スポーツ
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スポーツ 2019年06月16日 17時30分
栃ノ心はいかに?大相撲・大関復帰力士の翌場所
先の夏場所で「10勝5敗」の成績をマークした関脇・栃ノ心。「陥落直後の場所で2ケタ以上」という特例をクリアしたことにより、次の名古屋場所で大関に復帰することとなった。 期待と重圧のかかる15日間を見事に乗り越えた栃ノ心は、“カムバック”を果たす場所で一体どのような成績を残すのか。今回は過去の大関復帰5力士の翌場所成績を元に、栃ノ心の名古屋場所を占っていきたい。 栃ノ心以前に大関復帰を果たした例は、三重ノ海(1976年名古屋)、貴ノ浪(2000年初)、武双山(2000年秋)、栃東(2004年名古屋、2005年初)の5例(4力士)。その翌場所成績は以下の通りとなっている。三重ノ海○○○●●●○●●○○●○○○ 9勝6敗貴ノ浪○●○○●●●●●○○●○○● 7勝8敗武双山●○○●○○●●○○●○○○● 9勝6敗栃東(1回目)○○●■ややややややややややや 2勝2敗11休栃東(2回目)●●○○●○○○●●○○○○○ 10勝5敗 三重ノ海、武双山、栃東(2回目)はそれぞれ勝ち越し。一方、貴ノ浪、栃東(1回目)は負け越しに終わり、復帰場所でいきなりカド番に転落している。 なお、この両名はその翌場所でも負け越し(貴ノ浪6勝9敗、栃東3勝3敗9分)、再び大関の座を追われている。このことを考えると、栃ノ心も負け越しだけは何としても避けなければならないだろう。 勝ち越した力士は、いずれも15日間の中で3連勝以上をマークしている。一つの白星で得た勢いを、なるべく維持することが好成績へ向けた鍵になるといえる。 また過去に複数回、負傷を経験した栃ノ心にとっては、15日間のコンディション管理も必要不可欠な要素。持ち味の怪力による強引な相撲には相応の負担がかかるため、格下と対戦する序盤はなるべく体力を温存しながら白星を拾いたいところだ。 せっかくの大関復帰を、“短命”に終わらせては本末転倒。今後の様子見という意味でも、まずは勝ち越しというのが現実的な目標ではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月15日 17時30分
交流戦で分かったセ・リーグ左投手の活用法
交流戦の防御率は、0・00。1試合(8イニング)しか投げていないが、「パ強セ弱」の近年の傾向も考えると、無失点投手がセ・リーグから出現したことは意義深い。 プロ18年目のベテラン、東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手(39)が北海道日本ハムの強力打線を無失点無四球(=8回)に封じ込めたのは、交流戦第2戦(5日)だった。札幌ドームに設置された測定器が示した同日の最速は134キロ。スローカープ、2種類のシンカーを駆使し、さらに、球種は分からないが、バッターの手元で小さく曲がるスライダー系の変化球も、日ハム打線を苦しめていたようである。 「今季の石川は5月11日に初勝利を挙げたものの、次のDeNA戦で打ち込まれ、チームもそのまま大型連敗に突入しています。調子はイマイチだったようですが」(プロ野球解説者) ベテラン左腕の好投が「巨人に波及した」という。 一部メディアによると、巨人・田口麗斗(23)のトレード獲得を狙っているパ・リーグチームが多いそうだ。田口も技巧派の左投手だ。昨季は成績を落としたが、一昨年まで2年連続2ケタ勝利を収めている。不振の原因はさまざまあるが、二軍球場では田口目当ての他球団編成部員も集まり、調査を続けていたという。 「特に、パ・リーグは興味シンシンでしたね。FAの補償で18−19年オフに、巨人が西武に内海哲也を引き抜かれたように、パ・リーグには『技巧派左腕』が少ないので」(前出・同) ベテランの石川が好投したことで、田口への注目がさらに強くなったようだ。 「田口は12日の西武戦でチャンスをもらいましたが、4回途中4失点。チャンスを生かしきれませんでした。パ・リーグのチームに対し、結果を残せなかったということは、トレード移籍が成立したとしても、好転しないのではないか」(前出・同) 田口は14日に一軍登録を抹消された。12日のKO劇の直後ではなく、ワンテンポ置いてからの降格というのが、ちょっと気になるが…。 石川が通用して、田口が結果を残せなかった原因は不明だ。日本ハム、西武ともに打線が好調。あえて言うならば、西武は山川、中村、メヒアと「右の大砲」を中心とした打線で、日本ハムは、4番の中田翔、大田を除けば、左バッターがチームをけん引している。 「石川にとって、対戦バッターの右、左はさほど関係ないはず。変化球の精度も高いが、失点が許される場面であれば、無理をしないというか、1点を失っても2点目はやらない気持ちで投げています」(球界関係者) 精神的な余裕というわけか。もっとも、田口は一軍生き残りをかけての登板だっただけに、戦う相手は西武打線だけではなかったのかもしれない。 交流戦3カード目を終えた6月13日、数少ないパ・リーグの技巧派左腕、ソフトバンク・大竹耕太郎が阪神打線を抑え、勝利投手になった。強敵・ソフトバンク打線を6回まで零封しつつも、7回に失点して負け投手になったのが、左腕・高橋遥人だ。高橋は速球派。臆することなく、ソフトバンク打線に自分の得意なボールを投げ込んでいた。 技術も大切だが、「自分」に自信があるかどうかも大切なようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年06月15日 06時30分
期限が迫るオールスターファン投票 ここまでの状況は?【パ・リーグ編】
7月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)のオールスターに向けて、先月24日から行われているファン投票。その投票期限となる6月16日が、いよいよ間近に迫ってきた。 今年で69回目を数える球宴に、ファンから選出されるのは一体どのような選手たちなのか。今回は10日の中間発表を元に、パ・リーグ各部門の選出圏内に位置する選手たちを以下に確認していきたい。■投手 先発:千賀滉大(ソフトバンク/18万7109票) 中継:宮西尚生(日本ハム/19万7372票) 抑え:松井裕樹(楽天/24万7906票) 千賀、松井の両名は、それぞれ2位の山本由伸(オリックス/12万4612票)、増井浩俊(オリックス/10万8693票)を大きく引き離し1位での選出が濃厚。一方、宮西は2位の甲斐野央(ソフトバンク/17万5262票)を抑えつつの1位となっている。■内野手 捕手:森友哉(西武/30万1168票) 一塁:山川穂高(西武/37万3807票) 二塁:浅村栄斗(楽天/28万5073票) 三塁:レアード(ロッテ/28万9073票) 遊撃:今宮健太(ソフトバンク/24万4262票) パ・リーグの内野手各部門は、今宮を除く全員が25万以上の得票を獲得しトップ当選へ突き進んでいる。なお、山川の得票数は14日時点においても、両リーグ最多得票をキープし続けている。■外野手 1位:秋山翔吾(西武/35万7938票) 2位:吉田正尚(オリックス/25万8393票) 3位:柳田悠岐(ソフトバンク/22万7005票) 昨年ファン投票で選出された3名が、今年もここまでは強さを発揮している。柳田は現在も怪我で長期離脱中だが、それでもファンからの人気は揺らいでいないようだ。■DH 1位:近藤健介(日本ハム/17万7038票) パ・リーグのみに設けられているDH部門は、2位のデスパイネ(ソフトバンク/15万7895票)を僅差でかわし近藤が1位に。仮にこのまま順位が変わらなければ、近藤は2年連続のDH部門1位選出となる。 以上が、10日時点におけるパ・リーグの選出圏内選手たち。この現状が残りの期間でどう変化するのか、山川の両リーグ最多得票も含めて要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月15日 06時30分
期限が迫るオールスターファン投票 ここまでの状況は?【セ・リーグ編】
7月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)のオールスターに向けて、先月24日から行われているファン投票。その投票期限となる6月16日が、いよいよ間近に迫ってきた。 今年で69回目を数える球宴に、ファンから選出されるのは一体どのような選手たちなのか。今回は14日の中間発表を元に、セ・リーグ各部門の選出圏内に位置する選手たちを以下に確認していきたい。■投手 先発:西勇輝(阪神/17万7578票) 中継:ジョンソン(阪神/26万9026票) 抑え:山崎康晃(DeNA/28万210票) 先発で1位に位置しているのは、オリックスから移籍し今シーズンから阪神でプレーする西。ここまで2位の大瀬良大地(広島/14万3965票)を抑え、2014年以来の投票1位へ歩みを進めている。 その西と同僚であるジョンソンは、中継部門では唯一20万越えの票を集めており来日1年目での選出はほぼ確実。4年連続投票1位の山崎も、例年通りの人気を誇っている。■内野手 捕手:梅野隆太郎(阪神/30万1224票) 一塁:岡本和真(巨人/22万293票) 二塁:山田哲人(ヤクルト/23万8349票) 三塁:大山悠輔(阪神/22万65票) 遊撃:坂本勇人(巨人/30万9477票) 2位とは約10万票の得票数を誇る梅野、坂本、岡本はほぼ“当確”。また、彼らには及ばないが、山田も2位以下とは5万票以上の差をつけている。一方、残る大山は2位の村上宗隆(ヤクルト/18万6530票)との差が軽微なため、残る2日もしっかり得票して逃げ切りたいところだ。■外野手 1位:鈴木誠也(広島/31万3774票) 2位:近本光司(阪神/28万4068票) 3位:筒香嘉智(DeNA/22万6103票) 上位3名が投票での選出となる外野手の現状は上記の通り。2年連続選出の鈴木、4年連続選出の筒香がさすがの得票数を誇る一方で、ドラ1ルーキーの近本が健闘を見せている。指名当時はファンから疑問の声を浴びてもいた近本の躍進は、間違いなくサプライズといえるだろう。 以上の面々がその位置を守り通すのか、それとも2位以下の選手による巻き返しがあるのか。残る2日間の推移からも目が離せない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月14日 17時30分
後半戦突入の交流戦 5勝“ビハインド”のセ・リーグに逆転の目は?
セ・リーグ、パ・リーグの各球団が、日々熱戦を繰り広げているプロ野球セ・パ交流戦。13日の試合で前半戦の日程が終了し、14日からは後半戦に突入する。 前半戦53試合の結果は、セから見て「23勝28勝2分」。パに対しては、今のところ5勝“ビハインド”という状況となっている。 セがパに交流戦で勝ち越したのは、過去14年のうち2009年の一度のみ。この時以来の勝ち越しを実現させるためには、当然ながらここからの後半戦で現在の差を巻き返していくことが必要不可欠となる。 現在の交流戦順位を見ると、巨人(6勝3敗)、DeNA(5勝4敗)、阪神(4勝4敗1分)が5割以上と奮闘。しかし、ヤクルト(3勝5敗)、中日(3勝6敗)、広島(2勝6敗1分)の3球団は負け越しと苦戦している。ここから5勝差を追いつき追い越すのならば、まずこの3球団がどれだけ借金を返していけるかが焦点となる。 中でも奮起が期待されるのが、交流戦単独最下位に沈む広島。パの首位に立つ日本ハム(6勝2敗1分)、楽天(5勝4敗)がそれぞれ白星を先行させているだけに、セ首位の広島もなんとか一つでも星を戻してきたいところだろう。 一方、前述の3球団に関しても、巨人は日本ハム、ソフトバンク(6勝2敗1分)、DeNAは日本ハム、ソフトバンク、楽天、阪神は楽天とそれぞれパの勝ち越し球団との対戦を控えている。ここでどれだけ白星を稼げるかもまた、リーグ勝ち越しに向けて非常に大きな要素となってくることは言うまでもない。 特に、残り試合が全て勝ち越し球団との対戦となるDeNAの役割は重要。それぞれのカードを勝ち越し以上で終えることができれば、リーグ勝ち越しがかなり現実味を帯びてくることは濃厚だ。 昨年までとは違い勝ち越しリーグの6球団に、順位に応じた賞金は贈られない今年の交流戦。しかし、長らくパに後塵を拝してきたセとしては、“ニンジン”がなくとも一矢を報いたいところだろう。歴史上2回目の勝ち越しに向けた、セの後半戦にも要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月14日 11時30分
オリックス、「7番目のバッターだった」4番ロメロのサヨナラ打で連敗ストップ!
セ・パ交流戦オリックス 6×-5 中日(3回戦)※オリックスの1勝2敗▽13日 京セラドーム大阪 観衆 18,736人 「9回、自分は“7番目”のバッターだった。相手のピッチャーは連投で疲れてると思っていたので、そこまでの打者が繋いでくれるという思いで待っていて、最後のヒットを打つことができた」 ドラマは9回に起こった。同点で迎えた9回、オリックスは守護神の増井浩俊を投入したが、先頭を四球で歩かせると、本人も最近の課題として挙げているクイック(モーション)になってからのコントロールがこの日も改善されず、中日の福田永将に勝ち越しのタイムリーツーベースを打たれ、2点を奪われてしまう。その裏、中日の守護神マルティネスがこの3連戦、3連投。しかし、先頭の大城滉二がセンター前に運ぶと、続く代打の後藤駿太は空振り三振に討ち取られたが、伏見寅威が内野安打、福田周平が粘って四球を選ぶと、1死満塁に。ここで西野真弘が連続で四球を選び押し出しで1点差に。3番の吉田正尚が内野ゴロの間にさらに1点を追加し、同点に追いつく。2死2、3塁の場面で、7番目のバッターである4番のロメロに回ってきた。1塁が空いていたため、申告敬遠も考えられたが、中日バッテリーはロメロと勝負。これが裏目に出て、5球目の変化球をロメロがレフト前へ運び、オリックスがサヨナラ勝ち。連敗を3で止めるとともに、同一カード3連敗も免れた。 「負けが続くのはシンドイことだけど、試合が終われば明日に向けて気持ちを切り替えてきた。今日勝ったことで、明日いい闘いが出来ればいい」 試合後、ロメロは自身のバットで連敗を止められたことについて、このように話し前を向いた。先発のルーキー荒西祐大が、6回・8安打を打たれながら無失点に抑える好投を見せており、荒西は「初先発で多少の緊張はありましたが、初回から全力で腕を振っていこうと思っていました。先頭打者を意識しすぎて、コントロールが甘く入ってしまう事が多く、そこは反省しなければいけませんが、ストレートの調子自体は良かったですし、ランナーを出してからもなんとか粘って0で抑えることが出来て良かったです」とプロ初先発のマウンドを振り返っている。荒西の好投もチームにいい流れを導いたと言ってもいいだろう。鬼門の8回はディクソンが3人で抑えている。 「みんなが最後まで諦めない気持ちでやってくれた。ロメロは敬遠されたら…とも考えましたけど、勝負してくれて、よく決めてくれた。荒西はヒットを8本打たれましたけど、0で抑えてくれたのは自信になるんじゃないですか。昨日の竹安(大知)にしても若い力を感じる。ピッチャー陣は楽しみ。これに乗っていかなきゃいけないですね」 西村徳文監督は久々に笑顔を見せながら、ロメロと荒西、そして最後まで諦めなかった選手たちを高く評価した上で、14日から行われる阪神との“関西ダービー”に向けて、「しっかりやっていかないと」とこの日も出たエラーや、四球からの失点について苦言を呈し、そこを改善しながら阪神3連戦を闘っていく姿勢を示した。14日の阪神戦は、昨年までオリックスに在籍しFA移籍をした西勇輝が予告先発。オリックスは成瀬善久がカード頭に登場する。絶対に負けられない阪神戦で連勝が出来れば、西村監督の願い通り、交流戦の後半も乗っていけるはずだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月14日 07時00分
中日 “オープナー”松坂大輔 遅すぎた「変化球投手」宣言
元速球投手が、ようやく自分の衰えを認めた。 下には16連敗を喫したヤクルトだけ。大型連敗がないのに下位に低迷する中日のほうが苦しんでいるように見えなくもないが、そんな厳しい状況が、松坂大輔(38)の一軍復帰の時期を早めそうである。 右肩を故障した松坂が実戦に帰って来たのは、5月28日だった。二軍戦とはいえ、2回を投げて被安打ゼロ。与田剛監督(53)を喜ばせたのは、その実戦登板よりも翌日の様子だった。「40メートルほどの距離でキャッチボールをしていました。登板前日も投げ込みをしており、先発時の調整をしても、右肩に痛みが再発しませんでした。単に投げられるかどうかではなく、先発ローテーション入りを狙うまでに回復したというわけです」(スポーツ紙記者) しかし、投球内容となると、話は別だ。“平成の怪物”と呼ばれたストレートで押しまくる当時の片鱗は影を潜め、変化球でかわすだけだった。松坂は登板前日から「もう、変化球で打ち取る投手」と言っていたが…。 「ようやく、認めたかという感じです。松坂は右肩の故障が治れば、往年に近いストレートのスピードとキレも戻ってくると考え、練習を続けてきました。スピードを出そうとして無駄な力が入り、投球フォームを狂わせ、それが原因で右肩を痛めるという、その繰り返しでした。球速の衰えは分かっていても、それを認めない自分がいるみたいな心境だったのです。変化球投手でもいいから現役にこだわる選択がやっとできたのでしょう」(球界関係者) しかし、自分を知るには少し遅すぎたようだ。まだ捨てきれていない“美学”もある。それは「先発完投」、長いイニングを投げる従来のスタイルだ。 「昨季は、森繁和前監督が松坂の『投げたい』、『今日は無理』などの自己申告を受け、その通りにさせてきました。他の先発投手の調整にも影響しましたが、中日選手は松坂に好意的でしたから問題にならなかっただけです」(同) 与田監督、西武時代を知る伊東勤ヘッドコーチ(56)も、松坂の年齢に配慮した起用をするつもりだが、こんな声も聞かれた。 「長いイニングを投げるスタミナはないものの、性格的に『投げたがり』なので、中5日とか6日で“オープナー”が務まるとの見方もされています」(前出・スポーツ紙記者) ただ、変化球の精度には一抹の不安も残している。先の復帰戦では通用したが、一軍相手ではどうなのか。 もっと早く自分を知っていれば、変化球の練習もできたはず。遅すぎたイメチェンということのようだ。
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スポーツ 2019年06月14日 07時00分
新日本次期シリーズ後楽園2連戦で『G1』概要発表!6.25仙台でブリティッシュW王座戦
新日本プロレスは14日の静岡・キラメッセぬまづ大会から新シリーズ『KIZNA ROAD 2019』を開催する。25日の宮城・仙台サンプラザホール大会まで計10大会のミニシリーズで、16、17日には東京・後楽園ホール大会2連戦を開催する。 ビッグマッチとしては珍しくエンディングなきバッドエンドで終わった『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』大阪城ホール大会だが、いくつかの因縁も生まれた。大阪城大会の結果を踏まえて、シリーズ最終戦の6.25仙台大会ではメインイベントでザック・セイバーJr.対YOSHI-HASHI(ブリティッシュヘビー級選手権試合)、エル・ファンタズモ対田口隆祐(同クルーザー級選手権試合)のブリティッシュ王座2大選手権が実現する。 クリス・ジェリコとの再戦を狙うIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとNEVER無差別級王者・石井智宏は、鈴木みのる率いる鈴木軍と対戦。IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也はタッグで飯伏幸太らの組と激突。棚橋弘至は、ジェイ・ホワイト率いるバレットクラブと連日タッグマッチによる対戦が組まれている。7月6日にアメリカ・アメリカン・エアラインズ・センターで開幕する真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』に向けた前哨戦が全国各地で繰り広げられそうだ。 気になる『G1』の概要だが、今年も会場のスクリーン映像で発表されることが明らかにされた。16日の後楽園大会で出場選手とブロック分けが、17日の後楽園大会では各大会での対戦カードがそれぞれ一気に発表される。KENTA、ジョン・モクスリーといったWWE離脱組や、ジュニア勢も参戦を表明しているだけに見逃せない。オカダはIWGPジュニアヘビー級王者で弟分でもあるウィル・オスプレイを要注意選手としている。両者が同じブロックに入るのかも気になるところ。斬新な組み合わせに期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年06月13日 22時30分
影響力は健在?元WWE戦士たちの動画が高再生数を記録
大阪城ホールを舞台に、9日に行われた新日本プロレス『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』。この大会に登場した3名の元WWE戦士たちに、日本国内だけでなく海の向こうからも熱い視線が注がれている。 新日本プロレスの英語版公式YouTubeチャンネル『NEW JAPAN PRO-WRESTLING』(登録者数約24万人)には、今大会に関連する動画が8本アップされており、そのうちの5本は6月13日時点で5万〜7万回の再生回数を記録している。 一方、元WWE戦士であるクリス・ジェリコ、ジョン・モクスリー(元ディーン・アンブローズ)、KENTA(元ヒデオ・イタミ)がそれぞれ登場する残り3本は、いずれも先述の5本を優に超える再生回数をマークしている。 それぞれの再生回数は、大会途中にサプライズで登場し『G1 CLIMAX』参戦を表明したKENTAが約24万回。IWGPヘビー級タイトルマッチ後にオカダ・カズチカを襲撃したジェリコが約46万回。そして、試合で一蹴した若手の海野翔太を引き連れてインタビューに応じたモクスリーが約335万回となっている。 加えて、この3名の動画は再生回数だけでなく、それぞれ約800件、約1000件、約4000件のコメントも記録。そのほとんどが日本語ではなく、海外のファンによる英語のコメントが占めている。 彼らが以前所属していたWWEは世界最大規模のプロレス団体で、昨年の売り上げは約1000億円。約49億円の新日本プロレスから、およそ20倍もの差をつけている一大組織である。また、公式YouTubeチャンネルの登録者数は約4500万人にのぼり、ツイッターのフォロワー数も1000万人以上。経営規模だけでなくファンの数も、プロレス界では一番と言える極めて大きな数字を持つ。 その団体に長年身を置いていたジェリコ、モクスリー、KENTAの3名が、団体を離れた後も多大な影響力を保持していることが浮き彫りとなった今回の一件。アメリカ進出への道を歩む新日本プロレスにとって、彼らの参戦は今後の展開やプロモーションを考える上で非常に大きな“買い物”となるかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてNEW JAPAN PRO-WRESTLINGのYouTube公式チャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC1lgJkpCx_0SMzsvrTCdxPw/featured
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スポーツ 2019年06月13日 17時30分
オールスターに新設の「Twitter賞」で思い起こされる、“中日・川崎祭”とは
ファン投票以外にも、“民意”が反映される場が設けられた。 来月12日(東京ドーム)、13日(甲子園)の日程で開催が予定される今年のプロ野球オールスター。日本野球機構(NPB)は12日、その球宴に「Twitter賞」という賞を新設することを発表した。 NPB公式サイトによると、賞金100万円と共に贈られるこの賞は「オールスターゲーム期間中、Twitter上で最も注目され、オールスターゲームに貢献した選手1名」に授与され、表彰は「第2戦試合終了後の表彰式」で行われるという。 また、選出基準は「対象期間中にTwitterの利用者によって多く会話され、Twitter上での、オールスターゲームの盛り上げに貢献した選手」とされ、選出方法は「Twitter賞選考委員会によって選出」とのことだ。 現地、中継で試合を観戦する際、Twitter上に内容や結果についてのツイートを投稿するプロ野球ファンは多くなってきている。また、試合開催日のトレンドランキングでは、関連ワードが急浮上することも少なくない。 時代の流れに即した、新鮮な試みとなりそうなこの「Twitter賞」。しかし、当事者となるファンが全員この企画に賛同しているわけでは無く、「不当にさらし上げられる選手が出るぞ」、「これネット工作し放題じゃない?」、「組織票で荒らされてすぐ廃止しそう」といった疑問の声も複数挙がっている。 一方、中には「川崎祭の再来に繋がりかねない」というコメントも。“川崎祭”とは、2003年のオールスターファン投票において、2001年の移籍後一軍登板が無かった中日・川崎憲次郎が、ネットユーザーの組織票で1位に選出された(川崎は選出を辞退)ことを指す言葉だが、この“悪ふざけ”と同様の事態が起こることを危惧しているファンも多いようだ。 ちょっとした出来心が、大事に繋がる例も珍しくない昨今のネット上。「Twitter賞」が今後も定着するかどうかは、ファン1人1人の良心に委ねられているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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「時代」を彩った男と女・あの人は今 元バイクレーサー・平忠彦さん
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2010年08月16日 13時00分
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2010年 夏の甲子園ダークサイド情報(6)〜留学生を斡旋する輩がいる?〜
2010年08月14日 10時00分
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2010年08月13日 13時00分
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2010年08月12日 16時30分
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灼熱の日比谷公園に突如出現した“ネパール地下プロレス”!! …誰か教えてくれよ!
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G救世主・朝井を巡る阪神との小競り合い
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