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岩隈入札メジャー行きで楽天、佑ちゃん指名

 楽天・岩隈久志投手(29)の入札によるメジャー行きが現実味を帯びてきた。田中将大との二枚看板の消滅危機に、楽天の早大・斎藤佑樹獲りの可能性が一気に高まってきた。

 スポーツ各紙が報じた「楽天・岩隈、入札メジャー入り」。その根拠は信憑性がある。楽天の本拠地・Kスタ宮城へ視察に訪れているインディアンス、ダイヤモンドバックス、メッツなどのメジャー球団スカウトたちの中から「今オフ、メジャーに行くと聞いている。そのために準備している」という声があがっているからだ。すでにメジャー側は今オフ岩隈獲得の準備を進めているというのだ。
 今季が3年契約の2年目の岩隈だが、楽天関係者によると「メジャー移籍を希望した場合は、3年目の契約を破棄して入札する」仰天付帯条件があるという。来オフには海外FAの権利を獲得する岩隈だけに、十分にあり得る話だ。海外FAでメジャー入りされてしまえば、楽天にはなんのメリットもない。それならば、今オフ、入札にかけ、多額な落札金をもらった方が賢明だからだ。
 それでも今季、歴代9位の通算100勝スピード記録を作り、3年連続5度目の二ケタ勝利をあげている岩隈が抜ければ、戦力的、人気面共にチームにとってダメージは大きい。それでなくとも4年ぶりの最下位が濃厚なだけに、「岩隈を手放してどうするんだ」と楽天ファンからも大ブーイングが起こるだろう。

 ファン離れを回避するためには、岩隈に代わるファンを引きつける、インパクトのある新戦力が必要になってくる。それが、佑ちゃんこと早大・斎藤だ。開幕したばかりの大学最後の秋季リーグ戦にはドラフト1位指名を公言しているヤクルト、ロッテをはじめプロ各球団のスカウトが大挙して押しかけている。
 「実力的には、4年になって伸び悩んでいる」と厳しい評価を受ける一方で、人気面で観客動員の目玉になる商品価値は依然として衰えていない斎藤だけに、「最後はヤクルト、ロッテ以外に何球団が1位指名してくるかわからない」というのが、ウソ偽りのない現状だ。

 そんな中で、「新しいスターが欲しい巨人も結局、斎藤を1位でいくのではないか」という観測と同時に、楽天の1位説情報が急浮上しているのだ。「最大の注目球団は楽天だ。岩隈が入札でメジャー入りすることが既定路線ならば、間違いなく斎藤を1位に指名するだろう。ワンマン経営者の三木谷球団会長が『甲子園のスーパースターコンビの結成だ。甲子園の決勝戦で日本全国を熱狂させた田中と斎藤のコンビ復活なら、言うことはないだろう』という指令を出したと聞いてている」
 こういう衝撃的な情報が球界の水面下で流れている。田中とのドリームコンビを結成できるのは、12球団の中でも楽天しかいない。もちろん単独1位指名はあり得ないから、ロッテ、ヤクルトとの競合は避けられないし、巨人が参戦する可能性もある。が、横浜、オリックス、日本ハムと田中の1位指名を重複しながら、見事当たりクジを引き当てたように、楽天はクジ運が強い。斎藤クジで競合しても、勝てる可能性は十分にある。エース・岩隈の入札メジャー入り情報と密接に関連してくるドラフトでの早大・斎藤獲りの動き。最下位濃厚なだけに、楽天のオフは激動する。

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