スポーツ
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スポーツ 2015年09月17日 18時00分
中日の切り札! 禁断の“オレ流チーム再建”
中日ドラゴンズの谷繁元信兼任監督(44)が今季限りでの現役引退をほのめかしたという。一部報道によれば、「気持ちは固まっています。そのときが来たらお話しします」と答えており、来季は監督業に専念することになるとあった。 「昨年オフの中日OB会でも『球界最多出場の記録を塗り替えたら、監督に専念してほしい』とエールを送られていました。小笠原、和田などのベテランも引退するようだし、中日は若返りを図るようですね」(名古屋在住記者) しかし、スンナリとまとまるのだろうか。 今季の中日は混戦のペナントレースから脱落し、早々に自力優勝の可能性も消滅させてしまった。中畑DeNAの失速がなければ、“一人負け”状態だった。そんな今季低迷の中日を指して、 「選手補強、チーム編成の責任者はGM。落合GMにも何かしらのペナルティがあるのでは?」 と、予想するメディアもないわけではなかった。だが、シーズン中に白井オーナーの続投が正式発表された。 同オーナーは昨秋のドラフト会議終了後も、社会人、大学に偏重した“落合・オレ流の指名選手リスト”について『称賛』のコメントを出している。他に補強らしい補強もなかった。それでも、落合GMの後ろ楯である同オーナーの残留によって、中日内部は「オーナーの続投=落合批判はタブー」の空気に包まれた。 「一部ベテランが早々に現役引退を表明したように、今オフの中日は大粛清となる。世代交代を急速に進めることになると思うが、単にリストラを進めるだけではチーム再建はできない」(球界関係者) 中日にとって、頭の痛い話はペナントレースの大敗だけではない。チームの敗戦によって、観客動員数も伸びなかった。こうした状況を指して、こんな再建論もウラで囁かれている。 「いちばん簡単なチーム再建策は、落合GMに現場復帰ですよ。落合GMの監督時代の勝率の高さは反落合派も認めています」(同) 2013年オフ、白井オーナーは高木体制でBクラスに低迷したチーム再建案を落合GMに相談した。その際、ゼネラルマネージャー体制を進言し、今日に至ったが、白井オーナーのなかには「落合監督の復帰」もあったという。その後、落合GMは白井オーナーの意を察し、高騰しすぎたチーム総年俸の減額に着手した。 このまま谷繁体制で行くのか、それとも、いったん落合GMを現場復帰させるのか…。落合GMが現場復帰すれば、大掛かりな補強をやらなくても『勝てるチーム』になるだろう。そして、谷繁を自分のそばにおき、帝王学を学ばせる。適当な時期に再び谷繁にチームを委ね、自身はGM業に帰還する。谷繁兼任監督からは現役引退を匂わす発言が出たものの、来季の構想については何も語られていない。その無言が、“フロント改造”がウワサを加速させているのだ。 「中日スカウトの動向も奇妙なんです。お膝元ともいえる県岐阜商の高橋純平投手は絶対に欲しいはず。少なくとも、『地元意識』で競合覚悟で1位入札に参加しなければ、地元ファンは納得しないでしょう。なのに、大学の秋季リーグ戦にベテランスカウトを派遣しています」(在京球団職員) ドラフトに関する方針も二転三転しているようだ。落合GMはどんなチーム再建案を打ち出すのだろうか。
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スポーツ 2015年09月17日 16時00分
楽天 現場介入・三木谷オーナーの秘策「星野&ホリエモンW体制」
“球界一の悪役” チームオーダーや戦術への口出しから現場トップが次々に離脱を表明、冒頭の肩書がすっかり板に付いた東北楽天の三木谷浩史オーナー(52)。田代富雄打撃コーチの退団はまだしも、偉大なるイエスマンを期待して抜擢した大久保博元監督にも逃げられ、チームは空中分解にも等しい状況だ。 ところが、楽天担当記者によれば、三木谷オーナーは落ち込むどころか、ますます意気軒昂なのだという。独断専行に拍車がかかり、抜本的な球団改革に舵を切ったからだ。 「スポーツ紙などは現場介入と批判しているが、見逃せないのが、現場スタッフの実力不足。三木谷オーナーだってチームが優勝争いをしていれば口は出さない。ゴンロク(5、6位)争いをしているから現場介入したのです。これはオーナー自身も認めるところで、フロントと現場の一体化を協調するもの。両者が一体となったコンシステンシー(一貫性)ある野球を構築しようとしているのです」(楽天球団関係者) そこで、来季に向け、すかさず着手したのがフロントの大手術だ。これまでシニアアドバイザー(SA)という玉虫色の立場にあった前監督の星野仙一氏(68)を表舞台に担ぎ出し、手始めに球団取締役副会長に就任させた。その星野氏のもとで“新たな組閣”を推し進めるわけだ。 各スポーツ紙は、後任監督候補に梨田昌孝氏、与田剛氏、佐々木主浩、宮本慎也氏、田口壮氏、斎藤隆投手、さらには星野氏の名前まで上げたが、これは新聞辞令。本誌が入手した情報によれば、隠し玉は他にあるという。 謎解きのヒントは、ホリエンモンこと堀江貴文氏(42)との急接近にある。堀江氏は、'04年の近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの球団合併の際、新球団を巡って球界参入を争ったライバル。結果、渡辺恒雄巨人軍オーナーなどの支援を取り付けた楽天に軍配が上がったが、地元ファンの多くはホリエモンを支援していた。真っ先に仙台本拠地案を示したのが堀江氏だったからで、いまでも仙台での人気は高い。 「逆に三木谷氏は打順や投手ローテーションにまで口を出し、それがコーチ陣に総スカンを食らい優勝戦線から早々に離脱したと、ファンの非難も殺到している。そこで思いついたのが、なぜか人気のあるホリエモンの登用なのです。実は2人は私的には友好な関係にあり、堀江氏が収監される前のパーティーにも出席し、激励した仲。今でもツイッターなどで交流を続けていますよ」(堀江氏と親しいマスコミ関係者) 立花陽三球団社長も堀江氏とは良好な関係にあり、オーナーの意を汲んだ同氏が堀江氏にGM的な役職を打診したという。しかし、球界の反発が予想されることから、最終的に星野氏が副会長、その星野氏のもとで堀江氏が球団戦略を練る、というプランに移行したようだ。 「楽天が堀江氏招聘に乗り出したのは、彼が8月1日付でJリーグのアドバイザーに就任したことが影響しています。球界には元ライブドア社長ということで敬遠する人が多かったが、Jリーグが公式に迎えたことで、ちょうどいいみそぎになった。三木谷氏は、堀江氏が掲げる『東京にビッグクラブを2つ作る』という構想や、『海外の投資家にJリーグの地方のクラブを買ってもらう』というアイデアを高く評価しているようです。視線の先には、所有するヴィッセル神戸の東京本拠地移転、東北楽天イーグルスの売却、それらの具現化を堀江氏に期待しているのかもしれません」(経済誌記者) 堀江氏も“楽天入り”には異存がない。一度は球界参入を目指し『ライブドアベースボール』を設立。その後も広島カープの買収を計画するなど、プロ野球には熱い思い入れがあるからだ。それと“あの男”との約束もある。 「幻に終わりはしましたが、球界進出を目指してライブドアベースボールを設立した際、初代監督として発表したのが元阪神のトーマス・オマリー氏でした。堀江氏にはその経緯から“オマリー監督”への思い入れが強い。自身が楽天入りするのであれば、オマリー監督が条件。元阪神監督の星野氏もこのプランには賛同していて、英語が公用語の楽天だけに三木谷氏も米国人監督は大歓迎なのです」(前出・同) オマリー氏は現在、阪神の打撃コーチ補佐を務めており、来季は打撃コーチ就任が有力視されている。その話が正式にまとまる前に、急ぎ横恋慕というわけだ。 同じくライブドアベースボール設立の際、アドバイザリーボードに名前が挙がったのはビートたけし、テリー伊藤、二宮清純の各氏だった。おそらく、三木谷氏は堀江氏を通し、彼らも取り込もうとしているのだろう。 ビジネスの世界で数々の成功を手にしてきた三木谷氏が、このまま批判の矢にさらされ、黙っているはずがない。星野氏とホリエモンの異色タッグ結成がその表れだ。 これから超ド級の楽天大改革が始まる。
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スポーツ 2015年09月17日 15時36分
逆転Vも射程圏内! 緒方カープが直面した「アノ話」
これで、ますます難しくなった。9月15日、本拠地・マツダスタジアムでの巨人戦に勝利し、4位広島が優勝圏内に上昇してきたことを上位3チームの「ヤクルト、阪神、巨人」にアピールした。 勝率はまだ5割ちょうど(同時点)。しかし、4チームのなかでもっとも勢いのあるのは、広島だ。前半戦は救援失敗が続いた中崎翔太(23)が豹変、彼の好リリーフが猛追撃を呼んだと言っても過言ではないだろう。 「緒方監督はヒースをクローザーに予定してシーズンに入りました。そのヒースが期待に応えられず、中崎が代理クローザーに抜てきされましたが、同じく期待に応えられず、苦しんだ時期もありました」(プロ野球解説者) だが、これで広島の終盤戦は“難しく”なった。栗原健太(33)、東出輝裕(35)の両ベテランを一軍昇格させるタイミングを失してしまったのだ。 当然、本人たちは否定するだろうが、両ベテランに相応しい“花道”が用意されると思われてきた。広島が優勝戦線に復帰できないまま終盤戦を迎えていれば、それも許されただろう。しかし、広島は残り16試合を総力戦で戦わなければならない。「苦しいときこそ、経験豊富なベテラン」という見方もあるが、9月14日時点で、栗原は27試合(42打席)、東出は21試合(21打席)にしか二軍戦に出ていない。当たり前の話だが、ベテランが二軍戦に出られる試合数は限られている。二軍は育成を目的としており、故障、不振で調整するベテランよりも若手優先で選手起用が行われる。栗原、東出ともに一軍戦の打席に立つ準備はまだ整っていないではないだろうか。 「東出は兼任コーチの扱いとなっており、今季に一軍戦でも一度も守備に着いていません(同時点)。栗原は一塁の守備で8試合に出ただけ」(前出・同) 14日、NPBは異例の謝罪会見を開いた。『阪神対広島戦』(12日/甲子園)で広島・田中広輔の打球を「フェンスを越えていない」と判定したが(三塁打)、改めてビデオ判定した結果、フェンスを越してその後方にあるワイヤーにあたって跳ね返っていたことがわかったと言う。広島にすれば、勝ちゲームを引き分けにしてしまったわけだが、「(シーズンの)結果が良ければ悪い話になる」(関係者)と、むしろプラスに捉えていた。 広島は士気が高まっている。そのなかに経験豊富なベテランがいないのは寂しい限りだが…。
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スポーツ 2015年09月17日 11時29分
トラを悩ます1か月遅れの「新・死のロード」
9月8日の対巨人戦が『雨天中止』となった時点で、阪神は同18日から29日まで、『12連戦』を戦うことが決まった。 「営業的にはオイシイのかもしれない。阪神は優勝争いに絡んでいるわけだし」(在阪メディア人の1人) 消化試合といえば、クライマックスシリーズがあるので、2、3位のチームはその進出権を懸け、最後まで全力で戦わなければならなくなった。ただ、今季のセ・リーグが混戦となった理由は、6球団がだらしなかったから。その反省は今オフの補強、秋季キャンプで補うことになるが、12連戦なんて“強行日程”はちょっと異常である。こちらは、シーズンオフに『プレミア12』の国際大会に参加するために諸々の行事も前倒しとなり、NPB側にも「このあたりの日程まで、公式戦を終わらせておきたい」との“都合”もあるそうだ。そう考えると、阪神のようなドーム球場を本拠地としないチームは不利である。 「8月末の広島戦が雨天中止になったとき、その代替日がペナントレース終盤に組み込まれ、10連戦が決定しました。9月に入れば台風の影響もあるので、和田監督(豊=53)は日程的にさらに苦しくなるのは覚悟していたはず」(前出・同) 12連戦の日程表は改めて見てみると、阪神はやはり『不利』である。 9月18〜19日=横浜スタジアム 同20〜21日=甲子園 同22〜23日=東京ドーム 同24日=ナゴヤドーム 同25〜27日=マツダスタジアム 同28〜29日=甲子園 これに対し、ライバル巨人は同じ9月18日から7連戦を戦うが、屋外は同18日から2日間だけで(神宮球場)で、ナゴヤドーム2試合、東京ドーム3試合と“雨天中止”にならない屋内球場での試合が続く。 もっといえば、対戦チームでも“苦手”との試合を多く残してしまった。12連戦中、DeNA戦3試合、ヤクルト戦2試合、巨人戦3試合、中日戦1試合、広島戦3試合。阪神が勝ち越しを決めているのは、DeNAと中日の2球団。つまり、5位と6位だけだ。東京ヤクルトとは12勝10敗でほぼ互角(14日時点)。負け越しの決まった巨人、相性の良くない広島とは6試合も残しており、ここに12連戦中、主催ゲームが『4試合』しかない“強行遠征”ぶりを重ねると、「今年も終盤戦で失速か!?」と思えてしまう。 前出の球界関係者がこう言う。 「9月8日の巨人戦を雨で流したとき、和田監督は『今日はどうしてもやりたかった』と思っていたのでは…。実は前日の7日、阪神ナインは休日返上で全員練習をやり、士気も上がっていたんです。まさに水を差されたようで…」 かつて、阪神には高校球児に甲子園球場を明け渡す夏の高校野球シーズンに大きく負け越す傾向があった。「遠征先の宿泊施設も充実し、交通の便もさらによくなり、選手の負担も軽減された」と、8月の死のロードは完全に死語となっている。しかし、近年の終盤戦に負け越す傾向は、こうした『終盤戦の詰め込み日程』にも影響しているのではないだろうか。藤浪の登板間隔を狭めて臨むようだが、阪神は多くのハンディを抱えている。
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スポーツ 2015年09月16日 16時25分
DeNA 4年連続Bクラスでも、中畑監督に続投要請の“怪”
リーグ優勝の可能性が完全消滅し、14年連続シーズン負け越しが決まったDeNAベイスターズ。普通なら、当然指揮官の責任が問われそうだが、球団はなぜか中畑清監督に“続投”を要請しているのだ。 南場智子オーナーは9月14日、「結果にかかわらず、(続投を)お願いするスタンスは変わっていない」とキッパリ明言している。 中畑監督が就任して以降、チーム成績は12年が最下位、13、14年が5位。今季は同15日現在5位だが、最下位・中日との差はわずか0.5ゲームしかなく、いつひっくり返されてもおかしくない状況。4位の広島とは7.5ゲームの大差が付いており、中畑政権下で4年連続5位以下が濃厚だ。 それでも、球団が続投要請する理由はどこにあるのか? 今季、DeNAは98年以来、17年ぶりに前半戦を首位ターン。それもあって、観客動員が飛躍的に伸びているのだ。 同11日にNPB(日本野球機構)が発表したDeNAの観客動員数は159万6176人(主催63試合=同10日時点)。前年同期と対比すると、なんと18.3%も増加しているのだ。 セ・リーグでは、これに続くのが、黒田博樹投手の“男気復帰”に沸いた広島と、首位争いをしているヤクルトで11.8%増。それでも、伸び率はDeNAと大差が付いている。他球団は阪神が4.0%増、中日が1.0%増、巨人が0.1%減。パ・リーグではロッテの8.4%増が最高で、DeNAの観客動員数アップは12球団でも群を抜いているのだ。 11年は110万2192人だった年間観客動員数は、球団がDeNAに変わり、中畑監督就任後、4年連続で増え続けており、今季はすでに昨季の動員数を超えている。特に今季は前半戦での好調ぶりが大幅な動員アップにつながったようだ。 某スポーツ紙の野球担当記者によると、「中畑監督になって、4年連続Bクラスは濃厚。それでも、この4年間での観客動員アップは大いに評価されるものです。それは、巨人ブランドと中畑監督の明るいキャラクターにも起因していると思われます。勝負の世界ですから、成績も大事ですが、プロの興行ですから観客動員も重要。ヘタに監督を替えて、人気が下降してしまってはビジネスになりませんから」と語る。 成績不振が続いても、球団からラブコールを受け続ける中畑監督だが、本人はBクラスの責任を感じ、自身の去就については話していない。(落合一郎)
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スポーツ 2015年09月16日 16時00分
侍ジャパンの監督は薄給? 解説仕事で稼ぐために視察そっちのけ
オコエ瑠偉、平沢大河、小笠原慎之介、そして清宮幸太郎など、甲子園で名を馳せたスター球児を招集した高校年代の日本代表チームは、U-18大会でも素晴らしい活躍を見せてくれた。 しかしその裏で、野球日本代表の本丸ともいえる侍ジャパンが、矛盾をはらんだ失態をしでかしていた。 「小久保裕紀日本代表監督(43)はなにがなんでも彼らを視察すべきでした。なのに…」(ベテラン記者) 8月26日に甲子園球場でU-18メンバーの壮行試合として、大学日本代表チームとの一戦が行われた。高校、大学の両代表チームには今秋のドラフト1位候補が揃っており、12球団のスカウトはお目当ての選手の力量を最終チェックするため、ネット裏に駆けつけていた。大学生投手のボールに力負けしない高校生スラッガーや、大学生の強打者相手に得意の変化球を投げ込む高校生投手たらの様子は、大いにスカウティングの判断材料になったようだ。しかし、侍ジャパンの関係者が現れなかったことに、高校、大学の要人たちはガッカリしていた。しかも、代表指揮官の小久保監督は、未来の主力選手よりも“アルバイト”を優先したのだ。 「小久保監督はその日、ヤクルト対巨人戦の解説で神宮球場にいました。試合前には真中監督と談笑していました」(同) 侍ジャパンの事業会社であるNPBエンタープライズは、プロアマ一体で全年代別や女子野球にも侍ジャパンを、と訴えていたはず。東京五輪で追加競技として五輪種目の復活を目指し、スクラムを組んでいたはずだが、小久保監督がいなければ、プロ、アマの結束力にもヒビが入りかねない。しかし、こんな声も聞かれた。 「代表監督のギャラはそれほどでもないらしい。現役時代の年俸が1億円を超えていたOBにすれば、信じられないような安さだと言っていました。でも、引退後に野球に関わる仕事がしたくてもできないOBもいるんですから…」(NPB関係者) プロ野球のTV中継数も激減し、解説者のイスも奪い合いとなって久しい。小久保監督はアルバイトを優先した理由を語っていないが、NPBエンタープライズとの契約は微妙なものになっているという。 契約期間は本人も明かしているように、2017年の第4回WBCまで。しかし、任期途中で12球団からの監督要請などがあれば拘束しない、という条項があり、視察などの代表監督としての業務も任意となっているそうだ。 「小久保監督に『U-18の視察に行くべき』といったアドバイスをするスタッフがいないんでしょう」(前出記者) 小久保監督は代表指揮官に就任してから、一度もベストメンバーを揃えていない。その是非はともかく、これまでの代表招集の際には将来性を口にし、若手中心のメンバーでチームを結成し続けてきた以上、来年プロ一年生になるメンバーを直接視察しておかなければ、侍ジャパンで掲げた自身のチームビジョンにも矛盾してくる。 サッカー日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチは年俸が2億円とのこと。代表指揮官のステータスにふさわしいギャラを払って小久保監督を拘束するか、このままアルバイトを黙認するべきか。まずは、小久保監督自身が一挙手一投足をファンに見られていると自覚すべきだが…。
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スポーツ 2015年09月15日 16時00分
横浜DeNA中畑監督「投げやり発言」裏に三浦兼任監督誕生
次期後継者に“ハマの番長”が指名された。 横浜DeNAの三浦大輔投手(41)がチームを救ったのは9月2日(対中日戦)。走者を背負いながらも6回1失点に抑え、ベテラン健在を強く印象づけた。 「大輔サマサマだよ。他の投手にも参考になるものがあったんじゃないか」 中畑清監督(61)は三浦をベタ褒めしていた。 気になるのは“発言の豹変ぶり”。前日同カードも勝利したが、中畑監督の口から出てきたのは選手批判。その日は負ければ最下位逆戻りの可能性もあったことから、ご立腹の表情だった。 「負けゲームだね、ハッキリ言って。(山口)俊の情けなさ。怠慢プレー。(登録を)抹消しても、代える投手が準備できていない。お家の事情は苦しいです、はい」 守備陣もミスを連発しており気持ちは分かるのだが、中畑監督といえば、どんなときも選手を名指しで批判することはなかった。 「山口、三浦で連勝はしましたが、投手事情は変わっていません。三浦は緊急登板も同然で、本来、投げていたはずの久保康友が不振で二軍調整となり、三浦にお鉢が回ったんです。二軍調整中の三浦の復調ぶりは報告されていなかったようで、中畑監督はそういう連絡不備を怒ったのかもしれないが、三浦を褒めることで表沙汰にしようとしなかった」(ベテラン記者) 中畑監督は前半戦終了時、南場智子オーナー直々に早くも続投要請を受けているものの、返事を保留したままだ。 「時季外れの続投要請は現場を混乱させるだけ。また、DeNAは旧ベイスターズOBを帰還させようとしています。いま実際にベンチをコントロールしているのはOBの進藤達哉ヘッドで、投手陣もやはりOBの川村丈夫コーチが仕切っています」(同) 中畑監督と対立しているのではないが、DeNAベンチは40代、50代のベイスターズOBが多く、若いスタッフばかりだ。そのため、ホンネで語り合える話し相手がほとんどいない。そんな孤立感も続投要請を保留させた遠因にもなっているようだ。 「そんな中、2日の好投で、中畑監督は三浦の影響力を再認識させられたのでは」(球界関係者) 中畑監督は最下位と5位しか経験していない。求心力のある三浦の下でチーム強化を図るべきと、監督自身も悟ったのかもしれない。
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スポーツ 2015年09月13日 14時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈北尾が小錦の右膝を破壊!〉
北尾光司の名前には、良いイメージがないという人も多いだろう。'87年の大みそか、親方への暴言を吐いた上、おかみさんに暴行を加えて失踪。そのまま廃業となった一件は、大相撲の横綱にあるまじき行為として、当時、大きな批判を浴びたものだった。 ただ、本人の著書などによれば異なる事情もあったようで、あとになって立浪部屋の運営方針にも問題があったとの声も聞かれた。 「例えば『ちゃんこがまずい』と言ったとされる件も、親方が協会から支給されるちゃんこ代を、ケチったことを批判したのだと言われています。北尾自身、転向したプロレス界でも数々の暴言を吐きまくったように、決して人格者というわけではないが、立浪部屋サイドが北尾を悪者にして、責任逃れするために“盛った”部分は少なくないでしょう」(スポーツ紙記者) 人格面だけでなく、幕内優勝の経験がなかったことから、「そもそも横綱にふさわしい実力がなかった」「千代の富士の一人横綱状態を解消するための“仮免横綱”だった」と、言われたりもする。 「パソコンやゲームを愛好し、マイペースな性格もあって“新人類横綱”と呼ばれた北尾は、そのためどこかひ弱な印象もありましたが、実際はそうではない。千代の富士は『もし北尾が廃業していなければ、その後の53連勝、ひいては国民栄誉賞受賞もなかったのではないか』と、当時を振り返っています。実際の対戦成績も、北尾の横綱昇進後は2勝3敗とほぼ互角。幕内通算でも6勝8敗と健闘していて、全盛期の千代の富士を相手に、これだけの成績を残した北尾が弱いはずがありません」(同) 実際、横綱昇進時には、69連勝の大横綱・双葉山襲名の話も出たほどで、結局、立浪部屋の定番である羽黒山と合わせた「双羽黒」の四股名となったが、それほどまでに周囲の期待は高かった。 とりわけ、当時の春日野理事長(元横綱栃錦)は北尾を高く評価して、渋る立浪親方を説得してまで双羽黒の名を薦めたという。 そんな高評価を決定付けたのが、横綱昇進の前年、'86年の5月場所における小錦との取組であった。 '84年に入幕2場所目にして、千代の富士と隆の里の両横綱から金星、大関の若島津からも勝利を挙げ、“黒船襲来”と畏怖されていた小錦。2場所連続で二桁勝利を収め、この場所に大関獲りを懸けていた。 「高校ではアメフト部で主将を務めるなど、巨漢でありながら足腰が強い。入幕当初は巨体頼りの荒っぽい取り口でしたが、徐々に相撲も覚え、外国人初の横綱昇進は確実と目されていました」(同) 今では白鵬をはじめとして外国人横綱も当たり前となったが、しかし、当時は「日本の国技たる大相撲の伝統が崩れる」と、忌避感が強かった。小錦の発言など、ささいなところを批判しては、“横綱にふさわしくない”との評判を立てようとする動きが見られたほどだった。 そんな小錦の前に立ちはだかったのが北尾である。取り直しの一番、軍配が返ると同時に全体重を掛けた突き押しに出る小錦。がっちり受け止めた北尾は、小錦の右腕を左手でつかんでロックアップ。そこからまわしを取って、正面からのがぶり寄り。 これをこらえてつり上げようとする小錦に、鯖折りの体勢となった北尾が、上からのしかかるようにして体を預けると、小錦は右膝から崩れ落ちた。 この一番で小錦は靭帯損傷に骨折という大けがを負い、復帰後は以前と異なり、下半身の脆さを見せるようになった。このときの故障のために、小錦は横綱になれなかったとの声も根強い。 一方、勝った北尾は“黒船を返り討ちにした大相撲界の救世主”との評価を得ることになった。当時、体重240キロの小錦と正面から組み合って、文字通りひねり潰すことなど、たとえ千代の富士でもできる芸当ではない。 横綱昇進後も、毎場所のように優勝候補に挙げられていた北尾。廃業時でもまだ24歳と若かっただけに、あの“事件”がなければ大相撲史に残る横綱となっていたかもしれない。
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スポーツ 2015年09月13日 10時00分
小塚桃子ゴルフ連載(44) 本格シーズンに備えて・1
9月に入り、残暑が厳しいのかなと思っていましたが、今年は台風の影響もあり、雨ばかり。結果、気温も上がらず、夏の猛烈な暑さからは回避できていますね。このまま、お彼岸を超えてしまうのでしょうか−−。 そこで、今回からゴルフが楽しくなる秋冬に向けて、準備しなければならないことを私なりにご紹介したいと思います。 これからの季節、早朝の日中では寒暖差が大きくウェア選びに苦慮します。 私の場合ですが、9〜10月下旬にかけては半袖のシャツを着て、その上にセーターを羽織ります。暑くなったらいつでも脱げる様なスタイルです。この時期は日中、結構暑くなりますからね。 11月頃になると、朝はかなり冷え込んでくるので、長袖シャツの下にインナーを着用。防寒対策を万全にします。勿論、暑くなったらインナーを脱ぎます。余談ですが、私はその場で脱ぐようにしています。簡単に脱げるので、「手っ取り早く!!」ということで…。 打球に関しては、空気が乾燥し始めるので、よく飛びます。日中はコース上も乾燥していて、球の転がりが良い。 ドライバーを打つと球が飛び、転がりもいいので、距離を稼げます。 ただ、アプローチは慎重になる必要があります。なぜなら、球が飛び過ぎるからです。 その一方で早朝は、秋から冬にかけての特徴でもある朝露の影響を受けます。露でコース上はぬかるみ、打球の転がりが悪くなります。ただ、パットのラインを読むには絶好。露でボールの転がった跡が残る。つまり、前の組がラインを教えてくれるのです。俗に言うカンニングですが、それが出来る事は大きいです。 ただ、これは早朝だけの特権で、徐々に気温が高くなると前述の通り、距離が出てくる。そうなると朝露はなくなり、カンニングが出来なくなる訳です。 私は夏より秋のゴルフが好きです。理由は、ラウンドしやすいから。暑くなくなり、気分的に余裕が生まれるからか、秋の方が集中できます。因みに私の周囲は、ほぼみんな秋派。スコアが全然違いますね。 ドライバーは、「バチーン」と打ってもいいのですが、2打目・3打目はボールが飛ぶことを考え、グリップを短く持つなり、番手を下げるなり工夫した方がいいでしょう。 当然のことながら、料金は夏より秋の方が断然、高い。8月は一気に値段が下がりますが、9月の声を聞いた途端、急騰。これには驚きます。 面白い事に8月は格安にも関わらず、私には誰からもお誘いがありませんでした。ところが9月に入った瞬間、お誘いが沢山ありました。値段の問題ではなさそうですね。 最後にクラブハウスでは随分前から秋冬物が出ています。今年の夏は、「フラミンゴ」が大流行。どこに行ってもフラミンゴ…フラミンゴ…。 今年の秋冬は、ニットのセットアップが狙い目のようです。
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スポーツ 2015年09月12日 14時00分
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 弟子も首位打者を争い、年俸以上の存在感を示す41歳 「準備の天才」と言われるイチローに対する再評価
8月14日に敵地セントルイスで行われたカージナルス対マーリンズの一戦で、イチローが1回表に日米通算で4192本目となるヒットを放ち、メジャー歴代2位の記録である“球聖”タイ・カッブの4191本を抜いた。 大リーグではアウェーで戦う場合、球場は敵方のファンで埋め尽くされているので、大記録をマークしても無視されることが多い。拍手の代わりにブーイングを浴びせられることも珍しくないが、イチローは例外だった。場内放送で知らせたわけでもないのに、球場を埋め尽くしたカージナルスファンがスタンディング・オベーションで讃え、それにイチローがヘルメットを取って応えるという感動的なシーンが見られたのだ。 米国メディアも、これまではレベルの低い日本での記録とメジャーでの記録を合算するのは無意味とし日米通算記録には冷淡だったが、今回はいつになく好意的で、多くのメディアがタイ・カッブの時代は打者有利で4割打者がゴロゴロいたことや、イチローがメジャーに来て10年目まではオリックス時代とあまり変わらないペースでヒットを量産していた点をあげて「タイ・カッブ超え」を素直に賞賛するところが多かった。 ポジティブに報じるメディアの多くは、イチローが来季中にメジャー通算3000本安打と日米通算でピート・ローズの4256本を抜く可能性があることにも言及。MLBコムは、マーリンズが契約更新に前向きになっていることや、41歳になってもイチローが故障知らずで足にも衰えが見られないこと、依然としてメジャーNo.1の高い野球IQの持ち主であることなどを考えれば、メジャー3000本安打と日米通算4256安打を達成する確率は90%と予測している。 イチローの今季の成績は8月27日現在、打率2割5分7厘、出塁率3割1分5厘で、どちらもメジャーの平均値に限りなく近い数字だ。衰えたとはいえ、安打製造機のイメージがある打者の数字としてはやや寂しいと言わざるを得ない。昨季はヤンキースで打率2割8分4厘をマークしているので、本来なら契約を更新してもらえる数字ではない。 しかし、GMを兼任するジェニングス監督は契約更新をする可能性が高いことを明言しており、地元メディアもそれをポジティブに評価している。 地元の有力メディアが安打や盗塁の通算記録以上に高く評価しているのは、試合前の準備が素晴らしいことだ。 マイアミの最有力紙『サン・センチネル』は、イチローの試合前の準備は前日の試合が終了した直後に始まっているとし、メジャーでは用具係の仕事であるスパイク磨きを、自らブラシを手にしてやっていることや、グラブにオイルを含ませ皮を軟らかく、最高の状態に保っていることなどを紹介。 さらに、家に帰っても、食事の前後に器具を使ったトレーニングをたっぷりやっていることと、就寝前に毎晩2時間のマッサージを受けていること。翌日は目覚めた後、軽くトレーニングしてから誰よりも早く球場入りすること。試合前は全身の筋肉を発砲スチロール状のローラーを使ったマッサージを入念に受けて筋肉を最高の状態に保っていること。オールスター休みの期間中、他の選手がバケーションを楽しんでいる中でイチローだけが毎日本拠地のマーリンズパークに来て、2時間トレーニングに汗を流していたことなども紹介し、イチローが41歳まで現役生活を続けることができた秘訣はルーティーンの小さなことをおろそかにせず、長い間積み重ねてきたことによるものと結論付けている。 イチローの求道者的な姿勢はチームの若い選手にも好影響を与えており、記者やアナリストの中には、ディー・ゴードンの大化けの影にはイチローの絶え間ない助言があると見る向きが多い。 ゴードンは昨年までドジャースに在籍していた快速二塁手で、昨年の盗塁王であるにもかかわらず、打撃面での評価が低いため、オフにマーリンズにトレードで放出された。 しかし、キャンプでイチローに弟子入りすると打撃技術が向上し、シーズン開幕後は、驚異的なペースでヒットを量産。一時は師匠イチローの持つシーズン安打記録262本を更新するのではないかと期待された。 7月にスランプに陥り、一時は打率リーグトップの座から滑り落ちたが、ゴードンは8月に入って復調。 現在は打率首位の座を奪い返しており、首位打者の最有力候補と見なされている。強みは全盛時のイチロー同様、いざとなればバントヒットで安打を稼げることだ。 ゴードンが首位打者のタイトルを手にすることになれば、師匠の存在もクローズアップされることになり、イチローにさらなる付加価値が付くことになる。マーリンズに来たのはヤンキースから契約更新を拒否された末のことだが、結果的にこのチームに来たことは、いいことづくめになった感がある。スポーツジャーナリスト・友成那智ともなり・なち 今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。'04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」(廣済堂出版)は日本人大リーガーにも愛読者が多い。
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