スポーツ
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スポーツ 2015年09月02日 13時26分
中畑監督が「続投要請」を辞退する?
8月の月間成績は10勝16敗。9月最初の中日3連戦は白星スタートを切ったが、中畑清監督(61)は試合後、「負けゲームだね、ハッキリ言って。(山口)俊の情けなさ。相手をなめているとしか思えない怠慢プレー。(登録を)抹消しても、替える投手が準備できていない。お家の事情は苦しいです」と、いきなりの嘆き節だった。8月の大失速により、一時は最下位にも転落した。現状を見る限り、中畑ベイスターズはクライマックスシリーズ進出も厳しいのではないだろうか。 「中畑監督がボヤきたくなる気持ちも分かります。9月1日の中日戦では捕手の嶺井が打撃妨害を取られ、プロ野球記録に『あと6』と迫る、今季チーム62個目となる暴投など、ミスの連発です。気の短い監督だったら、報道陣に八つ当たりでしたよ」(プロ野球解説者) 気になるのは、嘆き節の絶えない中畑監督の今後だ。 中畑監督は7月に南場智子オーナー(53)ら球団幹部と会談し、すでに来季の続投を要請されている。前半戦の好調さと、日本一になった98年以来17年ぶりの首位ターンが決め手になったようだが、中畑監督はその場での返事を保留している。 「シーズン中、指揮官の進退に関する情報はチームに強い影響を与えます。どちらかと言うと、悪いほうに出るケースが多い」(球界関係者) 選手の立場から言うと、信頼する指揮官の残留は気の緩みにつながる。レギュラー、一軍登録を勝ち取った者は「チームの勝敗に関わらず、来年もまた使ってもらえる」と思うからだ。また、チャンスに恵まれない選手にすれば、「来季もスタメンで出られそうにない」と諦めにつながる。選手の信頼を得ていない指揮官の事例は言うまでもないだろう。 中畑監督は伝統球団・巨人で現役時代を過ごした。巨人は監督人事でマスコミに格好の餌食にされてきた。タイミング外れの指揮官の続投発表がチームの緊張感を喪失させるのを実体験しており、中畑監督は正式発表後のチームの影響を懸念し、返事を保留したという。 「DeNA経営陣とすれば、今季の勝敗に関係なく中畑監督に残ってもらいたいと考えています。実際に若手も育っており、観客動員数は年々増えている。収益増の最大の功労者である中畑監督を辞めさせる理由はない」(前出・プロ野球解説者) 早期の続投要請は「期待の表れ」でもあったらしい。時期外れな続投要請による緊張感の喪失、中畑監督の懸念は的中してしまった。 「最下位争いをしているようでは、中畑監督のほうから『責任を取って辞めたい』なんて言い出しかねない」(前出・同) 先頃、阪神・和田豊監督(52)の続投が一部メディアで報じられた。阪神・坂井信也オーナーは「まだ話し合っていない」と、続投も退任も明言せず、その報道を否定していた。奇しくも、両監督とも就任4年目。だが、阪神は優勝を狙うチームであり、DeNAは長年Bクラス低迷が続いた新興球団だ。当然、監督に課された使命も異なってくる。ひょっとしたら、中畑監督は“新興球団の気質”から脱することのできないフロントにも、訴えたいことがあるのかもしれない。 過去3年、中畑監督は5位と最下位の成績しかおさめていない。他チームであれば、続投を早々と要請されることはなかったはずだ。選手批判をしなかった中畑監督の投げやりなボヤキがちょっと気になる…。
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スポーツ 2015年09月01日 14時00分
オリックス昨オフ大補強の反動 大粛正トレード筆頭候補はエース金子?
オリックスバファローズの宮内義彦オーナーは、8月16日に京セラドームで行われた対千葉ロッテ戦を観戦した。だが、チームは無得点で大敗。帰り際に報道陣に囲まれた際には、「コメントのしようがない。寂しいね」と言い、足早に去って行った。 今季のオリックスバファローズは、ゲーム差無しの勝率2厘差で優勝を逃した昨季の雪辱を晴らすべく、大補強をして臨んだ。米球界からかつての西武の主軸打者の中島裕之を、広島からはローテーション投手の柱だったバリントンを、DeNAからは4番打者のブランコを、さらにFAでは打点王獲得経験のある小谷野栄一までも獲得し、オフの話題を一気にさらったほどだった。しかし蓋を開けてシーズンが始まってみれば、開幕直後から最下位に沈み、森脇浩司監督は休養に追い込まれた。そして、8月23日時点では借金18。自力優勝の可能性もとっくに消滅している。 「これで、オフの大粛清は決まったようなもの。その対象者は昨年オフ、複数年契約を交わした選手も例外ではないでしょう。エースの金子千尋もトレードで放出される可能性は十分にあり得ます。巨人、阪神、DeNAはオリックスの大粛清の情報を聞き、有事に揃え、獲得希望リストみたいなものまで作り始めた、と言われています」(ベテラン記者) 最下位争いのオリックスはクライマックスシリーズ進出も厳しい。新加入の選手たちはは揃って不振。さらには負の連鎖で、故障者続出の事態に陥ってしまった。 「ブランコ、中島、小谷野は故障。昨年2位に躍進したリリーフ陣は故障や不振で機能していません。金子は近年、故障などでフルシーズン働いたことがないので、出遅れはある程度予想していましたが…」(同) オリックスとしてはエースの金子がシーズンを通して働けないのは痛い。しかし、他にエースがすでにいるチームで金子が投げるのであれば話は別だ。巨人と阪神には3連戦の頭を張れる先発投手はほかにもいる。仮に放出となれば、4年総額20億円という破格契約を引き継ぐことになるが、巨人と阪神ならば決して払えない額ではない。 「途中休養となった森脇監督は昨年、一昨年と、チーム改革として、『全員入れ換えるくらい、やらなければダメ』と何度か話していました。選手個々の能力が足らないという意味ではなく、長年にわたって優勝争いに絡んでこなかったので、チーム全体に適当なところで満足してしまう空気が漂っていることを悔やんでいました」(スポーツ紙記者) 昨年オフの大型補強は、そんなチーム改革の期待も込められていたのだ。もっとも、一発を狙う大砲タイプの打者を増やしたことで、前年に快進撃の要因となった、機動力と犠打が使えなくなった。オリックスフロントはその反省から、来季以降は大物狙いの補強を改めるという。主力選手の大粛清はその一環である。 「阪神は金子をトレードで獲得できるとなれば、それなりの交換要員も用意するはず。阪神には伸び悩んでいる投打の若手も多く、逆にオリックスには、阪神の若手を育て上げる自信のようなものも持っている」(在阪記者) 阪神が昨年オフの金子争奪戦に敗れた理由は、代理人との折り合いの悪さもあった。人気入団の宿命とはいえ、その代理人が阪神関係者と合った際、話の内容が一部メディアに漏洩しているとし、一方的に非難された経緯もある。阪神は情報漏洩を完全否定したが、和解には至っていない。しかし、トレードであれば、代理人とは関係のないところで話をまとめることができる。金子以外でもそれは十分にありうる話だ。 「巨人も外国人選手の不振に泣かされています。今季途中加入した外国人も機能していません。そういうことであれば、すでに日本で実績が十分にあるブランコのほうがまだマシということになるかもしれません」(同) オリックスには最後の手段にして究極のチーム再建案がある。イチローを呼び戻すことだ。広島の黒田の帰還以上に盛り上がるのは間違いないが、その可能性は今季にオリックスがCSに進出するより低い。
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スポーツ 2015年08月31日 14時00分
ソフトバンク独走でヤル気なし! パ・リーグ各球団の“お家事情”
ソフトバンクの快進撃が止まらない。その勢いは8月に入るとさらに拍車が掛かり、19試合で14勝5敗。貯金は37まで膨らみ「マジック24」。今後、勝率5割ペースで進めば、9月中旬には早々と工藤公康監督の胴上げとなる。 “年間100勝”も夢ではない独走ぶりにパ他球団のやっかみは募るばかりで、「メジャーリーグ(MLB)方式のぜいたく税を導入せよ」との案が、球界幹部を中心に浮上しているのだ。 ぜいたく税とは、MLBが各球団の戦力均衡を図る目的から、2003年に採用された制度で、球団の選手総年俸額が一定の額に達したチームに課徴金を課し、得られた金を他球団に分配する制度のこと。昨シーズンはドジャースとヤンキースが課せられ、それぞれ約34億円、約29億円ずつ大リーグ機構に納めた。 「外国人選手や出来高払い分も含めたソフトバンクの選手総年俸は46億3000万円で、巨人の44億5000万円を上回って日本一です。パでは以下、オリックス37億5000万円、ロッテ24億5000万円、西武24億4000万円、日本ハム23億円、最低の楽天はソフトバンクの半分にも満たない22億5000万円。このままでは資金力に勝る孫正義オーナー率いるソフトバンクには未来永劫敵わない。そこでMLB方式のぜいたく税導入を訴えているのです。そこで得た資金でセから補強し、懐を痛めず戦力を整えようと…」(スポーツ紙デスク) 提案されれば、反対するのはソフトバンクと巨人だけとみられている。両球団がそれぞれ今季リーグ戦で優勝すれば、来季から採用される可能性は高いだろう。 ソフトバンク独走で真っ先にチーム大改造に乗り出したのが楽天。三木谷浩史オーナーの現場介入がたびたび報じられるが、これに怒りを爆発させる形で田代富雄打撃コーチが7月、退団した。 しかし、ファンの反応は、「コーチを責める前に、もっとカネを投入して戦力を整えろ」というものがもっぱら。これがまた三木谷氏のプライドを傷付けたようで、今ではオーナーの意向で「コーチ陣総入れ替え」の動きが出てきたという。 「それも“コーチを全員外国人に”という、にわかには信じられないものです。楽天本社ではすでに英語が公用語で、これを球団にも導入する考えです。米国志向が強く、自身のトップダウンのもとでのチーム作りを考えている三木谷氏は、日本流の義理人情、スポ根にとらわれているコーチはいらない。大久保博元監督の信任が厚いのは西武での新人選手時代の米国野球留学で、ああ見えて英語が話せるからです。もっとも、彼に期待しているのは監督手腕ではなく、三木谷氏の偉大なるイエスマンであること。今季こそ監督ですが、いずれGM転身が決まっている。実はこれからが真骨頂で、このオフは各コーチに引導を渡す大役が控えている」(楽天グループ首脳) 8月17日には斎藤隆投手が今季限りでの引退を表明。地元東北福祉大出身で、ドジャースをはじめ、7年間でメジャー5球団を渡り歩いたセットアッパーだが、その間に英語も身につけている。将来の監督の座が約束されているのは、言うまでもないだろう。 創業者一家の経営権争いが起きているロッテにも大きな動きがある。現在の球団オーナーは創業者の重光武雄氏だが、後継者はロッテホールディングス副会長の二男・昭夫氏か、昭夫氏追放に動いた長男・宏之氏のどちらかが就くとみられていた。 日韓が注目するお家騒動だったが、宏之氏率いる日本ロッテの約20倍を売り上げる(年間8兆8000億円)韓国ロッテを統率する昭夫氏に軍配が上がった。同時に、このお家騒動が日本球界に飛び火した。 「不透明だった日韓のロッテグループの経営内容がマスコミで取り上げられたことで、韓国内でロッテの千葉ロッテマリーンズ所有にブーイングが起きているのです。毎年10億円超の赤字で、これをロッテ本社が補てんしている。その資金は韓国ロッテからも出ており、許せないという反日感情です。韓国にも釜山にロッテジャイアンツがあり、資金はこちらに回すべきだと。千葉ロッテには毎年のように球団身売りの話がありましたが、これを契機に撤退する可能性が一気に高まっている」(経済誌記者) かたや、セ・リーグにも、ソフトバンク独走を受けて新たな動きがある。ぜいたく税とリンクさせる形での「レンタル移籍」の採用だ。 ぜいたく税の適用を逃れるには、余剰戦力を省くのが手っ取り早い。そこでいつでも選手を戻すので、巨大戦力を抱えるソフトバンクの優良選手を「無償でレンタルして」というお願いだ。恥もプライドもかなぐり捨てざるを得ない、セ・リーグの現状を表しているといえるだろう。
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スポーツ 2015年08月30日 14時00分
追っかけはチビッ子とオヤジ記者ばかり!? ハンカチ王子と正反対 怪物・清宮“モテない伝説”
怪物1年生の伝説は、第二章へ。清宮幸太郎(16=早実)がU-18ワールドカップ高校日本代表に選出された(8月28日開幕)。 「勉強を兼ねてということでしょう」(W杯関係者) 清宮の代表入りについて聞くと、大半はそう返してくる。初めての甲子園で打率4割7分4厘、2本塁打、8打点。大活躍だったと言っていい。だが、準決勝ではプロ注目の好右腕、仙台育英・佐藤世那(3年)に格の違いを見せつけられ、「半年前まで中学生だったんだから」と、清宮フィーバーもトーンダウンした。 「バットのヘッド部分を投手の方に寝かす構えなので、速球派が相手だと差し込まれてしまうんです。佐藤との対戦では、フォークボールを早いカウントで見せられ、その残像に迷わされ、ストレートに狙いを絞り込めないでいました」(スポーツライター・美山和也氏) 西東京大会を取材したスポーツライターの豊島純彦氏もこう言う。 「清宮はまだ上半身の力だけで飛ばしているように思います。でも、上半身だけであそこまで打てるんだから逆に凄い。もっと下半身を使えるようになれば、さらに凄いバッターになる」 清宮は高校球界の救世主に躍り出た。NHKの早実戦視聴率は、1回戦で16.3%、2回戦で16.8%、3回戦で17.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と高数値を弾き出した。 また、第1試合に行われた3回戦は(15日/対東海大甲府)、13日の2回戦に続き、梅田発甲子園行き急行6本が午前5時半過ぎから運行され満員状態。始発の同5時2分発さえ通勤ラッシュを上回るような混雑ぶりだった。試合開始2時間前の午前6時には『内野席売り切れ』のアナウンスがされ、当日券を求める行列が球場近くのスーパーまで続くなどの“伝説”を作っている。 民放テレビ局スポーツ部員もホクホク顔だ。 「清宮関連のニュースに対する視聴者の反応がいい。需要の高さを感じます。清宮で特番を作ったら…」 しかし、その清宮フィーバーは「別の意味で長続きしそうだ」と、関係者はさらに期待している。近年の甲子園スターと客層が異なるためだ。 話は8月6日に遡る。西宮市内での練習中、怪物1年生を一目見ようとファンが大勢集まっていたが、大半はチビッ子とオヤジ連中ばかり。遠巻きに囲むのも、中年の男性記者だけだった。 「清宮〜、頑張れ!」 練習終了後、そう言って握手を求めてきたのは小学校低学年の男子児童で、テレ笑いを浮かべた清宮は右手を差し出していた。だが、“怪物”にはつきものの黄色い声を投げかける若い女性ファンの姿がない…。 確かに、ルックスはジャニーズ系とはほど遠く、ポッチャリ系のドカベン・山田太郎型のゆるキャラタイプ。いかにも“応援したくなる高校生”という雰囲気を醸し出している。 かつて田中将大、ダルビッシュ有、斎藤佑樹、松坂大輔、古くは'80年代の荒木大輔(早実)など、世間を騒がせた“甲子園のアイドル”には、必ず女性ファンがいた。直近の早実先輩で“ハンカチ王子”と呼ばれた斎藤などは、ブームを作り出したのは中年女性と言っていいほどだ。 清宮に女性ファンがいないわけではないが、チビッ子と野球通オヤジに追い掛けられる甲子園アイドルは史上初かもしれない。 「むしろ貴重な存在かもしれません。チビッ子ファンが多いことは将来の野球ファン拡大につながりますし、オヤジたちに支持されるのはスポーツ新聞購買やテレビ視聴率のアップにつながります」(ベテラン記者) 近年、少子化の影響で日本中の高校野球部員数は減少傾向にある。熱しやすく冷めやすい甲子園ギャルにモテるよりも、将来のためになるかもしれない。 「清宮は子どものまま、高校生になった感じ。野球の天才は多かれ少なかれ、壁にぶつかって大人になっていく。その過程で“女性”につぶされた選手も少なくありませんから、このままでいてほしい」(同) しかし、清宮の耳にも雑音は入り始めている。バットを寝かす打撃フォームの改造論だ。「しばらくはそのままでいい」と話すプロ野球スカウトもいたが、いずれは着手しなければならない課題には変わりない。 「いま改造して失敗すれば、一過性のフィーバーで終わってしまう。U-18でも清宮はある程度の成績は残すだろうが、それで満足してもらいたくない。将来に向けた基礎を作るべきで、そういう苦労をしている姿はオヤジファンにウケる」(元球団スカウト) 球界を代表する選手になった暁には、アイドルや女子アナが放っておかない。しかし、せめて高校生の間だけは、女性ファンの少ないストイックな“清い球児”として高校生活を送ってほしいと思うのは余計なお世話だろうか。
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スポーツ 2015年08月29日 14時00分
甲子園で特定の席を独占 マナー違反をする観客の集団
夏の高校野球は『第2章』へ。 全国高校野球選手権大会で活躍した精鋭を集めた高校日本代表チームが招集された。同代表は8月28日からU-18ワールドカップで優勝を目指す。 夏の甲子園はスーパー1年生の清宮幸太郎(早実)をはじめとした有力選手らの活躍で例年以上に盛り上がった。球場は連日満員御礼となり、始発電車で球場へ駆けつけても、お目当ての席に座れないという観客がいたほどだ。その余波であろうか、一部で観客同士のナワバリ争いが激化していた。 「私設ファンクラブが観客席を仕切っているというか…」(現地入りした記者) その私設ファンクラブの面々は、連日バックネット裏に近い8号門前に寝泊まりし、開門と同時に“お決まりの席”へと走り出す。その数人のグループはテレビの中継画面で言うと、右バッターボックスの後方の席を開幕から決勝戦まで常に独占していた。 そのうちの一人は、蛍光色の帽子を着用し、ラガーシャツという目立った格好をしている。高校野球ファンや取材陣の間では、知る人ぞ知る有名人、通称『ラガーさん』だ。 そのラガーさんは「私設ファンクラブの正式な一員ではない」(スポーツ紙記者)との情報も聞かれたが、その他のメンバーは他観戦者と衝突している。 「自分たちが座る場所から他のところに行けと脅された、ナワバリ意識が強く、他観客を近づけないよう、勝手にテープを張ったとか。高野連に苦情を寄せたファンもいました」(同) 高校野球の大会中、甲子園球場は自由席となる。したがって、ネット裏席のチケットを購入したファンには、全員平等にどの席でも観戦できる権利がある。一部の人間だけで特定の席を独占していることは、決していいことではない。「ラガーさんはマナーを守っている」との声も聞かれたが、 「ラガーさんは都内在住者で、大会に合わせて甲子園入りしています。入場門前で寝泊まりしており、銭湯やラインランドリーに行く際は仲間が順番確保をしています。他の観客からすれば、マナー違反をしている連中と変わりません」(同) という厳しい声も聞かれた。 高野連は注意喚起をしていないという。そのほうが問題ではないだろうか。 「非番の地方紙記者が取材プレス証で観戦し、ペナルティが課せられました。某民放TV局は取材禁止エリアで取材をしていたため、厳重に処罰されました。大会主催の朝日新聞社の記者にもペナルティが課せられる規則違反がありました」(同) 観戦するファンと報道陣は立場が異なる。規則違反を犯したメディアは反省しなければならないが、マナーに反する観戦者に注意が与えられなければ、その周りで観戦している大多数の観客は、高校野球を楽しめない。 「今年は例年になく、取材違反が続出しました。清宮くんに関する情報、他メディアに出ていないエピソードや独占でのコメントが欲しい、と各社とも躍起になっていました。違反者続出はその影響では」(関係者) かつて五輪観戦では選手との特別な関係を吹聴する奇妙な自称応援団長もいた。スポーツは適度な距離を保ちながらノンビリと観戦するのがいちばん楽しいと思うのだが…。
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スポーツ 2015年08月28日 14時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 中5日“特別待遇”で投げても防御率は平均レベル 迷走が続く田中将大7つの疑問
勝ち星にこそ恵まれているが、ニューヨークヤンキース田中将大の調子が一向に上がってこない。今回はその原因を探っていきたい。 Q1:今季のノルマは? A:(1)防御率3.00以内 (2)200イニング以上 −−田中は「年俸2200万ドル(26億4000万円)のエース」という立場なので設定される数字も高くなるが、8月13日現在の防御率は3.79で、先発投手の平均値(4.03)より多少いいという程度だ。先発4番手ならこれで十分だが、エースの防御率としてはかなり低レベルな数字だ。 Q2:エースとして機能しているか? A:していない −−エースはフルシーズン先発の柱となってローテーションを牽引する。どのチームも一番実力のある投手をより多くの試合に登板させたいため、大半のエースは中4日の登板間隔で回転する。田中の現状は、こうしたエース像とは程遠い。 今季先発した16試合のうち、中4日で登板したのはわずか2試合で、それ以外は中5日以上の登板だ。メジャーでは先発投手は中4日で回すのが基本なので、ローテーションの中に一人だけ特別扱いされて中5日で登板する投手がいると、他の投手にしわ寄せがいく。 いちばんの被害者は先発2番手のマイケル・ピネダだ。肩の故障で'12年と'13年の2年間、1度も登板がなかった故障リスクの高いピネダだが、田中を中6日で投げさせることが優先されたことにより、今季は4月から中4日で酷使され続け、7月下旬についに前腕筋を痛めてDL入り。復帰は9月下旬になる見込みだ。 田中を中5日で使う場合、ロングリリーフの投手を6人目の先発にして回すことが多くなる。そうなるとリリーフ投手が一人減るためセットアッパーや中継ぎ陣の登板頻度が増し、故障リスクが高くなることも大きな問題だ。 Q3:田中だけが中5日で使われている理由は? A:中4日で使うとヒジの靭帯を再度痛めるリスクが高くなるから −−もし、ひじの靭帯を再度痛めてトミージョン手術を受けることになれば、13〜15カ月、戦列を離れることになり、球団はその間の俸給2500万ドル(30億円)をドブに捨てることになる。それを避けるため、ヤ軍は田中を中5日で使い続けることを選択したのだ。 Q4:年俸に見合った働きをしている? A:今季の働きは年俸の3割程度 −−田中は、貢献度を示すWARが、シーズンの70%が終了した8月13日の時点で1.3だ。WARは1.0が400万ドルなので、今季は、8月13日までに520万ドル相当の働きをしたことになる。年俸の70%は1540万ドル(18億円)なので、田中は年俸の3割程度しか働いていないことになる。 Q5:勝利数が多いのは投球内容がいいから? A:ノー。最大の要因は得点援護の多さ −−投球内容がイマイチなのに、8勝もしているのは、味方打線がたくさん点を取ってくれるからだ。 得点援護(RS)は5.13で、多い投手のリーグ十傑に入っている。これくらい味方が点を取ってくれると6回ないし7回を3点以内に抑えれば、かなり高い確率で勝ち星が転がり込んでくる。米国では価値の低い勝ち星を「チープ・ウィン(安っぽい勝利)」と呼ぶが、今季の田中はそれが多い。 Q6:防御率が冴えないのにまだ口うるさいニューヨークのメディアからバッシングされないのは、なぜ? A:もっと働きの悪い超高額年俸投手がいるから −−NYのメディアは口うるさいことで知られるが、田中の働きの悪さをやり玉に挙げる記事はほとんど見られない。これは先発3番手のサバシアのおかげだ。 サバシアは元エースだが、ここ数年は衰えが顕著。今季は年俸2300万ドル(25億円3000万円)なのに、序盤から防御率が5点台に張り付いたまま下がる気配がない。メディアやファンのフラストレーションは今のところ、この不良資産化した大物に向いていているので、田中はその恩恵にあずかっている。 Q7:今季目立つ「一発病」の原因は? A:速球系(フォーシーム、ツーシーム)の失投が多い −−田中は手首の故障が癒えて6月3日に復帰したあと、失投をスタンドに運ばれるケースが目立って多くなり、6、7月の2カ月間で13本も一発を食った。多いのはツーシームでカウントを稼ぎにいったのが甘く入って痛打されるケースだ。米国のメディアも関心を寄せており、スポーツ専門局ESPNは「この一発病は田中とヤンキースにとって深刻な問題になる恐れがある」と指摘している。 ここでいう「深刻な問題」とは、シーズン終盤に予想されるブルージェイズ、オリオールズとの地区優勝争いで、田中がたて続けに一発を食うリスクだ。両軍はメジャー1、2を争う重量打線のチームで、田中は7月23日のオリオールズ戦では8回途中を投げて勝ち投手になりながら、ソロホーマーを3本食らって3失点している。 田中の速球は平均147.5キロ。メジャーでは遅い部類に入るので、甘く入ると一番タイミングを合わせやすいボールになる。終盤の地区優勝を争う試合で結果を出せるかどうかは、一発病を克服できるかどうかにかかっている。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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スポーツ 2015年08月28日 12時04分
まだ信じられない阪神・和田監督の続投説
阪神・和田豊監督(52)が続投の方向で固まりつつあるとの一報が伝えられた。しかし、これはまだ、最終決定ではないという。たしかにそのニュースは<坂井オーナーがペナントの行く末を見て、最終的に決断する>と含みのある言い方で締められていたが、「ひと波乱起きるはず」と見る関係者は少なくない。 「僅差とはいえ、100試合を過ぎてセ・リーグ首位に立っています。このまま優勝、日本シリーズ進出となれば話は別ですが、近年、阪神は終盤戦の勝負どころで失速する傾向があります。それに、6月の株主総会(本社)でも、出席者から『監督交代』を求める発言がされています」(プロ野球解説者) 人気球団では、監督人事も集客の一環となる。メディアと組んで監督の続投、交代や、人気OBの名前を出して「コーチ入閣説」の見出しを立て、ファンの反響を探るという。仮に今回の和田監督の続投報道が“観測気球”だったとすれば、先の株主総会ではないが、和田監督の人気を改めて探り、反対の声が出るか否かを探っているのかもしれない。 「阪神は球団創設80周年のメモリアルイヤーを戦っていますが、年間指定席の売れ行きが芳しくなかった。観客動員数は微増といったところ」(球界関係者) 和田監督の采配に関する評価だが、 「終盤戦の勝負どころで失速したが、昨季はCSを勝ち上がり、日本シリーズにコマを進めています」(前出・同) と、評価する声も聞かれた。 8月20日(対巨人20回戦)、和田監督はロースコアの投手戦をモノにできなかった。藤浪晋太郎と菅野智之の投手戦は見応え十分だったが、阪神打線が好機を自ら潰してしまった感もしないではなかった。 7回一死二塁では7番・江越に代打を投入したが、凡打。続く8番・鶴岡には代打を出さず、残塁…。9回も同じく得点圏に走者を置いた一死二塁で、途中出場で守備に入っていた俊介をそのまま打たせてライトフライ。ここで、代打に新井を出したが、菅野は2アウトを取った時点で息を吹き返していた。 「なぜ、代打の切り札である狩野を使わないんだ!?」 そんな声がネット裏で飛び交っていた。 このチグハグな代打起用が、12奪三振、141球と踏ん張った藤浪を見殺しにしてしまった。 「一方の原監督は得点圏に走者を背負った7回には自らマウンドに行き、檄を飛ばし、8回裏の一死満塁の場面で高橋由を代打に送りました。高橋由の代打は失敗したが、球場の雰囲気は確実に変わりました」(前出・プロ野球解説者) この試合を落とし、阪神は今季の対巨人戦での負け越しが決まった。改めてデータを見直してみたが、4年連続の負け越しだ。ということは、和田監督はまだ一度に巨人に勝ち越したことがないわけだ。 ファンを納得させ、かつ気持ち良く続投を勝ち取るには優勝が必須条件となりそうだ。
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スポーツ 2015年08月27日 14時00分
セ・リーグが予告先発を廃止か? 低レベル最多勝争いに危機感
セ・リーグが予告先発を廃止するかもしれないという。 セ・リーグの優勝争いは8月17日時点で阪神タイガースが抜け出しつつあるものの、いまだに混戦が続いている。最多勝争いも阪神の藤浪晋太郎が10勝を挙げてリードしているが、2桁勝利を挙げているセ・リーグの投手はこの藤浪のみ。各チームのエースが勝利数を思うように積み上げられていない。 「このまま行けば、今年のセの最多勝投手は、昨年同様に13勝程度かもしれない」(ベテラン記者) 昨年の最多勝は阪神のメッセンジャーと中日ドラゴンズの山井大介が挙げた13勝。この勝利数での最多勝は、2リーグ制になってから最も少ない数字だ。 「9勝を挙げている菅野智之は、2ケタ勝利一番乗りを掛けた13日の対DeNA戦で、9回に逆転アーチを許し、敗戦投手となりました。菅野と広島のジョンソンは1点台の防御率をキープしており、防御率3位の前田健太も2.31と好成績です」(同) 要するに、どのチームも打線が振るわず、エースが登板した試合で援護できない状況が続いているのだ。 そこで浮上してきた改善案が、予告先発制をやめるか、ということだという。 「予告先発制なら、その投手の名前でお客さんが呼べる試合ができてくる。営業的利点も大きいが、対戦投手の研究をする時間を十分に与えるのと同じなので…」(球界関係者) 先発投手を明かす不利益はどのチームも同じのはず。とはいえ、各球団のエースが勝ち星を上げられない状況は芳しくない。セ・リーグはパ・リーグにならって予告先発制を導入したが、その際にもファンに「先発投手を予想させる醍醐味がなくなる」という懸念が指摘されていた。予告制発制が廃止されるとなれば、「やっぱり」と思うファンも少なくないだろう。しかし、先発投手たちは「いまのままがいい」という心境だという。 予告先発制のパ・リーグ投手だったプロ野球解説者が予告先発について説明する。 「ハッキリ言って、プロ野球チームのスコアラーは例外なく優秀だから、先発投手を伏せていても、次の試合に誰が投げるかは見抜いています。外すとしても、1年に1回か2回。ローテーションもあるし、試合前の調整を見ていれば分かります」 スコアラーがお見通しなのであれば、予告先発制を止める理由はない。このままファンに情報を提供し、営業につながる予告先発は続けるべきなのではないか? 「相手チームに読まれていても、あえて隠すというポーズをしなければならないんです。投げ込み練習を故意にやらなかったりとか。その気苦労がなくなるだけでも、予告先発制には意義がある」(同) セ・リーグも、予告先発制になって投手の気苦労がなくなった。しかし、予告先発がなければ、先発ローテーションを崩して、若手や中継ぎ投手を先発させる奇襲が可能だ。 奇襲が必要とされるチームは正攻法で勝てないチーム。それはすなわち弱いチームと言える。今年のセ・リーグは交流戦でもパ・リーグに大きく負け越した。セ・リーグが予告先発制を見直す動きが出てきたのは、6球団が揃って弱くなったということだろうか。
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スポーツ 2015年08月26日 14時00分
中日・山本昌“悲劇の降板”で加速する落合GMの中年選手総斬り
8月9日、中日・山本昌(50)の「世界最年長勝利記録」更新(それまではメジャーの49歳5カ月28日)を見ようと集まった3万7634人の大観衆は溜め息をついた。左人指し指を自分の足にぶつけて突き指するという信じられない失態で、降板したのである。 「中日フロントは記録達成に備え、花束贈呈や記者会見の準備も進めていました。今年の中日の目玉は、ベテランたちの記録達成にありました。和田一浩の2000本安打、谷繁元信兼任監督の通算試合出場の日本記録更新。山本の勝利は、その真打ちでもあったのです」(名古屋在住記者) ここで気になるのが、落合博満GM(61)の出方だ。これで今シーズンオフ、例年以上に厳しい中日の“大粛清”が避けられなくなったというのだ。 中日は現在、混戦セ・リーグから1球団のみ脱落し、最下位独走となっている。戦力補強の統括者はもちろん落合GM。しかし、「後ろ楯である白井文吾オーナーの続投が決まり、落合GMに関する批判はタブー」(球団関係者)だという。 「和田、小笠原道大、荒木雅博、川上憲伸らのベテラン勢が“大粛清”の標的。谷繁もいつまでも兼任監督を続けられるわけではない。彼らを昨年オフに慰留させたのも落合GMだが、『チャンスをものにできなかったのは自分の責任』とでも言って、おしまいでしょう」(前出の記者) そのクビ斬りの動向を見守っている球団がある。ライバルの巨人だ。 14日の中日戦で、落合GMから解雇通達された吉川大幾(22)が3安打2打点と活躍し、ドラゴンズ関係者を黙らせた。同じく昨年オフ、中日を追われた堂上剛裕も代打、対右投手用の外野要員として活躍しており、巨人からすれば元中日選手は“宝の山”状態。自身が解雇した選手が活躍すれば、落合GMに対する心理戦の武器にもなる。 「内野手の頭数が足りていない巨人で、アライバコンビ(荒木雅博と井端弘和)と堂上兄弟を復活させるプランが持ち上がっています。新人・遠藤一星の台頭により、昨年の契約更改で落合査定にケチをつけた大島洋平も危うい」(同) 吉川は「中日のおかげ」とヒーローインタビューで言葉を選びながら喋っていたが、内心は違うはず。山本昌はもう一度登板する方向だが、その結果次第では、東京で“反落合・反中日同盟”が結成されそうだ。
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スポーツ 2015年08月26日 11時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈ガッツ石松“幻の右”誕生秘話〉
今では“ガッツポーズ”というと片方の手で握り拳を作る姿形を思い浮かべる人が多いだろうが、本来はそれとは異なる。ガッツ石松が世界戦に勝利した際、リング上で飛び跳ねながら両腕を頭上に掲げる姿を、当時のスポーツ紙が『ガッツポーズ』と記したのが最初。つまり両腕で行うのが正しいスタイルなのだ。 言葉自体は“ガッツボーリング”なるボーリング専門誌が使ったのが先だともいわれるが、日本全国にこれを広めたきっかけが石松であることには違いない。芸能タレントとしての振る舞いしか知らない人には意外かもしれないが、ボクサーとしての石松は、時にクレバー過ぎるほどの選手であった。 世界初挑戦となった1973年、WBA世界ライト級王者だった伝説の名ボクサー“石の拳”ロベルト・デュランと対戦した際のこと。試合開始早々、数発の拳を交えたところで実力の差を思い知った石松は、そこからいかにダメージを受けずにリングを下りるかということばかりを考えていたという。 他でも、形勢が悪くなると試合そのものを投げ出すことが度々あって、そもそもリングネームの“ガッツ”は、そんな試合ぶりに業を煮やしたジム会長が「もっと根性を見せてみろ!」との意図から命名したものだった。 東洋ライト級王者時代、池袋で8人のヤクザ者を石松たった一人で倒したという伝説の私闘でも、相手に周りを囲まれないよう建物の隙間に入って一人ずつ倒していったという逸話が残っている。 このことからも、世間から“おバカタレント”扱いされる石松とは全く異なる実像が見えてこよう。 ボクシングスタイルは、しっかり左のリードブローを放ち、相手を止めたところで右の強打という純正統派。今の石松からは“本能のまま戦う野獣”のようなイメージを抱くかもしれないが、実は足を使ったアウトボクサーであり、本人はこれについて「モハメド・アリを参考にした」とも語っている。 石松の代名詞となった“幻の右”も、アリの“ファントムブロー”−−左ジャブを戻すよりも先に右のフィニッシュブローを放ち、相手にパンチを予測させないという、それにヒントを得たものだった。 とはいえ、一朝一夕でアリの真似などできるはずもない。そのため練習量は他の選手とは比較にならないほど多かったと当時、トレーナーを担当したエディ・タウンゼントは述懐している(ただしランニングだけは嫌いで、汗をかいたと装って公園で水道水をかぶって帰ってくることもあったとか…)。 清水次郎長の子分、森の石松を模した三度笠姿での入場が話題を呼び、勝利者インタビューでの朴訥とした話しぶりから一躍人気者となった石松は、そうしたキャラクターの部分だけでなく、実績面でも相当なものだった。選手層の厚いライト級での王座防衛回数5回、それも各国の英雄と呼ばれるような選手たちを撃破してのものだけに価値は高い。歴代日本王者と比べてもトップクラスの戦歴と言えるだろう。 王座戴冠となったのは'74年4月11日、東京・日大講堂でのWBC世界ライト級王者ロドルフォ・ゴンザレス戦。この試合まで石松の戦績は26勝11敗6分。メキシコの英雄ロドルフォと比べて圧倒的不利と予想されたが、いざゴングが鳴ると互角か、やや石松有利で試合は進んでいく。 毎ラウンド打ち合いが続き、会場はヒートアップ。そして第8R。疲れから動きの鈍った王者を石松の左右の連打が捕えて、ついにダウンを奪った。 「このとき、レフェリーのカウントが遅かったことにブーイングなどはなかったのですが、次の場面に問題が起こりました」(スポーツ記者) 何とか起き上がった王者に石松が詰めていくと、目立った追撃もないまま王者は再びダウン。最初のダウン時の石松のパンチが効いていたわけだが、これをレフェリーは「パンチを受けずに倒れた」=「スリップダウン」とジャッジ。そうしてマットにのびた王者の手を取って引き起こそうとまでしたのだ。 当然セコンドは猛抗議するが、石松はこれを制して一言、「倒すから大丈夫」。 宣言通り、再開と同時の猛ラッシュで王者をリングに這わせたのだった。
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