでホークスとの契約が一気に進み、今日に至りました。夫人はメジャーリーグ時代、シーズン中に家族水入らずで過ごせる時間は1カ月もないとし、日本へ復帰してもそれは変わらないと話していました。だったら、住み慣れたアメリカでの生活を続け、夏休みに帰国すれば1カ月強を一緒に過ごすことができる。そう考え、松坂も了解しました」 家族が帰国する時期にチームを離れるのだから、より密度の濃い時間が過ごせそうだ。作為的な離脱ではないと思うが、次に松坂がチームに合流したとき、マウンドに立てる状態まで戻っていなければ、様々な批判を浴びるであろう。 「ホークスは近年、外部補強した選手が確実な戦力となって、昨季は3年ぶりの優勝を果たしています。実際、昨季の先発ローテーションを支えたのは、生え抜きの攝津ではなく、移籍してきたスタンリッジや中田賢一でした。そのため、今季移籍してきた松坂も、復帰に関しては悲観的な声も多かったのですが、中盤戦以降にはローテーションの谷間を埋めてくれるのではないかとも目されていました」(スポーツ紙記者) 前出の関係者によれば、リハビリ中と二軍調整中の選手に関しては、一軍首脳陣へ定期的に状況を報告しているという。しかし、松坂は県外のリハビリ施設にいるため、定期的に報告できない状況だ。松坂はリハビリの進捗具合についても自己申告しなければならず、回復の兆しが全くないと判断されれば、工藤監督も優しい言葉ばかりをかけてやるわけにはいかなくなる。 家族と水入らずの時間をのうのうと過ごしているわけにはいかないだろう。
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スポーツ 2015年07月24日 16時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈初代タイガーマスクvsダイナマイト・キッド〉
スポーツや格闘技の世界で「進化」「革命」なる言葉はよく見掛けるが、そのほとんどはメディアによる一時的な修飾語にすぎない。真に「革命的」な出来事などは、めったにお目にかかれるものではない。 そんな中にあって初代タイガーマスクの登場はまさしく「プロレス界の革命」であり、当時のファンは「進化したプロレス」を目の当たりにすることになった。 1981年4月23日、東京・蔵前国技館、タイガーマスクvsダイナマイト・キッド。前週のワールドプロレスリング中継において、その参戦が唐突に告知された。もちろんアニメにおいてはその名を知らぬ者のいない“超大物”である。 「ただ当時は既存キャラクターとのコラボという概念は薄く、マスクマン自体もイロモノ的に見られていました。そのため多くのファンは興味以上の期待は抱いていなかったように思います」(スポーツ紙記者) そのころの新日本プロレスの主役はあくまでもアントニオ猪木であり、当日来場したファンのほとんどの目当ても、メーンに組まれた猪木vsスタン・ハンセンのNWF王座戦であった。 試合開始直前には、原作者としてタイガーを激励するために梶原一騎がリングに上がると、観客からブーイングが起きる一幕も。その理由は、つい1年ほど前に猪木vsウィリー・ウィリアムスが行われたことから、梶原を極真側の人間と見るファンも多かったのだ。 実際は、このころの梶原と極真は対立状態にあり、そのため梶原がプロレス界に接近してタイガー誕生となったわけだが、事情を知らないファンからすれば、タイガーが新日にとっての敵か味方かすら分からない。さらに、マスクやコスチュームもどこかチープでマンガとは似つかわしくない…。 そうしたことから、決してタイガー初登場はファンから大歓迎されたわけではなかったが、試合開始のゴングと同時にそんなムードは一変する。 ブルース・リーのごとき軽快なステップからのローリングソバット。これは空振りとなったが、それまでプロレスのリングで見たことのない軽やかな動きに、会場の至るところから静かな驚きの声が漏れる。 相手にバックを取らせておいて、その場で自身の体をクルクルと回転させると、スライディングしてのカニ挟みで倒し、脚を取ってのレッグロック。 そうした動きのすべてにおいて、スピード、キレのいずれもが、これまでのプロレスとは別次元のものであり、観客はただただ見惚れるしかなかった。 対戦相手のキッドとて、藤波辰爾をはじめとする新日ジュニア勢と好勝負を繰り広げてきた実力者である。だがそんな強豪を、ひと回り身体の小さいタイガーが翻弄している。 「極め付けはキッドをコーナーに詰めてのサマーソルトキック。相手の胸板を踏み台にしてフワリと宙を舞うと、そのまま後方に一回転する。その姿のあまりの華麗さに、普段は闘いのライブ感を重視していたテレビ中継が、禁を破って試合途中でのリプレー映像を挟み込んだほどでした」(プロレスライター) タイガーに半信半疑だった観客も、いつの間にか大歓声を送り始めていた。 「見慣れたはずのドロップキックやフライングクロスチョップも、タイガーがやると見栄えが違う。言っては悪いが、それまでのジュニアヘビー級の闘いは、タイガーの出現と同時に鈍臭い過去の遺物になったのです」(同) そんなタイガーに対し、気迫とパワーで存在感を示したキッドもさすがだが、しかし、この日の主役にはかなわなかった。 タイガーが場外からリングに戻るところを捕えたキッドはロープ越しにブレーンバスターを仕掛ける。だが、タイガーは空中で身体を反転させてこれを逃れると、すかさずキッドのバックに回ってジャーマンスープレクス! 爪先までピンと伸びた完璧なブリッジが完成し、カウントが3つ数えられた。 「今の選手と比較したとき、ドロップキックならオカダ・カズチカ、フライング系の技なら飯伏幸太などはタイガー以上に高度なことをやっていますが、それでもトータルでは全盛時のタイガーを越えるレスラーはいまだ現れていない」(同) タイガーデビュー戦の衝撃は瞬く間に広まり、ほどなく、空前の新日ブームが巻き起こることになる。
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スポーツ 2015年07月23日 16時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 シーズン前半は過去20年間で最低の働き… 期待以上の働きを見せたのは青木宣親ただ一人
大リーグは7月12日にシーズン前半が終了し、17日から後半戦に入る。そこで今回は、日本人大リーガーの今季前半の総括を行い、前半戦のMVP(最優秀選手)、LVP(最も期待を裏切った選手)、新人王を選出したい。■総括 今季前半の日本人大リーガーを総括する場合、キーワードは次の二つになる。(1)「故障者続出」(2)「先発投手は壊滅状態」 ここ数年、大リーグでは即戦力になる海外の大物選手を獲得する場合、「先発投手は日本人、野手はキューバ人」というのが定説になっていた。そのため資金力のあるメジャー球団はトップレベルの日本人先発投手に莫大な投資を行ってきた。しかし、今季は3月にダルビッシュがトミージョン手術(ヒジの靭帯再建手術)を受けて1年以上登板不可能になったのをはじめ、4月下旬に岩隈久志が広背筋(肩の背中側の筋肉)の炎症、田中将大も手首の腱鞘炎と前腕筋の炎症で相次いでDL入り。和田毅もキャンプ中に左大腿部の付け根に痛みが出て開幕から欠場したため、4月末からひと月ほど、日本人の先発投手が1人もマウンドに立てない状態が続いた。 昨年まで、日本人大リーガーは先発投手の傑出した働きで存在感を示していた。しかし、今季前半はそれが壊滅状態に陥ったため、彼らの存在感が極めて希薄な印象を受けた。それでも期待を大きく上回る働きをした選手は存在する。■今季前半のMVP候補者:青木宣親、田澤純一受賞者:青木宣親 今季前半、日本人大リーガーの中で給料以上の働きをしたのは2人しかいない。青木宣親と田澤純一である。 青木は年俸400万ドル(4億8000万円)なので、前半のサラリーは200万ドル(2億4000万円)だが、選手の貢献度を示すWARは前半戦終了時1.7で680万ドル(8億2000万円)相当の働きをした。 リードオフマンとしての働きも見事で、出塁率(3割8分2厘)はナ・リーグの一番打者でダントツの1位。三振をしない能力はメジャー全体で1、2を争うレベルだ。 ポジションがライトからレフトに変わったが、守備面での活躍も目立ち、走塁面でもチームでただ一人盗塁を二桁マーク。6月下旬に死球を手に受けて骨折し現在はDL入りしているが、ファンの評価も高く、オールスター投票ではケガの直前まで外野手部門の3位に食い込み、ケガさえなければオールスターに出場していた可能性もあった。 田澤純一は年俸が225万ドル(2億7000万円)なので、前半のサラリーは112.5万ドル(1億3500万円)となるが、400万ドル(4億8000万円)相当の働きと評価されている。今季も名門レッドソックスのトップ・セットアッパーとして機能しており、13ホールドはリーグ7位の数字だ。 ただ大事なゲームで3度リリーフに失敗していること、同地区のブルージェイズに相変わらず弱く、今季もメッタ打ちにあっていることなど、ハッキリしたマイナス要素もある。それを考慮すれば、前半戦のMVPは青木宣親しかいない。■LVP候補者:ダルビッシュ有、岩隈久志、田中将大、イチロー、藤川球児受賞者:岩隈久志 今季前半、期待を大きく裏切った選手はこの5人となるが、イチローと藤川は低年俸なのでチームに与えたダメージはそう大きくない。LVPの候補は超高額年俸の田中、高額年俸のダル、岩隈の3人に絞られる。 このうち、田中は全体からみれば期待外れではあるが、4月中旬から下旬にかけてと6月前半はエースらしい投球を見せていた。 また、ダルビッシュも投手に頻発する職業病に見舞われたのが「全休」の原因であり、すべてを自己責任とすることはできない。 それに対し岩隈は肩の故障で約2カ月欠場したのは仕方がないにしても、登板した4試合すべてが不甲斐ない内容でことごとくチームに黒星が付いたのはいただけなかった。この岩隈の不振は地区優勝候補だったマリナーズが低迷する要因の一つになっているので、今季前半もっとも期待を裏切った選手とした。■新人王候補者:村田透受賞者:なし 巨人時代に1度も一軍登板がなかった村田透が、マイナー暮らし5年目に、打たせて取るピッチングをマスターしてインディアンズでメジャーに昇格したことは、賞賛に値する。だが、1試合限定の登板であり、結果も良くなかったので、努力賞には値するが好成績が条件になる「新人王」には合致しない。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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スポーツ 2015年07月22日 16時00分
巨人・楽天VS阪神・ヤクルト toto導入をめぐる攻防戦裏
新国立競技場の建設費捻出を御旗に実施が検討されている「野球くじ」を巡り、「巨人・楽天VS阪神・ヤクルト」の裏攻防が熱を帯びている。 プロ野球のオーナー会議が7月8日、都内で開かれ、各球団のオーナーが野球振興策くじ(toto野球版)の導入について意見を交わし合った。 元東京地検特捜部長の熊崎勝彦コミッショナーは「賛同できないという意見が多い。今後はそれを踏まえた対応になると思う」 と後ろ向きの見解を示したが、関係者によると過半数のオーナーが導入に賛成だったという。 「賛成派の筆頭は巨人と楽天。そもそも新国立競技場が完成し、東京五輪、パラリンピック後は、巨人軍の本拠地球場に貸与される公算が高く、タナボタ式の資金捻出は渡りに船。一方、楽天はサッカーくじtotoのネット販売を手掛けており、プロ野球totoでも販売権獲得が確実視される。こちらもとんでもない手数料が転がり込む公算から、もろ手を挙げて大賛成」(スポーツ紙記者) ほかに、ドーム球場を所有する日本ハム、西武、中日、オリックス、ソフトバンクも賛成派。totoが導入されると、雨天中止を回避するためドーム球場開催の試合が中心となり、観客動員の増加、増収につながるからだ。 一方、反対派の筆頭は、阪神とヤクルト。その阪神の反対理由が面白い。採用されるのは、八百長防止のため、機械がランダム式に勝敗を選ぶBIG方式なのだが、この人気球団は「ファンが自分の好きな球団の勝敗を選べないのは納得がいかない」のが不満のよう。虎ファンは皆、タイガースの勝利に投票したいと望んでいるということだ。 「もっと深刻なのは、神宮を本拠地とするヤクルトの反発です。本誌先週号でも報じたように、toto収益金から年100億円程度が新国立競技場の建設費に充てられ、いずれ巨人の本拠地球場になることが予想されます。つまり、『ザケンナヨ!』とムカついているわけです」(同) 今後に注目だ。
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スポーツ 2015年07月22日 12時00分
【甦るリング】第16回 馬場三回忌興行舞台裏でタッグの大仁田と号泣したテリー・ファンク
大物外国人プロレスラーというと、どこか威厳があって、なかなか近寄りづらい雰囲気を醸し出しているものだが、とても気さくで陽気だったのが、兄ドリー・ファンク・ジュニアとのザ・ファンクスでおなじみのテリー・ファンク(71)だ。今ではNWA世界ヘビー級王座は有名無実化してしまったが、かつて、それはプロレス界の世界最高峰のベルトだった。プロボクシングでいえば、WBC、WBAに相当する王座であった。そのベルトを、ドリーとともに、兄弟で戴冠したのだから、テリーは世界のトップ中のトップのプロレスラーだったのだ。 私がテリーを本格的に取材するようになったのは、インディー団体に参戦するようになってからだ。IWAジャパン・プロレスに上がっていた当時は、カクタス・ジャックらとハードコアな試合を繰り広げていたが、その頃、単独インタビューをする機会に恵まれた(通訳付き)。その後、試合会場で会うと、とてもフレンドリーに接してくれたものだ。ドリーは沈着冷静なタイプだったが、テリーは好対照で、とても陽気な性格だった。 テリーといえば、忘れられない試合がある。それは、2001年1月28日、全日本プロレスが開催した「ジャイアント馬場三回忌追悼興行」でのこと。久しぶりの全日参戦となったテリーは、弟子筋にあたり、全日本での“最初の”引退以来、16年ぶりの古巣への登場となった大仁田厚と師弟タッグを結成。かつての怨敵アブドーラ・ザ・ブッチャー&ジャイアント・キマラと対戦した。試合はテリーが必殺技のスピニング・トー・ホールドで、キマラからギブアップを奪い勝利した。 テリーと大仁田は、1993年5月5日、FMWの川崎球場大会で、電流爆破デスマッチで相まみえた因縁もあったが、バックステージに戻った2人は、馬場の三回忌、そして古巣のリングに上がれた喜びから、抱き合って号泣。ファンの時代から、この2人を見てきた私にとって、このシーンはたまらないもので、思わずもらい泣きしそうになったほどであった。 日本プロレスにテリーが初来日したのが、70年6月のことで、もう45年も前の話。71年12月には、ドリーとのタッグで、馬場&アントニオ猪木のBI砲を破り、インターナショナル・タッグ王座を奪取している。馬場が日プロを離脱し、72年10月に全日本を旗揚げしてからは、ドリーとともに同団体の看板外国人選手として活躍。日本におけるテリーのポジションを決定付けたのは、77年12月に開催された「世界オープンタッグ選手権」。同リーグ戦には、馬場&ジャンボ鶴田を始め、ファンクス、ブッチャー&ザ・シーク、大木金太郎&キム・ドク、ラッシャー木村&グレート草津、ビル・ロビンソン&ホースト・ホフマンら、世界の強豪タッグチームが出場。同月15日、蔵前国技館での最終戦で、優勝を懸けて、ファンクスとブッチャー&シークの最凶コンビが対戦した。 悪の限りを尽くすブッチャー組は、凶器でテリーの腕をズタズタに切り裂いたのだった。その非道な攻撃を耐え抜いたテリーは、必死に反撃。結局、試合はファンクスの反則勝ちとなり、リーグ戦を制覇。この一戦をきっかけに、テリーは究極のベビーフェイスとして、日本人選手を上回る人気者となった。 馬場、鶴田も顔負けの興行人気を誇ったテリーは、全日本には欠かせない選手となるが、ヒザの状態がかんばしくなく、長期間にわたるサヨナラツアーの末、83年8月に引退し、リングに別れを告げた。しかし、1年後にあっさり復帰。85年には、まさかのWWF(現WWE)入りし、日本では考えられないヒールとして活躍。だが、ヒザの故障が悪化し、引退宣言して俳優に転身し、映画やドラマに出演した。ところが、リングの魔力には勝てなかったようで、再度復帰し、WCWやECWでファイトし、ハードコア・レスリングにトライ。日本では、FMWやIWAジャパンといったインディー団体に上がった他、95年5月には新日本プロレスのリングにも参戦した。 13年10月には、古巣・全日本のマットで、22年ぶりにファンクスを結成。昨年12月には、東京愚連隊の後楽園大会に参戦し、元気な姿を見せてくれた。今年5月31日には、天龍プロジェクト・大阪大会に出場予定だったが、肺炎のため、残念ながら来日中止。その病状が心配されるところではあるが、カムバックを果たして、その勇姿を再び見せてほしいものだ。 “テキサス・ブロンコ”の魂は永遠だ!(ミカエル・コバタ=毎週水曜日に掲載)
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スポーツ 2015年07月21日 16時00分
オールスター開催記念 特別企画 プロ野球「光」と「影」 季節外れの「戦力外通告」 〜監督の期待に応えられなかった男たち〜(3)
広島は黒田博樹の登録を抹消した(7月8日)。右腓骨筋腱と右肩の炎症。足の違和感は以前から伝えられていただけに「球宴には登板する」との球団発表も鵜呑みにはできない。 「黒田は無理をする。そういう彼の闘争心が広島ナインを必要以上に緊張させている感もしないではない」(担当記者) 先発予定だった7月14日の阪神戦は回避する予定。 「抹消前日に黒田は投げていますが、その試合途中に痛みを感じたようです。不本意な敗戦はそのせいだが、本人はそれを口にしようとしない」(前出・同) 故障が長引く可能性も高い。「チームのために」の思いが、緒方孝市監督の構想を大きく狂わすかもしれない。 「救援投手が定まらないのも痛い。大瀬良大地が中継ぎでの登板に慣れてきたらクローザーを託すと聞いているが、救援向きとは思えない。肩ができるのが遅く、疲労も取れにくい体質。救援陣全体が不調だから、前田健太が投げて抑えても負けてしまう」(前出・スポーツ紙記者) オフに戦力外通告を受ける選手は、この時期に察するらしい。二軍投手は中6、7日で投げていた間隔が「中1カ月」に変わり、これまで衝突していたコーチが急に優しくなるという。 「DeNAに拾われた東野峻は2年連続トライアウト受験の危機。岡島秀樹、複数年契約の切れる高橋尚成、毎年トレード候補の多村仁志も危ない」(球界関係者) トライアウトから一線に復帰した選手はやはり少ない。2年連続で受験する選手も大勢いそうだ。 「ヤクルトも厳しい選択を迫られそう。館山昌平は4年契約の最終年です。万年リハビリ要員で9000万円の年俸では…。バレンティン、ミレッジの両外国人も複数年契約を交わした途端、成績を落としています。両選手とも最終年ですが、危機意識がない」(同) ベテランの多い中日も同様だが、今年50歳になる山本昌は先発して勝てば、それだけでニュースになる。一方で岩瀬仁紀のように“勤続疲労”の否めないベテランもいて、無下な減俸査定をすれば、たとえ落合博満GMでも反感を買うのは必至だ。 どの球団も苦しい展開は変わりそうにない。
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スポーツ 2015年07月21日 11時00分
監督賞が“金一封”から“お手紙”に 日ハム栗山監督が金欠で出し渋り
首位ホークスを追走する北海道日本ハムファイターズだが、チームの士気に関わる問題が起きているという。栗山英樹監督(54)が監督賞を出し渋っているというのだ。 「乱発は止めたということ。これまで栗山監督が大盤振る舞いをしていたのを適正にするためだそうです。現金での報奨をしばらく止め、いまは監督は直筆の手紙を贈るなどしています」(チーム関係者) 監督賞とは、指揮官が試合で活躍した選手に渡す臨時ボーナスのようなものである。金額は12球団それぞれで多様だが、猛打賞のバッター、好投したピッチャーに対してだけではなく、犠打なども支払われることがあり、文字通り監督が対象選手を選ぶものだ。 「監督賞の金額? 確かめたことはないが、10万円単位だと思う」(スポーツ紙記者) 億単位の年俸をもらっている選手でも、臨時報酬は嬉しいものだという。これが選手の励みになり、チームの活気にも繋がっていく。 「そのままポケットに入れる選手は少ないはず。仲間同士で食事に出掛ける、あるいは、普段お世話になっている裏方さんにご馳走したりするのが一般的」(同) 監督賞の有無がチーム全体の活気に直結することは、栗山監督も承知している。それを渋り始めた理由だが、同監督は一部メディアに「ここぞというときに出したほうが、効果がある」と話していた。本当にそうだろうか…。 球界関係者が「一般論として」と前置きしたうえで、こう言う。 「監督賞の資金源はポケットマネーだけではありません。オフの個人後援会で集まったご祝儀を使うんです」 監督賞の金額も一律ではない。20万円、30万円と大きな金額で渡されるときもあれば、貢献度によっては5万円くらいのときもある。金額の多寡が問題ではないという建前はあるだろうが、現金の代わりが直筆の手紙では、監督賞の価値が伝わらないケースもあるだろう。 「心配なのは大谷ですよ。二刀流の大谷は調整が他選手と異なるため、単独で遠征移動することも少なくありません。そういうとき、裏方さんがいろいろとサポートしている。だから、大谷も同年代の仲間だけではなく、裏方さんも頻繁に食事へ誘っています」(前出記者) 栗山監督は選手全員の前で監督賞を渡すなどして、チームを盛り上げる演出もしていたという。そういう機会がなくなれば、チームの士気はもちろん、別行動の多い大谷は孤立してしまうかもしれない。 「長嶋茂雄、王貞治両氏が監督だった時代は、後援会をやればたくさんのお金が入ってきました。しかし、原辰徳監督もONの集金率には敵いませんし、巨人の監督ですらそうなのだから、他監督はもっと苦しいのではないか。最近では、監督賞の名目で球団がそれを用意するパターンも出てきたらしいが」(ベテラン記者) パ・リーグは、ソフトバンクホークスが圧倒的な戦力で貯金22を稼ぎ出し、優勝へ抜け出しつつある。それを日ハムが3.5ゲーム差(7月13日現在)でなんとか追撃している状態だ。先のチーム関係者は金欠ではないと否定していたが、監督賞の金額の目減りによって、日ハムがソフトバンクに引き離される。そんな展開が待っているかもしれない。
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