玉木氏は「国民民主党は、経済成長を重視し、現役世代のために働く野党として、これらに合致する政策にならいくらでも協力します」と書き始め、続けて「高市総裁の経済政策が、私たちの考えに近いのも確かです。しかし、トップが変わっても同じ自民党、私たちがかつてした約束(トリガー条項凍結解除や三党合意)は未だ果たされていません。これが事実であり、現実です。高市新体制というより自民党の姿勢をよく見極めたいというのが正直なところです」とポスト。
さらに「約束が果たされて初めて協力するに値する政権が否かを判断出来るし、手取りを増やし日本経済を伸ばすスタートラインに立てると思っています。ここ数年、自民党はインフレで増えた税収を国民の懐に戻さず、物価高に対応できる政策を怠ってきました。また、社会保障制度改革を先送りし現役世代に負担を押しつける政策を続けてきました」と経済政策に対し、苦言を呈した。
ネット上では「『我々はこういうことで協力できます。約束も守ります』と言って自分の側から働きかけていく気はないんですね」「だったら約束を守らせる千載一遇のチャンスだとなぜ思わないの」「新体制の実行力を見極めてから評価するのが公正ではないでしょうか」といった批判が上がっている。
一方で「政策通ぞろいの国民民主党にはその役割を大きく期待」「スタンスは崩さない国民民主党。国会始まったら楽しみ」「臨時国会でのガソリンと年収の壁の法案が最優先です。先にそちらをしてから議員定数削減をやりましょう」といった支持する声も上がっている。
長文ポストのぜひはさておき、玉木氏の「風見鶏」的な態度は、優柔不断と捉えられいい印象を持たない。とはいえ、国民の収入を増やそうとする政策を期待する声も多い。所得に関する民意を得られれば、挽回するチャンスはあるかもしれない。