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4分の3は新人王? プロ野球・オールスターにファン投票で選出されたルーキーたち

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山崎康晃

 来月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)にかけて開催される今年のプロ野球オールスター。24日、その球宴のファン投票の最終結果が発表された。

 各球団の人気選手たちが名を連ねる中、特に目を引くのが、外野手部門で選出された近本光司(阪神)。ここまで「打率.268・6本塁打・24打点・18盗塁」をマークするドラ1ルーキーは、新人では唯一ファン投票でオールスターに選出されている。

 昨年までの10年間において、近本と同様にファン投票で選出されたルーキーは4名。この4名の成績をそれぞれ振り返ると、1名を除く全員がその年の新人王に輝いている。

 2016年に外野手部門で選出された高山俊(阪神)は、同年134試合に出場し「打率.275・8本塁打・65打点・136安打」をマーク。球団では2008年の上園啓史、野手に限れば2001年の赤星憲広以来となる新人王に選ばれた。

 高山の前年に抑え部門で1位に選ばれた山崎康晃(DeNA)は、58試合登板で「2勝4敗・37セーブ・防御率1.92」と出色の成績を残し新人王に選出。ちなみに、球団から新人王が輩出されるのは、横浜DeNAベイスターズに移行した2012年以降では山崎が初めてのケースでもあった。

 中継部門でトップ当選を果たした2009年の攝津正(元ソフトバンク)は、その後の後半戦もフル回転し、最終的に当時のパリーグ新人最多記録(62試合)を更新する70試合に登板。「5勝2敗・34ホールド・防御率1.47」で新人王を獲得するとともに、最優秀中継ぎ投手(39ホールドポイント)にも輝いている。

 過去の該当選手たちが残した実績を考えると、縁起のいいジンクスともいえそうなルーキーのファン投票選出。多くのファンから支持を得た今回の近本も、彼らに続くような活躍を見せてくれることが大いに期待できそうだ。

 ちなみに、残る1名とは2013年に外野手部門で選出された大谷翔平(元日本ハム/現エンゼルス)。「二刀流」なこともあって、その年は投打とも規定に達せず、新人王とはならなかったが、その後は改めて説明する必要がないくらいの飛躍を遂げている。大谷の存在もまた、幸運なジンクスを裏付ける一要因であることは間違いないだろう。

文 / 柴田雅人

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