なんとこの“ネパール地下プロレス”が、現地の空気をそのままに、この夏東京に上陸したのだ!
戦場は7月31日と8月1日、灼熱の太陽が降り注ぐ日比谷公園『ネパール・フェスティバル』。
在京のネパール人が大挙押し寄せ活況を見せる、毎年恒例の陽気な夏祭りに、鎖に囲まれた漆黒のリングが陽炎のように妖しくそびえ立ち、異様な存在感を放つ。確かにこれは、“東京の中のネパール”に突如入り込んだ“ネパール地下プロレス”なのだ…!
その黒いリングに現れたのは、ネパール地下プロレス・カトマンズ決戦の大暴動から生還し、ネパールっ子たちのハートをがっちり掴んだ富豪2夢路(ふごふご・ゆめじ)&梅沢菊次郎の“カンパイ・ボーイズ”。
そして“ネパールの拳聖”ラジフ・シュレスタに、ネパール人キックボクサーのモハン・ドラゴン。
その闘いを、ネパールビール片手に陽気に見守る東京のネパール人たち。
リングの中とその周りは、東京にいながらしてネパールそのままの光景なのだ。この不可思議さを、いったいどう説明すればよいのだろうか…!?
首都カトマンズと、第二の都市ポカラにて、国民を熱狂させた“ネパール地下プロレス”の熱気を、そのまま日本に持ち込んだ中心人物は、もちろん他ならぬヒマラヤン・タイガー。
そして“ネパール地下プロレス”を支えるネパール人たちの、暴動をも厭わぬ過剰なまでのバイタリティ。それはこの東京でも、ネパール・フェスティバルで浴びるほど酒を飲み、いついつまでも歌い、踊り続ける彼らの底抜けの陽気さからも、容易に窺い知ることができる。
ヒマラヤン・タイガー、そして地下組織WUWが狙っていたのはズバリ、“アジアの逆襲”だったのではなかろうか。
昭和の高度経済成長期以来、“アジアの盟主”を自称し、意識は常に欧米の方向を向いていた感のあるわが日本。その地位が、21世紀の現代にあって、大きく揺らごうとしている。
その最中、日本の首都・東京の人々が目の当たりにした、ネパールの熱狂。多くの人々が、日本に馴染みのないヒマラヤの小国の底力に、この日目を見張ったことだろう。
それだけでも、ヒマラヤン・タイガー=WUWの狙いは成功だったのかもしれない。
7・31&8・1の“ネパール地下プロレス”の全試合結果は以下の通り。
◆地下プロレス『EXIT-42 EXPO:F』
2010年7月31日(土)開始:13:00ごろ
会場:東京・日比谷公園『ネパール・フェスティバル 2010』
<第1試合 時間無制限一本勝負>
○矢野啓太(5分47秒 チキンウイング・フェイスロック)●三州ツバ吉
<第2試合 時間無制限一本勝負>
紅闘志也&○富豪2夢路&ラジフ・シュレスタ(8分09秒 コブラツイスト)小笠原和彦&ナイトキング・ジュリー&●YASU
◆地下プロレス『EXIT-43 EXPO:G』
2010年8月1日(日)開始:12:00ごろ
会場:東京・日比谷公園『ネパール・フェスティバル 2010』
<第1試合 時間無制限一本勝負>
○紅闘志也(2分46秒 TKO)●入道 ※右ハイキック
<第2試合 時間無制限一本勝負>
富豪2夢路&○梅沢菊次郎&ラジフ・シュレスタ(6分47秒 アルゼンチンバックブリーカー)ナイトキング・ジュリー&日龍&●ボンバー岩田
<キックボクシング 3分2R>
モハン・ドラゴン(ドロー)水町浩
地下プロレス『EXIT』公式サイト
http://www7.plala.or.jp/EXIT/
梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?
http://npn.co.jp/article/detail/97320773/
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(1)
http://npn.co.jp/article/detail/54205265/
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(2)
http://npn.co.jp/article/detail/71648266/
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(3)
http://npn.co.jp/article/detail/84212018/
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(4)
http://npn.co.jp/article/detail/58713392/
世界に拡散する地下プロレス…ネパール、香港で繰り広げられた“世界地下行脚”を追う!(5)
http://npn.co.jp/article/detail/14756242/
(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou