スポーツ
-
スポーツ 2019年07月11日 17時30分
巨人、マジックナンバー点灯目前でお客が入らない?「カープさん、助けて」状態か
日本野球機構(NPB)が“計算”を始めた。原巨人が対阪神3連勝でオールスターゲーム前の前半戦を締めくくった。「貯金17」、2位横浜DeNAおよび阪神とのゲーム差は「9・5」。完全な独走状態である。2位チームが39勝41敗2分(阪神は4分)と、勝率5割を切っている。そのため、NPBは優勝カウントダウンを指すマジックナンバーについて、計算を始めたのだ。 「まあ、条件付きですけどね。球宴明け最初のカードとなる東京ヤクルトとの3連戦に巨人が全勝することが必須となりますが、その間のDeNA、阪神の戦況次第ではマジックナンバーが点灯します。『48』か、『47』が点灯します」(関係者) お先が見えてしまった以上、ペナントレースはシラケてしまうのは避けられない。もっとも、過去3年、広島も独走状態で優勝しているので、「セ・リーグにはその免疫ができている」との声も聞かれた。 「広島が独走してしまった過去3年、チケットの販売開始を少し早め、販売する期間を長引かせるなどし、対処しました。それに、広島絡みの試合は必ず満員になるので助かりましたが」(ライバル球団スタッフ) 今さらだが、広島にはカープ女子なる“全国区のファン”がついていた。巨人、DeNA、ヤクルト主催のビジターゲームでも、「広島戦を観たい」とする女性ファンが大挙して来た。そのおかげで、「独走=興行赤字」は免れたが、独走するチームが巨人に変わったことで、セ・リーグは営業面で大打撃を受けるかもしれない。 「広島が巨人に対し、猛追撃を見せれば、盛り上がるでしょうね。そんな期待をする声も聞かれました」(前出・同) しかし、広島はドロ沼の11連敗で前半戦を終了。起死回生となるキーマンを模索している気だろう。7月2日に楽天からトレード獲得した三好をスタメン出場させるなど、緒方孝市監督(50)は打てる手は全て打ってきた。選手個々の能力は高い。それでも負けることはある。ただ、11連敗はあまりにも痛すぎる。緒方監督は「(球宴休みの間に)気持ちを切り換えて」と語っていたが、こんな指摘もある。 「緒方監督は選手を信頼しています。信頼とは、試合に出したら、全ては選手に任せるということ。勝っている時はそれでいいんですが、試合で、味方投手が連打され、劣勢になり掛けている時も、選手に任せっきり。攻撃にしても、緒方監督はサインを出して走者を動かすことはしません」(プロ野球解説者) だが、このスタイルで3連覇を果たしたのだ。急にサインを出し、組織的な攻撃スタイルに変貌したら、逆に選手が戸惑ってしまうだろう。緒方監督は坂倉、高橋などの若手もテストし始めた。先の三好同様、キーマンを探しているのだろう。 「巨人からFA補償で獲得した長野久義が二軍落ちし、二軍でも打率2割を切っています。球宴明け後の一軍昇格が見送られました」(前出・同) 長野は必死にバットを振り、不振脱出を急いでいる。しかし、その危機感が広まり、「今、チームは本当にヤバイんだな」と二軍選手も妙な緊張感を持ち始めたという。 原辰徳監督も序盤戦は手薄なリリーフ陣を建て直すなど、テストをかねて若手を登用した。野手陣にしても、そうだった。緒方監督と少し違うのは見切りが早かったこと。また、見切った若手に対しても、代走、守備固めなど使い方を変え、見捨てなかった。3度目の監督就任、トータル13季目。経験値の違いということか…。だが、人気の広島が蘇生できなければ、セ・リーグは興行的にも大打撃を被ることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2019年07月11日 11時00分
DeNA、10連敗がありながらも同率2位で前半戦ターン! 後半戦のラミレス・ベイスターズに増す期待
8日から行われた敵地神宮での前半戦ラストの3連戦。初戦は先発飯塚悟史が乱調で2回で降板。中継ぎ陣が踏ん張るものの、打線もスワローズ先発山田大樹を打ち崩せず3-5で敗戦。2戦目は両チームのノーガードの打ち合いの末、ホセ・ロペスのグランドスラムでスワローズをKO。9-4で勝利した。ラストゲームは3回に2点を先制したが、3、4、7回と五月雨式に失点。結果的には継投ミスで残念ながら2-7で落とし、ベイスターズは借金2でオールスター休みに入ることになった。ラミレス監督が交流戦後に語っていた、「5割、Aクラス」の目標には届かなかったが、限りなく理想に近づけることは出来た形だ。 4月16日のドラゴンズ戦から始まった敗戦は29日のジャイアンツ戦まで続き、泥沼の10連敗を喫し、更にゴールデンウィークの5月3日から8日まで5連敗を記録。最大11の借金生活でもちろん最下位の成績に甘んじながらも、毎年苦汁を飲まされている魔の交流戦を4位で戦い抜き、貯金も3を稼いだことで状況は好転したと言えるだろう。 リーグ戦再開後の9連戦を4勝5敗とひとつの負け越しで終え、結果的に勝率5割に届かなかったが、負け方も「惜しい」ゲームが続き、力負けの印象は無い。 好転の原因は、シーズン序盤に崩れていた中継ぎ陣の復調が大きい。特に交流戦では、パワーレフティのエドウィン・エスコバーが絶好調で、昨年中継ぎで輝きを取り戻した三嶋一輝、161キロ右腕の国吉佑樹も勝ち試合で安定した投球を披露。さらに、左腕の石田健大も献身的なピッチングでチームを救い、先発が早い回で崩れても試合を立て直す要因となった。 課題の打撃陣は、トップバッターの神里和毅の活躍も大きいが、昨年からベイスターズにやってきた伊藤光と大和がキラリと光る活躍を見せ、下位打線で打点を稼ぐことができ、攻守ともにいぶし銀の働きを魅せる彼らの力で、確実にチームを上昇気流に乗せた。 後半戦は、筒香嘉智、ホセ・ロペス、ネフタリ・ソト、宮崎敏郎の”BIG4”の爆発に期待したい。特に今季出塁率はいいものの、期待されているホームランや打点が伸びない筒香が、本来の調子を取り戻した時、70周年のメモリアルイヤーに”何か”が起こるような予感がする。誤算が多いにも関わらず前半戦2位ターンを決めたベイスターズ。オールスター明けの期待は増すばかりだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2019年07月10日 22時30分
日米インターコンチ王座奪取に向けて中邑真輔が絶好調!カブキ・ウォリアーズも登場
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間10日、アメリカ、ニューハンプシャー州マンチェスターのSNHUアリーナで、主力ブランドのスマックダウンを開催した。 WWEインターコンチネンタル王座を狙う日本人スーパースター中邑真輔が、日本公演以来初めてスマックダウンのリングに上がり、王者フィン・ベイラーとノンタイトルのシングルマッチで激突した。両者は序盤からトップギアでの攻防を展開。中邑がスライディング・ジャーマンスープレックスからキンシャサを狙えば、ベイラーもスリングブレイドからクー・デ・グラと大技を狙って徹底抗戦した。 試合中盤になると牙をむいた中邑が場外でキンシャサを決め、リングアウトを狙うもカウント9。さらにバリケードや鉄製ステップにベイラーをたたき付けるラフ殺法で、再びリングアウトを狙った中邑は、ベイラーがかろうじてカウント9でリングに戻ってくると、渾身のキンシャサを叩き込み3カウントを奪取した。 ノンタイトルながらも、王者ベイラーから完璧なピンフォールを奪った中邑は「フィンは俺が誰か思い出しただろう」とコメントし、新日本時代から知る王者に強烈な印象を刻み込んだ。中邑が日米インターコンチ王座戴冠に向け、大きく駒を進めた試合だったと言ってもいいだろう。 先日の日本公演でWWE女子タッグチャンピオンチーム、ジ・アイコニックスに勝利して王座挑戦権を獲得したカブキ・ウォリアーズは、代理人ペイジと共に女子タッグ王者を挑発した。 バックステージでペイジが「今夜、王座戦の予定よね」とペイトン・ロイスに問いかけると、ロイスは「今夜?そんなの無理よ。ビリーが病気なの」と言い訳。さらにビリー・ケイも「クラクラなのよ。医者を呼んで」と仮病の演技をすると、これにペイジは「ストップ!本当にイライラする。たまたま王者になってから、逃げることと言い訳しかしてないわよね」と王者を問い詰め、ビリーに平手打ちを見舞う。さらにペイジが「タイトルマッチは今夜じゃないかもしれないけど、すぐよ」と言い放つと、アスカ&カイリ・セインは腕を組みながらにらみつけ、王者を挑発した。 日本公演から凱旋した中邑、カブキ・ウォリアーズがそれぞれ、大きなチャンスをつかんでいるのは間違いない。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2019年07月10日 21時30分
「いつか会場で歌ってもらいたい」那須川天心、生YAZAWAに興奮!次戦へ好調アピール
キックボクシング界の“神童”那須川天心は興奮を抑えられない様子だった。 「ホントにすごかったですね。あと2カ月で70(歳)ですよ!自分は70まで格闘家、できないですから。スゴイ!」 天心は歌手の矢沢永吉が初めて主催した音楽フェス『ONE NIGHT SHOW 2019』(6日、幕張メッセ)に、YAZAWAファンの父・弘幸氏、主戦場としているキックボクシング団体RISEの伊藤隆代表らと足を運び、2万人のファンとともにYAZAWAワールドを堪能したという。 天心の入場曲『止まらないHa〜Ha』は裕幸氏のこだわりで、いくつか発表されているライブバージョンの中から選んでいる。天心は「自分の入場バージョンで歌ってくれたんですよ!考えられます?自分の入場バージョンで。もう、ウォーってなりますよね(笑)」とあの日の興奮が忘れられない様子。 インスタグラムで天心は、矢沢の妻マリアさん、娘洋子さんと対面したことを報告。「いつもテレビで試合を見てますよ」と矢沢が天心の試合を見ていると伝えられたという。「その事実を知れただけでも満足。いつか矢沢さんに会場で歌ってもらいたい。実現したらウチのスタッフは凍りつくと思いますが(笑)。ご本人とはお会いできなかったですけど、まだ早いかな。でもホント刺激を受けましたよ。次の日(7日)は日曜で休みだったんですけど、体を動かしましたから。自分は矢沢さんにはなれないけど、また違った形ですごいものを見せたいと思います」と目を輝かせた。 9日にはTEPPEN GYMで、RISE世界トーナメント準決勝のスアキム・PKセンチャイムエタイジム戦(21日、エディオンアリーナ大阪)に向けた公開練習が行われ、キレのある動きで順調な仕上がりをアピール。昨年2月に対戦した際は「今までやった中で一番強い」という前評判だったスアキムだが、天心は現在のスアキムについて「スタイルが変わっている。迷いを感じますね。攻めなきゃ攻めなきゃと思って荒くなっているので、お客さんから見ると面白いけど、闘う方はやりやすいかな。パンチをもらわなきゃ大丈夫」と現在のスアキムを分析。 続けて「バンバン蹴っていきたい。キックボクシングであって、ボクシングキックではないので。スアキムの後に、ロッタン、堀口(恭司)さん、メイウェザーと強い選手とやらせてもらって、今思えば(スアキムが一番強かったか考えると)そうでもなかったのかなと思う」ときっぱり。昨年1年間の闘いの数々が、力となり、自信になっていることを明かしている。 「皆さんも生きてるうちに一度はYAZAWA、見に行った方がいいですよ!」 21日の大阪大会で、入場曲が流れた瞬間、天心の心には幕張のYAZAWAが宿るはずだ。取材・文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年07月10日 18時00分
広島、9連敗でファンが危惧する“最悪の事態” このまま完全崩壊へ進んでしまうのか
セ・リーグ3連覇中の王者・広島が苦しんでいる。先の交流戦で最下位(5勝12敗1分、勝率.294)に沈んだチームは、リーグ戦再開後も浮上のきっかけをつかめないまま8日までに9連敗(1分挟む)。9日の中日戦も「3-6」で敗れ、とうとう連敗は2ケタ台に突入した。 チームの4番を張る鈴木誠也は、9連敗を喫した8日の中日戦後、「(明確な敗因は)出ていない。分かればここまで連敗しない」と報道陣に吐露。当事者である選手側も、精神的に疲弊している様子がうかがえる。 リーグ戦再開以降の11試合を見ると投手陣が3点以内に抑えた試合が6試合ある一方、そのいずれも味方の得点はそれ以下。1番打者が固定できていない(最多は野間峻祥の4試合)ことに加え、その後の2、3番を主に務める菊池涼介(期間内打率.103)、西川龍馬(同.205)も揃って不振に陥っていることが、打線に機能不全をもたらしている主要因となっている。 気づけば首位巨人と10ゲーム差のチームに対し、ファンの反応は「勝負事は最後まで分からないから諦めず頑張れ」、「もう優勝はおろかAクラスも無理だろうな」、「若手重視のオーダーにするのも面白いかも」とさまざま。 一方、中には「不振が続けばさらなる影響が出そう」、「もしこのままBクラスなら大規模なFA流出にも繋がりかねない」と今後を不安視するファンも少なくない。 昨オフ丸佳浩(現巨人)をFA移籍で失ったチームは、今オフまでに野村祐輔(投手)、會澤翼(捕手)、菊池(二塁手)の3選手がFA権を取得する見込み。菊池は既にポスティングでのメジャー移籍を公言し、残る2選手もその動向が注目されている。 この3選手はいずれも3連覇を支えた主力選手であり、チームとしては全員に残留してもらいたいところ。ただ、仮にこのままBクラスで終わると、「黄金期は終わった」、「しばらくは優勝を味わえそうにない」といったマイナスイメージのもと、FA選手側に愛想を尽かされてしまう可能性も否定できない。 また、もともと固いことで知られるチームの財布の紐も、Bクラスならばさらに締めざるを得なくなる。その状態で他球団との“マネーゲーム”に打ち勝つのは、極めて難しいことであるのは想像に難くない。 捕手に関しては磯村嘉孝(今季捕手で23試合出場)が會澤の後釜となれる可能性はあるが、その他2選手のポジション、特に菊池の二塁については有力な後釜候補は出てきていない。丸の穴を埋めきれていない中それがさらに3つも増えれば、いくら育成に定評のあるチームでも完全崩壊は避けられないかもしれない。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2019年07月10日 17時30分
駆け込みトレードの連続がアヤシイ! 経営陣対選手会の対立勃発
例年以上に「駆け込みトレード」が多いのは、ナゼ? 巨人、東北楽天の両球団がトレード成立を発表したのは、7月7日だった。巨人は和田恋外野手を、楽天は古川侑利投手を放出した。 「どうも、楽天から仕掛けてきたトレードのようですね。原辰徳監督(60)が一度、和田を呼んで話をしているんです。最終的に巨人で埋もれてしまうのなら、楽天に行ったほうが試合に出る機会も増えるということになって…」(球界関係者) 巨人ファンの間では、和田は期待の若手だった。昨季、ファームで本塁打、打点の二冠王に輝いている。登録は外野手だが、スタートは内野手。守備位置で4番・岡本和真とかぶるため、チャンスに恵まれなかった。 今年はシーズン途中のトレードが多い。巨人−日本ハム間で複数トレードが6月26日に発表され、その後も中日−オリックス間、また楽天は広島とも交換トレードを成立させている。トレードができるのは、7月末まで。通常、シーズン途中のトレードとは、主力選手の故障などを補う緊急措置である。その点から見れば、日本ハムは巨人から呼び戻した吉川光夫を先発テストし、捕手・宇佐見も試合で使っている。 だが、他のトレードはそうとは言い切れない。伸び悩んでいる若手、守備位置の重複などで埋もれかけている選手を交換し、2、3年先の将来に備えた、と。 「2、3年先を見越してのトレードは、通常、シーズンオフにやるものです」(前出・同) ある球団スタッフによれば、球界は近年、シーズン途中でのトレードを避けてきたという。それは選手の生活のことを思ってのことで、家族がいればなおさらだ。今年には入って考え方を変えた理由だが、労組・プロ野球選手会と経営陣の駆け引きと見る向きもある。 「選手会は、各選手の出場機会を増やすためにトレードの活性化と、出場機会に恵まれない選手を対象とした現役選手ドラフトの新設も提案しています。経営陣は現役選手のドラフト新設には否定的です。だったら、『選手が出場機会を求めているようだし、シーズン中でもトレードをやっていこう』と考え方を変えたようです」(ベテラン記者) しかし、こんな見方もできる。今回の4件の途中トレードだが、うち2件は楽天絡みである。新ゼネラルマネージャー・石井一久氏(45)が、経営陣と選手会の駆け引きを知り、「トレードが仕掛けやすい」と判断し、戦力の再整備に乗り出したのではないだろうか。前述の巨人との間にまとめたトレードは、楽天側から仕掛けたようだし…。 来たる7月12日、選手会は総会を開催する。オールスター休みの総会は恒例行事だが、その約2週間前、選手会は日本野球機構(NPB)の選手関係委員会に連絡を入れ、「見解を示してほしい」とお願いしてきたそうだ。何に対する見解かといえば、出場機会に恵まれない「現役選手のドラフト」の提案に関する経営陣の考え方である。総会ではそれをもとに対応策を話し合うつもりなのだろう。 今回の経営陣と選手会のやり取りに詳しい要人が、こう言う。 「NPBというか、12球団の代表者が集まって、現役選手のドラフトに関する意見調整みたいなことをやっています。選手会に対し、代案は出します」 現役選手のドラフトは認めるが、その対象となる選手の出場数などで選手会と異なる基準を出すのか。それとも、フリーエージェント権の取得に関する現行ルールの変更か。今夏の選手会総会はキナ臭いものになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2019年07月10日 17時30分
『投手・大谷』実現か? “オープナー” という奇策に賛否両論
近年話題の“オープナー”でエンゼルスの『投手・大谷』の“試運転”という仰天ニュースが走っている。オープナーとは、本来リリーフ起用される投手が先発登板し、1、2回の短いイニングを投げたのち本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法だ。 大谷翔平(24)が、昨年10月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて以来、初めてブルペンに入って投球練習を再開。捕手を立たせて20球、セットポジションで約10球。肩慣らし程度ではあったが、本人はすぐにでも実戦登板したいような口ぶりだった。 「エンゼルスは投打ともに慢性的な人員不足。本来なら投手としての復帰は来年以降ですが、今のメジャーリーグでは、オープナー可能な継投策が流行しているんです」(特派記者) 救援投手を先発させ、打者一巡を目安に交代させる変則の継投策だが、投手・大谷の負担軽減、実戦感覚を取り戻すのにはオープナーが最適だと言われている。 「二刀流復活のため、ピッチャーとしての専門的なリハビリ型の練習、調整をさせるとなると、一時的とはいえ、ペナントレースの真っ最中に『打者・大谷』を、いったんチームから外す必要があります。ところが、そんな余裕はエンゼルスにはありませんからね」(同) ペナントレースの行方が見えてきた頃に、『投手・大谷』をオープナーで投げさせる可能性も考えられるという。「エンゼルスが所属するアメリカン・リーグは指名打者制。ルール上、『指名打者を使ってもいい』となっているが、使わなくても問題ない」(球界関係者) つまり、大谷を「指名打者」ではなく、ピッチャーとして打席にも立たせることができれば、人材難のエンゼルスにとっては一石二鳥というわけだ。 「かつて日本ハムが『1番・投手』で大谷を起用したケースもあります。勝敗が見えてきたところで交代させれば、右肘への負担も最小限にできる。投手を交代した後は、外野守備か一塁守備に入れればいい」(同) 当然、医師のゴーサインが大前提だが、大谷は“投げたがり”。「行け」と言われれば断らないだろう。 ただ、オープナーを努める投手に勝利やホールドなどの記録がつかず評価が難しい。オープナー制はチームの得にはなっても、本人には勝ちもホールドのポイントもつかず、負け投手になる可能性のデメリットのみが付きまとう。それでも大谷は投げるだろうが、果たしてエンゼルスにとってそれが損か得かよく考えるべきだ。
-
スポーツ 2019年07月10日 11時30分
オリックス吉田正尚が2年連続で選出! プロ野球オールスターホームラン競争選手発表
日本野球機構(NPB)は9日、プロ野球オールスターゲーム(12日 東京ドーム、13日 阪神甲子園球場)で開催される『ホームランダービー』の選出選手および、セ・リーグ、パ・リーグ両チームの29人目の選手『プラスワン投票』の結果を発表した。 まず、『ホームランダービー』は、セ・リーグが、村上宗隆(東京ヤクルト)、坂本勇人(巨人)、筒香嘉智(横浜DeNA)、鈴木誠也(広島)、パ・リーグが、山川穂高(埼玉西武)、レアード(千葉ロッテ)、吉田正尚(オリックス)、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)の4選手ずつ選出された。(柳田選手は辞退し、5位の埼玉西武の森友哉選手が繰り上げ出場) 2年連続の選出となったオリックスの吉田は「昨年に引き続いて選んでいただき、ありがとうございます。昨年は準決勝で負けてしまったので、それ以上の成績を出して、優勝できるようにがんばります!」とコメント、ロッテのレアードも「ベリーエキサイティング!待ちきれないよ。投票をしてくださったファンの皆様に感謝をしたい。ありがとうございます。当日は沢山のホームランを打って、寿司を沢山、握りたいね!会場?東京ドーム大好き!東京ドームお願いします!」と早くもオールスターモードだ。 『プラスワン投票』は、セ・リーグは原口文仁捕手(阪神)、パ・リーグは大田泰示外野手(北海道日本ハム)が選出されたが、大田選手は腰痛のため出場を辞退。源田壮亮内野手(埼玉西武)が繰り上げ出場となった。また、ソフトバンクの柳田外野手が左半膜様筋腱損傷のため、今宮健太内野手が右半膜様筋腱一部損傷のため辞退し、グラシアル内野手(福岡ソフトバンク)と増田達至投手(埼玉西武)が補充選手として出場することとなった。これで球団別最多出場はセ・リーグが広島と阪神の6選手、パ・リーグが西武の7選手となった。文・写真 / どら増田
-
スポーツ 2019年07月10日 06時30分
WWEリコシェがギャローズ&アンダーソンに1日2連勝で、7.15AJ戦に弾み!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間9日、プルデンシャル・センター(米ニュージャージー州ニューアーク)で主力ブランドのロウを開催した。 US王者リコシェが、再結成した“ザ・クラブ”のルーク・ギャローズとシングルで対戦した。ギャローズには次回PPV『エクストリーム・ルールズ』でリコシェとの王座戦が決定したAJスタイルズと、新日本プロレス時代からのパートナー、カール・アンダーソンがセコンドについた。体格で劣るリコシェはギャローズのチョークスラムに捕まり、ビックブーツ、得意のアッパーカット、そして体格差を活かしたヘッドバットを食らって劣勢となったが、ギャローズの隙を突き、丸め込んで勝利。会場のファンはもちろん大喜びした。 するとイラついたAJが、今度はアンダーソンとの試合を要求すると、これを承諾したリコシェは介入を狙うギャローズとAJをトペ・コンヒーロやムーンサルトで蹴散らし、最後は630°スプラッシュをアンダーソンに決め3カウントを奪ったのだ。 元IWGPタッグチャンピオンチームから1日2勝したリコシェに、怒ったAJが襲いかかると、ギャローズ&アンダーソンもマジックキラーを炸裂させた。さらにスタイルズ・クラッシュを狙ったAJスタイルズだったが、既にグロッキー状態のリコシェを見て「お前はそのまま倒れておけ」とリングを後にしようとした。 それでもリコシェが起き上がると、渾身のフェノメナール・フォアアームを放ってリコシェをKOした。最後はボロボロにされたリコシェだが、ロウに昇格してからの成長は止まらない。日本時間15日の『エクストリーム・ルールズ』が楽しみである。 先日の日本公演でも活躍したセス・ロリンズ&ベッキー・リンチの王者カップルは、アンドラデ&ゼリーナ・ベガとエリミネーション・ミックス戦で激突した。 白熱の攻防を展開した両チームだったが、ベッキーがディスアーマーでゼリーナを排除すると、そこへ姿を現したレイシー・エバンスと乱闘に発展。ロリンズが制止して試合に戻るも、レフェリーの死角でロリンズがゼリーナのフランケンシュタイナーを食らって4人入り乱れた攻防に発展した。 最後はロリンズがアンドラデにカーブストンプを放ち3カウント。王者の貫禄を示したロリンズ&ベッキーが花道を戻ると、突如、日本公演でも大ブーイングを浴びていたバロン・コービン&レイシーが背後から襲撃。レイシーがウーマンズ・ライツでベッキーを沈めると、コービンが馬乗りになってロリンズに暴行し、『エクストリーム・ルールズ』前最後のロウで優位な立場にあることをアピールした。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2019年07月09日 22時30分
RIZIN堀口恭司の対戦相手は地元出身の朝倉海に決定! この夏は朝倉兄弟の闘いに注目
総合格闘技イベントRIZINは8日、都内のホテルで会見を開いた。『RIZIN.18』8.18愛知・愛知県体育館大会のメインイベントで堀口恭司と朝倉海(かい)が対戦すると発表した。 堀口の日本凱旋マッチの対戦相手は朝倉兄弟の弟、朝倉海だった。このカード発表に、SNS上で大きな反響が寄せられたことから考えても、今回のカードに集まる期待は高い。朝倉兄弟は愛知県豊橋市の出身。地元凱旋マッチを兼ねる堀口戦は、朝倉海にとって今後につながる大きなチャンスとなることだろう。 会見で朝倉海は「お前じゃまだ早いと言われたけど、世界トップの選手とやるチャンスがあるならやりたい。試合、結果で証明する」と抱負。日米2団体王者である堀口との対戦がチャンスであることをしっかりと理解している。会見後は自身のSNSを更新し、「試合決定 強いのはわかってるけど俺は勝てると思ってるし勝ちにいきます 全て試合で証明するので会場へ観に来てください」とファンに大金星を約束した。 朝倉兄弟の兄、朝倉未来(みくる)は、『RIZIN.17』7.28埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会で、矢地祐介とのビッグマッチが組まれている。この日の会見で「対戦相手は『空気を読む』とか言っていますが、俺とやるだけで盛り上がる。覚悟を見てほしい」と猛アピール。朝倉兄弟にとってこの夏はRIZIN2連戦となるが、格闘技ファンの心に「この夏は朝倉兄弟の夏だった」と思わせたいところ。そうなれば格闘家として、“朝倉兄弟”ブランドがさらに上のステージに行くのは確実で、その道は今年の年末にもつながっていく。 この夏は、朝倉兄弟の闘いから目を離せない。文 / どら増田写真 / 山内猛
-
スポーツ
止めたのは稀勢の里 記録更新はならず…白鵬が負ける
2010年11月15日 18時15分
-
スポーツ
お祭りの中に仰天のサプライズ! 11月1日「ヤングリボンわっしょい!」で真琴が宮本裕向から勝利!!
2010年11月15日 10時30分
-
スポーツ
荒川雄太の西武オファーを見抜いたトライアウト受験投手たち
2010年11月15日 08時00分
-
スポーツ
トライアウト情報 松坂健太が繰り返した「野球は楽しい」の真意
2010年11月13日 11時00分
-
スポーツ
大一番、JCBホールまであとわずか! 主役の座に立つのはTAJIRIか、それとも…
2010年11月13日 10時30分
-
スポーツ
日本一から一転ストーブ渦中のロッテの寒過ぎる台所事情
2010年11月12日 17時00分
-
スポーツ
中日・落合監督の“本音”が分かる1冊
2010年11月12日 15時15分
-
スポーツ
サバイバル飛田が、今夏の異常酷暑が産んだ怪人「棒暴君」(ぼうぼうくん)と、尖閣諸島領有権を懸けて激突!? 10・31 埼玉プロレス『旗揚げ第獣獣獣獣獣韋(51)戦』(2)
2010年11月12日 14時30分
-
スポーツ
川崎球場を知る最後のロッテ戦士・堀幸一がトライアウトで訴えたもの
2010年11月12日 14時00分
-
スポーツ
メジャー西岡争奪戦報道に米メディア冷水
2010年11月12日 12時00分
-
スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第60回 勝負脳 2」
2010年11月12日 11時00分
-
スポーツ
夢を掴むためにKUSHIDAは走り続ける 10月30日SMASH.9メインでOVWタイトルに挑戦!
2010年11月12日 10時30分
-
スポーツ
マラドーナ氏イラン監督説急浮上でザック・ジャパンも騒然!?
2010年11月11日 17時30分
-
スポーツ
台風直撃に人身事故…踏んだり蹴ったりでサバイバル飛田、開始前から青息吐息? 10・31 埼玉プロレス『旗揚げ第獣獣獣獣獣韋(51)戦』(1)
2010年11月11日 13時00分
-
スポーツ
広島ダブプロレス 若手がリングで弾ける 「グリーン☆ボーイ2」開催
2010年11月10日 16時00分
-
スポーツ
アスレチックスの岩隈&松井ダブル獲り情報の内幕
2010年11月10日 14時45分
-
スポーツ
新生・ハッスルの目指すものは何か!?ハッスルMAN'Sワールド後楽園に進出!
2010年11月10日 10時30分
-
スポーツ
FA宣言解禁、各球団新女房誕生が焦点
2010年11月09日 14時00分
-
スポーツ
田中正直のウェブランニングクリニック 「第59回 勝負脳 1」
2010年11月09日 11時00分