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クライマックスシリーズで日本シリーズ進出を争うのは今年もやはり、あの2球団の予感!?

 先日、「プロ野球現役選手が選ぶ最高の試合」が、1994年10月8日のペナントレース最終試合で、巨人と中日が「勝った方が優勝」を懸けて対決した、通称「10・8決戦」に決定した。
 当時の巨人・長嶋監督も「国民的行事」と表現するほどの大一番であったが、2007年よりクライマックスシリーズ(以下「CS」)が導入されて以来3年連続で、日本シリーズ進出を決めるCS第2ステージのカードが、「巨人vs中日」となっている。つまり07年から昨年まで毎年、10・8決戦を彷彿とさせる大一番が行われているのである。

 パ・リーグの方は、6球団全てが一度はCSに進出を決めた経験があるが、一方のセ・リーグは、昨年こそヤクルトが初進出を決めたが、依然広島と横浜は残念ながら今シーズンもCS進出が絶望的な位置にいる。ヤクルトはまだ分からない位置に付けてるものの、今のままでは、やはりCSに進出するのは、巨人、阪神、中日の3球団になる可能性が一番高いと思われる。
 それでも今年が今までと少し違うのは、阪神が昨年とは違う勢いで優勝争いをしているので、CS第2ステージで激突するのは、今年は巨人と阪神になるのではないか。それどころか、阪神が巨人のペナント4連覇を阻止して優勝してもおかしくないような気すらしてしまう。

 しかし8月に入り、ここにきて中日が不気味に勢いを付けてきたような気がする。8月6〜8日にかけての対阪神3連戦でも、虎を3タテしてしまったぐらいである。中日に勢いが付いたと同時に、阪神が死のロードに入り、一時ほどの勢いがなくなってきたともいえるのかもしれない。
 中日・落合監督は、例えペナントレース前半でチームが失速しても、常に何か次の策を持っているかのような笑みをたずさえ、そして前述したように07年からは、毎年必ず巨人の日本シリーズ進出の最後の壁として立ちはだかるのである。

 それを考えると、今年もまた、CS第2ステージを戦うのは巨人と中日になってしまうのか!? どうか阪神やヤクルトに頑張っていただきたい。
 もちろん広島と横浜にも最後まで全力で頑張っていただき、パ・リーグよりも強さの格差が明白になってしまったといわれるセ・リーグを、シーズンの終わりまで盛り上げてもらいたいものである。

(「野球狂のアキバ系」伊藤博樹(巨人ファン)山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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