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WWE東京公演参戦組が帰国!AJスタイルズ率いるザ・クラブがリコシェを襲撃!

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トリプルH、ザ・クラブ

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間2日、テキサス州ダラスのアメリカン・エアライン・センターで主要ブランドのロウを開催した。ロウチームは3日前まで東京・両国国技館で初夏の日本公演を2日間開催したばかり。アメリカに帰国後初の生収録に注目が集まった。

 東京公演でも“大巨人”アンドレ・ザ・ジャイアントを彷彿とさせる規格外のパワーを見せつけた“巨獣”ブラウン・ストローマンと、ボビー・ラシュリーがフォールズ・カウント・エニウェア戦で激突した。

 巨体同士の対決は客席に移行。ラシュリーがパイプ椅子攻撃やステージ上でのジャーマン・スープレックスを繰り出すと、反撃を狙うストローマンのショルダータックルが勢い余ってラシュリーもろともタイタントロンを突き破るハプニングが発生。この衝撃に演出用の火花が飛び散る中で試合はノーコンテストに。倒れ込んだ2人は担架で病院に搬送された。ストローマンを相手にドローに持ち込んだラシュリーは体を張った分、チャンスをつかんだことになりそうだ。

 東京公演ではタッグを組まなかったものの、それぞれ王座防衛に成功したロウの最強王者カップル、セス・ロリンズ&ベッキー・リンチが、夫婦タッグのマイク&マリア・ケネリスとミックスタッグ戦で激突した。

 マリアが「私の夫の方が強い」と主張して決定した一戦。ロリンズはマイクをターンバックルにたたき付け、ふらついたマイクとマリアを強制的に交代させると、マリアは“ザ・マン”ベッキーを相手に場外に逃げ出してしまう。ベッキーが場外のマリアに詰め寄ると、マリアが突然「私、妊娠しているの」と衝撃告白。マリアへの攻撃を止めたベッキーは夫のマイクをディスアーマーで捕まえてギブアップ勝ちを奪った。

 次回PPV『エクストリーム・ルールズ』のバロン・コービン&レイシー・エバンス戦を前に、ロリンズ&ベッキーは余裕の勝利を収めた。敗戦したマリアは「子供の父親があなたなんて信じられない」と不甲斐ない夫を侮辱した。この夫婦ドラマの行方にも注目だ。

 東京公演では日本に“凱旋”した“フェノメナール・ワン”AJスタイルズと“ハイフライヤー”リコシェがUS王座戦で激突した。この2人は東京公演直前にノンタイトルで顔を合わせ、AJが勝利。試合後はクリーンに握手を交わしていた。

 この日のバックステージではザ・クラブのルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンが「リコシェがAJに勝てると言っていた」と告げ口したことでAJとリコシェの遺恨が激化。メインイベントで2人は激突した。

 AJがフェノメナール・フォアアームでリコシェを沈めて王座奪取したかに思われたが、これはレフェリーのミスジャッジ。再び試合を再開すると、リコシェが延髄斬り、AJもフェノメナール・フォアアームからブレーンバスターで攻め込んで白熱の攻防を展開するも、最後はリコシェがAJスタイルズを丸め込んでUS王座防衛に成功した。新日本プロレスで同じ時期に活躍していた両者だが、階級が違い対戦は実現していなかった。リコシェにとっては初のAJ超えだ。

 今回も同じく試合後、握手を交わす両者だったが、ギャローズ&アンダーソンが「本当のAJはどこへ行った?」と煽るとAJがリコシェを襲撃。ギャローズ&アンダーソンも加わってマジックキラーを炸裂させると、最後はブーイングの中、AJがなんとセカンドロープからスタイルズクラッシュを炸裂させてリコシェをKOした。ザ・クラブの3人はリコシェを見下しながら、バレットクラブ時代から続けてきた“トゥー・スィート”ポーズを掲げて存在をアピールしている。

 東京公演ではトリプルHとドリームチームを結成し、ヒールチームを蹴散らしたザ・クラブだったが、アメリカに戻ったと同時に本来の悪の姿を取り戻してしまったようだ。

文 / どら増田
写真 / 萩原孝弘

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