2012年11月、次期衆院選に向けて自民党の安倍晋三総裁(当時)がニコニコ動画での党首討論を提案。これ対し安住氏は「双方向と言いながら極めて偏った動画サイトに投稿を許すようなやり方は、良き伝統の党首討論を崩す」と拒否した。その後運営元のドワンゴから「極めて偏った動画サイト」の発言について抗議を受けている。
また、20年2月には、衆議院の立憲民主党会派の控え室ドアに蛍光ペンで「100点」「0点」「出入り禁止」「論外」などと書かれた主要新聞6紙の政治面の記事のスクラップを貼り出した。安住氏は、「冗談のつもりで、感情の思うままに書いてしまった。反省している」と陳謝した。同時に「みんな爆笑していた」とも話し、「本当に反省しているのか」とさらに批判される事態となった。
さらに同年10月、立憲民主党の衆参議員の会合において、統一会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」で離脱する党が相次いだことを受け、「ものすごい長い名前だったけど、ようやくここにきて『立憲・社民・無所属』となり、まもなくもう一つ消えれば、『立憲・無所属の会』ぐらいになる。いよいよ本格的に我が党の時代が来るんじゃないか」と発言。その後、「余計なことを言ってすみません」と陳謝した。
23年11月には自民党の政治資金パーティー収入の裏金問題が報じられたが、同時期に安住氏自身の資金管理団体の政治資金収支報告書に、230万円分のパーティー券収入を記載していなかったことが明らかになった。「先頭に立つ身であり、わかった時点で報告するのが義務と考える。ケアレスミスではあるが、私の責任なので申し訳ない」とこちらも陳謝している。
もしも政権を取って主要ポストの座を手に入れたとしても、このままの言動では即時更迭なんてことになりかねない。