ある在阪球団関係者は話す。「12日にオリックスナインに通達があったみたいやね。倍額という噂ですわ。そりゃあ気合いも入るわね」
選手会長・日高剛捕手(33)から通達された内容は、厳冬更改で知られる球団にしては耳を疑ってしまうような大盤振る舞い。1試合あたり岡田彰布監督(52)のポケットマネーから支払われている10万円の監督賞が20万円になり、球団の勝利給も50万円から100万円に増額されたもようだ。
そもそも、この「ニンジン作戦」、他球団でもここ一番の大事な試合でよくおこなわれている。前出の球団関係者は「よく大判振る舞いしていた球団は王貞治前監督(70=現球団会長)時代のソフトバンクホークスやったね。もっとも、王さんのポケットマネーから増額されたぶんは支払われていたみたいやけど」と話す。
その効果なのか!? 14日の西武との3連戦初戦を3-2の接戦でモノにしたオリックス。18日からは日ハムとの4連戦。さらにロッテとの直接対決も4試合残るなど、CS進出に向けて残り11試合(15日現在)、過酷な日々が続く。オリックスの「ニンジン作戦」は成功するか。