今年で69回目を数える球宴に、ファンから選出されるのは一体どのような選手たちなのか。今回は14日の中間発表を元に、セ・リーグ各部門の選出圏内に位置する選手たちを以下に確認していきたい。
■投手
先発:西勇輝(阪神/17万7578票)
中継:ジョンソン(阪神/26万9026票)
抑え:山崎康晃(DeNA/28万210票)
先発で1位に位置しているのは、オリックスから移籍し今シーズンから阪神でプレーする西。ここまで2位の大瀬良大地(広島/14万3965票)を抑え、2014年以来の投票1位へ歩みを進めている。
その西と同僚であるジョンソンは、中継部門では唯一20万越えの票を集めており来日1年目での選出はほぼ確実。4年連続投票1位の山崎も、例年通りの人気を誇っている。
■内野手
捕手:梅野隆太郎(阪神/30万1224票)
一塁:岡本和真(巨人/22万293票)
二塁:山田哲人(ヤクルト/23万8349票)
三塁:大山悠輔(阪神/22万65票)
遊撃:坂本勇人(巨人/30万9477票)
2位とは約10万票の得票数を誇る梅野、坂本、岡本はほぼ“当確”。また、彼らには及ばないが、山田も2位以下とは5万票以上の差をつけている。一方、残る大山は2位の村上宗隆(ヤクルト/18万6530票)との差が軽微なため、残る2日もしっかり得票して逃げ切りたいところだ。
■外野手
1位:鈴木誠也(広島/31万3774票)
2位:近本光司(阪神/28万4068票)
3位:筒香嘉智(DeNA/22万6103票)
上位3名が投票での選出となる外野手の現状は上記の通り。2年連続選出の鈴木、4年連続選出の筒香がさすがの得票数を誇る一方で、ドラ1ルーキーの近本が健闘を見せている。指名当時はファンから疑問の声を浴びてもいた近本の躍進は、間違いなくサプライズといえるだろう。
以上の面々がその位置を守り通すのか、それとも2位以下の選手による巻き返しがあるのか。残る2日間の推移からも目が離せない。
文 / 柴田雅人