スポーツ
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スポーツ 2019年06月25日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「スティーブ・ウィリアムス」日本マットに2つの転機をもたらした“殺人医師”
急角度のデンジャラス・バックドロップは何度見ても思わず息をのむ衝撃度。荒っぽいファイトスタイルで、三冠ヘビー級王座や世界タッグ王座を獲得したスティーブ・ウィリアムス。彼が咽頭がんにより49歳の若さで亡くなってから、今年で10年になる。※ ※ ※ スティーブ・ウィリアムスは日本のプロレス界に2つの大きなターニングポイントをもたらしている。 “歴代最強の外国人レスラー”というようなランキングでその名が上位に挙がることは少ないものの、日本のプロレス史という観点からすると実はかなり重要なキーマンなのだ。 初来日は1986年7月の新日本プロレス。扱いにくいブルーザー・ブロディに代わる新たなエース外国人候補として期待されたが、同年10月、2度目の来日時に事件は起きた。 東京・後楽園ホールでのアントニオ猪木とのシングルマッチ。試合開始のゴングと同時にハチャメチャに殴りかかっていったウィリアムスは、猪木をロープに振って正面から抱え上げると、スパイン・バスターの要領で背中からマットに叩き付けた。 しかし、カバーに入ると猪木はピクリとも動かない。そのままカウント3で“秒殺”となる寸前に、慌ててウィリアムスは猪木を引きずり起こした。 「演出でもなんでもない完全に猪木がフォール負けするタイミングで、これには場内も騒然となりました」(スポーツ紙記者) 不運なことにこの試合はテレビ生中継。4日前に行われた『INOKI闘魂LIVE』における猪木vsレオン・スピンクス、前田日明vsドン・中矢・ニールセンの録画中継と併せての放送とあって、半ば放送事故ともいえそうな惨劇は広く全国のファンに届けられてしまった。 なお、試合自体は猪木の勝利に終わったものの、放送時間の関係からか結末まで流されることなく、途中で前田vsニールセンの録画中継に切り替わっている。「前田の鮮烈さに比べて、猪木は新顔のウィリアムスにKO負け寸前の体たらく。その後に放映されたスピンクス戦も凡戦に終わったことで、多くのファンに“世代交代”を強く印象付ける結果となりました」(同) 実際に同年暮れのIWGPタッグリーグ戦では、藤波辰爾が猪木から初のフォール勝ち。猪木がトップの座から退いていくのは既定路線であったかもしれないが、ウィリアムス戦はその端緒としてファンに受け止められることとなった。★全日への移籍が飛躍のきっかけ 一方、ウィリアムス自身はというと、猪木失神の事態にうまく対処できなかったことから“危険でアドリブの利かない選手”として冷や飯を食わされることになり、その後、新日に参戦してきたクラッシャー・バンバン・ビガロやビッグバン・ベイダーよりも下位の格付けとされてしまう。 そして1990年2月、新日のドーム大会に選手を貸し出してもらった返礼として、ウィリアムスは全日本プロレスへトレードされることになった。「当初、全日におけるウィリアムスの扱いは、売り出し中だったテリー・ゴディのパートナー役。2人が組んだ“殺人魚雷コンビ”は最強タッグを連覇しましたが、主役はあくまでもゴディでした」(同) だが1993年、ゴディが内臓疾患(実際にはアルコールとステロイド剤の過剰摂取による一時心停止)により長期離脱したことで、ウィリアムスにシングル戦線でのチャンスが巡ってくる。 三沢光晴の所持する三冠王座への挑戦権を懸けた小橋建太との一騎討ち。このときに放った急角度バックドロップ3連発のインパクトは絶大で、これ以降、全日における危険技の基準となった。言い換えれば、四天王プロレスのベースとなったのが、ウィリアムスのバックドロップだったのだ。 本人がそのように意識したわけではなかろうが、結果的には“新日の世代交代”と“全日の四天王プロレス勃興”という2つのエポックに、ウィリアムスは大きく関わっているのだ。 むろん単なる偶然というわけではなく、ウィリアムスにそうなるだけの裏付けがあったことを見すごしてはならない。アマチュア時代には、レスリングで大学選手権4連覇を果たした実力者で、ちなみに“ドクター・デス”の愛称は、その当時につけられたものだ。 鼻骨を骨折したウィリアムスがアイスホッケーのマスクをかぶって練習していたところ、その異様な姿が、映画『13日の金曜日』のジェイソンを思わせたことで、観客からヤジが飛んだのが最初だったという。 ちなみにここで言う“ドクター”とは、専門家とか達人といったニュアンスで、野茂英雄がメジャーリーグで“ドクターK”と呼ばれていたのに近い。つまりアイスホッケーマスク=ジェイソン=死をつかさどる者というような意味合いであり、日本での異名“殺人医師”は厳密には誤訳である。スティーブ・ウィリアムス***************************************PROFILE●1960年5月14日〜2009年12月29日。アメリカ・コロラド州出身。身長188㎝、体重123㎏。得意技/デンジャラス・バックドロップ、ドクター・ボム。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年06月25日 11時00分
4分の3は新人王? プロ野球・オールスターにファン投票で選出されたルーキーたち
来月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)にかけて開催される今年のプロ野球オールスター。24日、その球宴のファン投票の最終結果が発表された。 各球団の人気選手たちが名を連ねる中、特に目を引くのが、外野手部門で選出された近本光司(阪神)。ここまで「打率.268・6本塁打・24打点・18盗塁」をマークするドラ1ルーキーは、新人では唯一ファン投票でオールスターに選出されている。 昨年までの10年間において、近本と同様にファン投票で選出されたルーキーは4名。この4名の成績をそれぞれ振り返ると、1名を除く全員がその年の新人王に輝いている。 2016年に外野手部門で選出された高山俊(阪神)は、同年134試合に出場し「打率.275・8本塁打・65打点・136安打」をマーク。球団では2008年の上園啓史、野手に限れば2001年の赤星憲広以来となる新人王に選ばれた。 高山の前年に抑え部門で1位に選ばれた山崎康晃(DeNA)は、58試合登板で「2勝4敗・37セーブ・防御率1.92」と出色の成績を残し新人王に選出。ちなみに、球団から新人王が輩出されるのは、横浜DeNAベイスターズに移行した2012年以降では山崎が初めてのケースでもあった。 中継部門でトップ当選を果たした2009年の攝津正(元ソフトバンク)は、その後の後半戦もフル回転し、最終的に当時のパリーグ新人最多記録(62試合)を更新する70試合に登板。「5勝2敗・34ホールド・防御率1.47」で新人王を獲得するとともに、最優秀中継ぎ投手(39ホールドポイント)にも輝いている。 過去の該当選手たちが残した実績を考えると、縁起のいいジンクスともいえそうなルーキーのファン投票選出。多くのファンから支持を得た今回の近本も、彼らに続くような活躍を見せてくれることが大いに期待できそうだ。 ちなみに、残る1名とは2013年に外野手部門で選出された大谷翔平(元日本ハム/現エンゼルス)。「二刀流」なこともあって、その年は投打とも規定に達せず、新人王とはならなかったが、その後は改めて説明する必要がないくらいの飛躍を遂げている。大谷の存在もまた、幸運なジンクスを裏付ける一要因であることは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月25日 06時30分
吉田輝星の黒星で天秤にかけられた斎藤佑樹の命運
吉田輝星の5失点途中降板をチャンスと捉えなければ、ファンも「終わった」と解釈するだろう。 ドライチルーキーがプロ2度目の先発マウンドを踏んだが、初黒星を喫した(6月23日)。初回、味方打線が2点を取ってくれたが、いきなり、炎上。3回5失点で降板となった。試合後、栗山英樹監督(58)は「全てが勉強なので」と言い、難しい表情を浮かべるだけ。次回の吉田の登板について質問されると、「しっかり考える」とのこと。 次回の登板があるのかどうかも分からない状況だ。 「開幕から先発ローテーションを守ってきた上沢直之が、左膝を骨折するアクシデントに見舞われました。全治5か月とのことなので、その穴を埋める先発要員が必要です。もう1回、吉田を投げさせるのか、それとも、別の誰かをテストするのか、迷っているのでしょう」(プロ野球解説者) 登板前日、吉田は「調整がしっかりできている」と語っていた。トーナメント方式の高校野球とは異なるペナントレースのローテーション制、そのための準備は整えていた。プロの世界は甘くなかったというわけだ。栗山監督の言う「全てが勉強」には、調整の難しさも指していたのだろう。 上沢の抜けた穴を、「勉強」の吉田か、それとも、別投手か…。言葉は悪いが、吉田のしくじりを好機と捉えてほしいのが、9年目の斎藤佑樹(31)だ。 斎藤佑樹は5月11日に一軍登録を抹消されて以来、二軍戦でも中継ぎ登板をしている。「投げられるのなら、どこでもいい」の心境だろうが、先発としての経験値なら、吉田よりも「上」だ。上沢の故障に吉田のしくじりが重なった今、栗山監督の考える選択肢に斎藤の名前もあるのではないだろうか。 こんな予想もできなくはない。 吉田が初黒星を喫した日、日本ハム二軍で先発登板していたのが、今年28歳を迎える中村勝だ。中村も将来を嘱望されていたが、故障などもあり、苦しんでいる。同日の中村は敗戦投手になったが、6回を投げて、2失点。その中村を一軍の中6日のローテーションに当てはめれば、他先発投手の登板間隔も変えなくて済むので、スンナリとはまる。 それに対し、斎藤は22日に1イニングを投げただけだ。打者3人と対戦し、2三振を奪った。 また、一軍昇格し、チャンスを持っている杉浦稔大(27)、二軍で先発調整を続けた田中豊樹(25)といったところも考えられる。話題性なら、柿木蓮(18)もアリだろう。昨夏の甲子園大会決勝戦で投げ合った吉田のライバルだ。というか、優勝校のエースである。二軍ですでに12試合に登板し、2勝を挙げている(同時点)。吉田のプロ1勝に発奮するものもあるだろう。 「昨今、斎藤は『吉田についてどう思うか』という記者団の質問を受けるケースも多くなってきました。応援というか、後輩を思いやる発言に徹しています」(前出・同) 夏の甲子園ヒーロー、炎天下での投球過多。斎藤が吉田に関する質問を受けるのは共通点が多いからだが、ここで「悔しい」と思わなければ、完全にジ・エンドだ。性格かもしれないが、二軍戦で登板する直前、投球練習をしているときの斎藤には、淡々と投げているだけといった印象を受ける。マウンドに上がれば、冷静沈着さは一つの武器だが…。 栗山監督が「吉田にもう一度」と判断した時、その言葉は斎藤に対して放ったものともなるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月24日 22時00分
WWEリコシェがUS王座奪取!チャンピオンで日本公演“凱旋”へ!戸澤はまたもや…
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間24日、ワシントン州タコマのタコマドームでPPV『ストンピング・グラウンズ』を開催した。 日本人スーパースターの戸澤陽が、王者トニー・ニースと、ドリュー・グラックを相手にクルーザー級選手権試合(トリプルスレッド戦)に挑んだ。自身2度目となる王座戴冠のチャンスをたびたび逃してきた戸澤だが、序盤からニースにトペ・スイシーダを、グラックにエプロンからのトペ・コンヒーロを決め、2人に向けてコーナートップからダイビング・セントーンで攻め込むなど試合のペースを握った。 しかし、終盤で戸澤がグラックに放ったドロップキックがニースにクリーンヒットすると、その隙にグラックのネックブリーカーが戸澤に決まり3カウント。グラックが新クルーザー級王者となった。 試合後、戸澤は「また取れなかった。クソーッ、悔しい。まだ、諦められないんだけど、今はまだ頭の整理がついてないので、ちょっとゆっくり考えさせてください。また必ず上を目指していきますので、応援よろしくお願いします」とコメントした。現在軽量級ブランド205Liveでは、ヒデオ・イタミことKENTAが退団し、新日本プロレスへ戦場を移したことで、日本人は戸澤1人となった。元新日本で元IWGPジュニアヘビー級王者のKUSHIDAが加わる可能性もあるだけに、戸澤にとっては巡ってきたチャンスを逃したくないところである。 NXTからロウに昇格して以来、首脳陣から高く評価されている“ハイフライヤー”リコシェが、サモアー・ジョーのUSヘビー級王座に挑戦した。お互いに日本マットを経験した者同士の対決だが、リコシェは軽量級、ジョーはヘビー級。パワーでは圧倒的にジョーが勝る。 ジョーは序盤からパワーでリコシェを苦しめた。エプロンにたたき付け、串刺しのエルボー&延髄斬りで攻め込むと、リコシェも延髄斬り&オーバーヘッドキックの連続蹴りやスワンダイブ式のミサイルキック&ムーンサルトと、立体殺法を次々と放ち反撃した。 リコシェはジョーの必殺技コキーナ・クラッチに捕まったが、リコシェはロープを使って回避。すかさずダブル・ニーから必殺の630°スプラッシュを炸裂させて3カウント。リコシェがロウ移籍後、初タイトルとなるUS王座を戴冠した。 このベルトは中邑真輔も巻いていたベルト。リコシェは28、29日の日本公演『WWE Live Tokyo:』(東京・両国国技館)に凱旋することが発表されている。新日本やドラゴンゲート時代からのファンにベルト姿を披露することができそうだ。文 / どら増田写真 / ©2019 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2019年06月24日 20時00分
プロの洗礼を浴びた日本ハム・吉田輝星 今後の登板へ向けた課題とは?
初めての敵地登板で、プロの洗礼を浴びる形となった。 12日広島戦(札幌ドーム)でプロ初登板・初先発・初勝利を記録した日本ハム・吉田輝星が、23日中日戦(ナゴヤドーム)でプロ2戦目の先発登板。3回6安打5失点でKOされ、球団では2005年のダルビッシュ有(現カブス)以来となる、デビューからの高卒2戦2勝はならなかった。 吉田は初回、4番・中田翔の2ランでいきなり2点の援護をもらうも、ビシエドに2点タイムリー二塁打、高橋周平に犠牲フライを打たれ3失点。2回は三者凡退に抑えるも、3回には高橋のタイムリー二塁打、阿部寿樹のタイムリーによりさらに2点を失った。 歓喜を呼んだ前回登板から一転、苦いプロ初黒星を喫した吉田。好投を期待したファンの落胆は想像に難くないが、見方を変えれば、今後一皮むけるための課題が洗い出せた投球内容でもあった。 広島戦で吉田が投じた84球を見ると、変化球がわずか17球の一方で、直球は67球。自身の持ち味を前面に出した強気な投球が、5回4安打1失点という好投につながっていた。しかし、今回の試合では投じた60球の内、直球は35球と前回に比べ、割合は低下している。 また、失点を喫した初回に投じた内、半分近くはボール球。立ち上がりに制球が定まらなかったことが、その後のイニングで直球を減らした一要因となっている。手詰まりを起こすリスクを減らすためにも、今後は直球の制球力向上に取り組むことが求められているといえそうだ。 25球投げた変化球の内訳は、多い順にスプリット(10球)、カーブ(8球)、スライダー(7球)となっているが、この中でスライダーだけはヒットを打たれていない。前回登板でも捉えられていないことを考えると、次戦からは球種の比率を変えてみるのも、一手となり得るかもしれない。 交流戦終了後も、一軍帯同を継続すると伝えられている吉田。今回の試合で得た課題にどこまで取り組めるかが、今後の登板を左右することになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月24日 18時30分
プロ野球オールスター戦ファン投票結果、ロッテのレアードは“すしパフォーマンス”予告!
日本野球機構(NPB)は24日夕、『マイナビオールスターゲーム2019』(7月12日東京ドーム、13日阪神甲子園球場)ファン投票の最終結果を発表した。 両リーグ最多得票は山川穂高(埼玉西武)の53万1,187票。セ・リーグでは東京ヤクルト2年目の“期待の大砲”村上宗隆や阪神のルーキー、近本光司が初選出された。 パ・リーグでは福岡ソフトバンクの千賀滉大が、オリックス山本由伸の猛追をかわし1位に。今シーズン埼玉西武から東北楽天に移籍した浅村栄斗も連続出場を決めた。北海道日本ハムから千葉ロッテに移籍したレアードは3度目の出場で、ファン投票では初選出。お得意の「すしパフォーマンス」を予告した。 ファン投票の選出選手は次の通り。次点の選手も記載しておく。<セ・リーグ>【先発投手】大瀬良大地(広島)次点・西勇輝(阪神)【中継ぎ投手】ジョンソン(阪神)次点・一岡竜司(広島)【抑え投手】山崎康晃(横浜DeNA)次点・ドリス(阪神)【捕手】梅野隆太郎(阪神)次点・會澤翼(広島)【一塁手】岡本和真(巨人)次点・ビシエド(中日)【二塁手】山田哲人(東京ヤクルト)次点・菊池涼介(広島)【三塁手】村上宗隆(東京ヤクルト)次点・大山悠輔(阪神)【遊撃手】坂本勇人(巨人)次点・木浪聖也(阪神)【外野手】鈴木誠也(広島)近本光司(阪神)筒香嘉智(横浜DeNA)次点・青木宣親(東京ヤクルト)<パ・リーグ>【先発投手】千賀滉大(福岡ソフトバンク)次点・山本由伸(オリックス)【中継ぎ投手】宮西尚生(北海道日本ハム)次点・甲斐野央(福岡ソフトバンク)【抑え投手】松井裕樹(東北楽天)次点・増井浩俊(オリックス)【捕手】森友哉(埼玉西武)次点・甲斐拓也(福岡ソフトバンク)【一塁手】山川穂高(埼玉西武)次点・中田翔(北海道日本ハム)【二塁手】浅村栄斗(東北楽天)次点・外崎修汰(埼玉西武)【三塁手】レアード(千葉ロッテ)次点・松田宣浩(福岡ソフトバンク)【遊撃手】今宮健太(福岡ソフトバンク)次点・源田壮亮(埼玉西武)【外野手】秋山翔吾(埼玉西武)吉田正尚(オリックス)柳田悠岐(福岡ソフトバンク)次点・大田泰示(北海道日本ハム)【指名打者】近藤健介(北海道日本ハム)次点・デスパイネ(福岡ソフトバンク) 出場を決めた選手たちからの喜びの声も届いている。<セ・リーグ>【抑え投手部門】横浜DeNA 山崎康晃投手(5年連続5度目) 「とても光栄に思います。胸を張ってチームの代表として頑張りたいと思います。楽しみにされているファンのみなさんがたくさんいらっしゃると思いますので、真剣勝負と球場の雰囲気も楽しんでいただきたいです。全力で相手に向かっていきたいと思います」【外野手部門】横浜DeNA 筒香嘉智外野手(5年連続5度目) 「ファンの皆さんに選んでいただき非常に光栄に思います。シーズン中と違い、オールスターでしかできない勝負があると思いますので、ファンのみなさんに喜んでもらえるよう全力プレーをお見せしたいです」<パ・リーグ>【中継部門】北海道日本ハム 宮西尚生投手(2年連続3度目)※2015年は監督推薦で出場 「いい中継ぎピッチャーが多くいる中で、2年連続ファン投票1位で選んでもらい、光栄ですし、うれしいです。今回は地元(兵庫県)にある甲子園でも開催されるので、楽しみにしています。オールスターに出てくる打者全員と対戦したい気持ちです。楽しんでプレーしたいなと思います」【抑え投手部門】東北楽天 松井裕樹投手(2年ぶり3度目) 「ファンのみなさんに選んでいただけたということが本当にうれしく思います。セーブ数に関しては、本当にチーム状態が良く、出る機会が多く回ってきている、チームにもらっている記録だと思っているので、本当にありがたいと思います。僕は三振を取るスタイルで、そこを期待されていると思うので、三振を取れるような投球を目指して頑張りたいと思います。(対戦したい選手は)交流戦でホームランを打たれているので、(対戦する機会があれば)ビヤヌエバ選手から三振を取れればいいなと思います」【二塁手部門】東北楽天 浅村栄斗内野手(7年連続7度目)※2013年は監督推薦 「ファンのみなさんに選んでいただいて、オールスターという夢の舞台に出られるというのは本当に光栄に思います。(埼玉西武から楽天に移籍して)気持ち的にはそこまで変わった点はないですが、オールスターで楽天イーグルスのユニフォームを着て試合ができるという喜びはあると思います。楽天イーグルスのユニフォームを着て、良い活躍をファンのみなさんに見せられるように、そこだけを意識してやりたいなと思います」【三塁手部門】千葉ロッテ レアード内野手(2年ぶり3度目)※2016年、2017年は監督推薦 「オールスターに選ばれたことを大変光栄に思います。本当にわくわくしますし、うれしい。オールスターで本塁打を打って、すしパフォーマンスを全国の野球ファンに披露したいです」【外野手部門】オリックス 吉田正尚外野手(2年連続2度目) 「パ・リーグのたくさんのいい選手がいる中から、ファンのみなさんに選んでいただいたということで、素直にとてもうれしく思います。小さい時からの憧れの舞台でもありますし、12球団のファンのみなさんに喜んでもらえるような、そして心に残るようなプレーができるように頑張ります。昨年は試合で打てなかったので、いいものが出せるようにしっかりと準備したいと思います。たくさん投票していただき、本当にありがとうございました」【DH部門】北海道日本ハム 近藤健介選手(2年連続2度目)※選手間投票選出の2017年は辞退 「2年連続で選んでもらい、とても光栄です。自分はがんがんホームランを打つバッターではないので、持ち味であるヒットを打つ姿をファンの方に見てもらえたらと思います。いろいろな選手とプレーするのはもちろん、ベンチなどで野球の話をするのも楽しみにしています」 選手間投票の結果は27日に、監督推薦による出場選手は7月1日に発表。今年のオールスター戦の全容が明らかになる。取材・文 / どら増田写真提供 / ©︎千葉ロッテマリーンズ
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スポーツ 2019年06月24日 17時30分
頼みの菅野も計算外 投手難・巨人の今後は“お先真っ暗”?
今後の戦いに向けて、また一つ不安材料が増えてしまった。 東京ドームを舞台に、23日行われた巨人対ソフトバンクの一戦。勝った方が交流戦優勝という大一番に臨んだ巨人だったが、先発・菅野智之が1回0/3を4失点と大誤算。2014年以来となるタイトル獲得はならなかった。 初回の菅野は先頭の福田秀平にいきなり本塁打を浴び1点を失うと、その後松田宣浩にエラー絡みのタイムリー内野安打、甲斐拓也にスクイズを決められ合計4失点。続く2回、相手投手・和田毅に3個目の四球を与えたところであえなく降板となった。 前回登板(16日・日本ハム戦)では、7回を投げ勝利投手となったものの、初回に3失点を喫していた菅野。立ち直りの兆候すら無かった今回の試合では、この時露呈した不安がかなり深刻なレベルまで悪化していることが浮き彫りとなった。 目下のライバルである広島が交流戦で大苦戦したこともあり、とりあえずはセ・リーグ首位を維持している巨人。しかし、チームの大黒柱である菅野がこの調子ならば、今の位置を今後も維持できるかは、かなり怪しいと言わざるを得ない。 既に多くのメディア、有識者が指摘しているように、巨人は現在中継ぎに少なくない不安を抱えている。ソフトバンクとの3連戦でも宮國椋丞、森福允彦、クック、澤村拓一、高木京介の5名がそれぞれ失点を喫し、この内宮國、森福、クックの3名は22日に揃って二軍行きを命じられた。 脆弱な中継ぎ陣をカバーするためには、先発陣が1回でも多くイニングを消化することが必要不可欠。ただ、昨年リーグトップの202.0回を投げ抜いた菅野がその役割を担えないとなると、シワ寄せにより傷口がさらに広がってしまうことは想像に難くない。 現状を打開すべく、チームは新外国人のルビー・デラロサの獲得を22日に発表したが、過去に2度トミージョン手術を受けた右腕がどこまで役に立つかは全くの未知数。エースもダメ、ブルペンもダメとなれば、今後の戦いが“お先真っ暗”なものとなることは避けられないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月24日 15時00分
木村沙織 女子バレー10月復帰でぶるぶるアタック
“サオリン”の名で人気を博した元女子バレー選手・木村沙織(32)が、現役復帰すると評判だ。東京五輪に、あのスパイクが再び見られるのか、注目が集まっている。「今の日本女子バレーは世界ランク6位。メダルには、あと一息という感じで、銅メダルまでの距離がどうにも縮まらない。そこで、『サオリンカムバック』コールが湧き上がってきたのです」(女子バレー関係者) サオリンは高校時代に、アテネ五輪の代表選手として選出された。しなやかな体から繰り出すスパイクは「スーパー女子高生」と呼ばれ、以後、日本の女子バレー界をけん引してきた。「身長は185㎝と世界のアタッカーの中でも小柄ですが、腕の振りの速さや、瞬時に相手のブロックを見抜き、手首の方向を変えてワンタッチを狙う能力は世界最高峰と言われました。ここ10年の日本バレーは、彼女抜きでは語れない」(同) 結果、2012年のロンドン五輪ではエースとして銅メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロ五輪(5位タイ)まで、五輪4大会連続出場。輝かしい戦績を残し、2017年に惜しまれつつ引退した。「とにかく、今の日本女子代表は決定力不足です。ベテランの荒木絵里香(34、T186㎝)が健在。あとは古賀紗理那(23、T180㎝)、新鍋理沙(28、T173㎝)が攻撃の中心ですが、高さとパワーがなさすぎ。スピードとコンビネーションが主体とはいえ、よく世界6位を維持しているなと思えるほど」(スポーツ紙記者) どうしても役者が足りない中、やはり出てきたのはサオリンの名だ。「荒木も現役だし、木村は世界的に見ても引退する年齢ではない。2016年に結婚していますが、世界には既婚選手などゴマンといます。何より、木村がいるだけで盛り上がる。東京五輪には必要不可欠な存在でしょう」(同) サオリンといえば男性人気も抜群だった。細身で愛らしい顔立ち。中でも特徴的だったのは、胸を揺らしながらのスパイクだ。「20代のピーク時など、90㎝超えのGカップと言われました。胸をブルブルさせながら、キレのいいスパイクを打つ姿は、まさにバレー界の華。やはり、彼女にはコートがよく似合う。今、水面下で復帰を打診され、10月復帰を目指し調整中との情報も聞こえてきます」(同) バレーファンにとっては、大歓迎だ。
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スポーツ 2019年06月24日 12時00分
張本氏、NBA指名の八村選手に「お金が入って親が喜ぶ」とアッパレなし 視聴者から疑問の声
23日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が21日にNBAドラフト1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズから指名された八村塁選手について発したコメントに、怒りの声が集まっている。 番組では、21日のNBAドラフトで、八村選手が日本人では初となる一巡目指名を受けた様子を紹介。同選手がアメリカ・メディアのインタビューで、「皆さんやりました、日本人初NBAです」と日本語を用いて話す様子を取り上げ、年俸は4億円、契約は2年保証されているなどと取り上げた。 これを見た張本氏は、「本人よりも親が嬉しいわね。お金は入るし、有名になってくれるし」と笑顔で話す。しかし、「アッパレ」は入れずに、八村選手がお父さんがベナン人、お母さんが日本人という紹介を聞いていると、司会の関口宏から「アッパレはまだいいですか」と質問が入る。 これについて、張本氏は「これからプレーを見てね」とコメント。日本人初のNBAドラフト1巡目指名という事実に、アッパレを送らなかった。そして、ゲストの元WBC世界フライ級王者の内藤大助氏は笑うのみで、特にコメントせずだった。 張本氏の発言は「ここまで八村選手を育てた親がお金も入り、息子も有名になって喜んでいるのでは」という意図で発言したものと思われるが、ネットでは「お金の話をするなんて卑しい」「八村の両親が息子のお金を当てにしているように聞こえる」など、発言に批判が集まってしまう。 さらに、「アッパレ」を入れずに、「これから」としたことについても、「張本氏なりのエール」とも思えるが、ネットユーザーからは「アッパレを入れるべきだ」「NBAで日本人がドラフト1巡目指名されることがどれだけ凄いことかわかっていない」と批判が相次ぐことになった。 張本氏としては親に労いの言葉をかけたものと思われるが、ネットユーザーはそうは受け取らなかった今回のコメント。貶めるような意図はなかったはずだが、普段の「放言」のイメージが強く、全く違う意味に受け取られてしまったようだ。
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スポーツ 2019年06月24日 11時40分
DeNAイベント、ホエールズのレジェンド達が集結! 山下大輔氏と遠藤一彦氏がぶっちゃけトークでハマスタ大歓喜
ベイスターズは「70th ANNIVERSARY PROJECT」の一環として、“70th ANNIVERSARY GAME”を6月22,23日の両日(対楽天戦)に開催。様々な歴史の詰まったスペシャルユニフォームで戦った。 2日目の試合前には、山下大輔氏と遠藤一彦氏がセレモニアルピッチでイベントに華を添え、試合後には「4522敗の記憶」(双葉社)の著者の村瀬秀信氏と、お笑いコンビ・ダーリンハニーの吉川正洋氏の大のホエールズ&ベイスターズファンのMCで、レジェンドOB2人を迎えてのトークショーを行った。 リリーフカーに乗って横浜大洋時代のホームのユニフォーム姿で颯爽と登場した2人は、当時のユニフォームを掲げるファン達の声援に応え、トークショーをスタート。話題は山下氏の入団にちなみユニフォームを変更し、しかも出身地の静岡から“お茶とみかん“からイメージされたことや、山下氏の入寮の際にベンツでやってきたなどの伝説を披露。続いて、川崎から横浜に移転してから入団した遠藤氏も、このユニフォームをキャンプ時だけ着用したことがあり、しかもお馴染みの背番号24は、キャンプ後に当時の監督・別当薫氏の鶴の一声で38から変更されたことなどの秘話も明かされた。 横浜スタジアム移転の一期生の遠藤氏を「スマートで横浜らしい」と評した山下氏は「中塚(政幸)さんとか長田(幸雄)さんとか、横浜には似合わない」人が多かったと突然ディスり始めると、遠征時の新幹線の食堂車の酒を大洋の選手が飲み尽くしたとの“ホエールズ酒豪伝説”も暴露し、「今の選手はあまり飲まなくなって、チームが強くなった」と笑わせた。 遠藤氏も巨人・クロマティを三振に取った際の”頭を指すポーズ”はずっと「狙っていた」と明かし、若菜嘉晴氏とのバッテリー間での“ノーサイン伝説”は若菜氏のリードがでたらめだったことで、「好きに投げさせろ」との発想から生まれたと暴露。「それでも捕れる彼は天才」と振り返った。その他にも、歴代助っ人外国人との思い出や、山下氏得意の駄洒落も飛び出し、オールドファンは懐かしく、最近のファンにも歴史の勉強となるような、各年代に興味を持てるような楽しいトークが繰り広げられた。 ベイスターズに対して、山下氏は「ヘッドコーチをしていた98年以来の優勝を実現してほしい」、遠藤氏は「実績のある東や濱口が戻ってくれば、優勝という結果も」と期待を寄せ、最後には全員で決め台詞の“I☆YOKOHAMA”をコールし、ファンと共に楽しい時間を共有した。 チームも鬼門の交流戦を貯金3で終えた。アニバーサリーイヤーに、多くのOBも期待している実りの秋を迎え、勝利の美酒を浴びたいものだ。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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