スポーツ
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スポーツ 2019年06月24日 11時30分
“過激な仕掛け人”新間寿氏の殿堂入りセレモニーをWWE東京公演で開催!
世界最大のプロレス団体WWEは、今年4月にニューヨーク/ニュージャージー地区で開催されたWWE名誉殿堂セレモニー『WWEホール・オブ・フェーム』において、新日本プロレス営業本部長、WWF(WWE)会長などを歴任し、長年に渡る、日本のみならず世界のレスリング界への功績を讃え、レガシー部門への殿堂入りを果たした新間寿氏について、WWE東京公演『WWE Live Tokyo:』(28、29日 東京・両国国技館)初日の28日に、『WWEホール・オブ・フェーム』殿堂入りセレモニーを行うと発表した。WWE日本公演開催に際し、日本のWWEユニバース(ファン)の前であらためてセレモニーを執り行い、その偉大なる功績を祝福するという。 アントニオ猪木氏の右腕として、プロボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリとの“世紀の一戦”など、実現不可能と言われた試合の数々を実現に導いてきた新間氏は、藤波辰巳(辰爾)、(初代)タイガーマスクなど、新日本プロレスの絶対的エースである猪木に続くスターを生み出すことで、80年代の新日本プロレス黄金時代を築いた。WWEとはWWWF、WWFの名称時代から、ビンス・マクマホン・シニアと太いパイプを持ち、新間氏が新日本を退社し、(第1次)UWFを旗揚げした際には、新日本と業務提携中にもかかわらず、エースの前田日明がWWFインターナショナル・ヘビー級王座(後にUWFヘビー級王座に改名)をマディソン・スクエア・ガーデンで獲得するなど、マクマホン家との親交が深いことが窺える。 日本では20日に、(初代)タイガーマスクこと佐山聡がプロデュースしたリアルジャパンプロレス『ストロングスタイルプロレスVol.2』東京・後楽園ホール大会で、新間氏がファンの前で殿堂入りの挨拶をすると、多数の関係者、そしてファンから大きな祝福を受けた。今回のWWE東京公演には、初日のみビンス・マクマホン会長兼CEOの娘婿であるトリプルHの来日と試合出場が発表されており、マクマホン家を代表して新間氏の殿堂入りを祝福するようなセレモニーになれば、ファンは歴史を学ぶことが出来るだろう。両国国技館でどんな“新間節”が聞かれるのか期待したい。※文中敬称略文 / どら増田写真提供 / WWE JAPAN
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スポーツ 2019年06月23日 11時30分
半数以上が該当 交流戦MVPにまつわる“タイトルホルダー”のジンクスとは?
12球団で最も活躍した選手に、賞金200万円とともに贈られる『日本生命セ・パ交流戦MVP』。賞金3000万円のチーム優勝とともに、その行方が注目されているタイトルだ。 昨年は全体2位のオリックスから吉田正尚が選出されたこの賞だが、過去10年を振り返ると、とあるジンクスが浮かび上がってくる。それは受賞選手の半数以上が“タイトルホルダー”になっているということだ。 過去10年の受賞選手のうち、タイトルに縁がなかったのは昨年の吉田、2014年の亀井善行(巨人)、2016年の城所龍磨(元ソフトバンク)の3選手。その他の7選手はいずれも、その後の戦いを経て何らかのタイトルを獲得している。 2015年に初受賞した柳田悠岐(ソフトバンク)は、「打率.363、34本塁打、32盗塁」で首位打者とトリプルスリーを同時達成。2度目の受賞となった2017年も、最高出塁率(.426)のタイトルを獲得した。 2013年にMVPとなった長谷川勇也(同)は、首位打者(打率.341)と最多安打(198本)を獲得。2012年に戴冠した内海哲也(当時巨人、現西武)は、交流戦期間中に挙げた4勝も効き2年連続となる最多勝(15勝)を手中に収めている。 移籍初年度の2011年に戴冠した内川聖一(ソフトバンク)は、その年史上2人目となる両リーグでの首位打者(.338)を達成。22歳の若さで選出された2010年のT−岡田(オリックス)は、1962年の王貞治以来となる22歳での本塁打王(33本)に輝いた。 2009年の杉内俊哉(当時ソフトバンク)は、最高勝率(.750)、最多奪三振(204個)の二冠を達成。ちなみに、杉内は翌年も200個以上の三振(218個)を奪っているが、ソフトバンクの投手が200奪三振をクリアしたのは同年の杉内が最後の例となっている。 2013年からは隔年でジンクスが発生していることを考えると、今年は受賞者がタイトルホルダーになる年であるともいえる。果たして、飛躍が約束された交流戦MVPを獲得するのは一体どの選手になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月22日 17時30分
カド番大関・貴景勝が臨む名古屋場所 過去の陥落は2例のみ?
新大関として迎えた夏場所(東京・両国国技館)で右膝を負傷し、「3勝4敗8休」という成績に終わった貴景勝。初陣でいきなりカド番に転落した22歳にとって、次場所の名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)は文字通り正念場となる。 現状を伝える各メディアの報道によると、貴景勝は現時点で出場の可否を明確にしてはいない。しかし、16日に昇進披露宴を行ったばかりの大関は、仮に欠場すると、年6場所制定着(1958年)以降では、史上ワースト記録となる2場所での大関陥落となる。これらの事柄を考えると、恐らくは出場という決断を下すことが濃厚だ。 怪我の悪化を危惧し、「まだ若いから無理をする必要はない」、「治らなければ休んだ方がいい」と欠場を勧めるファンも多い名古屋場所。だが、出場するならば追い風となりそうなデータもある。それは陥落力士の少なさだ。 1958年に定められた「3場所連続での負け越し」という陥落規定が、現行の「2場所連続での負け越し」と改められたのは1969年名古屋場所から。そこから現在に至るまで、大関が関脇に陥落した例は21例(18人)を数える。 ただ、この21例の中で、名古屋場所が舞台となったのは武双山(2000年)、出島(2001年)の2例。また、名古屋場所では2001年から昨年まで、17年間陥落劇が起こっていない。 秋場所(東京・両国国技館)で2ケタ以上をマークすれば、名古屋場所で休場しても大関には戻れるが、思惑通りに白星を挙げられる保証はどこにもない。もちろん、経過が悪ければ休場が第一だが、回復が順調ならば縁起のいい場所にチャレンジする価値はあるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月22日 11時30分
大谷の快挙達成で問われる「メジャー投手のレベル低下」は本当か?
大谷翔平(24=エンゼルス)の偉業達成にケチが付いた。去る6月13日(現地時間)のレイズ戦、3番・DHで出場した大谷は、日本人メジャーリーガー初のサイクル安打を達成した。イチロー、ゴジラ松井も成し遂げられなかった快挙だ。 それに対し、球界のご意見番・張本勲氏(79=野球評論家)が「アメリカのピッチャーは質が落ちたね。だらしがないね」と水をさす発言をし、大谷の快挙達成の翌日にも別選手がサイクル安打を達成したことに触れながら苦言を呈していた。 アメリカのピッチャーは、本当にレベルが落ちたのだろうか。 大谷の記録達成を許したレイズ投手は、ライアン・ヤーブローと2番手ハンター・ウッドの2人。左腕・ヤーブローは昨季、16勝を挙げた左腕だ。 「ヤーブローは今季28歳になりますが、16勝を挙げた昨季がメジャーデビューしたシーズンなんです。2014年のドラフト会議でマリナーズに指名され、マイナーで鍛えられて4年目にして、やっと素質が開花したピッチャーです。ストレートはさほど速くありません。変化球で打ち損じを誘う技巧派」(米国人ライター) 「4年目でようやく」という経歴を聞かされると、ご意見番の意見は間違っていなかったことになる。しかし、こんな声も聞かれた。 「メジャーデビューする直前の17年シーズンでした。3Aで26試合に登板し、13勝、159奪三振をマークしました。レイズの首脳陣が他球団への流出を恐れ、それを阻止したほどです」(前出・同) まだ伸びしろのある投手として期待されているのは、間違いないようだ。 ヤーブローは大谷に打ち込まれ、敗戦投手になったが、この日は6イニングを投げて被安打5。つまり、ヤーブローの失点は“大谷絡み”だけだったのだ。初回の大谷の3ラン、そして、5回に大谷が三塁打を放った直後の出た4番・プホルスの2ランだけ。プホルスはアメリカン・リーグを代表するスラッガーだ。ヤーブローは大谷、プホルスの2人には打たれたが、先発投手として責任イニングを投げており、メジャーリーグの投手の質が落ちたわけではない。 もっとも、ご意見番は「だらしがない」ともおっしゃったので、勝負どころで、3番大谷、4番プホルスに打たれたことを指しての表現だとすれば間違ってはいないが、「アメリカのピッチャーは…」と評価するのは正しいとは言い切れない。素直に、大谷をもっと評価してあげてもいいのでは? 「昨季のヤーブローは主に救援で勝ち星が転がり込んできたんです。今年は先発も任され、真価が問われています。ここまで10試合に投げて5勝3敗です」 メジャーリーグ中継の解説も務めるプロ野球OBの言葉だ。 サイクル安打を達成した翌日、レイズが先発マウンドに送り込んだのは、ブレイク・スネルだ。スネルは昨季、サイ・ヤング賞に選ばれた左腕。防御率1点台は、2000年のペドロ・マルティネス以来となる快挙だった。その一流投手との対戦成績は1打数1安打、1四球。スネル攻略に貢献してみせた。 メジャーリーグの投打の成績を見ると、たしかに「打高投低」の傾向は否めない。しかし、大谷は好投手と対戦し、結果を残したのである。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月22日 06時30分
歴史は繰り返すか? 好調巨人を支えるベテラン捕手・炭谷銀仁朗
セリーグ、首位争いを繰り広げる巨人。「大型補強」として獲得した新戦力のうちの一角、炭谷銀仁朗の存在感がじわじわと出始めている。ここまで出場29試合ながらも、ここ2か月間で先発マスクも含め一気に出番が増えた格好だ。正捕手・小林誠司を支えながら、要所でバッティングでも好打を放つなど、ベテランらしい「縁の下の力持ち」という言葉以上の役割を果たしている。 さらに挙げられるのが、大城卓三の起用法や選択肢が増えたことも「炭谷効果」の一つだろう。入団当初より高い打撃センスを発揮してきた大城は今季、主に一塁手としての出場を続けており、丸佳浩、岡本和真らとともにクリーンナップを形成し、打線の核となっている。小林・炭谷の両捕手がいることで大城の素質が如何なく活かされていることは言うまでもない。 無論、炭谷自身も今月13日の古巣・西武との交流戦では3ランを放ち、16日の日本ハム戦では今季不調のエース・菅野智之を好リードで7勝目に導くなど、様々な面で貢献度が増してきている。すでに巨人に無くてはならない戦力として期待以上の働きを見せ、指揮官である原辰徳監督はベテランを「生きた教材」と評し、同じポジションで競う小林とのさらなる相乗効果を期待する。 過去、巨人は新たな捕手を獲得することで、チームの活性化を図ってきた記憶が鮮明だ。平成最初の年、中日から獲得した中尾孝義の加入でまさに投手陣が生まれ変わり、日本一にまで駆け上がった。また、シーズン序盤から下位に沈んでいた1992年は、西武から大久保博元が加わると攻守にわたり活躍、チームを押し上げるキーマンとなった。そして2001年には新人として阿部慎之助が入団、チームの顔として、また長きにわたり土台として「扇の要」となる。 2019年シーズン、交流戦を戦い上位争いも激しさを増してきた今、炭谷銀仁朗が巨人の新たな柱となり、チーム全体を支える存在となってきたことは明らかだ。頼もしいベテラン捕手に引っ張られる形で、いよいよ覇権奪還へ向け最重要となる夏場を迎える。(佐藤文孝)
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スポーツ 2019年06月21日 22時30分
初代タイガーマスク「猪木の意志を継ぐに相応しい人間」と大暴れの藤田和之を評価!
リアルジャパンプロレス初代タイガーマスク 佐山サトルプロデュース『ストロングスタイルプロレスVol.2』▽20日 東京・後楽園ホール 観衆 1549人(満員) 初代タイガーマスクこと佐山サトルがプロデュースする『ストロングスタイルプロレス』の第2回大会が開催された。今大会は初代タイガーマスクの生みの親でもある新間寿氏のWWE殿堂入りのお祝いも兼ねた。メインイベントでは、船木誠勝がスーパー・タイガーとのタッグで、藤田和之&ケンドー・カシンのはぐれIGFインターナショナル軍と対戦した。 船木と藤田&カシンに目が行く中、しっかりと存在感を示したのが、レジェンド選手権王者のスーパー・タイガーだ。スーパーは、はぐれ軍のセコンドに付いたフレディ・クルーガーにも気を取られながらも、カシンや、パワーとラフを兼ね備えダーティーな部分も出してきた藤田ともしっかりと張り合っていた。 最後ははぐれ軍の巧みなインサイドワークにやられる形で、藤田の投げっぱなしジャーマンから、顔面へのサッカーボールキックで3カウントを奪われた。カシンが「スーパー・タイガー!レジェンド選手権をかける勇気はあるのか?藤田和之とシングルができるのか?」と挑発。スーパーも「ベルト?喜んでかけてやるよ!決めてくれ!」と呼応したことで、両者のシングル対決が急浮上する展開に。インタビュールームに現れたスーパーは改めて、「このベルトがリアルジャパンだ!」とベルトを手に叫び、藤田との防衛戦に向けて気合いを入れていた。 その後、佐山が大会を総括。「新間さんのお祝いにしてはふさわしい試合ができたんじゃないかと思います」とメインの試合を評価した。はぐれ軍の暴挙に関しては「まあ、これでこそストロングスタイルというものじゃないかと思います。それにしても、よく盛り上げてくれたなと思います。ストロングスタイルで盛り上がると、こういうふうになると実感してもらえたと思います」と、ダーティーな攻撃で殺伐とした空気を作り出したはぐれ軍を「これぞストロングスタイル」と称えた。 佐山は今後の参戦についても「上がり続ける資格はあるんじゃないでしょうか。(藤田は)相変わらずスゴいなと。やはり猪木の意志を継ぐにふさわしい人間だと思いますね」と続けた。どうやら藤田の継続参戦に異論はないようだ。 今回も後楽園ホールの客席は満員。『ストロングスタイルプロレス』の3回目も楽しみである。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月21日 17時20分
オリックス“緊急トレード”を示唆 「糸井流出の貸しを返せ」の声
トレード交渉、コンバート。どちらも、ゼネラルマネージャー(以下=GM)としては腕の見せどころだが、「あえて何もしない」という選択もあるのではないだろうか。 オリックスバファローズの福良淳一GMが関西系メディアの取材に応じ、「緊急トレード」を示唆した。去る6月18日の巨人戦で、伏見寅威(29)が左足アキレス腱を断裂する大怪我に見舞われた。オリックスが支配下登録している捕手は全部で5人。伏見を含め、うち3人を一軍戦に登録していた。通常、プロ野球では「捕手3人態勢」で臨む。育成枠に2人の捕手がいるが、福良GMは“人材難”と判断したようだ。 「伏見は代打の切り札的存在でした。その伏見の代わりに一軍に昇格してきたのは、今季37歳になるベテランの山崎勝己。一軍には若月健矢、飯田大祐の2人もいますが、試合中の怪我はもちろん、試合展開によっては捕手にも代打を出さなければならない場面も出ています。代わりの捕手がいなくなるのを理由に、代打を送れず、好機を逃したとなれば…」(在阪記者) しかし、オリックスは「外部補強」とは異なる動きも見せている。新人内野手の頓宮裕真(22)に捕手の練習をさせていた。頓宮を捕手に“戻す”のなら、福良GMは昨秋からのチーム構想も撤回することになるが…。 学生野球に詳しいファンは分かると思うが、頓宮は東都リーグ(亜細亜大学)で通算14本塁打を放ち、大学日本代表チームでも4番を任された強打者である。オリックスは打撃優先で、内野手にコンバートすることを前提に指名した。正三塁手として育てたいとし、頓宮はキャンプから必死に内野の守備練習を積み重ねてきた。昨今は5年目の西野真弘(28)がスタメン三塁で出場することも多くなったが、「将来の大砲候補」という期待感は変わっていない。頓宮の捕手再コンバートは、一時的な措置だとしても、内野手としての成長を遅らせることになる。 こんな情報も飛び交っていた。 「セ・リーグで、捕手を出せそうなチームに交換トレードを打診中だと聞いています。相手側が欲しいと思っているポジションの選手を放出できるのかどうか、オリックスは確認を急いでいる、と」(ベテラン記者) いや、この情報は額面通りに捉えられない点もある。たしかに捕手の頭数は足らないかもしれないが、故障離脱した伏見は捕手というよりも、代打の切り札であって、その打力を買われて一塁のスタメンで試合に出ることもある。オリックスの狙っているトレードは、「代打・伏見」の補填ではないだろうか。 「シーズン途中でのトレードなんですが、その選手が試合に出るとか、移籍することで評価が上がるのであればともかく、そうでなければ、応じたくないとする球団も少なくありません。選手会がウルサイから(笑)。シーズン中に転居させることになれば、子どものいる選手は特に大変なので」(プロ野球解説者) 福良GMは監督から現職に異動した。指揮官時代、糸井嘉男(現阪神)のFA流出に直面し、球団は慰留に必死だったが、福良氏は監督として、「本人が望んでいること」とその背中を押してやったという。 「阪神に糸井流出時の貸しを返してもらうんじゃないか?」(前出・ベテラン記者) 同じ関西圏の球団なので、トレード成立でも選手は引っ越す必要もない。だが、阪神は「今季は現有戦力で戦う」と宣言している。 シーズン途中のトレードは成立させるのが難しい。残されたオリックスの一軍捕手だが、若月は課題だった盗塁阻止率も向上し、飯田はソフトバンク甲斐拓也にも並ぶ強肩だ。 頓宮に捕手の練習をさせたのもそうだが、今のオリックスにとって、「慌てない」「何もしない」のが最良の策だと思うのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月21日 11時30分
執念のサヨナラ勝利を決めた広島 あの“アンタッチャブルレコード”も回避?
広島・マツダスタジアムで20日に行われた広島対ロッテの一戦。ここまで連敗を喫していた広島が「7−6」で勝利し、なんとか同一カード3連敗を逃れた。 プロ初出場・初先発を果たした小園海斗の初打席初ヒットで幕を開けた試合は、広島が序盤3回までに5得点。6回裏には鈴木誠也に18号ソロも飛び出し、6点リードで試合を優位に進めていた。しかし、直後の7回に一岡竜司、中村恭平が打たれ4点を失うと、8回はレグナルト、9回はフランスアがそれぞれ失点。終盤の3イニングで、一気に同点に追いつかれてしまう。 6点リードを守れなかった広島だが、その裏、菊池涼介の四球を皮切りに、二死満塁のチャンスを作る。この場面で會澤翼がサヨナラとなるタイムリーを放ったことにより、延長戦に突入する前に何とか試合を決めることとなった。 大勝ムードから一転、薄氷の勝利となった広島。今回の試合を受けたファンからは、「形は悪いけど、とりあえずは勝てて良かった」、「このまま負けるかと思ったがよく踏ん張った」、「中継ぎ陣は反省して次に活かして」といったコメントが寄せられている。 一方、前述したコメントの中には「これで交流戦歴代最低勝率はなんとか免れた」という内容も。交流戦の歴代最低勝率はDeNAが2015年に記録した「勝率.176」(3勝14敗1分)だが、この記録の再現を恐れていたファンも少なくなかったようだ。 同年のDeNAはセ首位で交流戦に突入するも、期間中に記録した白星はわずか3勝。また、6月3日ソフトバンク戦から14日日本ハム戦まで、引き分けを挟んで10連敗を喫するなど大不振に陥っていた。 交流戦最下位に沈む広島は、20日試合前時点で「3勝9敗1分・勝率.250」。残り4試合で全敗を喫すると、DeNAと並ぶワーストタイ記録が樹立されるという状況だった。一部ファンの間では、“アンタッチャブルレコード”とも呼ばれている交流戦歴代最低勝率。今回のサヨナラ勝利は、それを回避できたという意味でも大きな1勝となったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月21日 11時20分
オリックスK-鈴木、悔やまれる8回の四球…好投報われず4敗目に西村監督が謝罪!
セ・パ交流戦オリックス 2-4 巨人(3回戦)※オリックスの1勝2敗▽20日 東京ドーム 観衆 44,038人 「あそこまで投げてくれただけに、K(-鈴木)に悪いことをした。(丸に)その前の打席でホームランを打たれていたので、(近藤)大亮に託したんですけどね。あの場面で考えて使った自分の責任です」 試合後、インタビュールームに現れたオリックス西村徳文監督は、自らの采配をこのように試合を振り返るとともに、8回2アウトまで好投を見せた先発のK-鈴木を労った。チームは5回に大城滉二のタイムリースリーベースで2点を先制。鈴木は4回1/3までノーヒットピッチングで、完封ペースだったが、6回、巨人打線に捕まり、丸佳浩に同点2ランホームランを打たれてしまう。西村監督は「2点先制はしたけど、そう簡単にはいかない」とも話していた。 「今日はしっかりと打者に向かっていく気持ちで投げることが出来たと思います。6回の場面はなんとしてでも、長打は避けなければいけませんでしたし、1球の大事さを痛感しました」 降板後にはこんな談話をしていた鈴木だが、スタメンでマスクを被った飯田大祐は「本人もわかってると思うんですけど、きょうは調子が良くなかったんですよ。ただ要所要所でいい球が来てたので、揺さぶることが出来ました。でもまとまり過ぎましたね。次もし、またバッテリーを組ませてもらえるなら、パ・リーグが相手なんで、やり返したいですね」と語り、鈴木も「確かにキレが悪かったです。でも飯田さんとはファームでずっと組んでたので、投げやすかった。慎重に行き過ぎたのかもしれないけど、8回の四球が…悔しいっすね」と、飯田のコメントを裏付けながら、8回2アウトからの二者連続四球を悔やんでいた。 試合は、鈴木の後を受けた近藤が丸に2点タイムリーで勝ち越され、巨人との交流戦を勝ち越すことが出来ず、21日から広島に乗り込んで3連戦をした後、24日に神宮でヤクルトと交流戦最終戦を行う。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月21日 07時00分
女子サッカーW杯・高倉麻子監督の飲む酒は「勝利の美酒」か「ヤケ酒」か
6月19日、FIFA女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の1次リーグD組最終戦が行われた。日本代表『なでしこジャパン』はイングランド代表に0対2で敗れたものの、結果、勝ち点4で2位となり、決勝トーナメントへの進出をきっちりと決めた。 「とりあえず、最低限の結果ですね。何しろ、代表メンバー23人が発表された時点からザワついていましたからね。23人中17人はW杯初出場。国内リーグで3年連続得点王の田中美南(日テレ・ベレーザ)が外れるなど、高倉麻子監督の思い切った人選が話題となりました。これで結果が伴えば、何の問題もありませんが…」(スポーツ紙記者) そんな高倉監督だが、開幕戦で格下のアルゼンチンに引き分けても、動じた様子は一切見せなかった。 「めぼしい後任候補がいないから余裕なんですよ。カリスマ的存在の澤穂希は、代表監督就任に必要なS級ライセンスをまだ取得していませんからね。出産やサッカー以外の芸能活動に多忙で、講習に行けなかったのです。それでも、ファンからの澤監督待望論は日増しに強まっています」(同・記者) 高倉監督も「自分は(澤への)つなぎ」と、何度か口にしたことがある。代表監督の地位に固執していないのかもしれないが、協会関係者は気が気じゃない。 「今回の代表メンバー23人は“賭け”に近い人選でした。最終的に選んだのは高倉監督ですが、協会とも協議しているはず。敗戦の責任を問うなら、協会幹部も同様という声が上がるからですよ」(専門誌記者) 協会は、来年の東京オリンピックも高倉監督に指揮官の座を託す予定だ。しかし、今回のW杯で国民が納得のいく結果を残せなければ、土壇場で監督交代も検討せざるを得なくなる。 「高倉監督を蹴落として、出世や起死回生を狙う輩もいます。今回のW杯の結果次第では、そうした協会内部の覇権争いも激化するかもしれません」(同・記者) 決勝トーナメント初戦は26日。“酒豪”で知られる高倉監督の“量”が増えるのか否か。結局、結果が良くても悪くても減ることはなさそうだが…。
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