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T-岡田全治6週間でも一軍登録を抹消 できないオリックスの苦しい台所事情

 32本塁打(9日現在)でホームランキングを独走するオリックス・T-岡田外野手(22)は9日、神戸市内の病院で検査を受け、左太もも裏の肉離れで全治6週間の診断を受けた。今季残りは絶望状態となってしまったが、岡田彰布監督(52)は一軍登録を抹消せず、10日からの楽天3連戦に帯同させることを明言した。

 岡田監督は「無理せえと言うよ。いつでもいける態勢にさせる。打席で三振か本塁打でもええ」と、代打かDHでの起用を示唆するが、これにはオリックスの苦しい台所事情がある。

 球団関係者は「3位のロッテに2.5ゲーム差で残り試合は15(9日現在)でしょう。クライマックスシリーズ出場の可能性に向けて、ここはなんとしても踏ん張りたいところなんです。岡田監督でなくても一軍登録を抹消するのには躊躇すると思いますよ。そもそもオリックスで今年ブレイクしたのは、T-岡田だけといってもいいので、集客的にも外せない選手なんです。ホームランキングを独走しているとはいえ、休ませられないんでしょうね」

 ここへきて、代わりに活躍できそうな選手が不在なのも、監督がアタマを痛める原因にもなっているとか。肉離れは重傷というわけではなさそうなT-岡田だが、ここで無理して、来季以降の活躍に陰を差すことがなければいいが…。

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