スポーツ
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スポーツ 2019年07月04日 20時00分
新日本バレットクラブから造反劇!ウィル・オスプレイとロビー・イーグルスが合体!
真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス29』直前に開催した新日本プロレスのオーストラリア大会2連戦『NJPW SOUTHERN SHOWDOWN in MELBOURNE』(6月29日)、『NJPW SOUTHERN SHOWDOWN in SYDNEY』(30日)で事件が発生した。 6.29(メルボルン・フェスティバルホール大会)でウィル・オスプレイのIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦したバレットクラブのロビー・イーグルス。2人は今年の『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.26』(BOSJ)公式戦で対戦。バレットクラブの新メンバー、エル・ファンタズモでイーグルスが勝利を収めたが、イーグルスはこの介入劇に納得せずファンタズモを置いて控室に戻るなど、両者の間には亀裂が発生していた。その後BOSJを制し、6.9大阪城ホール大会でドラゴン・リーを破り、同王座に返り咲いたオスプレイは、初防衛戦の相手にイーグルスを逆指名。今大会での再戦が実現した。 今回もファンタズモがセコンドにつく中、2人はBOSJに続き激闘を繰り広げた。イーグルスはセコンドのファンタズモにトペ・スイシーダを炸裂させクリーンファイトに徹したが、最後はオスプレイがストームブレイカーを決めて初防衛に成功した。試合後、握手を求めたオスプレイに対し、ファンタズモは断った。イーグルスはそんなファンタズモにエルボーを放ち、オスプレイと握手を交わしリングを後にしている。 30日(シドニー・ニューサウスウェールズ大学・ラウンドハウス大会)でイーグルスは、バレットクラブのリーダー、ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレとのトリオで、オカダ・カズチカ、棚橋弘至、オスプレイの本隊&CHAOS最強トリオと対戦した。試合は2夜連続で、イーグルスがオスプレイのストームブレイカーの前に沈んだが、試合後に事件は起きた。 負けた腹いせに、バレットクラブ勢はセコンドの外道とともに最強トリオを襲撃。ジェイはイーグルスにも椅子を渡し攻撃を促すがこれを拒否した。ならば自分がやるとジェイがオスプレイにイスを振りかざすとトラース・キックを放ち、ジェイを排除。オカダ、棚橋も奮起し、リング上を最強トリオとイーグルスが占拠した。ここでイーグルスがバレットクラブから離脱し、オカダ、オスプレイらが所属しているCHAOSに入ることがオスプレイから発表された。 これまで他のユニットから引き抜きを繰り返して勢力を拡大してきたバレットクラブだが、今回のような造反劇は極めて異例。昨年、分裂劇はあったものの今年1月は収束している。『G1クライマックス』にオスプレイはエントリーしているが、イーグルスが来日するかは分からない。ただ、結果的にイーグルスを引き抜いたオスプレイに対して、ジェイをはじめバレットクラブのメンバーは黙っていないだろう。 バレットクラブにとっては報復の夏になるかもしれない。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年07月04日 17時30分
チームメイトの急死に大谷翔平が「燃えた」ワケ 日本でも見せなかった“感情が溢れた”瞬間とは
ファミリー、ファンとの距離。大谷翔平はメジャーリーガーとして、チームメイトの死を悼み、そして、さまざまなことを考えさせられたのではないだろうか。 エンゼルスのタイラー・スカッグス投手(享年27)が急死し、それから一夜明けた7月2日(現地時間)、残されたチームメイトたちはテキサス・レンジャーズとの一戦に臨んだ。大谷は代打での途中出場だったが、最後は右手一本でライト前に打球を運び、チャンスを広げた。 「大谷がサイクル安打を達成したレイズ戦ですが(6月13日)、その日に先発登板したのがスカッグスでした。スカッグスは勝利投手になっても、メディアから質問されたのは、大谷のことばかり。でも、彼は『大谷のサイクル安打達成』を心から祝福していました」(米国人ライター) スカッグスは2013年オフ、ダイヤモンドバックスから移籍してきた左腕だ。当時の評価はイマイチだったが、エンゼルスは「将来、先発ローテーションの主軸になりそう」と大きな期待をかけていた。 しかし、故障などもあり、不本意なシーズンが続いていた。転機になったのは、昨季中盤。覚えたばかりのチェンジアップを試合中にテストしてみた。軽い気持ちで投げてみたのだが、本人も驚くほど相手バッターのタイミングを外すことができた。その後、勝負どころでチェッジアップを多投し、空振りやゴロアウトを量産。同年は、8勝10敗。2ケタには届かず、負け数のほうも多かったが、キャリアハイの成績である。また、後半戦は事実上のエース扱いとなり、「ローテーションの主軸も」の期待に、やっと応えることができたのだ。 「スカッグスもはっきりとは教えてくれなかったので詳細は不明ですが、このままではダメだと思い、新しい変化球を覚えようとし、色々とテストしていたそうです。チームメイトのピッチャーに変化球の握りを見せてもらうなどし、チェンジアップを覚えました。大谷も変化球の握りを見せてくれと頼まれた一人だと聞いています」(前出・同) スカッグスは投手陣のまとめ役でもあったという。 また、もっとも勝ち星に飢えていた投手でもあった。不本意なシーズンが続き、昨季前半、心無い一部のファンから、スカッグスのスマホに直接悪口メールを送られてきた。それも複数から、何度も…。 「スカッグスは傷ついていました。ふだんは明るく振る舞っている好人物が控室で考え込んでいたんですから、チームメイトも心配していました」(前出・同) スカッグスの「勝ちたい」の気持ちは、心無い一部のファンへの反骨心ではなかった。「勝たなければ、ファンを悲しませてしまう」と思ったそうだ。大谷のサイクル安打は、「スカッグスに勝ち星を付けてあげたい」との思いから生まれたものかもしれない。 前述の代打途中出場だが、大谷は一塁ベースに向かう途中、何かを発している。感情を露わにした姿は、日本時代にも見られなかった。 今回の悲報では、チームメイトたちが「ファミリー」という言葉を使っていた。チームとしての団結力は必要だが、日本では「家族」ではなく、「親しい友人・同僚」と表現されただろう。どちらが良いという話ではない。優勝をという共通の目標に向かって、同じユニフォームを着て戦う仲間。その仲間に対し、強い敬意を込めて「ファミリー」と呼び、日本以上に選手とファンの距離が近いことを、大谷は知ったのでないだろうか。(スポーツライター・飯山満)※選手名のカタカナ表記は「メジャーリーグ名鑑2019」(廣済堂出版)を参考にいたしました。
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スポーツ 2019年07月04日 11時30分
【DeNA】“リリーバー”石田健大、5年目左腕がチームを救う!「いい経験をさせてもらっている」
ベイスターズ自慢のブルペン陣。その中で存在感を増している男がいる。その名は、5年目の左腕・石田健大。2年連続の開幕投手を任されたほどの実力の持ち主で、本来であればローテーションの軸として活躍を期待されている石田だが、現在はリリーフでチームを支えている。 昨年70試合に登板し、フル回転でチームに貢献した砂田毅樹の調子が上がらず、現在はファームで調整中。同じく昨年65試合に登板し、ブルペン陣の精神的支柱でもある三上朋也は、5月13日に右ひじのクリーニング手術を受けリハビリ中。リリーフで切れるカードを2枚失った現状で、昨年もリリーフの経験のある石田に彼らの役割をカバーしてもらう構想となった。 そもそも、石田は左ひじの張りの為に開幕に間に合わず、一軍に合流したのは5月1日。それ以来、ずっと中継ぎとして活躍中。昨年は初めてのリリーフということもあり、安定感を欠いた場面も見受けられたが、今年は防御率1点台と安定し、首脳陣の信頼感も増している。 7月2日の前半戦ラストの9連戦初戦。相手は3位争いを繰り広げているタイガース。ラミレス監督が「最重要試合の一つ」と位置づけた大切なゲームで、2点リードの6回2アウト、先発・上茶谷大河が残したランナーは全ての塁を埋めている状況で、石田の出番はやってきた。スライダー2球が外角に外れたが、150キロに迫ろうかという切れのいいストレートを外角に集め追い込むと、最後は同じ軌道からスライダーで見事に打ち取りピンチを脱する。しびれる場面で結果を出し、ルーキー・上茶谷は5勝目をマークすることができた。 この日はヒーローインタビューにも登場し、「なるべく上茶谷に失点を付けないように」とルーキーを思いやり、「任されたところで、自分の持っている力を出すだけ」と、今は中継ぎのポジションで結果を出すことに集中し、しびれる場面での登板も「いい経験をさせてもらっている。先発することがあっても、この経験を生かせたら」と、ピッチャーとして一回り大きくなる糧と捉える姿は、プロとして逞しい。 いつ投げるかわからない、投げないかもしれない。そんな状況で毎日ブルペンで肩を作る中継ぎは本当に過酷だ。そんな縁の下の力持ちが、チームには必要不可欠である。信頼出来る日本人左腕のリリーフとして、石田健大の輝きは増している。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2019年07月04日 11時00分
「普通の言葉を使って」応援歌の『お前』問題に苦言の中日・与田監督をオーナーが擁護も失笑の声
中日ドラゴンズの与田剛監督が、応援団がチャンス時に唄う「サウスポー」の「お前」という歌詞に不快感を表明し、「名前で呼んでほしい」と訴えている問題について、同球団の白井文吾オーナーがコメントした。 白井オーナーは3日、都内で開かれたオーナー会議に出席。与田監督が応援歌「サウスポー」の「お前」という歌詞に不快感を表明し、使用を自粛する事態に発展していることについて、「『お前』は聞いている人が不愉快になる」「普通の言葉を使わなくちゃ」と、与田監督の主張を全面的に擁護し、使用自粛に理解を示した。 与田監督の不快感に端を発した「応援歌自粛」問題は波紋を広げており、連日テレビメディアでも取り上げられている。熱狂的な西武ライオンズファンで知られる小倉智昭は3日のフジテレビ系『とくダネ!』(フジテレビ系)内で、この問題について、「そんなことより、中日はもっと強くなることを考えたほうがいい」とバッサリ切り、「ライオンズでこんな話が出たらファンを辞める」と宣言している。 また、同日の『スッキリ』(日本テレビ系)でも、加藤浩次が「お前って言葉が出てくる歌って日本にどれだけあるのか」と苦言を呈し、ゲストの小島慶子も「『お前の頭はどこにある』というでんでん虫の歌も歌えなくなる」と皮肉とも取れる発言を行っている。世間は与田監督の論理を理解していないようだ。 当事者の与田監督はこの騒動について、「不本意な方向に行っている」「止めろとは言ってない。シンプルに名前でほしいだけ」と真意を説明している。しかし、現在のところ、「お前」に不快感を示す与田監督の主張を理解する人は、かなり少ない状況だ。 野球に詳しいライターはこう話す。 「日本のプロ野球は、私設応援団が選手別応援歌を作り演奏する文化があり、最近は、チャンスになると流す『チャンステーマ』なるものが存在します。 その歌詞の中には正直、選手が不愉快と感じるものもあり、選手からクレームが付いて人知れず変わったケースは多々あります。与田監督も、そんなノリだったんでしょう。 ところが、その理由が『お前って呼ぶな』と、少々軟弱とも思えるものだったため、失笑を買ってしまったのではないかと。選手思いの与田監督らしいとも言えますが、プロ野球の応援歌でも、『お前』はポピュラーで、何十年も前から使われてきました。 それを今更『不愉快』と言われても、ちょっと戸惑ってしまうし、『言葉狩り』しているような印象を持ちますね」 波紋が広がる「お前」問題。チームの指揮官が自粛を要請している以上は変更せざるを得ないだろうが、多くの人はその論理に違和感を覚えている。
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スポーツ 2019年07月03日 20時00分
WWE東京公演参戦組が帰国!AJスタイルズ率いるザ・クラブがリコシェを襲撃!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間2日、テキサス州ダラスのアメリカン・エアライン・センターで主要ブランドのロウを開催した。ロウチームは3日前まで東京・両国国技館で初夏の日本公演を2日間開催したばかり。アメリカに帰国後初の生収録に注目が集まった。 東京公演でも“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントを彷彿とさせる規格外のパワーを見せつけた“巨獣”ブラウン・ストローマンと、ボビー・ラシュリーがフォールズ・カウント・エニウェア戦で激突した。 巨体同士の対決は客席に移行。ラシュリーがパイプ椅子攻撃やステージ上でのジャーマン・スープレックスを繰り出すと、反撃を狙うストローマンのショルダータックルが勢い余ってラシュリーもろともタイタントロンを突き破るハプニングが発生。この衝撃に演出用の火花が飛び散る中で試合はノーコンテストに。倒れ込んだ2人は担架で病院に搬送された。ストローマンを相手にドローに持ち込んだラシュリーは体を張った分、チャンスをつかんだことになりそうだ。 東京公演ではタッグを組まなかったものの、それぞれ王座防衛に成功したロウの最強王者カップル、セス・ロリンズ&ベッキー・リンチが、夫婦タッグのマイク&マリア・ケネリスとミックスタッグ戦で激突した。 マリアが「私の夫の方が強い」と主張して決定した一戦。ロリンズはマイクをターンバックルにたたき付け、ふらついたマイクとマリアを強制的に交代させると、マリアは“ザ・マン”ベッキーを相手に場外に逃げ出してしまう。ベッキーが場外のマリアに詰め寄ると、マリアが突然「私、妊娠しているの」と衝撃告白。マリアへの攻撃を止めたベッキーは夫のマイクをディスアーマーで捕まえてギブアップ勝ちを奪った。 次回PPV『エクストリーム・ルールズ』のバロン・コービン&レイシー・エバンス戦を前に、ロリンズ&ベッキーは余裕の勝利を収めた。敗戦したマリアは「子供の父親があなたなんて信じられない」と不甲斐ない夫を侮辱した。この夫婦ドラマの行方にも注目だ。 東京公演では日本に“凱旋”した“フェノメナール・ワン”AJスタイルズと“ハイフライヤー”リコシェがUS王座戦で激突した。この2人は東京公演直前にノンタイトルで顔を合わせ、AJが勝利。試合後はクリーンに握手を交わしていた。 この日のバックステージではザ・クラブのルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンが「リコシェがAJに勝てると言っていた」と告げ口したことでAJとリコシェの遺恨が激化。メインイベントで2人は激突した。 AJがフェノメナール・フォアアームでリコシェを沈めて王座奪取したかに思われたが、これはレフェリーのミスジャッジ。再び試合を再開すると、リコシェが延髄斬り、AJもフェノメナール・フォアアームからブレーンバスターで攻め込んで白熱の攻防を展開するも、最後はリコシェがAJスタイルズを丸め込んでUS王座防衛に成功した。新日本プロレスで同じ時期に活躍していた両者だが、階級が違い対戦は実現していなかった。リコシェにとっては初のAJ超えだ。 今回も同じく試合後、握手を交わす両者だったが、ギャローズ&アンダーソンが「本当のAJはどこへ行った?」と煽るとAJがリコシェを襲撃。ギャローズ&アンダーソンも加わってマジックキラーを炸裂させると、最後はブーイングの中、AJがなんとセカンドロープからスタイルズクラッシュを炸裂させてリコシェをKOした。ザ・クラブの3人はリコシェを見下しながら、バレットクラブ時代から続けてきた“トゥー・スィート”ポーズを掲げて存在をアピールしている。 東京公演ではトリプルHとドリームチームを結成し、ヒールチームを蹴散らしたザ・クラブだったが、アメリカに戻ったと同時に本来の悪の姿を取り戻してしまったようだ。文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2019年07月03日 18時10分
日ハム・斎藤佑樹「もらって」「イヤ!」巨人にも見捨てられてファイナルカウントダウン
巨人と日本ハムの間で去る6月26日、2対2の複数トレードが成立した。巨人からは吉川光夫投手と宇佐見真吾捕手が、日本ハムからは鍵谷陽平投手と藤岡貴裕投手が、それぞれ相手球団へと移籍。しかし、今回のトレードは、交渉過程で“ハンカチ王子”斎藤佑樹の名も囁かれていた。 「吉川は2016年オフにトレードで巨人に移籍したので、3季ぶりの古巣帰還。復帰登板が早く決まったのは悪いことではありませんが、先発ですからね…。吉川は昨年オフ、原辰徳監督から救援転向を打診され、それに合わせた調整を続けてきました」(スポーツ紙記者) 先発と救援では、調整法も筋肉の作りも異なるという。先発は長いイニングを投げるのでスタミナ、救援は短いイニングだが、連投もしなければならない。先発をマラソンに例えるとしたら、救援は短距離走を何本も走り抜く瞬発力と回復力が求められる。 異なる調整法を続けてきた吉川を先発マウンドに送り出す理由は1つ。予定していたピッチャーがいなくなったからだ。「開幕からローテーションを守ってきた上沢が故障し、吉田輝星も腰の張りを訴え、二軍で再調整することが決まりました。上沢がいなくなり、吉田に無理をさせられないとなると、先発経験のあるピッチャーは、斎藤と中村勝くらいしか残っていません」(球界関係者) 斎藤は5月半ばに一軍登録を抹消されて以来、二軍で中継ぎ登板を続けてきた。栗山英樹監督の選択肢の中には、斎藤の名前もあったはず。また、二軍で頑張っている姿は、巨人の二軍首脳陣も見てきた。 トレードの交渉に臨んだ巨人編成員も「斎藤はどう? 使えそう?」の質問を、二軍首脳陣にぶつけたと思われる。「チャンスを待つ斎藤よりも、見切り発進の吉川の方がいいと見たわけです。『斎藤よりも』の判断は、巨人側にもあったようですね」(同・関係者) “崖っぷち”の言葉が似合う斉藤だが、今回のトレード過程で出た「いらない」の声を発奮材料に変えてほしいものだ。その前にココロが折れてしまわなければいいのだが…。
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スポーツ 2019年07月03日 18時00分
横浜DeNAベイスターズ“次期監督”佐々木主浩にもれなく付てくる「薬物依存と闘う男」
2ケタ連敗を喫するなど前半戦はボロボロだった横浜DeNAベイスターズが、息を吹き返してきた。「球宴にも今永、神里の初出場が決まり、イマイチだった筒香の打撃も上向きになってきました。反撃態勢は整いつつあります」(スポーツ紙記者) しかし、経営サイドの評価は少し違っていた。DeNAが目指しているのは優勝だ。よって、「最低でもAクラス確保」なんて生ぬるい結果では許されない。「優勝できなければ、クライマックスシリーズを勝ち抜いて、日本シリーズへ」と考えていた。 「ラミレス監督の任期は昨季いったん終わったんですが、1年延長となりました」(同・記者) この流れからすると、任期延長は厳しいと言わざるを得ない。 気が早いかもしれないが、予想される次期監督は、今季から現場復帰した三浦大輔投手コーチ。しかし、三浦コーチは“切り札”でもある。また、今オフ、主砲・筒香のメジャーリーグ挑戦も囁かれているだけに「切り札投入は時期尚早」との見方もされている。 「DeNAはベイスターズOBを大切にしたいと思っています。三浦コーチを温存するなら、中畑清氏の再登板か、OBでもある高木豊氏も考えられます。他チームの指揮官が若くなっているので、その流れをくむとすれば、大魔神・佐々木主浩氏の名前も出てくるでしょう」(ベテラン記者) 後任候補は困らないようだが、こんな見方もある。佐々木氏が最有力となった場合だ。アノ人も、現場復帰となるのだろうか、と…。清原和博氏のことだ。 「清原氏が覚醒剤の事件で逮捕されたとき、球界で唯一、法廷に立って弁明をしたのが佐々木氏でした。その佐々木氏が現場復帰するとなれば、清原氏も応援したい気持ちになるでしょうから」(同・記者) プロ野球OBは取材の名目で球場入りする。有名OBであれば、メディアと契約していないフリーであっても球場入りは許されている。目下、清原氏はクスリ断ちと健康回復に努めている。甲子園大会を一般観戦者として訪れたように、野球界への思いも秘めているようだ。 こうした状況を考えると、DeNAは次期監督について、チーム事情だけでは決められないのかもしれない。
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スポーツ 2019年07月03日 17時40分
朝乃山(平幕優勝)の三役に“待った” をかけた審判部の力関係
先場所、平幕優勝して小結昇進が確実視されていた注目の朝乃山(25=高砂)が三役に届かず、一歩手前の東前頭筆頭にとどまった。6月24日、名古屋場所(7月7日初日)の新番付が発表されたが、前頭筆頭というまさかの結果に“角界スズメ”たちは一斉に驚きの声をあげた。 「ひと言で言えば、番付編成をつかさどる審判部内の力の差でしょうね。朝乃山の所属する高砂一門の代弁者は錦戸副部長(元関脇水戸泉)ですが、このところ病気がちで影が薄い。このため、朝乃山の新三役昇進を強く推せず、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)、高田川副部長(元関脇安芸乃島)らの二所ノ関勢にひっくり返されてしまった。朝乃山に代わって小結に昇進したのは高田川副部長の愛弟子、竜電でした」(協会関係者) 朝乃山は西の8枚目で12勝し、優勝。竜電はそれより3枚上の西5枚目で10勝を挙げ、技能賞を受賞している。どちらが三役に近いか、確かに難しい判断ではあった。高田川副部長は、「俺は(竜電の昇進に)関係ない。藤島(副部長=元大関武双山)と浅香山(元大関魁皇)が竜電を推したんだ」と言い残して逃げた。 この番狂わせのおかげで、周囲はシラケっ放し。一番がっかりしたのは朝乃山の優勝に沸いた郷里の富山と母校・近畿大学がある東大阪だ。16日に富山市内で行われた優勝パレードには、オラが故郷から生まれた(太刀山以来)103年ぶりのヒーローをひと目見ようと、ファンが2万5000人も押しかけていた。 「3年前にリオ五輪で金メダルを取った女子柔道の田知本遥と、女子レスリングの登坂絵莉のパレードより人出が多かったと聞いた朝乃山は『ヨッシャー!』と叫んでいました。東大阪のパレードにも7000人が押しかけ、近大からお祝いに重さ46キロの近大マグロを贈られてニコニコ顔だったんですが…。新三役特集を組んでいた相撲雑誌も内容を差し替えたそうです」(担当記者) それでも、傷心の朝乃山は高砂部屋で「前に前に!」と自らに言い聞かせるように稽古を開始した。目指せ2連覇!
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スポーツ 2019年07月03日 17時30分
RIZIN“居合いパンチャー”町田光が初参戦!大雅との対戦に「かませ犬で終わるのは嫌」
総合格闘技イベントRIZINは、7.28さいたまスーパーアリーナで開催する『RIZIN.17』に町田光対大雅戦を追加すると2日に発表した。RIZINキックボクシングルール62.0kg契約で行われる。イノベーション、REBELS、KNOCK OUT、シュートボクシングなど活動の場を広げている町田は今回がRIZIN初参戦となる。 「橋本道場“居合いパンチャー”町田光です。キックボクサーとしてプロデビューをし、55戦を経験しました。周りの人達に恵まれ、たくさんの協力を得て、これまで戦うことができました。僕の代表する必殺技は『居合いパンチ』です。刀を抜く動作で攻撃を繰り出します。相手はもちろんのこと、観客をも翻弄し勝利を収める必殺技です。ぜひ注目していただきたいと思います」。町田はファンに呼びかけた。 RIZIN初参戦については「大きなチャンスだと思っています。僕は『たくさんの人に勇気と感動を与えられる人間』になるのが夢です。そのためには多くの人に知られて影響力を持つ必要があります。このRIZINの舞台で『居合いパンチ』を繰り出し、勝利を収め大きく羽ばたいてみせます」と抱負を述べた。 独特の世界観を持つ町田はしっかりとした持論を持つ人物。今回のコメントも町田光流だった。ツイッターでは「RIZINに出ることになりました!」とファンに報告。続けて「強烈なインパクトで勝たないと ただのかませ犬で終わる そんなのは嫌だ 俺は居合いパンチを信じてる」とつづった。己の力と信念を信じて、大雅のRIZIN初勝利を阻む強い気持ちを示している。 一方大雅は、4.21横浜アリーナで開催された『RIZIN.15』で、タリソン・ゴメス・フェレイラを相手に善戦するも敗れている。フェレイラは“神童”那須川天心を追い詰め、スアキム・PKセンチャイムエタイジムから2度のダウンを奪った強豪だった。 大雅はK-1離脱後、勝ち星に恵まれていないだけに、今回はしっかりとRIZIN初勝利を収め、次のステップに駒を進めたいところ。もちろんそれは大雅も分かっているようだ。「今回もオファーしていただきうれしく思います。RIZINではまだ良い試合ができてないので、いい加減ぶっ倒します。みなさん会場で会いましょう」と、力強いコメントを発表した。 RIZINの榊原信行CEO兼実行委員長は「RIZIN.17の追加カードとして大雅選手の試合を組むことにしました。対戦相手は、50戦を超えるキャリアを持ち、『居合いパンチ』でおなじみの町田光選手です。大雅選手にとってハードな相手だと思いますが、やるか、やられるかのスリリングな攻防が繰り広げられるはずです。ご期待ください」と呼びかけた。 もともとプロレスラーを目指していた町田は、新日本プロレスの永田裕志と合同練習を行うなど、柔軟な対応力が魅力の選手。6月にはシュートボクシングのリングで村田聖明に見事なバックドロップを決めてシュートポイントを奪い勝利を収めるなど、引退を口にしていたころが嘘のように、好調をキープしている。 また町田は大舞台に強いタイプなだけに、「かませ犬」になる気はさらさらない。大雅にとってはまたもや高い壁が立ちはだかることになった。 今まで当たる可能性すらなかったカードなだけに、ファンの期待値も高い。それをも上回る激戦に期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年07月03日 11時40分
日本ハム移籍の宇佐見が見せた、「非エリート」の意地
巨人から移籍してきた宇佐見真吾捕手(26)が、新本拠地・札幌ドームでスタメン起用され、3安打2打点と大暴れした(7月2日)。「7番・指名打者」、キャッチャーではなく、指名打者での出場ではあったが、栗山英樹監督(58)の期待にも見事に応えてみせた。「6月28日に代打出場し、そのまま捕手として守備にも入りました。翌29日、捕手としてスタメン起用されましたが、途中からベンチに下がっています。30日は出番なし。試合のなかった7月1日をはさんで、7月2日の埼玉西武戦で起用され、バットで結果を出しました。チームが変わって、環境の変化に戸惑っている感もありますが」(スポーツ紙記者) チーム合流後、マスクをかぶらせた。移籍してきたばかりの捕手を守備につけたのも、栗山監督の期待の表れだろう。 今季の日本ハムは、捕手の人材が不足していた。高卒5年目の清水優心、同6年目の石川亮もいるが、兼任コーチで38歳の鶴岡慎也まで試合に駆り出さなければならないほど。正捕手の座を掴みつつあった清水が故障で開幕に間に合わなかったためで、その人材難を宇佐見の獲得で補おうとしていた。 今さらだが、宇佐見は打撃力がウリ。巨人時代も「小林誠司を蹴落とすとしたら、打撃力の高い宇佐見」と目された時期もあったが、巨大戦力の中に呑み込まれてしまった。「栗山監督は宇佐見を捕手として使って行こうと思っています。『打てる捕手』は、ストロングポイントになりますから。巨人・阿部が年齢的衰えを見せて以来、12球団で『打てる捕手』は西武の森友哉くらい」(ベテラン記者) もっとも、「打てる捕手」と言っても、捕手としての守備能力が高くなければ、スタメンでは使って行けない。 日本ハム投手陣の特徴を掴むのはこれからだとしても、「捕手・宇佐見」について、こんな話も出ている。巨人に詳しい投手出身のプロ野球解説者によれば、宇佐見は小林誠司と対照的なタイプだったという。 「ひと言で言うと、マイナス思考。良い意味でね」それは、宇佐見が歩んできた野球人生によるものだ。公立高校、地方大学を経て、巨人入り。ドラフト1位入団の小林は、名門・広陵高校から同志社大学、社会人・日本生命と“エリートコース”を歩んできた。「強肩堅守の小林が高橋由伸・前監督、原辰徳監督からキツイことばかり言われるのは、打撃難のせいばかりではありません。リードに『工夫』が足らない時があるからです」(前出・同) エリートコースを歩んできた小林は、一流のピッチャーとバッテリーを組んできた。有名な話だが、広陵高校時代のパートナーは、現広島の野村祐輔だ。一流投手がパートナーなら、多少の配球ミスがあっても、大量失点になることはない。それに対し、宇佐見のパートナーは無名投手ばかりだったので、「どうやったら、抑えられるのか?」と、常に考えさせられてきた。慎重で、臆病なリードを組み立てていく捕手人生を送ってきたのだ。 宇佐見と小林。同じユニフォームを着て、スコアラーから上がっている同じデータ表を見ても、小林は「攻めの投球」となり、宇佐見は「慎重」になる。ただ、肩の強さ、捕球技術、試合展開の読みなどの捕手能力では、残念ながら、小林のほうが上だった。 どちらの配球が良いという話ではない。宇佐見の慎重なリードには、巨人投手陣も一目を置いていた。そして、宇佐見も、自分のスタイルを変えずに頑張ってきた。栗山監督は「得意の打撃」で宇佐見に自信を取り戻させ、その後で、彼らしい配球も披露できる環境を作ろうとしているのだろう。この先、宇佐見が活躍したら、世のサラリーマンにも訴えるものがきっとあるはずだ。(スポーツライター・飯山満)
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アイドル・舞台役者・元プロレスラーが「おとぎ話」に挑戦 2010年10月1日『朗読 Night#1』
2010年10月16日 10時00分
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スポーツ
完全復活ナベツネ節に戦々恐々の巨人首脳
2010年10月15日 18時00分
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スポーツ
楽天・星野監督で選手取り放題、でも資金は?
2010年10月15日 12時00分
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スポーツ
西調布で行われた「秋の婚活大作戦!」10月3日頑固プロレスでは何が起こったのか?
2010年10月15日 10時00分
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スポーツ
剛速球よりも安定感 斎藤佑樹がドラフトに主役に返り咲いた!
2010年10月15日 09時00分
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スポーツ
巨人の4連覇を阻んだ、抜け出せぬジンクス
2010年10月15日 08時00分
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スポーツ
『原監督の後輩』がプロ入りに一変した本当のワケ
2010年10月14日 18時30分