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松坂大輔チームを離れ単独リハビリ 家族の来日に合わせた“夏休み”か?

 無期限調整中である福岡ソフトバンクホークスの松坂大輔投手(34)が、単独行動になることが分かった。

 松坂は6月30日に福岡・西戸崎の合宿場で工藤公康監督(52)と直接会談し、来季に向けて調整することで合意した。その後、50メートルほどのキャッチボールを再開させたが、今度は右肩の違和感が“痛み”に変わったという。
 「再び、県外のリハビリ施設で治療に専念することになりました。今度の治療はかなり長引くと思います」(地元紙記者)

 7月上旬、松坂は県外のリハビリ施設に移動した。それまでは遅々としてではあるが、あくまでも復帰へ向けた調整だった。しかし、痛みが申告されてからは、治療を優先とした調整へ変わった。工藤監督が直接階段で本人に告げた「無理をする必要はない」の言葉が、単独行動を許した形となってしまったのだ。
 「夏休みになったら、アメリカに残してきた倫世夫人と子供たちが来日する予定でした。『家族にカッコイイところを見せて』という周囲の期待もあったんですが」(同)

 そもそも、松坂の日本球界復帰が決まった際、福岡が倫世夫人の地元であることから、家族も一緒に帰国すると思われていた。しかし実際は、松坂が単身赴任で福岡へとやってきた。松坂に近い関係者が夫人の考えをこう代弁する。
 「松坂の第一希望はメジャーリーグで先発投手として復帰することでした。先発起用を確約したことでホークスとの契約が一気に進み、今日に至りました。夫人はメジャーリーグ時代、シーズン中に家族水入らずで過ごせる時間は1カ月もないとし、日本へ復帰してもそれは変わらないと話していました。だったら、住み慣れたアメリカでの生活を続け、夏休みに帰国すれば1カ月強を一緒に過ごすことができる。そう考え、松坂も了解しました」

 家族が帰国する時期にチームを離れるのだから、より密度の濃い時間が過ごせそうだ。作為的な離脱ではないと思うが、次に松坂がチームに合流したとき、マウンドに立てる状態まで戻っていなければ、様々な批判を浴びるであろう。
 「ホークスは近年、外部補強した選手が確実な戦力となって、昨季は3年ぶりの優勝を果たしています。実際、昨季の先発ローテーションを支えたのは、生え抜きの攝津ではなく、移籍してきたスタンリッジや中田賢一でした。そのため、今季移籍してきた松坂も、復帰に関しては悲観的な声も多かったのですが、中盤戦以降にはローテーションの谷間を埋めてくれるのではないかとも目されていました」(スポーツ紙記者)

 前出の関係者によれば、リハビリ中と二軍調整中の選手に関しては、一軍首脳陣へ定期的に状況を報告しているという。しかし、松坂は県外のリハビリ施設にいるため、定期的に報告できない状況だ。松坂はリハビリの進捗具合についても自己申告しなければならず、回復の兆しが全くないと判断されれば、工藤監督も優しい言葉ばかりをかけてやるわけにはいかなくなる。
 家族と水入らずの時間をのうのうと過ごしているわけにはいかないだろう。

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